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2015年4月4日土曜日

なぜ否定しようと考えたのか? それが根源

 
 生物学者リチャード・ドーキンスがセルフィッシュ・ジーン(selfish gene)、すなわち利己的遺伝子という言葉を使った時、それに衝撃を受けた人々がいた。
 
 人間は社会性動物だ。特に近代化が進んだ社会では、利己的なことをしてはいけないとされる。誰もがそう教えられ、そしてそれを強制される。
 
 それゆえ、利己的遺伝子という言葉を反社会的と見なして身震いした、そんなところだろうか、

 もちろんこれは奇妙なことである。そもそも道徳は”人間が利己的な存在ではない”ということを意味していない。道徳が示すことはむしろ逆である。物事が禁止されるとは、実態がそうではない、ということだ。
 
 すなわち、道徳は現実の否定である。

 そうである以上、道徳の存在が示すのは次のようなことに他ならぬ。
 
 人間は利己的な存在でお互いを出し抜き、自分だけ甘い汁を吸おうと考えている個体の集合である。
 
 ∧∧
(‥ )でも自分はそうしたいけど
\‐   他人が勝手なことをして
     自分が不利益をこうむるのは
     いやなんだよね
 
  (‥ )ゆえに裏切り者を
      抹殺しようとするのだ
 
 道徳の正体とはこれだ。

 相互監視による裏切り者の探索、そして私刑と抹殺による裏切り者の排除、これこそが道徳。
 
 道徳はただただ利己的な目的から生じてきた冷淡で現実的な打算であり、それを実現するために表面的な約束事を提案してきた。そう言うこともできよう。
 
 
 だがおかしなもので、人間の中にはこの現実に耐えられないものがいる。
 
 あるいはこう言えばいい?
 
 道徳は、外見上は現実の否定、という形式をとっており、その根底にある冷酷で暴力的で利己的な動機を覆い隠している。
 
 一方、親や社会から、人は表面的な禁止だけを教えられる。この時、これをただ鵜呑みにして、この部分だけに異様に拘泥する個体が存在する。

 彼らは利己的な遺伝子という言葉には耐えることができなかった。多分、利己的なことをしてはいけませんよと入力されたことと、人間が利己的にしか振る舞わないという現実、この二つの衝突に心が耐えられなかったのであろう。
 
 もちろん大概の人間はこんなこと気にしない。しかし人間は大量生産品ではなく、品質は一定していない。このコンフリクトに耐えられないものが、数は少ないが必ず存在する。
 
 彼らは利己的遺伝子という言葉を否定しようと考えた。
 
 例えば曰く、利己的遺伝子という言葉は擬人化である。実際の遺伝子は考えないのであるから遺伝子の擬人化は間違いである。ゆえに利己的遺伝子は間違いである。間違いである以上、遺伝子が利己的に振る舞うということ、これもまた間違いである。このような主張。
 
 ∧∧
( ‥)しかしこれは
    言葉の把握に誤りが
    あることによる誤謬
 
  ( ‥)擬人化は誤りである
    ‐□ だから擬人化された
      遺伝子の振る舞いも
      間違いである
      この論が間違いだな
 
 例えば擬人化された戦艦長門が、私が見たかったのはこんな光じゃない、と言った時、戦艦は人間ではないのだから彼女のこの叫びも事実ではない、こう主張することは正しいであろうか?
 
 ∧∧
( ‥)間違いだね
    戦艦長門は実際に
    核実験の標的に
    されて沈没したからね
 
  (‥ )まあそういうことだ

 
 この誤りはさながら次のようなものである。白い1羽のカラスが見つかれば、カラスが黒いことは否定される。同様にカラスという言葉に含まれるすべての事柄が間違いとなる。カラスがカーカー鳴くという事柄も否定される。
 
 ∧∧
(‥ )実際のところ
\‐  白いカラスの発見で
    否定されるのは
    ”すべてのカラスが黒い”
    という言及だけですよね
    大部分のカラスは黒いという
    現実自体は
    何も否定されていない
    他の事柄もまたしかり
 
  (‥ )やはりこれもそうだ
      名詞の把握と組み立て
      ここがおかしくなってる
 
 つまりこれはhilihiliのhilihili: そして理屈だけが骨張って残ったの続き
 
 ∧∧
( ‥)名詞の把握がおかしい人が
    誤謬を犯している?
 
  (‥ )いや多分
      そういう複雑な事柄では
      ないんだと思うけども
 
 多分、話は非常に単純ではなかろうか。

 人間の思考の大部分は、思いつきと後付けの理論で構成されている。これは恥じることではない。当たり前だし他にやりようがない。
 
 そしてこれを踏まえると以上の誤謬の理由は単純であろう。
 
 ∧∧
(‥ )利己的な遺伝子という言葉を
\‐  否定したい人が
    そのために名詞を
    恣意的に運用した
    文章を破綻させるわけには
    いかない以上
    論理的な歪みは
    名詞の中にしわ寄せされ
    隠される

 
  (‥ )そうすれば一見したところ
      破綻の無い綺麗な文章を
      作成することができる
      それだけのことだと
      思うのだがな
 
 文章の歪みを無くせば、それは名詞の内部にしわ寄せされ、名詞の破綻として隠される。

 つまり名詞の使い方と指示対象を検討すれば、主張の破綻や誤謬が明らかとなる、そういうことでもあろう。
 
 そしてまたこれは、誤謬自体は結果でしかない、ということを示している。
 
 ∧∧
( ‥)つまり誤謬は
    名詞の使用に隠されているが
    誤謬の原因は
    彼の最初の思いつきに
    起因している
 
  ( ‥)つまりな
    ‐□ なぜそれを否定しようと
      お前は思ったのか?
      これが問われるべき
      根源なのだな
 
 
   

2015年4月3日金曜日

そして理屈だけが骨張って残った

 
 人間は言葉で物事を考え、説明し、それを人に伝える。
 
 ∧∧
(‥ )言葉は分類であり
\‐  分類は定義であり
    文法は論理である
    非常に楽観的に考えると
    定義された言葉を
    論理的に配置すれば
    それは真実を語る
 
  (‥ )まあ実際には
      そんな保証はどこにも
      ないのだけどな
 
 定義が正しいのか分からない
 分類が正しいのか分からない
 そして
 そもそも言葉の指示対象が定義できるものなのか、分類できるものなのかも分からない
 
 というか人間が認識する分類や言葉のほとんどは定義もできないし分類もできないものだろう。少なくとも画一的に普遍の定義を与えることは不可能だ。
 
 ∧∧
( ‥)だから同じ名詞でも
    文脈ごとに違う意味に
    なっていることが
    普通ですよね
 
  (‥ )例えば
      人は皆同じく兄弟だ
      だがお前は人として駄目だ
      こういう言い方もあろうな

 
 これ、同じ”人”という言葉を使っていても意味が明らかに違っている。
 
 最初の”人”は、同じ祖先から生じた子孫で平均すれば遺伝子も性能も同じ個体の集合である、という意味合いだ
 
 だが次の”人”とは、個体同士の関係をうまく築く事が出来ない個体に関する非難になっている。
 
 ∧∧
(‥ )まったく意味が違うけども
\‐  外見上は同じ”人”という
    言葉になっている
 
  (‥ )人間の多くは
      文脈から言葉の意味を
      そのつど探っているのだな
      だが全員が同じように
      出来るわけではない
      そして
      これが出来ない人間は
      以上の言い様に対して
      次のように反論するかも
      しれないな
 
 
 あなたは、人は皆同じだが、私のところは人として駄目だという。それはおかしい。人は皆同じなのだから、私が駄目ならあなたも他の全員も駄目なはずだ。ゆえに私だけが駄目なのではない。はい論破。
 
 ∧∧
( ‥)理屈っぽいやつだと
    嫌われますかね?
 
