2014年2月18日火曜日
南から来る雪と太平洋沿岸における物流の混乱
物流はまだ混乱があるらしく、スーパーではいわゆる工場野菜というか、100円程度で買えるレタスなどが見当たらず。一方、魚の加工食品、肉類の一部、卵の数が減っており、パンは復活したものの、やはり数が少ない。
肉、卵は供給がないまま
∧∧ 減少中?
(‥ )
‐( ‥)スーパーの棚は
賞味期限もさることながら
消費と供給で量が
決定されるわけだよね
そういうことかもしれないね
∧∧
(‥ )缶詰は問題ないね
□‐
(‥ )どこの物流がどうなると
どういう影響が出るのか?
店舗や仕入れ先、
契約によって違うわけ
だから、
状況がよく分からないねえ
昔話をすると、今回、バレンタインデーから翌15日にかけて降った神奈川の雪は、個人的には子供時代以来のものだった。
∧∧
( ‥)あなたの産まれた故郷の
長野市は、そんなに雪が
降らないからね
(‥ )大陸から寒気が流れ込む
日本海から供給された
水蒸気は、列島の山脈に
当たって上昇し、
膨張に従ってさらに冷え
水分は飽和して結晶し
雪になって舞い降りる
ほとんどのすべての雪は新潟で降ってしまう。山脈を越えて長野市までくるのはたかが知れている。冬の光景はいつも、県境である北と頭上は灰色の雲、そして南に低く、遥か遠く、太平洋側に広がる輝く青い空、そして白い雲。
それでも35年あまり前、自分が小学生だった時点では、40センチ、30センチの雪が冬の間に何度も降ることは当たり前で、いくら雪かきしてもさばききれない凍った雪がいつの間にか道路を覆い、何センチかの氷の層を作っていたものだった。
もちろん、雪は降るし、それを雪かきするから道路自体は平らで自動車は走り、歩いたり、走ったりする分には問題ない。単純に、氷に覆われている、というだけである。
∧∧
( ‥)でも年々雪が減ってくる
(‥ )雨が多くなるのだ
そんな風景はいつの間にか見られないようになった。道路は冬でも黒い姿を見せるようになった。高校時代になると、新潟の同期がぼやいたものだ。スキー場にも雪がない場所があるんだ、信じられないよ。
年々、雪は減っていく。
∧∧
(‥ )まあ、単純に言ってしまうと
\‐ 地球温暖化ですね
(‥ )それでも、大雪が
降る場合があるんだな
それは冬の終わり。南から雪がやってくる時だ。つまりいわゆる冬型の気圧配置が崩れる時、日本海側に雪が降り、太平洋側は晴れが続く、こういう図式が崩れた時に、大きく雪が降り積もる。
大地が冷えた冬の終わりに、南から湿った空気が入り込んで雪のまま平地へ舞い降りてくる。
∧∧
(‥ )ただ、そうなると、今度は
\‐ 長野市は太平洋からかなり
離れているから
これまたそんなに降るわけ
ではないのだと
(‥ )降っても30センチ、
40センチよ
むしろ南の方が
多くなる雪なのだな
しかし、冬の終わりの雪はあまり良いものではない。湿っていて、重く、量が多いのだ。
今は2月の中頃。春分の日までおよそ一ヶ月。太陽は急速に軌道を上に向けている。だから、雪になるには充分に冷えた内陸までいかないといけない。太平洋沿岸沿いは海に近い。雪になるまで冷えてはいないものだ。普通は雨になる。それだけだ。
∧∧
( ‥)だが、今回は、
太平洋沿岸に至るまで
おおっぴらに雪になって
しまいましたよ、と
(‥ )こっちに引っ越して
20年以上
神奈川の40センチ弱も
温暖化が今ほどでない
子供の時以来の体験で
驚いたのだ
ましてや甲府で
1メートルだなんて
考えられない話だよね
日本の大きな物流は太平洋を通っている。東南海地震の想定もそうだが、この太平洋沿岸の動脈を切断されるのは極めて痛い。
*神奈川の40センチ弱:湿った雪で積雪してつぶれて、さらにある程度、溶けた状態で38センチだった=>*。10センチあまり積もった時点で雪かきすること4回で、それでもさらに降り続いたから、多分、降った量自体は40センチをずっと越えていたと思う。これは気象庁の予想にも合致する。関東太平洋沿岸では、この量はあまり多すぎて、雪かきの習慣がさほど盛んでない点などを考慮するとほぼ災害レベルになる。