2014年11月23日日曜日
シンギュラリティすると魂が降りてくる
シンギュラリティ
この場合は技術的特異点のこと。コンピューターの容量と演算能力がついに人類を追い抜いた時、人類を越える超知性体がこの地上に出現するという。
∧∧
(‥ )2045年頃に
\‐ それが起こるって
予測でしたっけ
(‥ )とはいえあれよな
例えば人間の知能は
単純に容量が
大きくなったというよりも
むしろ仕組みの問題だから
容量が大きくなった
ゆえに即座に
知性体が出現!
という風にはならないの
だろうな
考えてみれば神経の動作なり、それが織りなす知性なり、それは入力と出力の話。
∧∧
( ‥)言って見れば宅配便の
倉庫みたいなものだよね
(‥ )どれをどう仕分けて
どれをどう出すのか?
それを決めるのは
ベルトコンベアーとかの
配置だな
これを踏まえれば、倉庫の規模が大きくなったとか、ベルコンの数が増えたとか、ベルコンの速さが上がったとか、それだけでは、知性は出現しないだろう。そういうことが薄々分かってくる
∧∧
(‥ )ただ大きくしただけじゃ
\‐ 新しいサービスには
なりませんからね
(‥ )人工知能の実現に
苦労しているのも
人間どころか
線虫の神経についても
研究が進行中なのも
そういうことだろうな
ベルコンの配置が具体的にどうなっていて、それがどんな役割を果たしているのか? それを知る事が無い限り、容量が単純にアップしても知性は出現してこないのだろう。
もちろん、これは人間の知性は機械で複製不可能だ、という話ではない。なんだかよく分からんものは作れん。それだけの話である。
逆にそれが分かれば、人間の神経を模造した機械の体に人間の心を移植することも可能なんだろう。
∧∧
( ‥)でもシンギュラリティで
超知性が出現する
そう考えている人は
こうは考えていない
そういうことでしょうね
(‥ )思うのだが
意外と世の中の人は
魂の実在を
信じているのだろうな
そうでないと、容量と速度がある臨界を越えると、そこに自動的に知性が宿る、とは考えまい。