2014年5月15日木曜日
その絶滅は本当にあったのか?
∧∧
( ‥)オルドビス紀の解説を
書いているんだね
( ‥)カンブリア紀に
‐□ 引き続く時代
それがオルドビス紀だ
古生物学者グールドの喧伝で異様な多様性が花開いた特別な時代、それがカンブリア紀、というイメージがついたが、実際のところカンブリア紀はそんな大した時代ではないし、多様性はまだまだ低い、原始の時代でもあった。カンブリア紀は死の世界だ、と言った人がいたけども、まあ確かにそんな感じはする。生物はいるがすっからかんの世界に見える。
∧∧
(‥ )次のオルドビス紀こそが
\‐ 生物の多様性が花開いた
時代なのであると
(‥ )この時代は非常に温暖な
気候が続いたあげくに
突如、厳しい氷河時代が
到来し、今度はそれが
突然終わった時代なのだ
水を氷河に奪われた海の水位は急激に低下し、温暖期がやってくると元に戻った
∧∧
( ‥)海水面が低下した時
‐□ イギリスの地層は
浸食されちゃったみたいだね
(‥ )浸食が分かるってことは
産出する生物の化石から
判断したってことかな?
こういうことを考えると、ふと心配になる。オルドビス紀の末期に起きた大量絶滅。あれ、本当に絶滅で良いのだよね?
∧∧
( ‥)ああ、気候変化と
生物相の変遷
水位の変化と化石記録の破壊
この二つが合わさると
一見すると絶滅が
起きたように見えてしまう
でも実際には
記録がすっとんでいるだけだ
という奴ね
( ‥)みんながオルドビス紀の
‐□ 大量絶滅を言うってことは
そこの問題はクリアされて
いると思うのだけども
さりとて、だから大丈夫でしょー、なんて言うわけにはいかないので色々と調べないといけない状況。
∧∧
(‥ )分からないことがいっぱい
\‐ 出てきたね
(‥ )まあ、そりゃ専門家じゃ
ないんでな
オルドビス紀における
イギリスの地層
西欧の地層
地層ごとに産出する生物群
その比較と検討
再現された歴史
この過程を何も知らんから
もう一度基礎から
やり直しだな
ともあれ、分からないことが分かってきただけども良しとするべきである