自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年2月4日土曜日
分かった分からないより解像度
人間は分かったことにしてそれ以上の探索を止める。
むしろ探索をさぼる口実のために考え、そして分かるのだ。
∧∧
(‥ )だから分かったという
\− 言葉を信じるわけには
いかない
(‥ )意識は脳の演算を
あざむくものだ
本人が心の底から
分かったと
言っていたとしても
そんなもの信用できん
人間は分からないと言うことでそれ以上の探索を止める。
むしろ探索をさぼる口実のために考えることをやめ、分からないと言うのだ。
∧∧
(‥ )だから分からないという
\− 言葉を信じるわけには
いかないのである
(‥ )本当は把握できるが
把握の手間ひまと
得られる利益を
ざっくり概算して
損と見るや分からないと
言って逃げる
分からないとは
しばしば口実なのだ
当然、脳の演算を意識はごまかすので、本人が心の底から分からないと言っていても、それは信用できない。ただのごまかしかもしれないし、ごまかしでないかもしれない。
∧∧
( ‥)...じゃあどうするんだ?
(‥ )さあ? 分からん
∧∧
( ‥)おい
( ‥)まあ、あれだ
−/ 分かった分からないは
ごまかしでしか
ないのだから
議論を突き詰める時は
こういう
大雑把な言葉より
解像度の高い単語を
使えってことじゃね?
属やら種やら面倒くさい
∧∧
( ‥)昨日は肺魚
今日はシーラカンスか
( ‥)古い本だと
−/ シーラカンスは
石炭紀から三畳紀まで
存続したことに
なっているけど
新しい本だと
ペルム紀と三畳紀に
限られているのだ
∧∧
(‥ )石炭紀の種が
\− 別属になったのだろうね
(‥ )幾つかはラブドデルマ
(Rhabdoderma)にされた
みたいだな
ただこれだけでは
どうも説明がつかん
∧∧
(‥ )シーラカンスは属やら種やら
\− 断片的な化石から
やたらと設立されました
からなあ
(‥ )こういうの面倒くさい
のよねえ
まあ、本を書く上で十分なことが分かったら切り上げてしまおう。詳しいことはまた次の機会にしても良いのだ。
*ここでいうシーラカンスはペルム紀と三畳紀の化石種コエラカントス(Coelacanthus)のことである。一般的にシーラカンスと呼ばれる魚の学名はラティメリア(Latimeria)だ。シーラカンスは化石種である別種(より正確には別属)の魚の学名が通称名になってしまったおかしな例なのだ。しかも英語読みなので、学名Coelacanthusをシーラカンスと読む事態になっている。これは古式ゆかしきローマ字読み日本人には絶対に読めない読み方だろう。シーラカンスとは、例えるならホモ・サピエンスをオストロピテクスと呼ぶようなものなので、なんとも珍妙な一般名である。
**オストロピテクス:いわずとしれた化石人類、Australopithecus、つまりアウストラロピテクスのこと。英語読みだとオストロピテクスとかオーストロピテクスと聞こえる。シーラカンスという通称は、現代人をオストロピテクスと呼ぶぐらいちんちくりんな事だという話。
2017年2月3日金曜日
3億年前のトンネル探し
∧∧
( ‥)ハイギョの夏眠の
巣穴の化石を
描くのだね?
( ‥)図書館にいく時間が
−/ ないからなあ
ネットで見つかる資料は
...ああこれか
ハイギョは漢字で書けば肺魚。その名の通り、肺呼吸で酸素を取り込む魚だ。
画像のリンクを張ると=>https://www.google.co.jp/search?q=lungfish&biw=923&bih=731&source=lnms&tbm=isch&sa=X&sqi=2&ved=0ahUKEwiR1Mrn2_HRAhUEUbwKHbi9A6IQ_AUIBigB
そして、すべての種ではないが、乾期になって川や沼の水が無くなると、ハイギョは泥に潜って夏眠に入る。
∧∧
(‥ )その穴に泥が詰まれば
\− 夏眠用の穴の化石が出来る
ハイギョの掘り穴の化石は
少なくともペルム紀まで
さかのぼるみたいだね
(‥ )幾つか資料や論文は
存在するけども
ネットですぐに見つける
論文は限られているな
さて? 資料が見つかったとはいえ裏を取ることにしよう。
ペルム紀のものだとされる、このハイギョの掘り穴の化石は正しいものであろうか?
∧∧
( ‥)肯定的に引用されているか
確認するんだな
( ‥)それでな
−/ これは根っこの化石じゃ
ないかって論文が
出てきた...
見つけた化石がハイギョの掘り穴であると言うには色々な根拠が必要であろう。
大きさ、堆積環境、その形、何気ない特徴…そして
∧∧
(‥ )そしてなにより
\− 掘り穴の化石の中から
歯や骨が見つかれば
ほぼ確実でしょうな
(‥ )夏眠に失敗して
そのまま死んで
体まで化石に残るような
事例だな
でも件の論文には
それがなかったんだ
穴の下へいくほど
周囲の堆積物との区別が
不明瞭になるってのも
怪しげでな
それもあって確認を
一応取ってみたんだが...
ネット上にはもっと時代が新しい掘り穴の化石の論文や報告もある。それを見るとハイギョの掘り穴の化石はいずれも形がかなり明瞭だ。それに比べると、件の論文のものには少し違和感があった。穴を掘ったハイギョ自身が休憩している部屋があるべき、トンネルの末端が、なぜ周囲と不明瞭になるのか?
∧∧
( ‥)でっ近年の報告では
再調査したけども
これは木の根っこだろうと
つまるところ
腐朽した根っこの空洞に
土砂が堆積して
トンネル状になっていた
ということですかな
( ‥)まあ木の根っこの
−/ 痕跡でも化石には
違いなんだけどな
今回の資料には
ならないなあ
さて? では時間がない今、ネット上に資料があるか? ペルム紀の掘り穴の形、大きさ、産状が分かるものは?
幾つか手がかりが見つかり、複合すれば描けるだろう、というところまで来るのにさらに数時間
∧∧
(‥ )これなら描けそうだね
\−
(- - )さすがに疲れたよ
2017年2月2日木曜日
そこを詐欺られると皆さんお怒りになられる
丁寧にお化粧して服も選んだのに、男はどうしてスッピンの方が可愛いよ、とか、素の方がいい、とか言うの?
∧∧
(‥ )...だそうですが
\−
(‥ )卵子を偽装するな
ってことじゃないか?
∧∧
( ‥)なんだ?
自分の精子が受精した際
有利になりうる
出来の良い卵子が欲しいのに
化粧でごまかされたら
持ち主の遺伝的な素質と
卵子の質が分からないと
男は言っているのか?
(‥ )可愛い女の子と自分の
子供ならこんな子供が…
と思っていたら
化粧でごまかされていた
となれば詐欺だでな
∧∧
(‥ )お化粧を詐欺と言っては
\− いかんでしょ
(‥ )詐欺みたいな化粧がある
ってことだろ?
あるいはこう言い換えれば良いのかもしれぬ。女性の化粧は度が過ぎると、男の年収詐称のようなものになってしまうと。
∧∧
( ‥)男は女の容姿と若さに欲情し
女は男の財産に欲情する
(‥ )だからこそ
そこを詐欺られると
皆さんお怒りになられる
2017年2月1日水曜日
フランス的言語ファシズムの終焉
18世紀末に起きたフランス革命で民族主義が成立し、さらにナポレオンの征服でそれが各国に広まるにつれて、多民族国家オーストリア帝国は瓦解を始め、これも多民族国家であるオスマントルコ帝国共々、WW1に分解消滅した。独裁制を残して多民族国家を維持したユーゴスラビアも独裁者チトーの死後、激しい民族紛争に陥り、残されたのは分解した一連の共和国群。
もうこれだけで、民主制は多民族多文化共生主義と相容れないことは明らかである。
∧∧
(‥ )ところがこういう歴史の
\− 明白な事実から目を背けて
民主制は多文化共生を
属性として持つ
というような
主張がまかり通っている
(‥ )歴史の授業で習ったことも
リアルタイムで目撃した
ユーゴ内戦を見ても
そういうたわ言を
信じてしまうのだな
まあ実際は、信じている人も信じていないのかもしれない。人は意識でやっていることと、脳で行われている損得勘定が乖離しているものだ。民主制の素晴らしさと多文化共生を無批判に同時に称揚する人は、単純に、
現在の民主制社会の理想を大胆に主張できる俺様は文化的だろう?