  ( ‥)実際には理屈っぽいの
    ‐□ ではなくて
      言葉の意味を推し量る
      動作が消失して
      理屈だけが残った状態
      なのだろうけどね
 
 まあ、理屈だけが残ったら理屈っぽくは見えるだろう。肉が薄くなって骨が見えるようになれば、骨の総量は変わらないが、骨張って見えるのだ。
 
 これを考えると前にした例え話
 
 車を修理した人が、車を馬鹿だ馬鹿だと蹴ってばかりいた人間を”馬鹿なのは車じゃなくてお前じゃん”と評した。この時、言われた側は次のように反論した。お前は俺を修理できるのか? できないよな? できないのだからお前も馬鹿だ。馬鹿の馬鹿から馬鹿と言われるのだからお前は大馬鹿だ。
 
 このような言い様、これもまた以上と同様、同一の名詞はすべからく同じ物事を指示するという非現実的な設定から出発した誤謬だと言える。
 
 ∧∧
(‥ )同じ馬鹿という言葉でも
\‐  車の修理が出来ない人
    と
    人の修理が出来ない人
    とでは
    意味も指定範囲も
    まるで違う
 
  (‥ )ようするに
      意味が違うのに
      ”同じ名詞だ”という
      一点張りで
      混乱した言及を
      行なっているわけだ
 
 かように、言葉で物事を考えてはいけないし、言葉で物事を理解してもいけない。
 
 もっと良く言えば、辞書的に言葉を使っても、言葉の指定範囲には必ずぶれが生じる。文中の言葉が何を意味するのか、それは文脈から絶えず推論しなければならぬ。これに失敗すると理解も失敗するだろう。
 
 これは=>hilihiliのhilihili: 言葉で考えてはいけないの続き
 
 とはいえ
 
 ∧∧
(‥ )でも誤謬の根源は
\‐   これだけではないのだと?
 
  (‥ )多分なあ
      以上に加えて
      もっと変なことを
      やっていると思うのだよね
 
 

 
  

存続の仕組みは死によりかかっている

 
 ∧∧
( ‥)読み終えましたか
 
  ( ‥)んー
    ‐□ 今日は一日新書を読んで
      終わりだなあ
 
 ∧∧
( ‥)どうよ
    できそう?
 
  ( ‥)人間の根源
    ‐□ 性 病 老 死
      これを本の最後に
      集結させること
      多分可能だね
 
 ∧∧
( ‥)生病老死でしょ?
 
  (‥ )苦痛的にはそれでいいけど
      生は死の投影だろ?
      生死を対比する事
      それは同義反復だ
      意味ないだろう
 
 世界を見れば分かること。生ある者よりも生無き者の方が多い。世界の本質は命無き虚無の世界にあり。
 
 ∧∧
(‥ )そして生物が持つ
\‐  自己複製能力は
    非常に広義の意味では
    鉱物が持つ能力と同じ
 
  (‥ )死から産まれて
      死に回帰する
      生物とは
      死が持つ多様な形態の
      ひとつでしかないの
      だろうな
 
 ∧∧
(‥ )そして危険を恐怖しなかった
\‐  生物は自然淘汰で弾かれ
    残るのは死を恐怖し
    存続に固執する個体のみ
 
  (‥ )自分の存在に意義を求める
      それはつまり
      物理的な結果論でしかない
 
 そう考えると、人生の意義とは何か? この問いに誰もちゃんと答えられなかったのは当然なのだと言える。
 
 ∧∧
( ‥)存在意義など無いのだから
    意義を求めても
    意義などあるわけがない
 
  (‥ )結果から遡及して
      意味があるはずと
      信じたことが間違いなのだ
 
 雷はなぜ咆哮するのだろうか? あれは神の怒りなのか? これと同様、最初の問いが間違いだったのだ。人はなぜ生きているのだろうか? 問いが間違いである以上、答えなど出るわけがない。出るとしたら、それは偽りだ。
 
 ∧∧
(‥ )でもそうであるからこそ人間は
\‐  存続の性
    回避すべき病
    代償の老化
    回帰すべき死
    これらに必然の関心を持つ
 
  (‥ )例え我々の存在が
      無意味であっても
      我々の想いが
      結果論でしかなくても
      そう感じて行動すること
      これ自体は
      まったくの事実でな
 
 ∧∧
( ‥)そしてそこに近づこうと
 
  ( ‥)でもここから
    ‐□ 出てくる結論って
      生物は死ぬ事でしか
      存続できないってこと
      なんだよね
 
 死と反対に不死化とは、必然である死を否定する行為なので大変な結果をもたらす。
 
 不死化した細胞には、それを危険と認識して排除しようと無数の免疫群が襲いかかってくる。それをかいくぐる過程で不死化した細胞は淘汰され、さらなる増殖能力、さらなる変異能力、さらには移動能力までも獲得するようになる。
 
 ∧∧
(‥ )それが例えばガンなんだけど
\‐  死を否定するというのは
    罪深いことですね
 
  (‥ )個体としては
      死にたくないよう
      進化的に
      調整されているんだがな
      個体を構成する
      細胞自体には
      死を組み込んでおかないと
      自壊してしまうのだ

 そしてこれもまた進化の結果。
 
 淘汰が生み出した存続の仕組みは死によりかかっている。
 
 
 ∧∧
( ‥)でも死にたくはないのだと
 
   ( - -)さてこれを最後に
     ‐□ 組み込むには
       どうしたものかな
       ともあれ
       さすがに疲れたよ
 
 
 

2015年4月2日木曜日

言葉で考えてはいけない

 
 
 馬鹿には見えない服という触れ込みであったが、見える見えないが観測者の学業成績と一致しない。それのみならず、あの人は頭が良い、この人は悪いという一般的な認識とも一致しない。
 
 この服が選別する”馬鹿”とは一体なんであろうか?
 
 ∧∧
(‥ )馬鹿と言っても
\‐  色々な意味がありますよと
    
  (‥ )すごくおおまかにいうと
      この人はこれが出来ない人です
      という意味しかないのだ
 
 例えば自動車が動かなくなった。
 
 一人は、こいつは馬鹿だ、こいつは馬鹿だ、と自動車を蹴飛ばし続けている。
 
 もう一人は、色々調べてみて、バッテリーはあるんだよな、ああこの配線が切れてるのか、そう言って直した。
 
 直した人は言った。
 
 馬鹿馬鹿言っても制御できないんじゃ、お前が馬鹿じゃないか。
 
 蹴飛ばし続けて馬鹿だと言われた人は怒って言った。
 
 俺はお前の言うことに賛成しない。だったらお前は俺を説得できないし、俺を制御できない。だからお前も馬鹿じゃないか。俺が馬鹿の馬鹿だというのなら、お前は馬鹿の馬鹿の馬鹿以下だ。
 
 さて、これは一体何がおかしいのであろうか?
 
 ∧∧
( ‥)制御した人は
    ”あなたは罵るだけで
    機械が直せませんね”
    と言っている
 
  (‥ )反論した人は
      ”操作出来ないからには
       全て同じ馬鹿である”
      そう言っている
 
 つまりこれ、馬鹿という言葉を使っているが、意味が全然違うのだ。
 
 あるいはこうも言える。これはこれができません、そういう意味で馬鹿を使っていても、指し示す対象が違うのであると。
 
 あなたは車を操作できませんね
 
 を指すのか
 
 俺が納得しないのだからお前は俺を操作できていない
 
 を指すのか
 
 当たり前だが指し示す対象が違う以上、同じ馬鹿という言葉を使っていても、二つを等価には扱えない。
 
 ∧∧
(‥ )二つを等価に扱う訳には
\‐  いかないのである
 
  (‥ )扱っても良いけど
      死ぬな
 
 車を馬鹿馬鹿言っているだけの奴と、車を直せる人間を等価には扱えない。扱っても良いが、そんな事をしたら死ぬ。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに?
 
  (‥ )言葉で物事を考えるな
      そういうことだろ?
 
