2018年4月28日土曜日
標高の低いスーパーと高いスーパー
今住んでいるこの街にある系列のスーパー。
2キロばかり離れている二つのスーパーへいってみると、標高が低く街の中心に近い方は棚が密集して並び、照明は明るく、レジも自動化を進めている。
*使い方のわからない高齢者にレジ打ちがいちいち対処しているので自動化の意味があまりないようではあるが。
だが標高が高く、街の中心から外れた方は
∧∧ 先ほどとは正反対
(‥ )
‐( ‥)店内はややまばらとなり
照明は薄暗く
レジは昔のままで
働いている人もどこか
くたびれた感じだな
標高が高いといっても50メートル程度であろうか。しかしこのさらに先までいくと、コンビニでヤンキーがにこやかにバイトをしており、龍の紋章のジャケットをはおった客と談笑する場所になる。
∧∧ この違いなによ?
( ‥)
‐( ‥)標高の違いというより
地形の違いが
経済状態の違いを
作り出しているんじゃ
ないかなあ
標高が高い方は必然、山裾で、そこは河川の流れが急で、堆積物も粗い。当然、水田ができるような場所ではないだろう。多分、もともと貧しかったのではないだろうか? 貧しさというのは1世代、2世代は何かしら後を残すものである。
そして今日...というか、日付が変わった27日に歩いた場所はこの近くからスタートする
∧∧ 段差が激しいな
(‥ )
‐( ‥)もともとは狭い段々畑
だったみたいだよ
土地は砂っぽくて
丸石がごろごろしてる
どうも河原の堆積物のようだ。今流れている山裾の急流が堆積させたものなのか、あるいはずっと古い時代、ここらが湖であった過去に大河川が堆積させた砂と丸石なのかは分からない。
ただ、高度から考えるとこの延長の先には古い時代の河原の地層が存在するし、今の急流が運んだにしては石が丸すぎる。
土地が狭くて、家はしばしば薄かった。
造成しようにも急すぎるし、ゆえに売るには不便だし、水田にできるような場所でもないから、もともと生産性が低い土地柄ではないか?
ちょっとくたびれた
スーパーがある場所も
∧∧ 土地は近く基本同じだね
( ‥)
‐( ‥)あのあたりは傾斜が
まだ少し急なんよね
田んぼだった土地は
確かにあるけど
田んぼ地帯の外れだった
ように思えるからな
田んぼが広がっていたのはもう少し下流の、傾斜がよりなだらかで粘土などがいかにも堆積できそうな場所だ。
確かに現在は使える土地の意味合いや価値が過去とは変わってしまっているが、こういう過去の影響は何かしらあるだろう。
古い時代に使われた山裾を這ううねうねした道を歩き、まばゆい太陽を見て帰る。