知性なる欺瞞は地獄の業火で焼かれるべきである

　
　∧∧
（‥　）twitterとかに衝撃を
＼−　　受けた人って
　　　　多いのだよね
　
　　（‥　）他人の思考を読めて
　　　　　　しかも検索能力まで
　　　　　　ついている
　　　　　　こんな超能力を
　　　　　　いきなり与えられたら
　　　　　　そりゃあ混乱する
　
　例えば人間が犬並みの嗅覚をさずかったらどうなるか？
　
　これ、大パニックである。例えばの話、クラスのあの子が今、トイレにいったかどうか、トイレで大小どっちをしたか、あの子が今、生理かどうか、これら全部分かってしまう。
　
　もちろん、相手が男でも同じだ。さすがに男に生理はないが、チンコがおっ立てば似たような状況である。
　
　分かってしまうのだ。分かってしまうのだよ健全なる男女の諸君。あの子もこの子もあいつもこいつも自分もあなたも。
　
　∧∧
（　‥）最低に下品な話だな
　
　　（‥　）俺たち猿は鼻が悪いからよ
　　　　　　そっちの方のモラルは
　　　　　　嗅覚依存生物と違って
　　　　　　未熟なんだよね
　
　トイレだの生理だのチンコだの、誰が何を排泄して、誰が発情して、誰がいつ受精可能だの、犬並みの嗅覚という超能力をさずかった瞬間、これらのすべてが明るみに出てしまう。
　
　これは秘匿されていた事実がばれるだけではすまない。秘匿されていたゆえにつくろえていた体面という嘘までもがばれてしまうのだ。
　
　∧∧
（‥　）秘め事がばれるだけではない
＼−　　つくろっていた体面という
　　　　嘘がばれてしまうのも
　　　　大問題である
　
　　（‥　）むしろそっちに
　　　　　　傷つく人もいるだろうな
　　　　　　大好きなアイドルや声優が
　　　　　　セックスしている
　　　　　　処女ではないと知った瞬間
　　　　　　発狂する連中は多いしな
　
　そんなの非モテの童貞オタクだけだろww　などと笑ってはいられまい。
　
　∧∧
（　‥）そこまで分かれば
　　　　浮気まで匂いから
　　　　ばれるからな
　
　　（‥　）自分の妻が同僚と
　　　　　　寝ていたーということが
　　　　　　分かったりするわけさ
　　　　　　そりゃあ大パニックですよ
　　　　　　殺人ですよ
　　　　　　暴動ですよ
　　　　　　社会崩壊ですよ
　
　それを考えれば、twitterというテレパシーに等しい、いや、それ以上の能力をさずかった人々が恐怖し、絶望するのもおかしな話じゃない。
　
　∧∧
（‥　）１万人に１人の駄目人間の
＼−　　思考まで覗けるのみならず
　　　　検索能力があるから
　　　　１万人に１人の駄目人間で
　　　　大部隊を作らせて
　　　　行軍させることも可能だ
　　　　絶望者は
　　　　心が蹂躙されてしまった
　　　　わけだねえ
　
　　（‥　）人間が直に知り合える
　　　　　　人数なんてせいぜい
　　　　　　数百人だからな
　　　　　　１万人に１人の
　　　　　　駄目人間なんて
　　　　　　人生ではそうそう会わない
　　　　　　数百人という分母で
　　　　　　世界は素晴らしいなあ
　　　　　　と思い込んでたら
　　　　　　何千万という分母で
　　　　　　あらゆる駄目人間が
　　　　　　大集合するわけだ
　　　　　　そりゃあ発狂する
　
　ああ、しかし、超能力を手に入れて発狂するのはしょうがないにしても、ネットとtwitterのせいで人々の読解力や思考力が落ちたと考えるのはあまりにも未熟。
　
　∧∧
（‥　）でもそういうことを
＼−　　大学教授とかが
　　　　平気で言ったり
　　　　書いたりしておりますぞ
　
　　（‥　）たかが数百の分母で
　　　　　　世界を知った気になって
　　　　　　いざ世界の真相を見たら
　　　　　　あの声優が
　　　　　　処女じゃなかった！！
　　　　　　うわわわわっん！！！！
　　　　　　の処女厨みたいに
　　　　　　泣きわめきよる
　
　そんな底浅人間のくせに、我は本と長文をたしなむ素晴らしき知性人なり、皆の者、我と同じようになれ、ネットを捨て本を読むべし！！　人はロゴスの動物であるから、長文を読むことこそ人なのであるぞ！！　などと言い立てるのである。
　
　∧∧
（　‥）未熟を通り越して
　　　　阿呆だと
　
　　（　‥）京大の教授とかが
　　　　−／　こんなことを
　　　　　　　書いたりするわけ
　　　　　　　なのだからな
　　　　　　　知性が聞いて呆れる
　
　人はロゴスの動物なのだから長文を読むことこそ人の証とは、結論から逆算した前提で導いた空理空論であって価値などない。主張内容は０だ。
　
　こんなものが知性か？
　
　いや、こんなものが知性というやつの正体なのだ。
　
　∧∧
（　‥）やはり知性あるものは
　　　　一切の容赦なく滅ぼすべし
　
　　（‥　）知性なる欺瞞は
　　　　　　許しておけぬ
　　　　　　すべて地獄の業火で
　　　　　　焼き滅ぼすべきなのだ