 あるいは最低限、こうであろう。言葉が指し示す対象は文脈によって違う。そうであるのに同じ言葉であるのだからと、等価で扱うと誤謬をまねくと。
 
 これはhilihiliのhilihili: 現実逃避のための現実批判の続き
 
 
  
 

それには健康と性と死の匂いがするか

 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□ 自分が今書いている本が
      例えば
      1日40冊売れるか?
      それを問うて原稿を見直す
      こういう発想は
      今までしたこと
      なかったな
 
 ∧∧
(‥ )それって物書きとしては
\‐  極めて致命的では?
 
  (‥ )制限文字数内で
      一番正確に近い説明は
      どの言葉の
      組み合わせであるか?
      それだけを
      考えてきたからな
 
 その是非自体はどうでも良い。
 
 ともあれ、今作っている本、これが1日40冊売れるか? と問われたら、想像できん、としか言えない。
 
 ∧∧
( ‥)40冊どころか
    1日全国30冊の売り上げでも
    年間だと1万部越えだ
    それだけでも
    本としては良いものですよ
 
  ( ‥)30冊も想像できないな
    ‐□ 1日10冊なら...
      それだと可能性は
      あるかな
 
 
 1日10冊なら年間で3650部である。これでも科学系の本としては悪くはない。
 
 悪くはないが
 
 ∧∧
(‥ )それじゃ目論みには
\‐  足りないね
 
  (‥ )どうしたものかな
 
 amazonを見ると本の売り上げを人気順に並べることができる。amazonの売り上げ=実際の売り上げ、ではないが近似値であるのは確かだろう。
 
 そうして見てみれば分かるが、売れるのは人間の根源的な欲求に沿った本だ。
 
 論理的な思考がうんぬんという本が上位に食い込んでいるのは、中身の妥当性は置いておくとして、周囲に対して優位に立ちたいという購買者の欲求を反映したものだろう。人間は社会性の動物だ。ロジカルシンキングでマウントポジションを取りたいし、心理テストや星占いで自分の立ち位置を確認したくなるのは当然だろう。効果うんぬんはともかくとしてそういうものだ。
 
 健康や医療の本が並ぶのも当然。
 
 小難しい本が並ぶのも同様だ。知りたいのではなく、こんな難しい本を読める俺、すげー! という自画自賛を満足させるためものと考えるのが妥当だろう。実際、そういう本にくっついている書評を見ればよく分かる。
 
 ∧∧
(‥ )科学ジャンルに限っても
\‐  結局はそうだね
 
  (‥ )科学ジャンルだと
      以上に加えて
      数学と宇宙論が
      上位に食い込んでくるのが
      特徴かもな
      ここらは
      人間の好奇心が反映された
      珍しい部分かもね
 
 数学と宇宙論は古代ギリシャ以来ひとつのテーマだから代わり映えしない欲求でもあるが、好奇心が反映されている、という点ではやはり特異な部分だろう。
 
 ∧∧
(‥ )後は漫画で解説というのが
\‐  比較的上位に食い込みますか
 
  (‥ )とはいえめちゃくちゃ
      売れてるってわけでは
      ないなあ
 
 さらに、当たり前の話だが漫画にすればなんでも売れるというわけではない。やはりテーマは数学や宇宙論、あるいは人体に関する事柄、人間心理や、そしてロジカルシンキングであるようだ。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃね
    漫画にして
    分かりやすくした瞬間に
    人間の欲求が変わって
    じゃあ新しい分野のことも
    読みましょうか
    なんてことには
    ならないからね
 
  ( ‥)漫画で分かりやすいから
    ‐□ 手を出そうか
      ではなくて
      知りたい分野を
      漫画で分かりやすく
      なんだよな
 
 例えば今、自分が作っている本の出版社も、過去、そういう本を出した。
 
 漫画ではないが、ほとんど漫画に近いのりで元素を説明した本だ。そしてこれは売れたのである。
 
 ∧∧
(‥ )元素ものは結構
\‐  売れるみたいですよね
 
  (‥ )元素は授業で習うし
      身近にあるし
      レアメタルのように
      社会人でも
      必要な知識だし
      同位体とか原子核を
      論じない限り
      普通は数式が
      出てこない
      見るだけでも楽しいしな
 
 
 だが残念、今、自分が発注を受けているのは同じ出版社ではあるが、作っているのは元素の本ではない。
 

 ∧∧
(‥ )絵が多いけどね
\‐  でもさっき言ったように
    漫画や絵が多ければ
    人間の欲求の外にある
    本が売れるかというと
    そうではない
 
  (‥ )というと
      人間の欲求にからめるしか
      ないのだ
 
 生物学で人間の欲求にからめられるものと言えば、それは健康と性と死だろう。
 
 ∧∧
( ‥)よし
    どぎつくいってみよう
 
  ( ‥)そこまですれば
    ‐□ 1日15冊とか
      いけるかなあ?
 
 そもそもそこまでネタがそろうのか? という問題もあろう。 
 
 とはいえまあ、取りあえず書いて描いてから、検討しよう。これは健康と性と死の匂いがするか、そして1日に何冊売れると想像できるか。
 
 
      

2015年4月1日水曜日

1日40冊というのは無茶だ

 
 例えばの話、艦隊これくしょんをプレイした人の中には、資源不足のまま無茶を強行してまるでWW2の日本軍のような状況に陥ったプレーヤーもいると聞く。
 
 ∧∧
(‥ )日本軍は補給を軽視する
\‐  馬鹿阿呆集団だったと
    よく揶揄されるけど
    実際には
    同じ状況に置かれれば
    皆が同じことをする
 
  (‥ )馬鹿だ阿呆だって言うのは
      結果から遡及した
      後付けでしかないのだ
 
 あるいはこうも言える。物事の正否を馬鹿だ阿呆だで説明するのは馬鹿げている。それは物事が意思の力で左右できるという発想なわけで、その点では、補給がなくとも根性でなんとかなる、という掛け声と同じである。ようするに批判している人間は批判されている人間と実際には表裏一体だ。
 
 ∧∧
(‥ )ゲームから旧日本軍が
\‐  やるべきであった事柄とか
    日本軍の運用のまずさに
    ついての考察や
    論評とかする人
    日本軍の愚かさと
    現在の日本企業の愚かさを
    結びつけて
    論評する人もいるみたいね
 
  (‥ )まあでもあれだよな
      そんな希有壮大な
      論評よりもだな
      自分が艦これを企画として
      通す立場になった場合
      自分ならどうするか?
      どうすれば良いのか?
      それを考えた方が
      良いだろうね
 
 あれほど大きな企画でなくても良い。自分の立ち位置で考えてみても良い。自分の会社の身の丈にあった企画をきちんと成立させるためにはどうすれば良いか? それを具体的に考えた方が良いであろう。
 
 ∧∧
( ‥)実際には
    艦隊これくしょんは
    目眩がするような壮挙であると
    こんなものは
    普通の人間には真似できないと
 
  ( ‥)まったく関係ないが
    ‐/ さっきネットで
       別の企業の擬人化企画を
       発見してな
 
 今風に言えばこうである。その会社が昔作ってヒットしたコンテンツを擬人化することで新たに売ろう、そういうものであるらしい。
 
 ∧∧
(‥ )発想は良いかもね
\‐  
 
  (‥ )でもな
      見た限りでは
      イラストレーターが
      そろっておらんのよ
      質と絵柄がどうにも
      ばらばら
      擬人化も良く出来たものと
      ちょっと安易じゃね?
      の差がかなりあるのよな
 
 確かに過去のコンテンツを美少女に変えることで新しいお客を開拓しつつ再販売するのだ。ゲームのようにすべてのキャラが勢揃いするわけでもない。ゆえに質も絵柄もばらばらで良いのだとも言えよう。それを暗示するように、同じものでも、複数の擬人化がなされている場合もある。
 
 とはいえしかし
 
 ∧∧
( ‥)それで良いのだとも
    言えるけど
    そもそも企画の運営として
    これはどうであろうか?
 
