2017年2月7日火曜日
ホワイトとオッドスキップド
先日、発売した本=>Untitled Document
遺伝子を擬人化して漫画で紹介しよう。
∧∧
(‥ )売れ行きが今ひとつ?
\−
(‥ )原因は色々考えられるな
俺の絵がいかんのかも
知れないし
内容が難しすぎるのかも
知れないし
漫画で擬人化となると
プライドの高い大人は
恥じて読めないのかも
知れないし…
というか、そもそも本のほとんどのすべては売れないものなので、売れないという結果とその原因はいくらでも想定することができる。つまりあらゆる因果関係が想定できてしまうわけで、つまるところ意味がない。
∧∧
( ‥)そういうわけで
売れない理由を考えるのは
止めましょうと
( ‥)因果関係の推論に意味が
−/ ないようではな
考えても意味など
ありゃせんよ
できることというと、
こうかな? どうだろう? これでは? これなら?
それをただ続けることだけで、しかもそれで仮に売れたとしても、なぜ売れたのか意味不明のまま終わるのだ。すべては無為、無意味。
∧∧
( ‥)でっ? そんなことに
思いわずらうよりも
(‥ )もっと楽しいことを
しようじゃないかと
考えてだな
モブというか、脇役な遺伝子の皆さんをば紹介しよう。
ホワイト
そしてオッドスキップド
∧∧
(‥ )ホワイトは
\− 最初に発見された
歴史的な
ショウジョウバエの遺伝子さん
オッドスキップドは
その名が奇数飛ばし
幼虫の体節とその領域決定を
支配する遺伝子さんだね
(‥ )遺伝子は相互作用するから
登場遺伝子42種類の他に
脇役が結構いてな
脇役、ちょい役、顔だけ
一こま登場でも
キャラ造形は設定しないと
いけなかったのよね
漫画って面倒くさいね
正直な話、
おいおい、漫画家ってのはこんな複雑怪奇な仕事をしてるのかよ?? しかも〆切に追われ、打ち切りの恐怖に耐えながらやるのか? なんだよこれ正気かよ??
と驚いたものである。
∧∧
(‥ )まあこの脇役さんたちを
\− 少しずつ紹介していこうと
いうわけだね
けっこういるからね
(‥ )売れてないとはいえだ
次にまたこういう仕事を
するかもしれんわけよ
だから
練習するにこしたことは
ないわけなのよね
実際、ラフをアップせんと
ちょっと描き足ししたら
もう腕が鈍ってる
∧∧
(‥ )あなたプロでもないし
\− そんなうまくもないのに
継続するの?
(‥ )知らんか?
へたなだけで仕事から
逃げられると思ったら
そうはいかんのが
世の中よ
実際、へたより問題なのは描かないことなのである。なれば描こう。たとえ無駄であったとしても。
∧∧
( ‥)無駄であっても?
( ‥)人生とは無駄と徒労の
−/ 累積よ
してもしなくても
同じであれば
なればやるまで
これ大事なのよね
なにより、こういう暇つぶしは楽しいものだ。
それにしてもあれだ、ホワイトとオッドスキップドは考えてみればまともな姿であった。
∧∧
(‥ )最初描いていた子には
\− 全身がほぼフレームだけって
遺伝子さんがいたよね
(‥ )ページ数が足らなくて
登場できなくなった
遺伝子だよなあ
しかも命名規約がない
せいで
名前に混乱が
生じてるから
源氏名を持ってる設定に
しようと思ってたやつな
他にも全身にトゲが刺さってる子とか、巨大なカラスも
∧∧
( ‥)...お前、性癖ゆがんでね?
(‥ )ゆがみは認識をうむのだ
こういうの大事なんだよ?
何はともあれ、人間、楽しく過ごさなければいかん。なにもかも、話はそれからだ。