俺様はお前らネトウヨのような無学で無教養な貧乏人とは違うんだよ 民族の血縁なんていう原始的な相互扶助に頼らないと生きていけない負け組じゃないんだよ
ということを言っているだけなのかもしれぬ。
∧∧
( ‥)というか
そういう自分自慢をしたいから
民主制の理想は
多文化共生であると
主張しているだけで
そうだからこそ
民主制と多文化多民族が
相容れなかったという
歴史と現実を
無視できるのである
( ‥)まあそんなところかな
−/ 多文化共生って
言ってる連中も
実際には
多文化共生なんて
無理だと知っている
知っているからこそ
あえて
多文化共生と言っている
そんなところかもな
実際、皆が、もう多文化共生なんか無理! と言っている時に、
いやいや俺はまだ平気だよ?
と主張することは、自分の体力の誇示なのである。
無理だと知っているからあえて言う。これは人間ではありがちな行動なのだ。
∧∧
(‥ )...なんか調べたら
\− フランスって昔は
多言語な国家だったんだね
フランス語をしゃべる人は
中央にいた
少数の人々だったという
(‥ )フランス革命による
民族主義と
国家の名において
国民を動員する必要が
出来た時以来
フランス語を普遍化し
他言語を抹殺する方針へ
邁進してきたそうだな
確かにそうであろう。国家の名において、国民の名においてすべての住人を動員する。その時、住人は同一存在でなければならぬ。民主制とはすべての住人を型にはめて行軍させるファシズムであることは明白なのだ。
∧∧
(‥ )そのフランスが
\− 民主制の名において
多文化共生を主張しますか
(‥ )はははっ
笑える冗談だな
それにしてもこれは
∧∧
( ‥)フランス人というと
フランス語をしゃべれない
外国人や旅行者を
差別したり
こちらが一生懸命
フランス語をしゃべっても
そんなものはフランス語では
ないとばかりに無視する
そういう人々だと
言われますが?
(‥ )ああいう
フランス人の習性って
言語的なファシズム..
というか言語的な民主制に
由来するのかな?
フランス国内からフランス語以外の言語を抹殺する過程では、現地語をしゃべった生徒が鞭で叩かれたそうだ。そんなことをするような国家ならそういう優越感と裏返しな嫌みな性格になってもおかしくない。
∧∧
(‥ )...反発されるのも
\− 当たり前ですかね?
(‥ )テロが起こるのも
当たり前かもな
誇りを傷つけられたら
人間は生涯恨むからな
まあ、そんな民主主義もいずれ終わる。EUは国民国家の否定であり、その終焉をつげている。実際、そのせいなのかどうなのか、フランス国内ではかつて迫害され、滅びかかっていた地域語の復活と普及を目指す運動も起きてきたそうだ。
∧∧
( ‥)そりゃ国民国家でなくなれば
住民を国民と称して
一色に塗りつぶして動員する
必要はないし
統一言語である必要性も
なくなるからね
(‥ )良い良い
フランス革命以来200年
ついに呪わしき民主制の
塗りつぶしが解かれる日が
近づいたのだ
ゆえに絶望することはない欧州の人々よ。多文化共生主義とEUにより国民国家は終わり、住人の画一的な塗りつぶしと総動員も終わる。西欧は一握りの勝ち組が支配する貴族制へ、大企業に住人たちが隷属する新たな封建制へと移行するであろう。フランス人という概念もドイツ人という概念も消滅するだろう。そして自ら切り捨てた神という心の空白を埋めるため、波のように移入するイスラームに呑み込まれるだろう。
だからフランス人もドイツ人も、時代遅れな民主制などに目を向けるのを止めてシャリーアを謙虚に学ぶべきなのだ。そうすれば西ローマの崩壊以来、失われていた文明がついに欧州に復活する。西欧の野蛮未開な世界が、1500年の時を経て、ついに文明世界に復帰する時が間もなくやってくるのだ。
海の夢とうお座のケレス
夢を見た。海辺を訪ねる夢だ。北の方に開けた海なので、どうもここは日本海らしい。浸食された断崖を降りると、いつの間にか自分は船の上にいて、そうして皆で海に飛び込んだ。調査のためなのだが、暗く沈んだ鉛色の海を漂うのはいささか恐ろしかった。
そう思うと船から放送が流れた。
ではこれから排水しまーす
排水? そういぶかしく思う間もなく海の水がみるみる引いて、海底があらわになった。
∧∧
( ‥)海水が排水されちゃうんかい
(‥ )夢は御都合主義なんだよ
便利だろう?
海底は明るい灰色で、まるでクリームのように滑らかな泥でありながら、奇妙にもしっかりとしまっており、足も取られずに歩くことができた。あちこちに残る水たまり、流れた水の跡、あからさまなリップルマーク。調査のためなのでそこら中で人が働いている。海藻だという、芝生を丸めたようなものを集める人や、取り残された水たまりをうごめく異様な節足動物。鮮やかな紫色のそれは、節足動物なのに足がないように見えて、その体は頭と胸が同一で、しかし腹があり、その後ろで胴体がさらに分化しているのが見て取れた。一体全体いかなるボディープランなのかにわかには判断しがたい。それがミミズのごとく這い回る。
異形な生物たちに見とれていると、思う間もなく再び放送が流れて水が戻り始めた。慌てて船に乗り込むと、もう周囲は元の黒く鉛色のうねる海原。
さて
うお座を運行中の最大の小惑星ケレス
∧∧
(‥ )…暗くてぱっとしない
\− スケッチだな
(‥ )うお座のα星
アルリシャーとかは
まだともかく
周囲に明るい星が
まるでないんだよ
あまりにも暗いから
これでも
明るさを強調した
スケッチなのだ
ケレスの光度は8等か、あるいは9等か。見るのがやっとのような暗い星々を27日にスケッチし、そうして31日の底冷えする夜に見直して
∧∧
( ‥)そこでようやく運行の様子から
これが小惑星ケレスだと
特定できるのだと
( ‥)ケレスと地球の接近は
−/ 去年の10月だった
からな
もはや距離も離れて
観測するには暗い暗い
一応、HPのコンテンツ=>Untitled Document
31日の夜は過ぎて、日付は変わってすでに2月1日である。
2017年1月31日火曜日
逆襲の民主主義
民主主義が差別と非寛容、相互監視による義務と強制、奴隷の制度であることは良く知られていた事実であった。
∧∧
(‥ )最近はそれとまるで
\− 正反対の位置づけですけどね
(‥ )なんかおっかねえよな
常識も理念も記憶も
いつの間にか
書き換えられて
書き換えたことすら
皆が忘れておる
確かにこういう書き換え自体はよくあることだ。だから不思議なことではないし、恐れることでもないはずなのだが、こうまで根本から書き換えられて、しかも誰も覚えていない有様は、やはり奇怪であるに違いない。
∧∧
(‥ )多民族と多文化が
\− 対立も虐殺も戦争も
あったとはいえ
まがいなりにも
共存できた世界というと
中東のように王制や独裁制の
地域だよね
民主制の地域ではない
(‥ )それを踏まえると
先進国の多文化共生主義が
民主制をうたいながら
実際には独裁制と封建制を
指向していることは
かなり明白なんだよな
それを考えると
∧∧
( ‥)トランプ大統領って
あれは独裁制に対する
民主制の反撃ですか
(‥ )植民地の独立戦争
公民権運動という大反乱
それ以来ずっと眠っていた
民主制という暴君が
久しぶりに
地球に戻ってきたという
ことじゃね?