  ( ‥)質も絵柄も統一感が無い
    ‐/ 良く言えば変異があって
       市場原理的に良いものが
       淘汰されるとも
       受け取れるが
 
 だがしかし、これは悪く言うと、統制がとれていない、どうしたら良いのか分からない、取りあえず人を集めてみたが一通りの監修をするだけでいっぱいいっぱいだ、そういうことではなかろうか?
 
 実際、イラストレーターを集めて監修するだけでも、これは大変な作業なんである。実際のところ、これだけでほとんどパンクしてしまう。
 
 ∧∧
(‥ )そのうえ統一感をもって
\‐  イラストレーターの方向性を
    共通の方向へ向けるようにする
    これをするには
    何度も打ち合わせを
    しないといけないし
    統一には大変な手間がかかる
 
  (‥ )それができているから
      艦これって偉業なんだよ
      あれは一体
      どうやったのだろうな?
 
 
 そしてひるがえるに、さっきの会社の場合、出来たものを見る限りではこの統制がうまくいっていないように見えた。多分、金も足りないし、人も足りないのだろう。

 この企画、失敗とは言わないまでも、あまり軌道に乗らないのではなかろうか。
 
 
 とはいえしかし
 
 ∧∧
( ‥)あなたも他人のことは
    言えませんよね
    他所様の企画が
    どうのこうのと
    言っている場合じゃない
 
  ( ‥)今作っている本を
    ‐□ 売れる本にしないといかん
 
 どのぐらい売れれば良いか? 
 
 できれば1日あたり40冊が売れるような本にしないといけない。
 
 ∧∧
(‥ )1日40冊ねえ...
\‐  簡単に言うけど
    それは
    年間1万4000部越え
    じゃないですか
    本ってのはそんな容易に
    売れるものじゃ
    ないですよね
   
 
  (‥ )ましてや科学関係だとな
      非常に分が悪い
 
 まあ、科学だから分が悪い、とかそんな一般論はこの際どうでも良い。
 
 今作っているこの本。これが1日40冊売れるのか? 問題はそれなのだ。
 
 そして自分で作っている本を眺めて思うに
 
 
  ( ‥)...40冊売れるところが
    ‐□ 想像できん
 
 ∧∧
( ‥)身近な関東圏だと
    日本人口の
    だいたい3分の1が
    集まっているよね
    関東で考えれば
    1日13冊ですよ
 
 これが、高崎、さいたま市、大宮、千葉、新宿や池袋、横浜、川崎、八王子、町田、小田原など、関東各都市とその書店で1日13冊売れるだろうか?
 
 1日13冊...
 
 いや、ないな
 
 
  (‥ )どうしよっか?
 
 ∧∧
( ‥)知らんがな
 
 
 さてもさても困難である。しかし考えても見れば、艦これの企画実現はこれより難しかったであろう。そして日本軍の補給の問題はさらに難しかったであろう。
 
 これを踏まえるに、
 
 浮世離れした批評をして、日本軍が馬鹿だ阿呆だと説明にならない説明をして、そうして会社や社会に対する不満をぶちまけ、溜飲を下げるなど、こんなものはただの娯楽だ。
 
 それは恵まれた人間がする単なる気晴らしでしかない。
 
 人はまず企画を通すべきなのだ。そして目前の物事を制御しなければならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
    具体的にはどうするんですか?
 
  ( ‥)人間の記述を増やすという
    ‐□ 手もあるのだが
      これもまた難しいのだ
      現状p53しか
      該当するものがなくてな
      どうしたものかな
      もう一度資料を
      読み直してみるけども
      望み薄なんだよなあ
 
 1日40冊である。
 
 さて、なんとする?
 
 
 

2015年3月31日火曜日

現実逃避のための現実批判

 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□ インテリが他人を
       馬鹿馬鹿と罵るのは
       平常運転だね
 
 学生時代を思い出せばクラスに必ずいたであろう? 皆があまり興味もたないことに強い関心を持ち、それゆえにその問題について人よりも”知っており”、それゆえに、この問題を知らない皆を馬鹿にして軽蔑している人間。
 
 それをおおっぴらに言うと皆にリンチされてしまうから、言うに言えず、しかし時としてそれが図らずも、何かの拍子でこぼれてしまい、白い目で見られてしまう奴。
 
 ∧∧
(‥ )クラスに必ず
\‐  一人二人いますよと
 
  (‥ )でもな
      愚かなのはインテリなのだ
 
 だって、他人を馬鹿馬鹿言うだけで、彼らが言う馬鹿な他人を説き伏せて計画を実現することができていないのだから。
 
 馬鹿も制御できないお前は馬鹿以下ではないのか? という問題である。
 
 ∧∧
(‥ )僕ら人間では狂人共を
\‐  コンロトールできないのだ
    そういう言い訳もあるね
 
  (‥ )数の多い方が
      平均値なんだよ?
      そっちの方がまともだって
      ことなのさ
      狂っているのは
      お前たちの方だ
 
 意見を通したかったら、皆に頭を下げ、あるいは遊びに付き合い、根回しをして、そうやっていかないと駄目なのだ。
 
 それが出来ないから、したくないから、だから馬鹿馬鹿言うだけでとどまっているのだとも言えよう。
 
 ∧∧
( ‥)実際
    クラスに1人、2人は
    インテリがいるけども
 
  (‥ )かように
      口先だけのインテリは
      いっぱいいるけど
      根回しをして
      ちゃんと物事を
      回せる奴って
      ほとんどいないだろ?
 
 勝利者になりうる人間は本当に数が少ない。そういうことなのだ。
 
 ひるがえれば、口先だけで、馬鹿馬鹿言って、お役所の書類なんて駄目だと吐き捨てて、そうして小説のようなもったいぶった情緒たっぷりの企画書を書いて皆から白い目で見られる。これがインテリの限界。
 
 賢しいインテリたちの現実批判は現実逃避でしかない。
 
 それは、つらい現実から逃げるための批判なのだ。ある意味、公共の問題を私怨のはけ口として使っているとも言える。それゆえ、彼らの言っている内容が事実でも、それを真面目に受け取るわけにはいかない。
 
 
 *=>以下へ続くhilihiliのhilihili: 言葉で考えてはいけない
 
 
 
 
 

2015年3月30日月曜日

さあ、私に乗って戦いなさい

 
 男性にとって男性のヒーローとは、仮面ライダーや、あるいはガンダムやウルトラマン、つまり超絶の力を持つ異形の存在で、つまるところそれは怪獣である。
 
 なれば、女性にとっての女性のヒーローとは、女性にとっての怪獣ではないだろうか?
 
 つまりhilihiliのhilihili: 怪獣時代の続き
 
 
 ∧∧
( ‥)それが分かりづらいのは
    男性と女性の出力が
    違うからではないだろうか?
 
  ( ‥)では女性から見た時の
    ‐□ 怪獣とはなんだ?
 
 怪獣、それは異形の存在。異常な力を持ち、異才を放ち、異界からやってきた使徒と思わしき異能な存在。
 
 ∧∧
( ‥)例えば?
 
  (‥ )レディー・ガガ?
 
 =>https://www.google.co.jp/search?q=lady+gaga&biw=1015&bih=845&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=1vUYVaS2HM_18QXzz4Bo&ved=0CAYQ_AUoAQ&d…
 
 ∧∧
(‥ )ちょっと基準から外れた
\‐  感じだよね...
 
  (‥ )すかしたバービー人形共を
      力でねじ伏せる
      ソフビですよ
 
 言い方が悪いが、そうではないか? すかしたバービーたちをねじ伏せるからこその希望ではないのか? それこそが異能ではないのか?
 
