2016年3月2日水曜日
自律が自由とは文脈のまやかし
はて、フライパンにベーコンを先に入れて油を出すのではなく、むしろキャベツを先に入れて炒める事で、野菜の水分を飛ばした方がよかったのか?
∧∧
( ‥)悩ましい?
( ‥)悩ましい
‐°
さて
自由で自律的な行動とは、自分が定めた法則に従うことで、自然の命令などに従うことではない。
∧∧
(‥ )...だそうですけど
\‐
(‥ )え? じゃあ
好きな時に食事するのは
自由じゃないのか?
∧∧
( ‥)お腹がすいたから食べます
遺伝的に規定された肉体の
要請に従った
機械的な行動だよね
(‥ )それをしたら
自由でもないし
自律的でもないと??
好きな時にご飯を食べるのは自由ではない。
めんどくさい主張だが、自律的、というのがみそなんだろう。
∧∧
(‥ )自分を律することこそが
\‐ 自由なのだという
主張ですかね...?
(‥ )多分そうだろうな
ポテチをおもむくままに
食べてはいけないという
主張であるな
でもこれって
ただの文脈の問題だよね
この猫はノミからフリーである。
意訳:この猫にノミはいません。
∧∧
(‥ )例えば英語のフリーって
\‐ こういう使い方もするよね
(‥ )つまり自分の法に従う
ことこそ自由で
自律とは
”私は体の欲望から自由です”
ということだな
これは要するに、さかったから女の子とその場でセックスするとか、むらむら来たからその場でチンコをしごきだすとか、そういう欲望から私は自由であるという宣言だ。
∧∧
( ‥)大事なことではあるけど
馬鹿みたいな主張じゃね?
(‥ )大事なことではあるが
ドヤ顔で言う事じゃねえな
しかし、反対に言えばこうも言える。
私は節制の奴隷なのである、と。
そしてそれならばこうであろう
むらむら来る女の子を見てその場でチンコをしごき出す私は、節制からフリーダム! お前達、自律した人間こそが奴隷なのだ!
∧∧
(‥ )最低だが
\‐ そういうことだな
(‥ )そういえばさあ
俺が28年前に上京した時
新宿の西口から少しいった
ところで
自分のチンコをズボン越しに
激しくさすりながら
うほっーうほっーと
叫んで歩いてる若いのが
いてな
こっこれが東京か!
東京すげー!!! と
思ったもんだよ
まだ西口に都庁が無く、西口地下の道路がコンクリートむき出しの殺風景な暗いトンネルだった時代の話である。上京していきなりこれだ。途方も無いと思ったのだが、そんな奴はそれ以来、一度も見ていない。
∧∧
( ‥)フリーダムな奴だな
(‥ )まあ確かに
ああはなりたくない
とはいえ、欲望から自由であり節制の奴隷である俺様は自律した真の自由人だ! とか大声で叫ぶのも、それはそれで痛い。
そしてなにより
∧∧
(‥ )どこでも
\‐ セックスしない自慢って
いかにも人類らしい
性癖だな
しかもお前ら
1年中発情してるのに
あえてそういうことする
(‥ )世捨て人の隠者が
無駄に高く評価される
みたいに
人間は無駄自慢が
大好きだからね
どれだけ長く
セックスしないかとか
どれだけ長くオナニー抜きで
我慢できるかとか
そういうの大好きなのよ
∧∧
( ‥)なんだ
節制と言いつつ
人類種が持つ遺伝子自慢か
(‥ )まあそういうことだ
自律を重んじる奴は
フリーでもなんでもないね
遺伝子を熱狂的に
代弁しているにすぎぬのよ
自律が自由とは文脈のまやかしにすぎぬ。
お前達哲学者どもは単なる遺伝子の代弁者。内なる声に従うだけの拡声器だ。
∧∧
( ‥)でっ? どうよ?
( ‥)ベーコンが先で
‐° キャベツが後でも
問題ないなあ
普通の味だね
3月もすでに2日目。週間予報を見ると多分、ここらでは今日、明日が寒さの最後になるっぽい。妙に冷えて感じるのは空が良く晴れているからかもしれぬ。
気温は3度、湿度は44%である