2017年1月30日月曜日
金の元素的性質で金市場の価値下落を批判する
科学者、研究者といっても、大雑把に言えば成績が良い人でしかないから、普通に黒魔術を信じているものだ。
∧∧
(‥ )黒魔術というのは
\− 人間の思考の根幹
人の認識の枠組み
神経細胞が作る意識
そのものですからなあ
(‥ )だから
研究者や科学者と言えども
無自覚に
とんちんかんなことを
言い出すのよね
これは別に科学者が迷信や占いを信じているとか、幽霊を見たことがあるとか、そういう話ではない。
∧∧
( ‥)民主制は多文化共生だとか
民主制には
言論の自由があるとか
科学と軍事は切り離して
論じるべきだとか
そういう事例ですかね
( ‥)多文化共生を達成したのは
−/ 独裁制だし
民主制に言論の自由が
存在しないのは
ソクラテス粛清で
明白だし
軍事は科学の母だとは
言わないけども
科学と軍事の発展は
国家の生存競争で
ドライブされる
これなどは科学の歴史を
見れば明らかだ
多分、研究者や科学者は、科学には価値があり、科学の価値は普遍のものであり、普遍の価値ならば永久に発展するはずだし、そうあってしかるべきだ。そう考えているのだろう。
だがこれは間違いだろう。というかあからさまに、これこそが黒魔術である。
∧∧
( ‥)確かに科学は普遍的に
通用する理論体系を
追い求めるけども
だから普遍の価値を持つ
わけではありませんよと
(‥ )金は物体としての性質は
事実上、
不滅にして普遍だが
不滅の価値を持つわけ
ではなくて
金相場は変動し
歴史的にも銀の方が
価値を持つ場合もあった
そんなもんだね
科学者はおそらく
科学が持つ物性と市場価値を
混同してるんだよ
いや、実態はもっと悪いのである。科学は金ほど普遍的な市場価値を持ったことはなかったのだから。科学は金ほど不滅でもないし普遍でもない。これは自覚しないといけない。
実際、ギリシャ科学は西ローマ帝国では維持することができず放棄されてしまったし、アレクサンドリア大図書館のようにキリスト教徒によって組織的に破壊されたことすらある。科学を救済、継承したのはイスラームであり、しかし一方、現在のイスラームはその役割を果たせていない。
∧∧
(‥ )これはしばしば
\− 中世以後のイスラームは
宗教原理主義に陥り
科学に非寛容になって
退化したと言われるけども
(‥ )そういう説明がさ
精神論だっていうのだ
精神論というよりは、これこそが黒魔術なのである。
人間は心の作用で動態を説明しすぎる。愛だの正義だの好きだの嫌いだの、そういうはるか古代から続く黒魔術思考を平気で使い過ぎなのだ。
∧∧
( ‥)科学における
イスラームの退潮は
非常に即物的な理由では
ないだろうか?
(‥ )イスラームが西欧に
遅れを取り始めるのは
15世紀、16世紀
以後のことだからな
ちょうど西欧の
新世界発見
新世界略奪
新世界の銀を用いた
経済的優位性を
示し始めた時期だよね
つまり単純にこれ、イスラームは金がなくなり、西欧が金を持つようになった、それが科学に反映された。
それだけの話のように思われる。
これが正しいかどうかはいずれ調べるとして、少なくとも次は確実であろう。
金がなくなれば科学は退化消滅することがありうる。
∧∧
(‥ )西ローマ…つまり西欧が
\− 科学を放棄してしまったのも
キリスト教原理主義も
さることながら
単純に金がなかった
だけかもですな
(‥ )統一すら維持できない
野蛮状態に退化して
しまったのだからな
まあそんなところ
だろうね
金がなくなれば科学は容易に退化消滅しうる。
これは少なくとも、今時の厳しい経済状態に置かれた大学関係者からすれば冗談に聞こえぬであろう?
∧∧
(‥ )しかも現在
\− 地球の諸列強は富が分散
均衡していく状態に
陥っているようですからな
世界中の大学が厳しい状態に
置かれてしまって
科学もいよいよ頭打ちですか
(‥ )資源は有限であり
富は偏りでしかない
それを考えると
これからの地球は全員が
均衡状態になって
先進国がすべて貧乏に
なっていく時代だ
だとすると科学はいずれ
消滅する運命にある
少なくともこの要素と
この影響だけを
考えればそうなるね
実際には別の要素が科学の存続に影響を与えるので、科学は消滅はしないだろう。
もっと厳密に言うと現在の諸列強は科学を放棄したいのだが、できないのだ。
軍事力が科学に依存する現在の地球で、科学の放棄は敗北と奴隷化、絶滅を意味する。これゆえ、科学は恐怖と憎悪ある限り、人類が滅びる最後の瞬間まで人と共にあるだろう。
∧∧
( ‥)ただしそれはあくまでも
役に立つ科学に限る
(‥ )余剰の資源が少なく
なっている今の地球で
役に立たない科学に
振り分ける予算はない
文系なんかいらない
どころの騒ぎではない
役に立たなければ
理系だって消えるのだ
さて? ではここで問題だ。
地球は温暖化している。
これ自体は正当な科学である。これは確かなのだが...
∧∧
(‥ )問題はこれ
\− 役に立たない科学なんだよね
少なくとも諸列強が
競合状態で産業戦争を
行っているこの状況で
温暖化への警鐘と対策提言は
戦争の足をひっぱる役割を
果たしてしまう
(‥ )だとしたら
国家が金を出す必然性は
ないんだよねえ
これまでは国家に余裕が
あったから
出せていたけども
リーマンショック以後の
アメリカにそんな余裕は
ないわけだよなあ
∧∧
( ‥)でっ、トランプさんが
切り捨てようとするわけだ
(‥ )まあ科学はそれだけの
力がある証拠でもあるな
検証され確立された理論は
絶大な力を持つ
トランプのおっさんが
削除しろと言わねばならぬ
ほどの影響力が
科学にはあるわけだよ
とはいえ、金がなくなると科学が消滅してしまうというのもまったくの事実であり、現在の地球では、科学はしぶしぶ存続を認められているにすぎない。このこともまごうことなき現実だ。
∧∧
(‥ )それを考えると
\− トランプさんや
反地球温暖化の人々を
間違っていると主張し
攻撃反論する
研究者の皆さんの訴えは
正当であると同時に
まったくの
的外れでもあるのだと
(‥ )金はその元素的な
性質ゆえに
市場価値を持つが
市場価値それ自体は
変動する
金の市場価格が下落する時、
金はこのような元素であり、それゆえに安定であり、ゆえに価値が認められている。
そう主張すること自体は正しいが、
ゆえに、市場価格が下落することはおかしいと言い出すとしたらそれは論点がずれている。
∧∧
(‥ )トランプさんをめぐる
\− 温暖化論争や
アメリカの科学論争も
微妙に論点がずれていると
(‥ )単純に言うと
この構図は
科学が示した理論の客観性と
経済活動の乖離
その対立なんだけども
それだけじゃないんだな
このような状況では、科学が正しいとは限らないとか、科学以外にも価値観というものがあるとか、そういうありがちな論点ずらしが飛び交うであろう。
しかし、そんなものは枝葉末節にすぎぬし、どうでも良い話だ。そんなものに目を曇らされてはならぬ。
もちろんこれは先に述べたように
血税で研究している人間が税収の源であろう経済活動に足かせをはめるとはどういうことか?!!
