2015年5月28日木曜日
すべてが空理空論になった世界
日本は素晴らしい
∧∧
(‥ )そんなこと言っても
\‐ お金にならないよね
(‥ )金にならぬもので
価値があるのは
無駄遣いのみ
素晴らしいは
無駄にあらず
ゆえに価値無し
だがしかし、
衰退を直視出来ずに日本は素晴らしいと言うのはみっともない
∧∧
(‥ )これもまたお金に
\‐ なるわけでもなし
無駄遣いでもなし
お金が回るわけでもなし
(‥ )”日本は上手に
衰退するべきなんだよ”
とか
”もう衰退してるんだよ”
とか
”この社会はくそだ”
とか
どうでも良いよなあ
というか、
追いつめられたものは絶望の叫びを上げるだろう。
では、日本を素晴らしいと言うのはみっともないし、気持ち悪い、というのは絶望の叫びであろうか?
それはシュウマイの上のグリンピースが不愉快だ、と言っているのと同じ、余裕のある好き嫌いではないのか?
あるいは、なんとかせねばと画策しているものは、次の一手を考えるであろう。
では、画策している人間は、日本の衰退は不可避だし上手に衰退すれば良いのですよ、などと言うであろうか?
全員が勝利を目指している以上、二位で良いと思って二位をキープできるほどこの世界は簡単ではない。衰退する世界の中で最後に勝ち残るにはどうすれば良いか? それを考えねば、ずるっと足を滑らせてたちまち大滑落だ。
画策する者であれば、衰退しましたとか、何の役にも立たぬことをあえて言うまい。
∧∧
( ‥)つまり?
(‥ )みっともないと
言ってる連中は
余裕があるし
画策もしないし
する必要がないし
つまるところ
実力無き
勝ち組の立場で
もの申しているって
ことじゃないのか?
成長は必ず飽和する。ゆえに相対的に見れば未来は必ず過去よりも貧しくなる。豊かになった分、出費が増える一方で、賃金は上がらない。なれば相対的に貧しくなるが必然。
一方、たまたま社会が成長している時期に居合わせたものは実力も無いのに己の賃金上昇を実力と勘違いし、勝ち組として上から目線でもの申すようになること必定。しかも実力なき勝ち組であるがゆえに、言葉は美しいが、全てにおいて無為無策。
∧∧
(‥ )次の一手を考える
\‐ 必要がないから
余裕ぶっこきで
具体案のない美辞麗句と
形式的な
文句ばっかり言ってる
そういう感じですかね
(‥ )困ったことにだ
日本でさえこうだ
ということは
欧米はもっとひどいと
いうことだよねえ
∧∧
( ‥)あちらは日本よりも
社会の進行が
進んでるからね
( ‥)これはもうあれだな
‐□ 世界中から発信される
理性的知性的な意見
あるいは
未来にまつわる展望
そのすべてが
もはや聞くに値しない
空理空論だ
そういうこと
なのだろうね
さて、では、なんとしたものか。