 そしてこの異形

=>https://www.google.co.jp/search?q=lady+gaga&biw=1015&bih=845&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=1vUYVaS2HM_18QXzz4Bo&ved=0CAYQ_AUoAQ&d…

 検索をdressからcostumesに変えるとまた違う
  
=>https://www.google.co.jp/search?q=lady+gaga&biw=1015&bih=845&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=1vUYVaS2HM_18QXzz4Bo&ved=0CAYQ_AUoAQ&d…


 ∧∧
(‥ )これだとガガさんじゃない
\‐  人の写真が出てくるね
 
  (‥ )ガガのコスチュームが
      売られているのな
      それが画像検索に
      引っかかってくる
 
 なんだ、ひとつのジャンルになっているのか。

 これはまさに、
 
 さあ、私をまとって戦いなさい
 
 ということじゃないか。
 
 というかハロウィンのコスチュームとしても売られているらしい

=>https://www.google.co.jp/search?q=lady+gaga&biw=1015&bih=845&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=1vUYVaS2HM_18QXzz4Bo&ved=0CAYQ_AUoAQ&d…
 
 ∧∧
(‥ )...ハロウィンの一角を担う
\‐  ガガさん
 
  (‥ )すでに扱いが怪獣じゃね?
 
 できれば身長200メートルぐらいになってエヴァンゲリオンと戦っていただきたい。
 
 ∧∧
(‥ )ATフィールド固そうだよね
\‐
 
  (‥ )その固さ
      最強の拒絶タイプでな
      でも攻めに転じたら
      途端にあらゆる防御を浸食
      同化をはかろうとするんよ
 
 
 人が仰ぎ見る憧れや怪獣とはこのようなものかもしれぬ。
 
 
 
 
 

現在とあまり変わらない世界

 
 
 あの国、貧乏で脳調整できなくて犯罪が多いから止めときなよ。という未来。
 
 
 ∧∧
( ‥)先進国は医療費で
    パンクしそうな世界だな
 
  ( ‥)それを考えると
    ‐□ 現在とあまり変わらない
      未来なんだろうな
 
 
 

怪獣時代

 
 男女には色々な違いがある。
 
 ∧∧
( ‥)例えば同じ戦争でも
    男はガンダムで
    女は大奥になる
 
  (‥ )戦い方が違うのだ
      以前もした話だな
 
 =>hilihiliのhilihili: 女の戦争、男の戦争
 
 つまり、ガンダムはザクに塩水をぶっかけていやみを言ったりしないし、大奥の女たちは長刀を持ってカタパルトで射出されたりしない。
 
 男女は戦い方が違うのだ。
 
 そして他にも妙な違いがあるように見える。女の子向けの雑誌にはホラーやグロ専門のものが幾つもある。
 
 ∧∧
( ‥)だけど男にはない
 
  (‥ )あれは以前から
      解きえぬ謎でな
 
 ガンダムと大奥は対応するのだろう。
 
 では、女性向けホラー雑誌は、一体、男の何に対応するのか?
 
 これは男女どちらに聞いても、誰もうまく答えられなかった。
 
 
 ∧∧
( ‥)対応関係が想像できない?
 
  ( ‥)女の子のホラーは
    ‐□ 男の子の怪獣とか恐竜に
      該当するのかなあ...とも
      思うのだけどさ
      なんか怪し気だよな

 
 とはいえ、確かに怪獣とホラーには共通点がある。恐ろしい化け物がやってくるという点では同じだ。
 
 ∧∧
(‥ )でも男の子が怪獣を見る目って
\‐  大きなものや強いものに対する
    あこがれも入っているよね?
    怪獣とか仮面ライダー
    特撮やアニメの巨大ロボ
    考えてみれば
    ガンダムもそうだよね
 
  (‥ )女の子は...
      ホラーやグロに憧れや
      思い入れを持っているの
      だろうか?
 
 確かに、女の子にはゴスロリファッションとか、アングラ趣味とかあるから、あれはそういうものかもしれない。
 
 実際、そういう女の子が周囲の女の子から浮く様子は、アニメや特撮に入れ込んでいる男の子が周囲から浮く様子と同じといえば同じだ。
 
 それを考えるとあれか? 原宿あたりにいるゴスロリの女の子たちは、男で言うと仮面ライダーやガンダムのコスプレをして歩いているようなものなのか?
 
 ∧∧
( ‥)女の子は
    男の子が怪獣やライダーや
    巨大ロボに対するような
    憧れを
    ゴスロリファッションや
    アングラ
    あるいはホラーに
    求めているのだろうか?
 
  ( ‥)求めているにしても
    ‐□ 出力が違いすぎて
      よく分からんな
 
 確かに、ガンダムと大奥も同じ戦いではあっても出力が違いすぎて、対応しているようには見えないのである。
 
 しかし考えてみればガンダムの戦場における殺し合いと、大奥の権謀術数渦巻く陰謀の対比は、怪獣とホラーの違いである、と言えなくもない。
 
 それを踏まえて考えると
 
   (‥ )あのさ、
       男性向けの女性キャラを
       女の子が嫌うのって
       怪獣に見えないからかな
 ∧∧
( ‥)何を言い出した?
 
 
 例えば男性視点で考える。少なくとも自分が見る限り、女性が考えた女性向けの男性キャラというのは、どうも魅力がないように思われる。そしてそれは、その男性キャラが怪獣でもないし、仮面ライダーでもないし、巨大ロボットでもないからではないか?
 
 ∧∧
(‥ )それが仮に正しいとすると
\‐  男性が考える男性キャラは
    実のところ
    仮面ライダーや怪獣だと
    いうことになりますけどね
 
  (‥ )でもぶっちゃけ
      そうじゃね?
 
 女性向けの男性キャラは体が大きくても身長が高いだけでやせている。
 
 しかし、男性向けの男性キャラは、それが大きい場合、むしろ巨躯ではないか?
 
 ∧∧
( ‥)...つまり怪獣だと
 
  (‥ )他にも体のゆがみや
      能力、人格
      人間でありながら
      そのすべてが怪獣や
      仮面ライダー
      ガンダムになっていると
      思うのだけどね
 
 仮にこれが正しいとする。
 
 ここで視点を変えるとこうなろう。
 
 男性が考える女性キャラを女性が嫌うのは、それが女の子にとっての怪獣に見えないからだ、と。
 
 ∧∧
(‥ )まあ女の子の場合は
\‐  ホラー要素が入るけども
    そういうことであろうと
    あくまで仮説というか
    思いつきですけどね
 
  (‥ )つまり女の子を
      怪獣的に描けば良いのか
 
 ∧∧
( ‥)いや怪獣じゃ駄目だろ?
 
  ( ‥)女の子から見た場合の
    ‐□ 怪獣なんだよな
 
 
 果たしてそれはなんであろうか?


 

2015年3月29日日曜日

物事の正否と決断とはなんだ?

 
 ネットで見る限り、艦隊これくしょん(アニメ)は不評だったらしい。そして
 
 ∧∧
(‥ )最終回では
\‐  戦艦霧島さんが眼鏡を
    意味も無く外したと
    非難ごうごう
 
  (‥ )そういえば艦これの
      戦艦擬人化キャラ
      霧島さんは
      眼鏡キャラだったな
 
 眼鏡キャラに、眼鏡割れろ! と言うのは、日常言語における、死ね! に該当するという。
 
 ∧∧
( ‥)それを踏まえれば
    眼鏡キャラに対して
    意味も無く眼鏡を外させる
    それは
    アイデンティティーを
    強制放棄させることに
    他ならない
 
  (‥ )霧島さんに対して
      無意味に眼鏡を外させる
      そんなことを強制した
      演出に
      ファンが憤怒するのは
      当たり前ってことか

 ここでふと考える
 
 ∧∧
( ‥)あなた二次元アイドルの
    双葉杏ちゃん好きだよね
 
  (‥ )好きっていうか
      あこがれですね
 
 働くことをうれいて、渾身の力と才能で不労所得を目指す。たとえ二次元でもその姿と姿勢は素晴らしい。
 
 ∧∧
(‥ )仮に杏ちゃんが
\‐  アニメの中で
    ニート生活から脱出して
    現実を見据えて
    不労所得は無理だ
    これからは
    前向きに働く事を決意する
    そういう演出をさせられたら
    どうします?
 