という問題でもあるが、今ここで注目しているのは科学者の脳内の出来事、そこである
∧∧
( ‥)ここで注目したいのは
科学者の方も
金の元素的性質で
金の市場価格変動を批判する
ような錯誤を犯している
点にあるのだと
(‥ )科学者も人間だから
理解に必ず黒魔術の部分が
入り込んでくる
そこを無批判無自覚に
声を上げ
反温暖化論を批判すると
思わぬところで
足をすくわれるだろう
そういうことであるな
この曲はずっと良い お前達もそうなるのだ
シューベルト作曲、冬の旅
∧∧
(‥ )ミュラーさんとやらの
\− 詩に基づいて作曲された
歌曲だそうですなあ
”美しき水車小屋の娘”
の続きだか連作だか
なんだかとか
(‥ )失恋して旅に出るって
いう内容らしいな
演奏があって歌もある。とはいえ現在の歌謡曲とはずいぶん違うもので、これは一人オペラとでも言えばいいものか。ピアノの伴奏に合わせて朗々と歌うのだ。
∧∧
(‥ )元になった詩から
\− 考えると
水車小屋で娘さんと
出会うのですかね?
(‥ )まだ水車が
主要な動力だった
時代なんだな
元になった詩人のミュラーはシューベルトと同時代人、そしてシューベルトは1797〜1828年。
∧∧
(‥ )フランス革命が1789年
\− ナポレオンが最終的に破れた
ワーテルローの戦いが
1815年
シューベルトさんは
ほぼナポレオン戦争時代の
人物なんだね
(‥ )水車が動力源って
当たり前だな
そして娘と恋に落ち、失恋し、そして旅に出る。
∧∧
(‥ )郵便馬車がやってくる
\− 恋人の手紙
菩提樹の下の
甘い恋の思い出とか
そういうことが
歌われるそうですなあ
(‥ )自由恋愛に恋文の郵送
菩提樹の下でデートか
案外に自由だな
旅をする自分の頭上をカラスがついてくる、岩山の道をゆく、そうして墓場へ至り…
∧∧
(‥ )...大丈夫この人?
\−
(‥ )ははっ
なんか笑える
∧∧
( ‥)wikiによると
友人たちの前で
冬の旅を演奏したら
皆絶句しちゃったと
書かれてますけど
本当?
( ‥)Von Spaun...
−/ フォン・シュバウンと
読むのかな?
その人が書き残した
記録があるみたいだよ
∧∧
(‥ )曰く…あまりにも曲が
\− 陰鬱なので
皆、絶句して言葉がなく
唯一シューバーが
”菩提樹”は良かったな..
と言っただけであった と
(‥ )ああでも続きがあるな
シューベルトは
これに対し
ただこう言った
この曲はこれまでのより
ずっと良い
そしてお前達も
そうなるのだ と
∧∧
(‥ )主語をお前達と訳すのは
\− やめませんかね?
(‥ )”君らも”と訳すべきだと?
いやいや何をおっしゃる
その後でシュバウン自身が
続けているじゃないか
その通りだった
僕らはこの曲の陰鬱さに
もう夢中になってしまった
そう言っておるがな
この曲はこれまでよりもずっといい。お前達もそうなるのだ。
彼が語ったまさにその通りではないか。
∧∧
( ‥)なんだお前も気に入ったか?
(‥ )曲をかね?
俺は音楽は聞かないからな
そんなことは感じない
だが
習俗が読み取れること
これは良いね
そして
シューベルトのおっさん
ちょいと見直したな
おかしな眼鏡君としか
思ってなかったからな
ゆかいなおっさんじゃあないか。なかなかに良い。
∧∧
(‥ )シューベルトさん31歳で
\− 亡くなってるから
今のあんたより
ずっと若いぞ
(‥ )はっはっはっ
笑うなんて久しぶりだ
2017年1月29日日曜日
欧米が論理的とは異世界転生小説と同じ
∧∧
(‥ )欧米人は日本人より
\− 論理的で合理的…
(‥ )一神教なのに
三位一体なんて
信じてしまったものだから
後から慌てて
実体はひとつだが
ペルソナが三つあるのだ
とか無茶苦茶な
へ理屈をこねくりだした
連中を論理的とな??
∧∧
(‥ )...まあ論理的かもね
\− そういうどうでもいいことを
流さないで
無茶苦茶なへ理屈を
こねくりだして
満足するところがね
(‥ )まあ論理的ってせいぜいが
そんな程度のものだからな
∧∧
(‥ )合理性はどうなります?
\−
(‥ )それは宗教だろ?
日本語の合理だと理が合ってますであって、内容が正しいかどうかは保証していない。英語のrationalならそれはratio、つまり比率のことであって、つまるところ世界は整数比で出来ているというプラトン主義、ひいてはピタゴラス教のことではないか。
*英語のratioの語源はラテン語のratioで、この単語には計算とか比率の意味がある。irrationalisというとラテン語で非合理の意味で、英語のIrrationalならさらに無理数をも指す。比率で示せない無理数を表現する時、合理と比例の単語に否定の接頭辞をつけてirrationalと書く。これは比率に神聖を持たせた証拠であろう? もちろんかような付加価値付けに、本来根拠はない。それでもこうした付加価値付けを正当化し、合理に真理があると主張するのなら、それはプラトン主義だろう? という意味
∧∧
(‥ )日本語でも英語でも
\− 合理という言葉には
関係性に矛盾はないですね
という意味しかない
そこに価値を見いだす根拠は
本来は存在せず
しかるにその合理に
真理があると見なすは
ただの根拠無き信念
つまり宗教でしかない
(‥ )合理主義っていうのはな
宗教を信じる固執する猿
人類が持つ妄執なのだ
∧∧
( ‥)しかし欧米人が日本人よりも
とかく合理主義と言われる
このこと自体は事実
これはなにゆえですかな?
(‥ )ルールが違うんだろ?
ローマ帝国を統治するために導入されたキリスト教。
すると臣民はキリスト教の基本教義に照らして正当かどうか? それを示さないと自分を正当化できないだろう。
∧∧
(‥ )日本にそういう教義はなく
\− 人間同士の相互関係で
物事が決定されますよね
(‥ )つまりルールが違うのだ
ルールが違えば
人によっては相手の
ルールの方が都合よい
あっちのルールなら
俺様は
無双できるのになあ...
そう思う人間が
出てくるべ
∧∧
( ‥)なんだ欧米が論理的とは
魔法が使えたら
俺様は無双できるのに
なんで現実世界は
そうじゃないの??
みたいな嘆きか
( ‥)異世界転生小説と
−/ 同じだろ?
フィクションではなく
真顔で言ってるから
いかれた連中だが
しょせんは
これだけの話だろ
実際には、どっちも現実である以上、どっちが良いとは言いがたい。
例えば相互関係で物事が決定されるのであれば、地元で一番力が強い人間がすべてを決定し、それ自体はまあ良しとしても、彼が時代錯誤であれば彼の失策に全員が巻き込まれるだろう。
教義という入力されたプログラムに基づいて正当化を行う世界であれば、個人は統制されていながらもばらばらの孤立した個人になるだろう。喜捨を行えと言われれば喜捨を行い弱者を助けるが、そこにあるのはただのプログラムになるだろう。プログラムである以上、喜捨に該当しない助け合いは行わず、弱者を救済しながら弱者を平気で見殺しにする文明に成り果てるだろう。
∧∧
( ‥)どっちがいいとは言えない
でもこっちが良いと主張する
人は
そちらのルールの方が
単に都合よいのである
(‥ )そいつにとって
利益がある
それだけの話だべ
地元の関係と根回しをまず最初にやれ、と血相変えて怒鳴る人間は既得権益者であろう。
そんなことは合理的ではない、この人たちを全部首切りすれば良いではないですか、とドヤ顔する奴は人件費の削減で一瞬浮いた金を持ち逃げする流れ者だろう。そういう雇われ社長は最近では日本でもいるであろう?
