2016年7月8日金曜日
人は論理という+−×÷に魔力を見いだしている
論理的に考えれば正しい答えが導きだせる。
∧∧
(‥ )まあ言わんとすることは
\− わかりますな
正しい計算をするには
足し算、引き算
かけ算、割り算を
正しく把握しないといけない
(‥ )その文脈では問題ない
発言だろうね
だが、論理的に考えれば必然的に正しい答えにいきつける、という文脈でなら、この主張は明らかに間違いだ。
∧∧
( ‥)論理は正しさを保証しない
(‥ )かけ算や割り算は
答えの正しさを保証しない
それと同様
例えばごく単純な論理、三段論法で考える。
人は死ぬ
ソクラテスは人である
ゆえにソクラテスは死ぬ
これはようするに
A ⊆ B AはBに含まれる
C ⊆ A CはAに含まれる
C ⊆ B CはBに含まれる
というだけの話であって
∧∧
( ‥)この時、記号⊆は
答えを保証するものでは
ないのである
(‥ )計算に使う+−×÷
これらが正解を保証する
ものではないようにね
だがおかしなもので、人は⊆や+−×÷に魔力を見いだすらしい。
∧∧
(‥ )さもなければ
\− 論理的に考えれば
正しい答えが得られる
などとは主張しないだろう
(‥ )人が論理に魔力を
見いだしているは
まず確実だな
論理的に考えれば正しい答えが得られる、そう言っている人がいたら、馬鹿か詐欺師だと考えるべきだ。
少なくとも最小限度、相手がどんな文脈でそれを述べているか確認しなければならぬ。
+−×÷の意味が分かってないと正しく計算できませんよ、という文脈なら問題ない。
+−×÷を使えば正しい結論が得られる、という文脈なら大問題だ。