  (‥ )その演出をした奴の
      手足をもいでから
      なんでこんなことしたの?
      と聞く
 
 ∧∧
( ‥)ほら
 
  (‥ )ああ...こういうことなのね

 
 もちろん、実際のアニメの演出はこうではなかった。
 
 ∧∧
(‥ )杏ちゃんは3人組でデビュー
\‐  他の二人が緊張で固まる中
    いつものぐうたらぶりが
    嘘のように
    杏ちゃんは営業スマイルで
    はきはきしゃべり
    一人だけスタジオのカメラを
    把握してカメラ目線
    一方的にゲームに負ける
    展開になると
    高難易度の問題を解答して
    逆転へとつなげていく
 
  (‥ )もともと能力が
      高い設定なんだけども
      その一方じゃ
      性格と人生に忠実に
      ちゃんとさぼろうとしたり
      さぼって逆に
      墓穴を掘ったり
      罰ゲームを回避しようと
      本気を出したら
      このグループおいしいぞと
      スタッフに評価されて
      結局バンジーするはめに
      なったりな
 
 ∧∧
( ‥)頭は回るけど
    賢しいキャラではなく
    先読みするけど
    いやみなキャラでもなく
    むしろ裏目に出て
    笑いを取る
    怠惰と才能と
    気ままと目的意識の混沌
    良い感じじゃないですか
 
  (‥ )杏ちゃんに限らず
      シンデレラガールズの
      アニメはうまい具合に
      着地したみたいよ
 
 しかしこれは妙な話でもある。アイドルマスターシンデレラガールズ。これも、艦隊これくしょんと同様、元はゲームのはずだ。図らずもアニメ化は同時期である。
 
 ∧∧
(‥ )シンデレラガールズの
\‐  アニメは好評らしい
    でも艦これ(アニメ)は
    どうやら大不評
 
  (‥ )どっちもゲーム由来だけど
      アニメの評価は分かれた
      なにが原因かな?
      やはり史実という縛りが
      あるかないかかな?
 
 つまりこの話の続きである=>hilihiliのhilihili: 奇蹟は再現できない
 
 それともこうであろうか。シンデレラガールズはゲームの進展に従って新しい販促や新しい組み合わせや、新しい試みを逐次出していた。つまり、物語作りの基礎を前々から永々と作り続けていたわけで、これが差になった、そういうことであろうか?
 
 ∧∧
(‥ )でもそれも妙だよね
\‐  シンデレラガールズは
    ファンの盛り上がりから
    ”あんきら”という
    組み合わせを
    すでに用意していたのに
    アニメでは
    杏ちゃんときらりちゃんは
    別ユニットになった
 
 
  (‥ )用意を崩したのだな
      でも好評だった
      みたいね

 もの作りは複雑な系なので、成功も失敗も、その正否と因果関係は本質的に分かりづらい。
 
 ∧∧
( ‥)部外者には分かりかねること
    だらけですと
 
  (‥ )困ったことに
      内部の人間や関係者も
      正否の原因が
      よく分からないことが
      多いけどな
 
 
 
 
 *あんきら:不労所得を目指す小柄な二次元アイドル双葉杏と、身長1.9メートル級の体躯で可愛いもの大好きな諸星きらり、このふたりによる凸凹コンビ=>https://www.google.co.jp/search?q=双葉杏%E3%80%80諸星きらり&biw=1117&bih=854&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=prwWVbfuDMTEmQW3vYHQDQ&…
 
 最初はユーザーから始まって、それを公式が取り入れたそうだ。しかしアニメでは二人のからみ自体はあるが、デビューユニットは別で、この組み合わせをあえて崩してきている。彼女らの歌は、声優さんがつくことでキャラクターソングとして実際に販売されるから、これは結構大きな決断だということになる。
 
 ∧∧
(‥ )発売はまだみたいだけど
\‐  少なくとも現状は
    成功のようですね
 
  (‥ )物事の正否と決断とは
      一体なんだろうねえ


 
 

2015年3月28日土曜日

奇蹟は再現できない

 
 第二次世界大戦に参加した艦船を擬人化し、彼女たちを用いて行なうシミュレーションゲーム。艦隊これくしょん。おおいに人気を維持するゲーム。
 
 アニメ化もされました。そうして先日、最終回をむかえた模様
 
 
 ∧∧
(‥ )でもネットで見る限り
\‐  アニメはかなり...
    というか相当不評みたい
    ですねえ
 
  (‥ )ネットで見かける
      gif画像からすると
      なかなか良さげに
      見えたのだけどな
 
 考えてみれば当たり前で、良い場面を抜粋してgif画像にするのだから、それだけを見れば良く見えるだろう。
 
 あるいは作画などは良かった。問題はシナリオや脚本だ、そういうことなのかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)あなたはゲームの
    艦これには
    ぎょっとした人でしたよね
 
  (‥ )戦艦を擬人化する
      かわいいだけじゃなく
      まがいなりにも
      装備と史実を反映した
      ものにする
      しかも描写力がすぐれた
      イラストレーターを集め
      量と質までも維持して
      大量に投入する
      畏怖を禁じえないね
 
 こんなこと普通は出来ない。
 
 例えばの話、大部分のイラストレーターは自分の好きな女の子を描くことはできるが、発注に応じることはできない。絵が描けることと、注文に応じることはまるで別の能力だ。
 
 確かに技術は必要だが、発注に応じる事ができなければ、そんな技術に意味はない。
 
 ∧∧
(‥ )戦艦を擬人化しろと言われて
\‐  対応できる技量を持つ人間は
    ごく限られている
 
  (‥ )そういう選ばれし
      イラストレーターを
      かき集めるだけじゃなく
      ちゃんと仕事として
      お願いして
      しかも監修しなければ
      いかん
      バラバラの自由業を
      束ねる必要がある
 
 さながら出自も思想も経歴もばらばらな傭兵たちをまとめて、補給と兵站を整えつつ、まるでそれが元から組織化の訓練を受けた軍隊であるかのように、整然と行軍して敵国に攻め込まねばならぬような無理難題。
 
 監修者があまりに干渉するとイラストレーターはやる気がうせる。
 
 反対にイラストレーターが、俺はこういうのを描きたいんだ、かっこ良ければ、可愛ければ良いのだ、とか言い出したら監修者のやる気がうせる。
 
 ∧∧
( ‥)そのいずれでもないことを
    組織的に行なって
    しかも質と数を時間内に
    そろえてみせる
 
  (‥ )こんなの普通
      ありえないんだよ
 
 組織力というのは、別に軍隊だけで必要なものではないだろう。多くの雑多な専門職をそろえて、なおかつ企画を集団で成功させるというのは、大変な壮挙。ほとんど奇蹟のような出来事だ。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えますとね
\‐
 
  (‥ )ゲームは奇蹟を起こせたが
      アニメはどこかで破綻した
      そういうことかもね
 
 
 考えてみれば当たり前の結果であるのかもしれぬ。元が奇跡的であるのなら、それを再現せしめるのは無謀だ。
   


 
 以下追記
 
 でもゲームになった時点でキャラや声優や設定はすでに作られているのだよな。

 だったら本当は楽勝じゃね? とも一旦は思えたのだけども。
 
 ∧∧
( ‥)アニメ化するのなら
    ストーリーっていう
    肝心なものがないね
 
  ( ‥)ゲームにルールはあるが
    ‐□ 筋書きが無いからなあ
      だから面白いのだが
      そうである以上
      ストーリーを作るなら
      実際に遊んで
      やりこなす必要が
      あるよねえ
 
 
 さらに弱ったことに、史実をもとにしている、キャラが軍艦の物理的特性も持っているとなれば、ゲームを知るだけでは不十分ということになろう。
 
 つまり時間内に、ゲームだけではなく史実も踏まえた上で、その中でありうる選択肢からより良き物語を発見しなければならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )この立場は
\‐  軍艦の擬人化に挑んだ
    イラストレーターさんたちが
    直面したような問題と
    多分同じだよね
 

  (‥ )作れるだけじゃ駄目
      知ってるだけでも駄目
      まあなんだ
      破綻するのが当たり前だな
 
 実際、擬人化ものはこういう理由で大概は失敗するし、事実、死屍累々だ。
 
 そして状況が同じであれば、キャラ造形で起きるような失敗が、ストーリーでも同様に起こるだろう。
 
 確かに成功した例があるし、それこそ、それをアニメ化したのだ。しかし、考えてみればこれは、問題を解決するものではない。
 
 


      

2015年3月27日金曜日

道徳は現実を否定するために作られている

 
 
 ∧∧
( ‥)ようするにですよ
 
  (‥ )ようするにだな
 
 道徳は現実を否定するために作られている。だから道徳で現実を語るな。
 
 
 
 ∧∧
(‥ )それではどうにも
\‐  なりませんよ、と
 
  (‥ )というかだな
      現実を否定したいから
      道徳で論じようと
      するんじゃね?
 
