2013年7月12日金曜日
その本の著者の言うこと真に受けて死んどるがな
hilihiliのhilihili: イデアは破滅の逃げだったのか?の続き
本を読むべきです。それも良い本を。高額所得者の読んでいる本を見てください。こんなですよ? 恥ずかしいと思いませんか? 金ではないのです、収入でもないのです。教養です!
とっ、言う主張。
∧∧
( ‥)...でっ? プラトンさんから
教えを受けた人たちは、
徳でその名を響かせたけど
それゆえに敗北し、
無惨に死にましたとさ。
(‥ )プラトンと言えば、
日本では岩波文庫ですよ
いーわーなーみー文庫!
日本の最高学府の人が新入生に言ったとか、若人諸君、岩波文庫を読みなさい。
うっは! その文庫に納められた著者の教えを真に受けたやつが、死んどる、死んどる! 無惨に死んどる。無様に死んどる。
押し掛けた敵たちに首しめられて短剣で突き刺されて、友人たちもいたのに見捨てられて殺されとる。
あるいは、まんまと煽られて恩人を殺し、市民に追い立てられて逃げ出し、ストレスで悪霊を見るまで追いつめられて、それでもなお、合戦ではもはや勝利まであとわずかまで手をのばしかけて、しかしそこで絶望して自殺しておる。
何をしたかったんだか、訳分からん死に様。
面白いじゃないか。たまたまとかじゃない。徳ゆえに必然的に死んでる。ひーつーぜんてーきにっ!
∧∧
(‥ )...まあ、欠陥のある理論でも
\‐ 価値がないわけじゃない
ですからね
(‥ )歴史的な価値があるからな
そして失敗したこと、
それ自体も価値なのだ。
ああ、しかし、失敗した理論だから、ではなく、これはすばらしい古典である、としばしば述べられることから察するに、このことは次のことを示している。
人間はその理論が使えるか使えないか、ではなく、その理論を知っていることでステータスが高くなるか、どうか、むしろそっちのほうを気にしてる。
∧∧
( ‥)たぶん、ね。
( ‥)でも、これは色々な
‐□ 事を説明できると
思うよ。
はあ...、なにはともあれ。
∧∧
(‥ )いずれにせよ、複数の本を
\‐ 付き合わせてチェックする
必要がありますね。
そして妥当性を把握
しなければならない。
( ‐ ‐)それとさ、
今日はもう疲れたから
機材の買い出しは
明日にするね
魚一匹を仕上げて、機材を調整して、もはや元気なし。
ああ、でもクセノフォンが書いたソクラテスの思い出は良かったな。プラトンが書くソクラテスよりもずっと良かった。