2012年12月3日月曜日
種族の影
電子書籍が普及しないのは日本の出版会が効率化を恐れているせい
という、いわば陰謀論。
∧∧
( ‥)つまり?
(‥ )同じじゃないかな?
サラリーマンって出勤すれば定期的に金をもらえるんでしょ? いーなー
イラストレーターって材料費がかからないのだから、絵の値段なんて安くていいじゃん
という、発言者に悪気はないが、何気に口にする、暴言
∧∧
( ‥)他人事なんで、どこに金が
かかるのか、どう金が
発生しているか分からない
他人事なので深く考えない
というわけで、
かるーく言ってしまう
( ‥)そういうことだよね
–□ それを考慮しないと
緊デジが理念も目的も
手続きもそれなりに
考えられているのに
うまくいかないっぽい
これは陰謀だ、癒着だ
天下りだになる
でも実際には
単純に経理の問題
らしいというね
以前のネタ=>*
∧∧
( ‥)お金のやりくりが分からないと
陰謀論で説明してしまうと
(‥ )陰謀論は物事の背景に
知性が介在しているという
いわば擬人化だから、
自然現象を神様にするのと
同じことなんだよな。
宗教がホモ・サピエンスの
特徴というのなら、
陰謀論は人類の
種族的特性と
考えるべきかもね。
あるいは、
( ‥)あるいはさ、インテリの愚痴
を真面目に聞き過ぎかもな
∧∧
( ‥)紙の文化がうんぬん
文字の文化がうんぬん
とかね
そういう精神論というか
怪しげな宗教じみたことを
言う人がいますからね。
インテリはどうでもいい物事を過剰に無駄に文章にだらだらと書いて売りつけるのが仕事だ。それを読んで脳神経が励起した人間が金を払うのである。
そんな麻薬じみた言葉を真面目に聞くから陰謀論が勢いづくということもあるかもしれぬ。だがしかし、
∧∧
(‥ )実際はお金の問題
\– なんですよね
(‥ )癒着とかではなく、
経費がかかりすぎて
処理できない、
処理しても見返りがない
飢え死にしてしまう。
そういう単純な
現実なのよな。
文字と詩は笑い飛ばしてもいいが、しかし生活の反映である金は笑い飛ばせるものではない。
ところがである、人は金に眼を向けろ、と言われると、今度はどういうわけか、不正な、とか、癒着が、という面に眼を向けたがる(冒頭の暴言も陰謀論自体も、こういう意味で解釈することが可能)。
必要経費のことを、投資に対して回収できる純利益のことを忘れている。
∧∧
( ‥)やっぱ他人事だから?
(‥ )それもあるけども、
癒着と不正が出てくるとは
裏切り者は許さない、
という機能の発現かもね
∧∧
( ‥)ずるしている人間を発見する
ように脳の構造が出来ている
のではないか? あなたがた
群れで暮らすお猿さんが持つ
と言われる特性ですよね?
( ‥)色々と種族的な特性や
–□ 心理的な制約が色濃く
反映されているのかも
しれないなあ。
ちょっと難儀よな。