∧∧
(‥ )どっちであるのか
\− 見極めが大事ですなあ
(‥ )人間は全員が利己的利益を
追求する個体でしかない
だからいかなる美辞麗句も
それは所詮良い訳だ
すべては取るに足らない
擬態に過ぎぬのだ
それゆえ明白なのである。合理性も合理主義も、まったく取るに足らぬ存在でしかないのだと。
そんなもの、異世界転生小説を真面目に信じるような、人生からの痛い逃走でしかないのである。
2017年1月28日土曜日
2017年1月27日のベスタ
ふたご座を移動する小惑星ベスタ
画面右下で線でつなげた二つの光点がベスタ。
下の点が26日2:30のもので、上がそれから42時間後、昨晩27日20:30の位置
HPのコンテンツ=>Untitled Document
∧∧
(‥ )小惑星を見るのは
\− 実は初めてだよね
(‥ )現在、地球がベスタを
追い抜いている最中で
いわば並走状態
ベスタと距離が近く
なっておるから
6等で見えるけど
遠く暗くなると
8等を下回るみたい
だからねえ
∧∧
(‥ )スケッチして星の位置を印し
\− 日々の運行を観察する
ようになってから
初めて小惑星などを見る
意義が出てくると
(‥ )俺が星の運行やスケッチを
し始めたのって
2015年からだからな
段々手を広げて
そうしてようやく
ベスタにまでいきついた
というわけですよ
ちなみにベスタは、小惑星の中では大きさで3番手で、1番手のケラスが今、うお座を運行中だ。
∧∧
( ‥)今度はそれを見るのだな?
( ‥)ところがよ
−/ ケレスは地球から
かなり離れちゃって
暗くなってて
おまけにうお座は西の
明るい空にあって
なかなか見えないのよね
先日も探したが、さっぱりである。
∧∧
( ‥)まあ根気よく探すだな
( ‥)もっと暖かければなあ
−/ もっと暖かい地方に
引っ越したいなあ
血税で経済活動を冷え込ませるってどういう?
トランプ大統領は地球温暖化に懐疑的だ。あるいはアメリカの産業の足かせとなる地球温暖化対策を邪魔だと見なしている。
それゆえ、温暖化対策などを進めるアメリカ環境局の予算削減や、あるいは地球温暖化を示す文言をサイトから削除することを指示した。
そういう話が、それこそ環境局の人間からもたらされた。
∧∧
(‥ )その後、気候変動に関する
\− Webページの削除を
一時棚上げすると
したみたいですけども
(‥ )でも所詮は
棚上げだからな
とはいえトランプのおっさんのこの姿勢、かなり深刻な問いかけでもあろう。
∧∧
( ‥)例えばトランプさんの主張を
次のようなものだと
考えてみる
”あなたがた研究者や
公務員は税金で働いています。
そして税金とは経済活動から
抽出されるものなのです。
しかるにあなたがたは
経済活動を冷え込ませる提言を
経済活動から抽出された
血税で行っています
これはどういうことですか?”
(‥ )もちろんその問いに対し
突っぱねることは
出来るのよね
”科学が明かにしたのは
客観的な事実です
客観的な事実は
意図とは無関係です
事実は直視しなければ
いけませんよ?”
こう突っぱねることは
可能なのだ
可能なのだが...では納得してもらえるかというと
∧∧
(‥ )してもらえないでしょうなあ
\−
(‥ )トランプのおっさんや
反地球温暖化の人々を
馬鹿だ阿呆だトンデモだ
疑似科学だ
と言うことは
簡単なんだがな
それでは
彼らの深刻な問いに
答えられないのだな
俺たちの金を使っている。それは許そう。
俺たちの金を使って明かにした事実は俺たちに不都合なものであった。そんなものは見たくもないし聞きたくもない。
だがそれも許そう。
あるいは無視することも忘れることもできる。
だが、俺たちの金を使ってお前達は俺たちに不都合な事実をつきつけ、そればかりじゃない、俺たちの生活を苦しくさせた上に俺たちの金を使って生活している! これは許せない!
∧∧
( ‥)となりましたら
怒るのが
当たり前でしょうなあ
( ‥)ここ考えないとね
−/ 駄目なのよね
∧∧
(‥ )これかなり難儀な問題
\− ですよね
温暖化対策が経済の足かせに
なっているのかどうか?
という根本的な問題も
ありますからなあ
(‥ )とはいえだ
これが足かせになっている
あいつら気に入らないと
皆が思い始めた
そういう時にだね
税金で食ってる連中は
これは本当のことなのです
と真実を述べれば
皆に納得してもらえると
思っちゃいかんのよ
彼が馬鹿であろうがなかろうが、選択は予定必然のものである
地球上の元素は有限であり、地球に入射してくるエネルギーは一定である。
∧∧
(‥ )つまり富を増やすことは
\− できず
利用可能なエネルギーを
増大させることも
できないのである
(‥ )やれることは
これまで埋没して
利用できなかった資源を
採掘する
地球に入射してきた
エネルギー利用を最大限に
効率化する
地球に入射してきて
そのまま蓄積されてきた
エネルギーを採掘利用する
これしかない
つまり、採掘を行う地学、太陽エネルギーからの光合成を効率化する農業、そして過去の太陽エネルギーである石油の採掘と精製。これしかなかった。
∧∧
(‥ )風力とか水力とか
\− 太陽光発電とかは
あまり意味がない
(‥ )地球に入射してくる
エネルギーを
あますことなく
利用するという点では
上記にかなうけども
実際はほとんど無意味だね
人類は地球に入射してくるエネルギーが一定、かつ有限であるということに耐えられなかった。それゆえ石油という過去の太陽エネルギーを化学エネルギーに保存蓄積したものを利用するようになった。これは要するに毎月の給料が少なすぎるので過去1000万年にたまりにたまった膨大な貯金を湯水のごとく使って生活するに等しい。
∧∧
( ‥)日々の給料では
まるで足りないから
貯金を使って豪華な生活を
している人が
日々の給料をもっと効率的に
使いましょうって言ってもね
なんの説得力も
ないですからな
( ‥)水力、風力、太陽光発電
−/ どれもこれも意味なんか
ありゃせんのだが
どういうわけか
これ理解されないのよね
良く理解できないが、多分、人間は光合成を理解していないのだろう。光合成は光エネルギーを化学エネルギーに転換する過程であり、石油はその濃縮だ。つまり石油こそが唯一成功した太陽光発電だということになるのだが、これが理解されていない。
それを踏まえると間違った理解に基づいて考えられた太陽光発電や再生エネルギーとは、あるいは持続可能な文明とは、そのことごとくがやはり間違いだということになろう。
さてもさても、これを踏まえるとだ、果たして人々はトランプ大統領のことを笑えるであろうか?
