2016年2月8日月曜日
世界はすでに均衡状態に陥っている
アルビン・トフラーによる「第三の波」。
∧∧
(‥ )1980年に出た著作で
\‐ 農耕、産業革命に次ぐ
情報革命が来る!
という内容だかなんだか
(‥ )当時、なんか紹介番組が
やってたよな
スーツ姿の
ビジネスマンたちが
海に浮かんでいるんだけど
その中の一人が
サーフボードを使って
やってきた波に乗るって奴
うろ覚えだが、そんな画像を見た記憶がある。
∧∧
(‥ )インターネットの発達で
\‐ その予想は的中し
波に乗り遅れるな!という
提言は正しかったと
(‥ )問題は産業革命と違って
第三の波は
生産性の向上に
ほとんど寄与して
いないってことかなあ
この比較には、産業革命と、そしてトフラーの言う農耕の開始ではなく、産業革命以後に起きた、化学肥料と農薬による農業の躍進を取り上げた方がむしろ適切なんだろう。
∧∧
( ‥)産業革命も
化学肥料と農薬による
農業生産の飛躍的な増加も
そのどちらも生産性を
向上させた
(‥ )産業革命は
化石燃料を使う事で
過去の太陽エネルギーを
使用することができる
化学肥料は必須な元素を
付加することで
植物の成長を可能な限り
理想状態へ近づける
農薬は昆虫による損失を
押さえ込み
以上によって
利用可能な
太陽エネルギーを
理論値近くにまで上昇させる
だが、インターネットの普及による情報革命、すなわち第三の波はこういうことではなかった。
∧∧
(‥ )どっちかというと
\‐ 効率が良くなるだけでしたね
(‥ )使用エネルギーを
増大させたわけではないし
利用可能なエネルギーを
理想状態に引き上げた
わけでもない
つまり、富みが増えているわけではない。
∧∧
(‥ )トフラーさんは
\‐ 第三次産業へ国家が
移行するのだ
そう述べていたみたいだけど
(‥ )予想は正しかったけども
考えてみればこれって
致命的なことだよね
第一次産業は農耕や漁業である。これは太陽エネルギーを採取する産業であった。
第二次産業は産業革命以後に生じた工業である。これは、石油という形で過去の太陽エネルギーを採取する産業であった。
∧∧
( ‥)これに対して第三次産業とは
サービス業や銀行業であり
情報や金を動かす産業である
(‥ )つまり損失しか
起こってないんだ
金だろうが情報だろうが、それを動かす時には機械と人間を使う。
そして、機械も人間もエネルギーを熱の形で発散し、ただ損失させるだけである。
∧∧
(‥ )しかも第三次産業は
\‐ エネルギーの採取を
行っていないのである
(‥ )つまりひたすら
富みを損失するのみ
∧∧
(‥ )第三次産業へ切り替わるって
\‐ 究極的には国家の破滅を
まねくってことですか
(‥ )より正確に言えば
破綻の手前を臨界点として
そこで均衡状態に
陥るってことだね
死なないけども
生きてるわけでもない状態
いや、陥る、ではない。
すでに陥っている、そう見るべきなんだろう。
∧∧
(‥ )でも第三次産業は
\‐ 必要不可欠なパーツでもある
だから捨てるわけにも
いかない
(‥ )つまりだ
今の先進国は
全部この状態だな
考えてみれば公務員も第三次産業と基本原則は同じだ。必要ではあるが、損失するだけでエネルギーを採取することがない。
そう考えればすべての先進国がこの状態に陥っていることはまず間違いなかろう。
福祉国家を標榜する北欧諸国も、金融産業をうたったイギリスもアメリカも、ギリシャを食い物にしたドイツも、そして日本も同様だ。
∧∧
( ‥)第三の波はこの過程を
早めただけであった
(‥ )我々は富みを
増やしていないし
増やす方法も無い
これを直視するべき