2014年4月14日月曜日
文章は任意の部分を無駄なく広げられるので
マントルとマグマ、同位体という言葉が難しすぎないか?という意見が
∧∧
(‥ )出てきましたと...
\‐
(‥ )でもまあ
大丈夫じゃね?
ということで
落ち着いたわけだよ
そういうわけで、ままでいくことに。
∧∧
( ‥)説明すると逆に大変かもね
( ‥)地球内部が溶けた溶岩
‐□ つまりマグマで出来ている
と”勘違いしている人”が
多いことからすると
マグマもマントルも
そのままで良いと思う
*注:地球の内部で溶けているのは原則的に鉄で構成された核の部分(それも外部)だけで、他は全部固体である。マントルはカンラン岩を主成分としており、立派な岩石だ。つまり地球内部は溶岩やマグマではない、ということ。
**反対に地球内部は溶けていると思っている人が多いらしいことからすると、「地球内部はマグマではない。マントルはカンラン岩である。マグマは次のように水の作用で出来る。それゆえに火山活動は非常に偏った地域で起こるし、それが中米を作り上げ、最終的に北米と南米を地続きにした」と説明すればそれで充分でしょう、という意味。
その一方で、
同位体は、説明したらむしろ訳が分からなくなるので、こちらは説明自体を省略。そういうのがあるよ、とだけ述べれば問題なかろう。
∧∧
(‥ )説明するなら、
\‐ 同じ元素でも
化学的性質は同じだが
重さの違うものがある
それが同位体
(‥ )その説明で世間の人が
納得するのか
そもそも理解できるのか
理解するにしても
何をどう理解したと
感じるのか?
そこが問題になるよね
それをするよりは、同位体ってものがあってね、それを調べると絶滅動物が何を食べていたのか? それを知る手がかりが得られるよ。と言えば
∧∧
( ‥)同位体ってのはなんか知らんが
便利なアイテムだ
と思ってくれると
( ‥)説明してもいいけど
‐□ 説明したら
500文字ぐらい
とられちゃうからね
同位体、なら3文字だが、説明の500文字は大きい。
もちろん、そういうのは本来、基礎も踏まえて説明するべきだけども、それはやや専門的な本でやるべきだろう。今回の企画はそうじゃない。
*それに考えてみれば、同位体は学校の授業でやったよね。
ああ、そういえば最近、ネットで見たのである。
専門用語に逃げようとする物書きがいると。
∧∧
(‥ )反対に、専門用語を使わないと
\‐ 不正確になるよ
という人もいますよね
(‥ )実際はどっちも言える
ことでな
実のところ
専門用語の問題じゃ
ないともいえるよね
専門用語は、概念や理解や仮説につけられた名前でしかない。言って見れば省略なので、省略である限りは、使用にはわずかではあるが曖昧な部分が自動的に含まれる。
∧∧
( ‥)通常は問題にならないの
ですけどもね
( ‥)理解があいまいな奴が
‐□ 専門用語を使うとな
これがめちゃくちゃな
ことになるでな
ごまかしどころか
嘘になってしまう
とはいえ、しかし、専門用語は省略ではあるが、本来は理解に必要な概念や仮説でもある。そうである以上、専門用語を使わないとなると、説明自体が間違いになる。
∧∧
( ‥)専門用語を使って知った気に
させることもあれば
難しい専門用語を使わない
ことで知った気にさせる
こともできるのだと
( ‥)でもどっちも不正確という
‐□ 点では同じなのでね
そういう意味では、専門用語の使用の有無は、それ自体では正しさとも正確な理解とも関係ないと言える。
∧∧
(‥ )今回のあなたの処置は
\‐ わずかな専門用語だけにして
説明を省略したということ?
(‥ )文章は展開しようと思えば
どの部分もいくらでも
広げることができるのだ
冗長にするとか余計なことを付け加えるとかではない。そういうこと一切抜きにして、必要不可欠な部分を説明していく。それだけでも文章は、その任意の部分をいくらでも広くする事が出来る。
しかし文章量が有限である以上、どこでもいくらでも広げられるわけではない。
∧∧
( ‥)今回は同位体という
単語に関しては
こういうのがあるよ
それを調べれば
分かる事があるよ
それだけを述べて
別の場所を広げましたと
( ‥)肝心なのはその絶滅種が
‐□ 何を食べていたのか?
だからな
広げるべきはそこだよね
文章は任意の部分を無駄なく広げられる。そうである以上、専門用語の使用の有無は問題の本質ではないだろう。