∧∧
(‥ )トランプさんは温暖化の議論が
\− アメリカの産業を窒息させて
いると考えて
環境保護局の予算を削減
温暖化を示すデータや根拠の
削除を指示したとか
(‥ )まあ産業としては
そっちの方がいいからな
そもそも産業革命以来
人類は地球に入射する
エネルギーだけで
生活することをやめ
過去の太陽エネルギーを
食べることに
決めたのだからね
この決断、当然でしょ
そもそもどうしようもないのである。
例えばA国がそういう浪費的な生活を放棄、節制しても、B国がそれをしなかった場合、A国はB国に敗北して呑み込まれてしまうのだから。
∧∧
( ‥)つまり列強ひしめく地球では
相手に併呑されないように
どの国も軍事、科学を
放棄できないし
それと同様に
化石燃料を浪費する生活を
放棄することが
できないのである
(‥ )競合こそが文明と科学と
技術と産業と経済の
果てしない発展と暴走を
作り出し
それこそが
豊かさと自由を生み出し
そして
破滅の源泉となる
だから放棄しようという試みは必ず失敗する。
いや、そもそもその結果がトランプ大統領の決断だということになる。
つまりトランプ大統領は科学も分からない馬鹿だ、とか、そういう論評はどうでもいいことだし、要点からずれているのだ。
彼が科学を分かろうが分からなかろうが、
彼の信念がトンデモであろうがなかろうが、
彼の選択が意図的であろうがなかろうが、
どうあがいても至る道も選択肢も、どれも同じだということである。
∧∧
(‥ )トランプさんを馬鹿だと
\− 言うことには
何の意味もない
(‥ )彼を愚かと笑うは
物事から目をそらすことに
他ならぬ
そういうことだな
すべては予定された航路を走る。それだけのこと。
∧∧
( ‥)すべての可能性が
収束していくこの世界線
(‥ )よいよい
なにもかも
予定通りではないか
2017年1月27日金曜日
恐怖と自殺への情熱こそが世界を支配する
散歩へ出るとあいもかわらず先日の積雪が残っておる。
昼間でも氷点程度だったり
∧∧ しましたからね
( ‥)
−( ‥)溶けねえよなあ
一方、垂れ下がるつららはなかなかにきれいだ。
さてもさても
∧∧
(‥ )メキシコ大統領と
\− トランプさんの会談が
流れたそうですねえ
(‥ )うははっ
飛ばしよる飛ばしよる
∧∧
(‥ )...まあトランプさん
\− メキシコが国境の壁に
金を出さないのなら
会談止めようとか
言ってたみたいですしね
(‥ )会談がしょっぱなから
流れる事態を作るとは
おっさんやりよるな
テンション高いねえ
∧∧
(‥ )メキシコの人は
\− 壁を作ってもそんなもの
いくらでも越えられると
言ってるとか
(‥ )あっはっは
そりゃあそうだな
そしてそりゃあ
壁を作るだろうな
まあ当然なのである。金がある方が楽だというなれば、そこへ向かって人が流れるは、水が低きに流れると同じく世界の道理なり。なればそれを阻止するにはダムという壁を作らねばならぬのだ。
∧∧
(‥ )それにしても
\− メキシコとアメリカ
どちらも
現地人から土地を奪って
成立した入植国家なのに
この発展の違いって
なんでしょうね
(‥ )口の悪い奴がこう言ったよ
一攫千金を目指した
コンキスタドールたちと
社会ごと入植した人々の
違いだとな
現地人の社会はどちらも破壊されている。人々は過去も伝統も壊されて社会を維持できない。なれば違いは入植した支配者たちが社会という秩序を持ち込めたか持ち込めなかったかの違いだと。
∧∧
( ‥)コンキスタドールたちは
それに失敗し
社会を持たない社会は
発展できなくなったと
(‥ )社会ってのはな
本来は抑圧的で陰鬱で
自由も恋の情熱も
ないものなのだ
社会とは所詮のところ利己的な個人の集合。それがひとつにまとまるには、ひとつには恐怖が必要だ。
勝手なことをしたら皆にリンチされるという恐怖。裏切り者は許さないという憎悪。社会にはこれが必要だ。
そしてもうひとつ社会の維持には情熱が必要だ。
しかしそれは恋の情熱ではない、自殺への情熱だ。
恋の情熱とは自らを自らのために残すということでしかない。それでは駄目なのだ。個人のための個人の情熱は、その結果が個人であって社会にはなりえない。
そうではなく、自らを率先して犠牲にすることでその大いなる無駄を誇示し、それを皆が賞賛する。この自殺への情熱こそが社会に相互作用を作り出す。
リンチされる恐怖があれば、人は退かぬ。
自ら率先して自殺する情熱が讃えられるのであれば、人々は前進して死ねる。
リンチの恐怖と自殺への情熱。
これがなくば社会は前に進めぬし、これさえあれば隊伍を組んで蹂躙の前進ができよう。
∧∧
(‥ )一攫千金という
\− コンキスタドールたちに
そんなものはなかったと
(‥ )金と女にうつつを抜かし
自由に生きる
そういう
絢爛豪華な情熱では
社会は自分で自分を食う
蛇のようなものに
なってしまうからな
アメリカとメキシコは
その違いで
説明できんじゃね?
実際、恋と情熱の国って、いずれも発展していないであろう?
なればつまりこうなのだ
恐怖と自殺への情熱に燃える灰色の帝国こそが列強であり、未来の地球は、これら灰色の列強が支配する恐怖の惑星になるのであると。
ゆえにすべての恋と自由と幸せはことごとく屠られ、その首を切り落とされるだろう。
日本衰亡論とか成長論とか、あれ全部間違い
人間というのものは妙な世界観を持っている。物事は成長し、発展し、そうして衰退するという世界観。
∧∧
(‥ )多分、生き物の成長から
\− 連想しているのでしょうね
種から植物が芽生えて
育ち花を咲かせて枯れる
人間が生まれ赤ん坊から
青年になり老人になり死ぬ
(‥ )その一方で
資源は有限であり
エネルギーの入力は
一定である
ということは
理解していないみたいだな
例えば人が言う。日本は衰退し、そうしてこのまま急激に滅びるのだと。
∧∧
( ‥)この意見も誤りであると
少なくとも滅びるにしても
生き物の成長のように
考えてはいけないのだと
( ‥)資源の量は一定だとすると
−/ 富の量も一定なのだ
だとすると日本の豊かさは地球上にある有限の富に偏りが生じただけ、ということになる。
∧∧
(‥ )ではなぜ富に偏りが生じるか?
\− それは単に人件費が
安かったから
(‥ )人件費が安いと
安くて良い商品を作れる
そうすると金持ちが
それを買う
すると
お金が落ちる集まる
それだけの話だよね
もちろん、これはいずれ頭打ちになる。豊かになって財産が増えれば、その維持費として出費がかさむようになる。そのため人は豊かになればなるほど貧乏になり、労働はより過酷になっていく。
∧∧
( ‥)そうして遅かれ早かれ
次の人件費の安い国が
現れて
富は今度は
そこへ流れ出す
(‥ )つまり富は
均衡するものなのだ
そりゃあ当たり前だな
資源は有限なのだからな
資源を増やすには地層に埋没している未だに利用されていない鉱物を採掘するしかないが、その一方で、鉱物は酸化、あるいは廃棄されて失われる。
富を増やすことは理論上は確かに可能だし、微増もしているであろうが、実態は有限一定と考えてほとんど違いはないだろう。
∧∧
(‥ )植物の成長も
\− こういうものなんだよね
体を作る炭素化合物の
炭素は大気中から取り
必須な無機塩類などは
土地の土から吸収する
すべては一定量である
(‥ )ところがだ
炭素を大気から
取り込んで肉体を作るから
人間から見ると
まるで
無から有を作るように
見えるんだよな
地水火風という言葉がある。世界を構成する元素として考えられたこれらのうち、大気を風と呼ぶ。かように人間にとって空気は実体ではなかった。
∧∧
( ‥)人間は風という運動としてしか
空気を認識していなかった
(‥ )まあひっくり返した壷を
水に入れてから上下を
返すと泡が出来るとか
そういう理解はして
いるんだけどね
大気を実体と考えていたか
というと怪しいよね
それを考えると、空気から体の構成物質を取り込んで成長する植物が、まるで無から成長するように見えたとしてもおかしくない。
∧∧
(‥ )人間は植物の成長を
\− 理解していないだろう
現実の植物は
地上に存在する
有限の元素が偏って
できるものだけども
人間は成長をそうは
理解していない
人は無から有がうまれると
考えているであろう
(‥ )ということはさ
そうした成長観から
連想されている
国家の成長観って
根本から間違っている
ことになるのよね
∧∧
( ‥)ということはですよ
(‥ )世の中の人が言う
日本衰亡論とか
日本成長論とか
中国が韓国がとか
あれ全部間違い
見当外れ
すなわち、すべての意見は聞くに値しないのである。
2017年1月26日木曜日
要するに気持ちいいことをしたいだけだったのだな?
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)西欧哲学の歴史は
−/ おおまかには
プラトンの注釈だと
人は言う
しかるにプラトンの世界観は、世界は整数比で成り立っているというピタゴラス教団そのままだし、それはピタゴラスが教えを受けたエジプトの宗教に根っこがあるらしい。
∧∧
(‥ )要するに西欧哲学は
\− 根拠不明な宗教に注釈を
入れていただけだったと?
