2016年10月23日日曜日
ネタ切れの橋
漫才とか落語とかお笑いとか、あれは非常に脳を酷使する職業だ。
∧∧
( ‥)証拠は?
(‥ )40越えた
お笑いタレントは
文化人を気取り始めるだろ?
年取って脳が動かなくなって
お笑いとして死ぬから
文化人なんていう
下等生物に転生するのさ
無様だよな?
生きるってむごいよねえ
ほら、論より証拠。
∧∧
(‥ )お笑いでないけど
\− そういうお前はどうなんだ?
と問われるでしょう
(‥ )俺の仕事では知能は使わん
知恵を使うような
あんな連中とは違うさね
とはいえ、歳を取るとネタ切れになるのは必然で、そればっかりは立場が同じである。
今日も今日とて、何も無い日々が続くのだ。
∧∧
( ‥)でっ? 今の仮住まいの
ここらは緑がないから
電車で移動してみたのか
(‥ )河原までいったんだけどな
駄目だ。何も無い。整備された防波堤。土木工事の跡、大きく育った桜やイチョウ、そしてポプラ。刈り残されたやぶには野生化したホップがからみつき、そして他のすべては刈り取られ、まるで芝生のようになっていた。
ここは山に囲まれた盆地である。数百年の間に使える土地はすべて使い尽くされて果樹園か水田か畑になり、そして開発が進んで河原でさえも、自然らしい自然はほとんど残っていない。
とはいえ、そんな河原の一角に大河川の支流が流れ、そこを通る古びた橋があった。
古いといっても、半世紀とかは経っていない。もっとずっと新しいだろう。
∧∧ とはいえなにこれ?
(‥ )
−( ‥)河川敷の果樹園を
使う人が行き来するための
ものだろうけどね
さすがに老朽化して、近々、取り壊され、新しくされる予定らしい。一応、通行止めである。
人口5万人。それなりな都市なんだけども山から流れてすぐの支流は、都市の河川なのにかなり透明で、そして橋の底はかなり深く、3メートルはあるように思われた。
∧∧
(‥ )なにかいるかな?
(‥ )いるだろうけど
魚とかは見えなかったな
さてもさても、こうして絵日記のようにネタを補充する毎日である。
文化人をきどるお笑いタレントの気持ちも分かろうというものだ。
∧∧
( ‥)あんたも時々
文化人をきどってるだろ?
(‥ )げへへへっ
アメリカって馬鹿だよねー
とか書いたりするからな
お互い様お互い様
まあ皆で傷をなめ合おうではないか
∧∧
( ‥)キモいな
(‥ )だから実際にはやだ