 大嫌いなのだ。社会も隣人も、上司も同僚も、そして自分の人生も。だから道徳を使う。道徳で論じようとする。実際、彼らの言葉は否定と非難と自己弁護だけではないか。
 
 
 
 
 
 

バニーガールの耳が手に

 
 バニーガールの耳を手に変える、という選択肢があることに気がつく。
 
 ∧∧
( ‥)そうします?
 
  ( ‥)やめとく
    ‐□ 今ひとつ気が乗らない
 
 世に曰く、自分のフェチを表に出せば成功するのだと
 
 ∧∧
(‥ )むしろ出したばっかりに
\‐  失敗した人の方が
    多くないですかね?
 
  (‥ )自分の趣向と合っている
      顧客の数が
      ある限界値を上回るか
      下回るか
      それ次第だね
 
 上回れば生活できる。下回れば死ぬ。
 
 世の中の、例えば売れ筋の女の子の絵を見て、どれも代わり映えしない!! と評論家めいたことを言った時点で負けである。
 
 ∧∧
( ‥)売れ筋ということは
    それが最適解か
    あるいはそれに近似
 
  (‥ )現実は絶えず変貌するが
      淘汰によって
      最適解に収束しようとする

 
 そうである以上、現在の売れ筋が最適解だということになる。
 
 言い換えれば最適解に疑問を持つ時点で、負け組決定。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、たまに最適解の
\‐  向こう側に
    もっと良い解答が
    隠されていることも
    あるんだけどね
 
  (‥ )それを安易に期待して
      挑戦して
      いっぱい死んだけどな
 
 もちろん、それはそれで良いのだ。死屍累々の屍の山から、何か一つでも成功すれば、それで良い。
 
 成功者は脚光を浴び、おびただしい死体は忘れ去られる。
 
 ∧∧
( ‥)さて?
    あなたはどうしましょうか?
 
  ( ‥)バニーガールの耳を
    ‐□ 手に変えるというのは
      なしだなあ
 
 頭から2本しか手が生えていない、というのは少しいただけない。
 
 ∧∧
( ‥)それは...なんか
    負け組確定っぽいな
 
  ( ‥)ああ、俺も死ぬのか
    ‐□

 
 
 
 

2015年3月26日木曜日

マンボ秘密警察

 
 夢を見た。いわゆる秘密警察が人々を逮捕していく、そんなような設定らしい。自分も含めて町を逃げ惑い、隠れ家を探す人々。

 しかし秘密警察は出現が自在であった。あらゆる場所にいきなり現れる。
 
 しかもその衣装は白黒で直線的に裁断されているものの、マンボの演奏者のごときフリフリ袖、細いパンツであり、顔は銀色の仮面でのっぺらぼう。どう見ても新手の変態である。
 
=>https://www.google.co.jp/search?q=マンボフリフリ袖&biw=1122&bih=898&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=udETVfPiLqHlmAWQl4DgCg&ved=0CAYQ_A…
 
 
  ( - -)寝たのに疲れちゃった
 
 ∧∧
( ‥)〆切とかに追われているから
    そういう夢を見るんじゃね?
 
 よし、今度はポジティブな夢を見よう。
 
 そう思ってまたうたた寝をしたら、秘密警察は町から消えたが、無駄にポジティブな子がやってきて、きゃーきゃー何これ? 何これ? どうしたらいいんですか? どうしたらいいんですか?? と大声でわめきながら笑ったり、泣いたりしながら大失敗を犯してはそれを放置して次々に大騒ぎ。そうして自分も含めて周囲に多大な迷惑をかけるという夢を
 
 ∧∧
(‥ )夢見るの止めましょう
\‐
 
  (- - )ポジティブ怖えーよ
 
  
 

正論はカロリーで推し量るべきである

 
 ∧∧
(‥ )社会問題を
\‐  直視するべきだと
    思います?
 
  (‥ )心は脳の活動だ
      脳の活動には
      カロリーがいる
 
 つまり、社会問題を直視するにはカロリーが必要だ。
 
 ∧∧
(‥ )失ったカロリーは
\‐  どうしたもんですかね?
 
  (‥ )考えて100円分失って
      その代わり
      考えたことで
      101円分のカロリーを
      儲けたとしよう

 
 ∧∧
( ‥)それなら、まあ良しですか
 
  ( ‥)だがそうでなかったら
    ‐□ 社会問題を直視する
      意味はどこにもない
 
 というか、100円分のカロリーを消費して、90円の儲けしか出なかったら、それだけでも死に向かうこと必然。
 
 とっ、いうことはである
 
 ∧∧
(‥ )社会問題を直視するべき!
\‐  と熱弁をふるう人は
 
  (‥ )実際にはカロリーを
     全然消費していないか
      熱弁をふるうことで
      金儲けをしている
      そう考えるべきだろうな
 
 以上は経済的な合理性に基づいた考えだけども、
 
 あるいはこういうこともありうる
 
 ∧∧
( ‥)熱弁をふるって
    カロリーを大量に消費すること
    それ自体を目的としている場合
 
  ( ‥)無駄自慢だね
    ‐□ オタクやギャンブラーや
      キャバクラの客が
      これだけ金を使いました
      そう自慢するようなものだ
 
 無駄自慢は、経済力の誇示に他ならず、非合理的であるがゆえに合理性がある。
 
 ∧∧
( ‥)ということは
 
  (‥ )社会問題を直視するべき
      この手の熱弁を
      ふるう奴の話は
      取りあえず流せって
      ことだな
 
 
 
 

2015年3月25日水曜日

この世は思想で成型できる粘土ではない

 
 ∧∧
(‥ )安倍首相さえ殺せば
\‐  日本の戦前回帰は
    防げるのだと...

 
  (‥ )過激うんぬん以前に
      それはあれだね
      人間には自由がある
      人間は意のままに
      世界を改変出来る
      そういう考え方だね
 
 ∧∧
( ‥)実際にはそんなことはない
 
  (‥ )中国は経済発展をした
      中国は力を持った
      そうして
      自分の補給路を自力で
      確保しようとした
      当然であるな
 
 しかしそれは日本や、あるいは大日本帝国の版図を受け継いだアメリカの意にはそぐわない。それもまた当然。
 
 ∧∧
(‥ )つまり中国は日本に
\‐   挑まなければならない
     日本は中国に
     挑まなければならない
 
  (‥ )こういうのは
      思想うんぬんとか
      平和主義とか
      軍国主義とか
      そういう脳内現象ではなく
      脳の外部に存在する
      物理的な現象だよね
 
 
 これは物体が落下するのと同じである。
 
 物体の落下を敗北主義と呼ぼうが、自然主義と呼ぼうが、そんなことと関係なく物体は落下する。
 
 思想は物理現象を止めることはできない。
 
 ∧∧
( ‥)つまりあなた方に
    思想の自由はあっても
    思想自体は無力なわけだ
 
  (‥ )思想は自由でも
      思想自体に
      自由は無いのだ
      例えば
      安倍っちを排除すれば
      物事は
      自分の思い通りになる
      それは願いが
      物理現象を左右できる
      そう信じるのと同じ
 