(‥ )全部がそうじゃないに
しても
近似的には
そうなんじゃね?
しかるに例えばプラトンは整数比が世界の実体であると考えたので、その信念を打ち砕く存在、無理数を破壊しようと試みた。
∧∧
( ‥)数学の証明で真理に
たどり着けると
豪語した人が
数学で証明された
無理数の存在を
骨抜きにしようと
試みるのである
(‥ )その注釈が哲学の歴史だ
というのなら
一体哲学とは
なんだろうね?
哲学は何の意味があるのか? と問われる以前に、哲学とはもったいぶった欺瞞でしかないのではないか? と疑惑を持たれること必然。
∧∧
(‥ )でも哲学の全てが
\− 人間の知識活動のすべてが
そういう疑惑のしろもので
あるわけではない
(‥ )因果関係を論理では
証明できないし
記述もできない
とか
論理は否定的な証明しか
できないとか
成果はあったよな
いずれもここ100年
ぐらいの成果だけどさ
すると? 意地悪な言い方をすれば2500年のうち、2400年は無駄であったということであろうか?
あるいはそれとも
∧∧
( ‥)みんなプラトンぐらいの
てきとーな理解が
気持ちいいので
プラトンより
先のものが出ても
すぐ捨てちゃうとか
( ‥)多分、それが一番
−/ 現実っぽいね
2500年の間、論理は否定的な証明しかできないことに気づいたのがたった1人だったというのは、考えてみればおかしな話なのだ。
実は無名に終わったり、あるいは、そんなこと言われると気持ちよくないから知らない、と皆がそっぽを向いたことで後に残らなかった人が過去に幾人もいた、そういうことかもしれぬ。
∧∧
(‥ )ようするにあれだ
\− 2500年
居心地の良い部屋から
皆さんあえて
出なかっただけだと
(‥ )多分そういうことだろうな
要するに、知識人の諸君、自らを知の巨人と自負する人々よ、あなた方は気持ちいいことをしたいだけだったのだ。そうだろう?
2017年1月25日水曜日
さあいこう 全ては運命獲得論のごとく
早朝の気温はマイナス8度だった。
∧∧
(‥ )夜はそれなりに
晴れてたからね
冷えちゃったね
(‥ )日本海側からの雪雲が
山脈を越えては来るが
放射冷却を防ぐような
毛布にはなって
くれなかったな
旧式で断熱性の悪いガラス窓には氷の結晶が張っておる。
さて
∧∧
(‥ )報道によるとトランプさん
\− TPPからの離脱に署名
中東諸国などから
移民制限に向けて
動き出したと
(‥ )あっはっは
さすがは実業家
仕事が速いねえ
∧∧
(‥ )口先だけではないのだと…
\− でもどうなりますかね?
(‥ )やってみれば分かることよ
オバマっちの和平的な
外交政策だって
結果的にはISISを生み出し
シリアは内戦状態になり
イランとロシアの勢力の
伸張を許し
EUを混乱に陥れただろ?
なにもかも
やってみれば分かることさ
あの大失態を見た後で、あえてオバマ大統領を持ち上げ、トランプ大統領をけなす。それは不公平というものだ。
∧∧
(‥ )トランプさんはロシアには
\− 融和的だけど
イランとISISには
露骨に敵対的だけどね?
(‥ )そりゃあ田舎のおっさん
だからな
でも実際には無理だよね
イランとは戦えない
ISISとだって
本腰入れては戦えない
そもそも統治も出来ないし
勝つことも戦うことさえ
できないから
アメリカは
逃げ出したのだからな
∧∧
( ‥)オバマさんは先見の明が
あったのだと?
(‥ )先見の明があったのなら
イラクを混乱させた
責任を放棄して
EUにそれを押し付けた
わけだから
最悪の意味で
マキャベリストだろうし
平和主義な彼の思想が
そうさせたというのなら
先見の明でもなんでもなく
たまたまだってことになる
どっちにしろ、イラクはめちゃくちゃ、シリアもめちゃくちゃ、EUもめちゃくちゃ、ロシアとイランだけが一部状況を安定化できるという状況なわけで、要するに事態は必然的な中世への回帰へ進行しておる。
この500年が異常だったのだ。ユーラシアの片隅で延々と戦争し続け、戦争以外になんの長所も持たないおおむねゲルマン人たちは新世界を滅ぼし、文化を破壊し、ただただ略奪を続けてきた。彼らは一切なにも作らなかった。
その支配が自壊した20世紀。
それに続く21世紀。
文明国としては後発だった日本から見てさえ野蛮未開だったゲルマン族の世界支配が着実に崩壊していく未来線。それが今の世界。
かくて世界は再び、本来の姿へと回帰する。すべては予定されていた通りではないか。
ただし次の世界は西欧と野蛮なるゲルマンたちによる大破壊の影響を受けた、より悪い世界へと回帰変貌するだろう。
イラン、インド、中国、それに日本、アメリカ、ロシア、ドイツ、イギリスを加えた列強が果てしない消耗戦と殺し合いを続ける素晴らしき世界線。
∧∧
(‥ )この安定解への崩壊と
\− 回帰の中で
トランプさんが出来ることは
ごく限られているよね
(‥ )あの人がやれることは
オバマっちと同様
アメリカ国民を救うこと
これだけよ
やりかたは違うがな
結果と行き着く先は
同じだよ
そうなのだ諸君。状況はすべて予定された通りではないか。
この世に運命などないが、人間に自由などないこともまた事実。その現実の前に、オバマだトランプだ、そんなものは取るに足らぬ違いであろう。行き着く先が同じなのだから。
さあだから前を向いていこうじゃないか。全ては運命獲得論のごとく。
勝ち組戦略は民主体制下では不安定さを増幅させる
国土が広いと個性が強くても負けてしまっても排除されても逃げることができる。だとすると国民の質はまちまちとなり個人は極めて自由に、悪く言うと無法に生きることとなるだろう。この場合、国家はばらばらの個人をまとめるために強大な独裁権を行使するようになる。というかそうでもしないと無理だろう。例えば中国のように。
一方、隔離されており国土が狭い国家はどうか? この国には逃げ場が無い。だとすると個人は他人に対して妥協を余儀なくされるだろう。謝罪しなければならないし、謝罪された者は謝罪を受け入れることを強制されるだろう。受け入れないと今度は自分が周囲から叩かれるのだ。相互監視が極めて厳しい社会となるだろう。悪く言うと村社会であり、封建制に固定化されることもあれば、もっと悪く言うと民主制に固定される場合もあるだろう。民主制は相互監視で成り立っている。民主制は決して夢のごとき善良な政治制度などではない。民主制には義務と責務があって自由はないのだ。例えば日本のように。
ではこの中間はどうなるか?
