2017年7月22日土曜日
おもむくままに
マルクス主義。ユダヤ教徒であるマルクスが、ニュートンの錬金術的な古典物理決定論に基づいて立案した、楽園建設計画。
∧∧
(‥ )確かにそうかもだけど
\‐ こう書くと
怪しさ大爆発ですなあ
(‥ )そりゃそうさ
審判の日以前に
地上にエデンが
必然的に実現するという
予言の書だからな
罰当たりな
インチキパチモン宗教に
決まっとるがな
しかし、マルクス主義は賢い人間や教養のある人間、あるいは学業成績が良かった人間や論理的な人間には非常に受けがよかった。
∧∧
( ‥)なぜでしょうね?
(‥ )社会を発展させる
物理法則を想定すれば
歴史は理解可能だ
ゆえに未来も理解可能だ
資本論はかように
記述形式が論理的なので
論理的な人間には
願っても無い
予言書だったからだろ?
論理的に記述された予言の書。それは論理的な人間だけが予言書の司祭になれることを意味する。
しかもこれは普通の予言書ではない。エデンを作るための予言の書であり、社会を変えることを目的とする予言書なのだ。
社会を変える。変えた者が支配者となれるだろう。
これはつまり、論理的な人間が人類の歴史上初めて、司祭として権力者となり独裁権を掌握できることを意味していた。
それを考えれば論理的な人間がマルクス主義にめろめろになってしまったのは当然であった。
∧∧
(‥ )論理的な人って
\‐ 対人関係が苦手だから
冷や飯食いな人が多いからね
(‥ )そんな境遇でくさってる
奴らの前に
君たちこそ権力の司祭に
なれる資格がある! と
天使が降臨したら
そりゃあ、うれション
流しながら従うさ
論理は形式に関する論だ。つまり論理的な人間とは、人間関係の実態ではなく、形式だけにこだわる不器用かつ、見当はずれさんたちだとも言える。
つまり論理的な人間は社会を動かす真の力である人間関係ではなく、表面的な形式だけに眼がいっている。これでは出世など不可能だ。
∧∧
( ‥)そんな彼らの前に
君らこそ選ばれし予言の書の
使徒であると語る天使が降臨
相手が悪魔かもしれないと
疑うことすらないのである
(‥ )論理的な人間なんて
たわいもないもんさ
女の裸を見たこと無い
じじいと同じで
顔はすましていても
中身は強欲の固まりよ
ちょろいもんさね
∧∧
(‥ )では我々はどうしますかな?
\‐
(‥ )もっと強欲するべ
∧∧
( ‥)我慢するなと
(‥ )もっとこうな
欲望のおもむくままにだな