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2023年7月31日月曜日
クモの糸とイノベーションの話
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クモの糸とイノベーションの話
∧∧
(‥ )クモは糸で繁栄した
\- 糸はまさにイノベーション
しかしその始まりは
ポンコツでした
(‥ )なんでもそうだよね
産業革命の原動力になった
蒸気機関も
最初はポンコツ機械だからな
イノベーションという言葉自体には革新的という意味がある。しかし、経済的な用語としてのイノベーションには、そもそもそんな意味はなかった、という話。
2023年7月24日月曜日
ハエトリグモ 3億年目の帰還
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ハエトリグモ 3億年目の帰還
古生代の海で大いに栄えたサソリの系譜。しかしデボン紀中期、魚の躍進を前に覇王ウミサソリが敗北。陸に逃れたサソリたちだったが、引き続いて上陸した脊椎動物によって再び敗退、夜の世界に逃げ込んだ。
∧∧
( ‥)しかしハエトリグモは
3億年の時間をかけて
ついに昼間世界への
帰還を果たした
(‥ )そしてその武器は
糸ひとつ
最古のクモ、アッテルコプスはお腹の板から糸を出した。その役割は地面に掘った巣穴を裏打ちするとか、卵を保護するとか、そんな程度のものだったろう。しかし、このくだらない発明がクモ一族の繁栄と逆転をもたらすのである。
2023年7月22日土曜日
サソリ上陸 4億2000万年
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サソリ上陸 4億2000万年
∧∧
(‥ )サソリは陸上進出した
\- 最初の動物のひとつで
時代はシルル紀後期
4億2000万年前
(‥ )サソリの化石自体は
4億3000万年前
ぐらいから見つかって
いるんだけど
それらは詳細が
わからないんだよな
さらに、シルル紀にいた初期のサソリは海にいた、という説が根強い。このため、サソリの起源はシルル紀だが、上陸自体はもっと遅く、石炭紀であるという理解がかなり広まっているのが現状。
∧∧
( ‥)でもどうやら
最初から陸棲であったろうと
(‥ )足のつくりが
すでに陸棲だからね
多分そう
そして、足の作りが確実に陸棲である、つまり、足の基部が固定されている、という特徴が確認できるのは4億2000万年前のプロスコルピウス Proscorpius が最古とみなしていい。
2023年7月9日日曜日
これぞ最古のイカ!...なのか? ネクトカリスの謎
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これぞ最古のイカ! ...なのか? ネクトカリスの謎
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(‥ )イカの祖先と喧伝されたけど
\- イカの特徴を全然持っていない
ネクトカリスくん
(‥ )なんでスミス博士は
あれをイカだと
言ったんだろうな?
正直、意味不明である。
2023年7月2日日曜日
敗北 節足動物 3億8000万年
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敗北、節足動物 3億8000万年
節足動物の王者ウミサソリは3億8000万年前、デボン紀中期、顎を持つ魚に敗北、その地位を失った。以後、節足動物は覇王の地位に返り咲くことはなかった、という話。
基本的に1933年におけるローマー博士のアイデアが正しいという方向性で動画を作っている。
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(‥ )ウミサソリと魚の戦いが
\- 魚を進化させたという
ローマー博士の
アイデアだけど...
(‥ )あれは正しいと思うけど
最近は否定する人がいて
しかしその根拠は
伝言ゲームだったり
現生の動物観察からは
肯定できない論拠だったり
するんよね
最近、一部の古生物学者が奇妙に生存競争を否定する向きがあるのは、おそらくはグールドの影響だと思われるが、今回はそこまで突っ込んではいない。
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