2017年9月4日月曜日
現実的な利便性は現実逃避を否定する
∧∧
( ‥)魔法のホウキの
良いところはー?
(‥ )免許がなくても
空を飛べます
資格の有る無しの問題ではない。翼のある飛行機だとどうしても航空力学が、操縦が、という話になる。そうである以上、どうしても手が届かないものになる。その手の届かなさを端的に象徴するのが免許だ。
反対に、魔法のホウキはそうではなく、お手軽に空を飛べる道具だ。魔法のホウキに免許はいらない。ここには御都合主義と手抜きがあり、だからこそ、皆の夢をかなえる存在として重宝される。
∧∧
(‥ )でも魔法のホウキなんて
\‐ 本当にあったら
飛行機以上に制御が
難しいはずだよね
(‥ )翼が無いから
大気を蹴って
動作や姿勢を制御することが
できないからな
翼がないから姿勢は安定しないし、方向転換する時もそれは人間の常識とはまるで違う動態になるだろう。人間は地面を蹴って向きを変えている。翼がある飛行機も鳥も大気に対して同じことをするが魔法のホウキはそうではない。そうである以上、魔法のホウキは見た目と反して、人間には制御も理解も難しい、使い勝手の悪い飛行道具になるだろう。
∧∧
( ‥)おまけにあんな細いものに
またがってるだけだから
方向転換時の遠心力が
もろに股間にかかるわけだ
アホ設計ですな
(‥ )あれ普通に死ぬよね
もし魔法のホウキが本当にあるのなら、翼をつけた方がいいし、座席も必要だ。座席から放り出されたら落下で即死なわけで、シートベルトも必要だろう。見た目はグライダーとオートバイを合体させたようなものになるかもしれない。
∧∧
(‥ )でもあからさまに
\‐ 免許が必要な外見になって
しまうよね
(‥ )おかしなもんだろ?
素の魔法のホウキよりも
制御しやすくなっているのに
見た目は
お手軽でなくなって
しまうわけだよ
多分、SFがファンタジーに絶対勝てない部分がここだ。現実的に便利にすると、現実逃避できなくなってしまうという問題。
ちなみに
∧∧
(‥ )魔法のホウキって
\‐ 別にホウキである必要が
そもそもないんだよね?
(‥ )魔女の飛行術は
呪術に由来するから
そのへんの瓶とかに
またがって飛行しても
良いんだよね
∧∧
( ‥)じゃあ車を魔法のホウキにして
飛べば安全だ
(‥ )一番いいのは
飛行機だろうけどな
一見すると普通に飛んでいるセスナ機。しかし音はしないし、プロペラも風にまかせて空回りするだけである。本当の魔女はセスナ機で飛び、あるいは、着陸した後に目立たないよう自動車で飛ぶのだ。もちろん、安全装置のエアバッグは重宝されている。