2014年1月4日土曜日
失望と驚きのオリオン大星雲 チープだが意外ときれいです
オリオン大星雲=>Untitled Document
∧∧
(‥ )もう一昨日の写真だけど
\‐ オリオン大星雲が
撮影できるとは
思いませんでしたね
(‥ )まがいなりにも
赤っぽく写ってるのな
チープだが意外と
きれいでな
正直、驚いたよ
ちなみに望遠鏡を通して肉眼でみると、オリオン大星雲はもう少し暗く、大きく、そして色褪せた状態で見ることになる。
∧∧
( ‥)でも、この写真は
肉眼で見た映像に
かなり近いですよね
( ‥)だからこそむしろ
‐□ ありがたいのだ。
だが、困った事に
世間の人は大口径の
望遠鏡で長時間露出した
写真を”本物”だ
これが肉眼で見えるのだ
そう思い込むものでな
オリオン大星雲で画像検索をかけるとこう=>https://www.google.co.jp/search?q=orion+nebula&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=3WTHUpLMIoWfkwWHkIDAAg&sqi=2&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1174&bih=821
どぎついまでに美しいが、残念、肉眼ではこうは見えない。
以前、望遠鏡メーカーのサイトを見ていたら、そこで書かれていたよくあるQ&Aというものの中で
*写真のようにきれいに見えないのですが?
という質問があった。多分、天体写真のようなバラ色の光景を目にすることができると思い込んで、覗いてみて途方にくれた人たちがいるんだろう。
∧∧
( ‥)あなたは、そういう疑問を
抱いた事が無かったと
(‥ )というかだな、そもそも
子供の頃に最初に読んだ
星の本に書いてあったのさ
天体写真は大きなレンズや反射鏡でかすかな光を集め、それをカメラのフィルムに長い時間をかけて当てることで撮影したものです。人の眼で感じるよりもずっとたくさんの光を集めて時間をかけているのですから、肉眼で見るよりきれいに写ります。言い換えると、眼で見ても星や星雲は写真のようには見えません。写真では美しい星雲も、肉眼ではぼんやりと見えるもやのようなものでしかないのです。ですから、がっかりする人も多いのですが…
∧∧
(‥ )何光年も越えてやってきた
\‐ 生の光である感激をむしろ
感じてください…
というようなことが
書いてあったと
(‥ )なんていうかね、
生で見るとがっかりする
がっかりする
がっかりする。
もう、これでもか!
というくらいに
”がっかりする”と
書いてあってだな。
またか、というくらいに
がっかりする! と
書かれていてだね。
あれだけ言われれば
実際に見た時も、
ふーん、なるほど
とそれだけだね。
あんなに口を酸っぱくするほど繰り返すのだ。思うに、というかまず確実だろうけども、望遠鏡を覗かせてみたら、なんだ写真じゃない、とがっかりする子供や大人、文句を言い出す連中がごろごろいたってことなんだろう。
そんなに生の天体、例えばオリオン大星雲の生の姿を見たいのなら、写真を見るより、スケッチを見た方が良いだろう。これらのスケッチだって大口径の望遠鏡で時間をかけて丹念に観察した説明図的な部分があるから、実際よりは生々しさが誇張されているが、スケッチである以上、写真よりはやはり肉眼で見た状態に近い。
*とはいえ、やはり詳しく描き過ぎだとも言える。それに、少なくとも一般の人が手にする望遠鏡ではここまでは見えない。ともあれ以下
=>https://www.google.co.jp/search?q=orion+nebula&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=3WTHUpLMIoWfkwWHkIDAAg&sqi=2&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1174&bih=821#…
そして思うに、全国中にバラ色の星雲、宝石箱のような星団が見えると思って望遠鏡を買ってもらい、がっかりした子供がいると考えると、それは無惨と言えば無惨。
∧∧
(‥ )バラ色の星雲が見えると
\‐ 思っていた子供はちょっと
かわいそうかもですね
(‥ )確かにそうだ
ただなあ、そういう
勝手な思い込みで
クレームつけられて
うんざりさせられている
現場の人はもっと
気の毒かもよ
勝手に思い描いた夢なんか、それがどんなにきれいな夢でも所詮はただのゴミかすだ。そんなゴミかすみたいな妄想と挫折で現実の作業に文句をつけられても困るだろう。
そもそも、がっかりしたというのなら、それはそれで手を考えなくちゃいかん。手がひとつつぶれたとて、選択肢とやれることはまだある。
∧∧
( ‥)その一方で、こんな
‐□ ポケットサイズのデジカメで
オリオン大星雲が
撮影できたというのは
驚きでしたよね
(‥ )んー、むしろ、これこそ
意外な驚き、
感激ってやつかな