独裁制の超大国の隣にあって、しかし周囲はある程度隔離されていて、しかも国土が狭い。超大国に政権は翻弄されるし、政権はしばしば倒れる。しかも敗北した側には逃げ場がない。こうなると敗北して死ぬか、敗北したものを即座に見限って勝ち組につくしか選択肢がなくなる。死んだ戦略は消滅してしまうので、残るのは勝ち組につくという選択肢だけだ。この場合、自分が勝ち組であることを周囲に示すには、負け組を率先して叩くことである。しかも全員がそうしなければならないのだから、皆が負け組をリンチするような行動をとらざるをえなくなるだろう。
∧∧
(‥ )...でっこれが韓国の
\− 今の状況であろうと
(‥ )大統領のスキャンダルが
発覚して
失脚確実と分かった瞬間に
手のひら返しをする
大統領疑惑の記事を
引用した
産經新聞の支局長を
以前は勾留したのに
今では率先してその疑惑で
大統領を攻撃する
この盛大な手のひら返しは
そうとでも説明しないとな
もちろん、以前も言ったように、これ自体はそんなおかしな行動ではない。日本人だってアメリカに降伏した時、手のひらを返して、率先して軍隊叩きを行ったり、当時中学生のガキだったくせにまるで見てきたかのように詳細な軍隊批判を平気で行う知識人やら文化人やらインテリだのリベラルだのぞろぞろ涌き出したのだ。あの連中を見れば、勝ち組につかねばならないという行動が、そんなおかしな行動でないことは明白だ。
問題になるのはこれが固定化されてしまう場合であり、そして固定化には条件がある。
∧∧
(‥ )政権が倒れるという不安定さが
\− 何度か続けば
人々の行動がそういう戦略で
固定化されてしまうだろう
(‥ )そうして
勝ち組について
負け組を叩かないと
自分の身が危ういという
行動が多数を占めると
それが最適戦略になって
そこから絶対に
抜け出せなくなる
このような戦略が最適になると、負けたからといって謝罪したからといって叩くのは止めましょう。和解しましょう。そういう主張があっても潰されてしまう。
それを言った人を周囲の人間は叩かなければいけない。
なぜなら、お前は勝ち組でないからお前を叩かなければならない、そうしないと私まで負け組になって叩かれる。こういう状況なのだから。
こうなるともう是正は不可能だ。社会は安定解に崩壊し、もう二度とそこから出られなくなる。
日本だって部分的にはそうであろう? インテリとかリベラルの主張に反論すると、場合によってはマスメディアの連呼によって潰されてしまい、政治生命などが断たれてしまう場合があったであろう?
似たことはアメリカでも生じていて、少なくともトランプ支持者はそう主張しているであろう?
良かろう悪かろうは個々の事例に対して判断するべきだろうが、現象としてはこうなるのだ。後はこれが増幅されるか止まるか、それだけである。
∧∧
(‥ )韓国はそれが増幅されて
\− しまったということ
ですかねえ?
(‥ )あてずっぽうで言えば
民主化したせいかな?
∧∧
( ‥)なんで?
(‥ )民主化は政権交代だから
必然的に定期的に
負け組、勝ち組を
生産してしまうだろ?
選挙がうんぬんの話ではない。選挙の勝ち負けなら後で挽回できることは誰もが知っていよう。単純に一回の勝ち負けだけですべてが決まるのならスポーツも成立しないこととなる。
だがしかし例えばこう考えればどうか?
どんな国家にも不正蓄財というものがある。まあ任期中、不正に蓄財する事自体はどうでもいい話だ。少なくとも蓄財というちょろまかしに対して貢献が大きかったら、さほど文句は出ない。
∧∧
(‥ )ただし不正蓄財があったら
\− 失脚させる口実には
なるでしょうなあ
しかもこれは
選挙の勝ち負けでは
なくて
失脚ですからな
つまり完全な負け組だ
(‥ )失脚するなら蓄財しよう
なのか
蓄財したから失脚する
なのか
鶏が先か卵が先か
よく分からんけどな
ただどっちが先であるにしても、このような状況では不安定さが増幅されるのではないのか?
∧∧
( ‥)勝ち組だから蓄財する
蓄財したから失脚する
失脚させたから勝ち組になる
勝ち組になれたから蓄財する
だから失脚する
これが繰り返される
(‥ )そうしていくうちに
どんどん振れ幅が大きく
なっていくんじゃないか?
勝ち組に皆が集まり
みんなが負け組を叩く
という社会でこれをやれば
増幅が起こるだろ
どんな国家でも勝ち組になれば蓄財はしやすかろう
だが、皆が諸手を上げて勝ち組につく(つかねばならない)社会では蓄財がよりしやすくなるし、極端になるし、この誘惑に耐えられる人間などいない。というか蓄財が必然となるし、蓄財量も増えるだろう。
しかし蓄財すると、それは不正と見なされて、発覚すると失脚する。
そもそも皆がそれを叩くから失脚するわけだし、失脚が起こるからこそ後任者もそれを叩いて勝ち組をアピールして、権力の座につくだろう。
負け組を叩くという行動が、良く言えば政権交代を促進し、悪く言うと不安定さを増幅させる。
もちろん皆は勝ち組である新しい支配者につくので、彼はそれによってより多くの蓄財をしやすくなり、それは皆が勝ち組につくという行動ゆえに可能なのである。
しかし彼はその大量の蓄財によって失脚するのだが、その失脚は勝ち組について負け組を叩くという行動ゆえに増幅されていて、そのために後任は…
∧∧
(‥ )勝ち組につかなければ
\− その身が危ういという戦略で
固定化されている社会は
民主体制下では自動的に
不安定化し
しかもそれが増幅されて
いくのではないか?
(‥ )なんかこうだんだん
不安定化が激しくなって
いくように見えるからな
なにか必然的な
理由があると見るべき
2017年1月24日火曜日
本は娯楽ではない 元来は魔道のものだ
本の感想文を読めばだいたい分かる。
ああ、この人は最初の部分しか読んでいないな。
ああ、この人は最初と最後だけ読んだよね。時間がない時に批評をでっちあげるよくある手段だよな。学生がさぼる手と同じだよ。
ああ、この人は読むための基礎知識が無いよね。だからこういう解釈をする。教科書読めばいいのに。
∧∧
(‥ )というか大概の批評って
\− この程度なものですよねえ
(‥ )新聞でもamazonの批評でも
なんでもいいけど
所詮は学生のさぼりと
同じ程度なもんさ
つまり明白なのである。世の読書家は娯楽として本を読んでいるのであると。
読書家達は俺様はこんな本も読めるすごい読書家なのであるぞ、と自慢したいという、そんな娯楽のために読めもしない本を読んだふりしているのであると。
∧∧
( ‥)本は娯楽じゃね?
(‥ )今ではそうだな
確かにそう思われてる
でも本来は
どっちかというと
魔道のたぐいだろ
一般人では歯が立たぬ計算と記述、そして記号による情報の保存とその再生。
シュメールの粘土板から始まり、本とはむしろ魔道のたぐいであった。
∧∧
(‥ )まあ今でも本に魔力があるとは
\− 思われてはおりますなあ
本を読むと頭が良くなると
信じられていますからね
(‥ )それある程度は事実
なんだよね
これもまたシュメールとメソポタミア以来、変わらないことなのである。
国家官僚に必要な能力とはなにか?
それは無味乾燥でつまらない文章を何万、何十万文字も正確に読めることなのである。
これを踏まえれば明白であろう。例えば、
教科書を分かりやすく書いてくれれば僕でも分かるのに..
だの
お役所らしいくだらない文章
だの
なんでこんな国語のテストがあるの? なんでこんな意味が取りづらい文章を出題する? 馬鹿なの? それとも日本語に欠陥があるの?
だの、こうした意見が全部負け組みのたわ言でしかないことは明らかだ。
分かりやすく書かれていなくても内容が下らなくても、文章を正確に記述し、なおかつそれを数十万文字根気よく読める力、それを国家は求めているのであり、そのためだけに国民をふるいにかけるのだ。
いわば、国家官僚とは選ばれし魔法使いなのである。
そうして選ばれずに、大量に脱落したものたちが以上のようなたわ言を述べる。これが何千年も繰り返されたこの世の理。
教科書を分かりやすく書いてくれればなど、敗北者の自覚せざる敗北宣言でしかないのだ。
∧∧
(‥ )本を読むというのは
\− その訓練になるのですな
(‥ )だからあれよ
短い文章しか
読めない人間は
もう負け組みってことで
人生諦めるべきなのよ
そしてそんな人間は本を娯楽だと見なすだろう。
まあ別に娯楽な本があること自体は構わないのだが、娯楽な本があるからといって、すべての本を娯楽と見なすのは愚かというものだ。
∧∧
( ‥)本は本来、魔道のたぐいである
( ‥)やれやれ本を書く俺は
−/ 娯楽の提供者に
なるべきなのかい?
それとも大魔導士に
なるべきなのかい?
∧∧
( ‥)お前、中二病なんだろ?
大魔導士になっちまえよ
(‥ )また気楽に
いってくれるねえ
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