2012年12月16日日曜日
ホシダ狂想曲
∧∧
( ‥)どう?
( ‥)あと2工程ぐらいかな
–□ それで下描きは完成だ
さて少し休むとして
∧∧
(‥ )日付はもう変わりましたが
\– ホシダのコンテンツを作成
ですね=>*
(‥ )「原色日本羊歯植物図鑑」と
「神奈川県植物誌2001」
2つの文献で学名が違って
いるね。属名に関しては
ホシダ属はヒメシダ属に
入れられたみたいだが。
種名も変わっているのは
なぜかな?
∧∧
(‥ )所属する、とされる科も
\– 変えられていますね。
(‥ )原色ではオシダ科、
神奈川ではヒメシダ科
∧∧
( ‥)神奈川でもイワデンダ科を
–□ 含めて、ヒメシダ科自体を
オシダ科にいれる見解が
あると書かれています
(‥ )引用文献は読んでは
いないが
そうみたいね。
∧∧
( ‥)どう?
(‥ )分からん。シダは、
このシダってのは
薄嚢シダのことだけど、
少なくとも素人目には
形態が単純だし、
形質の分布が非常に
矛盾しているというか、
なんていうの?
順列組み合わせっぽく
見えるっていうの?
いや、その、これをどう整理したり、理解したりしろと?
*適当に順列組み合わせされたものを分類せよ、あるいはその系統を探れ、というのはどっちも無理あるだろ、という意味。
∧∧
(‥ )この、科の認識もどうなって
\– いるのでしょうね?
(‥ )分からん、今後の課題だね
例えばの話、
∧∧
( ‥)同じ科のホシダとミゾシダ、
この違いはソーラスの形だけ
ですか?
(‥ )分からん、図示を見ると
□– 葉脈はよく似ている
みたいだけどね、
ミゾシダは
まだ見てないが、
夏緑性というから
今の季節、
もう枯れている
せいかもしれん。
*注:ミゾシダは夏の植物、ホシダは常緑だ! と言っても、そんなものは机上の知識。野外ではそんなことは分からん。あるいは分かるにしても季節が限られている。分類や同定の役に立つわけではない。
*2012.12.27 注:神奈川県の平地のような暖かい場所だとミゾシダは常緑性で、12月でも探したらあった
=>*
=>*
∧∧
(‥ )神奈川の検索表を見ると
\– ヒメシダ属のキーは
ソーラスが円形、まれに
線形、円腎形の包膜が
あるか、まれにない、だ
そうですが。
(‥ )Aであるが時にB
Cであるが時にD
形質が少なく、いろいろな
組み合わせがある生物の
真骨頂って感じだな。
形質の分布が重なる
からなんとなくまとまるが
グループを一律に定義する
明白な手がかりは
どこにもないって印象を
受けるよね。
∧∧
( ‥)進化理論を語る際に使える
素材だとも言える?
(‥ )それを調べるのが、
コンテンツ作成のひとつの
動機でもあるね。