そこには靴下があった。とてもとても巨大だ。
それに願い事の札もかかげられていた。
大きい事もさることながら、問題は願い事の内容が、やばい、ということだ。
だが誰も気にしなかった。その靴下のサイズに合うそれを入れるものなど、地球には存在しない。
というか、そもそもこの靴下を作ったのは誰だ?
だがある日、サンタがやってくる。その全長は100メートル。よく見るとサンタじゃないし人間でもない。
しかし、人類が知っている何かに例えろと言われたら、それはやはりサンタだった。
そいつはプレゼントをしょっている。例の靴下にちょうどはまる大きさ。
偶然だろうか? だが、もしも本当に靴下に入るそれだったどうなるか?
袋の中身は分からない。しかし万が一にもそれが本物だったら願い事の通り、人類は滅亡してしまうだろう。
あらゆる火力を集中してサンタを撃破するが、次のサンタが現れる。
第二のサンタが撃破されたのは、第一のサンタが撃破された地点から50キロ前進した場所だった。
そして第三のサンタ。形も変化している。しかし赤と白のあの模様は明らかにサンタ。
すでに前回の迎撃地点を80キロ越えた時点で、ついにサンタ迎撃用の特殊兵器が迎え撃つ。
かかってこいやー
ふぉー
∧∧
( ‥)...これ
エヴァンゲリオンだろ?
( ‥)うん
‐/ 駄目だこれ