2018年3月4日日曜日
ホロスコープの道
人が誕生したその日、その時の惑星の配置を見ることで人の運命を予測する。それが出生ホロスコープを用いた星占い。
∧∧
(‥ )ホロスコープ自体は
\‐ 紀元前400年ぐらい
からあるんでしたっけ
(‥ )出生ホロスコープか
どうかは知らんけど
見つかってるそうだね
そこから紀元後150年のプトレマイオスまで550年
∧∧
(‥ )出生時の惑星位置は
\‐ その日に観察記録するので
なければ
後日、計算で遡らねば
なりませんね
というかそれが普通でしょう
(‥ )つまり最初は
ただのホロスコープ
その次に
惑星の配置で人の
これからがわかるなら
生まれた日の
惑星配置を見れば
その人の一生が
わかるはずだ
そういう発想になった
と見るのが自然だよね
∧∧
( ‥)でっなんとか計算して
出生時のホロスコープを
手に入れようとしただろうと
( ‥)星占いの本場は
‐/ メソポタミアで
都市バビロンだよね
バビロンの天体計算術は
どの程度まで
進んでいたんだろうな?
観測も記録もされており、暦の方はすでに完成されていたらしい。ではその後、惑星の運行計算技術はどれほど上がったか?
∧∧
(‥ )バビロンの計算術は
\‐ 記号は使わないけど
方程式形式だよね
ギリシャはそれを
幾何学で置き換えただけ
ですかね?
(‥ )どうだろうな?
より正確に
そして幾何学による
証明も含めて
厳密な完成を目指して
実現したのかも
知れないしなあ
そして計算術が完成すれば出生ホロスコープの占星術も完成する。あとはそれを総合的に記述すれば、それまでの本はすべて消えてしまう。本が貴重な時代だ。一冊ですべて参照できる本を誰かが書けば、それ以前の書物はみな消えてしまうのが道理の時代。
∧∧
(‥ )プトレマイオスさんの
\‐ テトラビブロスは
多分そういう本なわけだ
(‥ )それにしても
現在の惑星配置から
過去を再現して
再現した過去から
未来を組み立てようとは
こった占いだよな
星占いが占星術の王者になったのは当然か。
∧∧
( ‥)そしてこれほど
中二病感覚をくすぐる占いは
他にないかもです
(‥ )さらにいうと
非常に高度な技術が
必要になるから
専門職の分化を
うながすよね
そう思えば、天文学者と占星術師の対立というのは分かりやすい。
∧∧
(‥ )現代人はこれを
\‐ 科学 VS トンデモ
合理主義 VS 非合理主義
の戦いとみなすけど
実際はプロ VS 山師の戦い
なんでしょうな
(‥ )我々の合理は
当時の非合理だからな
我々の合理で
過去を解釈しては
ダメだよね
現代人でもプロとトンデモの争いがある。もちろん合理と非合理の戦いでもあるが、合理と非合理という争点を取り除いてもなお、でっかい争点が残る。
∧∧
( ‥)雑か雑でないか
(‥ )いつでもどこでも
雑なやつはいるし
雑なやつはその雑さゆえに
自らの雑には
気づかないからな