2013年11月27日水曜日
水は出たり止まったりなのに風呂桶の栓が抜けていては
ノマドワーカーなるもの、ちょっと検索してみれば、”ファミレスやファーストフード店などで仕事をする人たち”、という定義というか認識が出てきた。
∧∧
( ‥)出張が多いけども、行く先々、
どこでもいつでも
ノートパソコンを
カタカタして仕事が出来る
そういうイメージかと
思ったけども、違うの?
( ‥)んー、そういう解釈が
‐/ あったのは事実だと
思うんだけどね。
例えば以前、
ノマドというと世界中を飛び回ってばりばり仕事をするイメージがあったけどもそれがどうしてマクドナルドで背中を丸めてる感じになっちゃったんだ?
という趣旨の書き込みを見た事がある。これはノートパソコンを抱えてあちこち商談にいきながらどこでも仕事をする、というイメージがあったことを反映しているんだろう。実際、このイメージなら理想的だ。
とはいえ、地味でも理想的でも、いずれにせよ
∧∧
( ‥)出張が多いからやむなし
という人であれ、
単に外食産業の場を借りて
仕事をするという趣向であれ
どっちにしても外食する以上
お金かかりますよね
(‥ )以前、看板持ちの仕事を
したけどもさ
この話=>hilihiliのhilihili: 看板持ち
書き込み自体は去年の2月だが、実際にしたのは多分、2005年前後だと思う。今から8年は前だ。看板持ちの仕事はマクドナルドなどで休憩しなければならないので、非常にお金を消費するから割に合わない。
∧∧
( ‥)あなたがバイトをしたのは
寒い季節で、
暖まりたいから入るたびに
注文するってことも
あったけども
(‥ )だが、
”外食や半額弁当は
原則として自炊の何倍も
お金がかかる”
この事実は大きい。
ファーストフード店などを
使う以上、
お金の出が原理的に
非常に激しくなってしまう
これは間違いない。
思うに、本当に、単に外で仕事をしたいだけ、という趣旨でお店にノートパソコンを持ち込んで仕事をする、というのなら、月収30万は見込める当てがないと継続は厳しいのではあるまいか?
∧∧
(‥ )一杯のお茶を注文しても
\‐ 200円以上、500円、
あるいはそれ以上かかったり
するからね
(‥ )小腹を満たす程度の
注文をしただけでも
700円、1000円
いくからなあ
それに移動している以上
電車代とかがかかっている
可能性もあるね
さらに三食きちんと食べる、おやつも食べる、と考えると、外で仕事なんかしていると1日に2000円、3000円がすっとんでいる可能性があるわけで。
∧∧
( ‥)ひと月にすれば6万から9万円
この金額が飛んでいる可能性
あるいはそれ以上かも
(‥ )月収30万を継続的に
見込める当てがないと
厳しいよね。
というか、30万が
最低ラインで
もっと稼ぐ必要があるよな
しかもノマドワーカーというのは結局のところフリーランスらしい。つまり給料がないってことになる。
∧∧
(‥ )給料って本来は収入に
\‐ 存在するはずの乱高下を
会社が平らにならしたもの
なんですよね
(‥ )商売をしている以上、
収入が一定なわけがない
今月は50万、
でも来月は0円
再来月は10万、
その次は5万、
そういうことがある。
だけど会社は従業員に
そんなことをするわけに
いかないから、
それを一定にならす
だがフリーになると、こういう”平らにならされた”収入が存在しなくなる。
∧∧
( ‥)勢い、乱高下に翻弄される
というか、高い収入の時に
無駄に使ったり、
低い収入の時に苦しくて
借金したりね
( ‥)そこでさらに外食依存を
‐/ するわけだろ?
良い時に無駄に消費し
そうかと思うと、
自炊よりも危険領域が
高い状態のまま
収入が低い期間に
突入する。
これは危うすぎるよね
∧∧
(‥ )ノマドワーカーとかの
\‐ 多くは消えた、とか言いますが
そういうことですかね?
(‥ )風呂桶に入れる水道の出が
一定しないで止まったり
出たりしているのに、
外食という形で風呂桶に
穴があいて水漏れしてる
わけだよな、
あるいは栓を
閉じ忘れている状態だよね
これでもなお、風呂桶の水をある水準に保つには、入る水の量が非常に多くないといけない。それを考えればほとんどが脱落した、という風説は理にかなっている。
∧∧
(‥ )それでもそうする人がいる
\‐ 例えば社員で
月収40万の人が
これなら自分は可能だ、と
フリーに転向する可能性は
ありえますよね
(‥ )でも個人になったら
信用がなかったりするし
会社っていう組織に
関わる経費があなたの場合
必要ないのだから、
この金額でやってください
そういうような理由で
”買いたたかれたら”、
目論みはアウトだよね。
しかも困った事に、相手は
理不尽なことをしている
わけじゃないんだよな
収入は予定より下がり、水はだだ漏れで高度は低く、その状況で乱高下に翻弄されているうちに、遅かれ早かれ地面に叩き付けられる。これはさほど無理のある話ではないだろう。