 もちろんそれは現実的ではない。
 
 それと同様、安倍首相が退いても状況は何も変わりはしない。中国は日本に挑み、日本は中国に挑み、両者は太平洋の瀬戸際でにらみ合いを続けるはずだ。
 
 つまり人に選択肢の自由はあっても、行き着く先は物理的に決まっているのである。
 
 *これは職業選択の自由と同じようなものであろう。どんな職につくのかは自由だが、食っていけなければ、人はその職から去る。選択の自由は選択肢の自由を意味しない。
 
 言い換えるならば
 
 ∧∧
(‥ )安倍さん死ねと言ってる人は
\‐  安倍さんに自由があると
    思っているのだろう
 
  (‥ )この世界は安倍っちが
      思いのままに
      こねくり回せる粘土だと
      思っているのだろうな
      だから必死で
      排除しようとするし
      排除すれば世界は
      自分の願う場所になる
      そう信じておろうな
 
 そして、そんな風に思えるのは、自分にも自由がある、自分もこの世界を粘土のようにこねくり回せるはずだ、そう思っているからだろう。
 
 そうでないとこんな発想は出てこない。
 
 だが、実際のところこの物理世界においてそんな自由はないのである。人はやるべきことをただこなすのみ。
 
 この世界は人間の認識で自在に成型できる粘土ではない。

 
 

無敵アーマー

 
 ∧∧
(‥ )ビキニアーマーなんて
\‐   防具になってないじゃないか
    そういう野暮な意見が...
 
  (‥ )防具になっていない防具を
      着るからには
      むしろ
      攻撃を脅威と
      感じていないと見るべき
 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  (‥ )直撃したのに
      効いてねえなあ
      バリスタは弾かれ
      投石機も
      足止めにしかならねえ
      どうなってるんだ
      あの体は
      そういう可能性
 
 
 ビキニアーマーでおしみなくさらす鋼の体躯は、もはや武具より素手の方が強い脅威の体。剣では歪んで貫けぬ城門も、繰り出す拳ならはぜ割れる。金属でさえもその力で流動せしめる圧倒的な破壊力。竜も倒せるとは、そういうことだ。
 
 
*バリスタ:ローマ軍が用いた大型の弩のこと
 
=>https://www.google.co.jp/search?q=roman+ballista&biw=1117&bih=827&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=J4YRVbnxMcLQmwX7z4LAAg&ved=0CAYQ_A…

 
 
      
      

2015年3月24日火曜日

認識の彼方を見ること未だかなわず

 
 ∧∧
(‥ )危機的な状況でも
\‐  冗談を忘れない人は
    生き残るそうですよ
 
 
  (‥ )...布団が大爆発とか?
 
 
 ∧∧
(‥ )...あなた死ぬね
\‐

  
 最近、非常に失望したことというと、
 
 友人がイメクラでオスプレイを...
 
 という記事を読んだ時であった
 
 ∧∧
( ‥)イメクラでオスプレイって
    一体全体なんだよ
 
  (‥ )よく見たら
      オフィスプレイって
      書いてあった
 
 ∧∧
( ‥)...
 
 
  (‥ )がっかりしたよ
      
 
 ∧∧
( ‥)まあそうでしょうね
 
  (‥ )失望したよ
      期待したんだよ
      何これ??? って
      舞い上がったんだよ
 
 ∧∧
( ‥)...オスプレイって
    どんなプレイだよ
 
  (‥ )知りたいだろう?
      だけど
      見間違いだったんだよ
 
 あれから2週間以上たつのに未だに忘れられない。
 
 オスプレイって何だ?
 
 ∧∧
(‥ )まあ輸送機だけどね
\‐
 
  (‥ )だがイメクラで
      オスプレイとは
      一体なんだ?
 
 
 我、認識の彼方を見ること未だかなわず。
 
 


ミームの戦い

 
 reblogする時、ほー、とか、お前のどうでもいいコメントなんかいらん
 
 ∧∧
(‥ )...とお怒りだと
\‐
 
  (‥ )評して曰く
      優れたミームにくっつく
      寄生虫だとさ
 
 ∧∧
( ‥)優れたミームねえ...
 
 
  (‥ )何を優れていると
      言うのかはともかく
 
 
 ミーム、つまり人々の間を伝播していく考えや言葉や思想や詩や画像のことである。生物の遺伝情報を伝えるジーンと対になるものとして作られた造語だ。遺伝子が交配する生物の間で飛び交う情報であるように、文化もまたミームとして人々の間を飛び回り、増殖し、あるいは死滅し、あるいは変異して爆発的な感染力を示すこともある。
 
 ∧∧
(‥ )例えばtumblrってあれだね
\‐  参加者全員が個体というより
    ミームを伝播させる
    媒質になった状態かもね
 
  (‥ )波を伝えるのは水であり
      ミームを伝える媒質は
      人間なのだ
 
 つまり冒頭の言い様とはこうである。
 
 reblogは抜粋され選ばれたミームであり、媒質の間を伝わっていくものである。それに、ほー、とかどうでも良いようなコメントをつけるお前の行為は、ミームにただ乗りしている寄生虫ではないか
 
 そういうことになろう。
 
 ∧∧
( ‥)ミームは増殖さえ出来れば
    良いのだから
    寄生虫でもただ乗りでも
    良いわけでしょ?
    デマなんかは感染力が
    強力なミームだよね
 
  (‥ )ただあれだ
      人間もネコもノミが
      嫌いであるように
      寄生虫は宿主の体力を
      そぐから
      それを排除するように
      僕らは出来ているって
      ことだろうな
 
 多分、それがミームであっても同じなので、それで冒頭のようなものを人は嫌うのであろう。
 
 *reblogの時に余計なコメントを削除すれば良いようにも思えるが、そういう機能があれらにあるのかは知らない。
 
 それにしてもミームというと懐かしいものでもある。
 
 ∧∧
( ‥)あなたが小学生の頃
    口割け女の噂話が
    猛烈な勢いで蔓延した
 
  ( ‥)怖かったよなあ
    ‐□
 
 でもだんだんと話に尾ひれがつくにつれて、怖いというよりも、それっておかしくね? という感じになってきた。車よりも速い、という話と、陸上部員だけが逃げ切れた、という話を聞いた時にそれを感じたし、実は3人姉妹である、赤いスポーツカーに乗っていると聞いた時には、そりゃなかろうと思った。
 
 そして夏休みに入り、休み明けになると、口割け女の話は消えていた。
 
 ∧∧
(‥ )昔は夏休みになると
\‐  本当に子供はバラバラに
    なっちゃいましたからね
 
  (‥ )ミームの媒質である
      子供のネットワークが
      ごく小さい単位に
      分割されてしまうのだ
 
 今から思えば潮時だったのだろう。矛盾する話が出たり、キャラが増えたり、これって長期連載で設定が破綻した漫画やラノベと同じ状況である。潮時だったのだ。そうして夏休みに媒体である子供たちのネットワークが一旦解消されると、彼女は雲散霧消した。
 
 ∧∧
( ‥)媒質が無ければ
    水の無い波も同然
 
  (‥ )あの夏
      彼女は死んだのだ
 
 ネットワークを破壊され、体を引きちぎられてしまったのだ。あの夏休み、彼女は悲鳴を上げたであろうか? 上げたにしても叫び声は聞こえなかった。それとも、暑い夕暮れの道で虚ろに響く彼女の悲鳴を自分は聞いたのであろうか? あるいはこれが潮時と身をゆだねたであろうか? 

 まあ、今でも断片が人々の間に残っていて、時々、このように話題になってちかちかと姿を見せるのである。多分、彼女は分割されて、みんなの思い出の中で永遠に夢を見ながら眠っているのだ。
 
 
 
 
 
 

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