自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2014年9月10日水曜日

元素が解放される未来

 
 石油が尽きる前に核融合、あるいは高速増殖炉を実用化しなければ

 
 ∧∧
( ‥)あなた方の文明は詰む
 
  ( ‥)というかすでにほぼ
    ‐□ 詰んだ状態だと
      思うけどもね
      実際、困難だけが増して
      芽が見えないからな

 ∧∧
(‥ )最悪の場合、
\‐  あなた方の文明は
    混乱の中で
    地域ごとに孤立して衰微する
 
  (‥ )いまや世界のどの地域も
      世界各国と結びついて
      いるわけだよ
 
 ひとつが崩壊したら他も崩壊してしまう。代替物は見つけられるが、それは以前とは比べ物にはならないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)湯水のように使えた
    石油の発電と動力
    これがなくば
    例えばの話
    酸化アルミを還元できず
    アルミ合金は高額になる
    石油がなくば
    運輸はひどく制限される
    工場の運転も原料の精錬も
    難しくなる
    製品の製造どころか
    工場を維持するための
    部品の製造すら困難になる
 
  ( ‥)現代世界の根幹を支える
    ‐□ 前提が壊れるのだ
      相互に依存した世界は
      崩壊してしまう
 
 しかもこれは地球の植生のすべてを剥ぎ取り、可能な土地をすべて耕地にしてしまうという過程で起こる。そして人口増加も同時に起こる。人口増加は食料生産に必ず追いつく。

 ∧∧
(‥ )地球の環境は激変して
\‐  しまうだろう
 
  (‥ )まあ激変といってもな
      降水量がちょっと変る
      天候が少し変化する
      そんな程度だろうけどね
 
 でもこれ、作物の分布とひいては人の分布を変える強大な力になること疑いない。もちろん現在の文明自体はこうした変動を緩衝する力を持っているが、それが出来るのはあくまでも石油がある場合なのだ。
 
 ∧∧
( ‥)石油の枯渇と
    工業力と輸送力の喪失
    植生の崩壊、人口増加
    耕作地の変動、人間の移動
    これが全部、連動して起こる
 
  (‥ )これ、補給を失った
      軍隊を使って
      砂漠化と人口増加
      難民の暴動で
      紛争地帯になった
      国家の崩壊を阻止せよ
      そういう無理難題と
      同じだよな
 
 文明の再建などもはや不可能だ。少なくとも現代のような工業社会を作り出すことは無理だ。
 
 ∧∧
(‥ )...まあ石炭を燃やしている
\‐  ビクトリア朝文明もどきで
    核融合炉を作れるのなら
    再建できるだろうけどね
 
  (‥ )石炭も無くなっていたら
      どうすんだよって話だがな
      石炭が残っているにしても
      石炭の火力発電
      蒸気機関
      バイオエタノールや
      太陽光発電、水力、風力
      限られた電力で
      工場を運営し
      それでいて
      現代文明ですら作れない
      核融合炉を作成するわけだ
      無茶ぶりだよなあ
  
 もし、石炭も尽きていたら、製鉄に使うコークスをどうするのだ? という問題もある。木炭でも使うのかもしれないが、植生が破壊された未来だ、一体全体、どうするというのか?
 
 ∧∧
(‥ )地球の植生をすべて破壊したら
\‐  気候はどうなるんですかね?
 
  (‥ )さあねえ?
      やったことないからな
 
 森は色が濃い。単純な話、太陽熱を吸収しやすい。仮に森が消滅し、荒れた耕地が広がったら地球は今よりも太陽光を反射し、そして熱を吸収しなくなるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)地球は氷河期、
    正確には氷期へ再突入ですかね
 
  ( ‥)一方で人間は二酸化炭素を
    ‐□ がんがん放出して
      いるからな
      温室効果で氷期への
      再突入はないかもしれない
 
 温暖化に懐疑論が出るのは、ある意味、根拠はあるのだ。温暖化予想はかなり恣意的だったりするから。でもこのことを言い換えると、これから何が起こるのかもう分からない、そういうことでもある。
 
 ∧∧
(‥ )人類の文明は
\‐  19世紀以前に戻り
    しかも耕作地の不毛化と
    気候の変化で
    さらなる後退を
    余儀なくされる
    かもしれない
 
  (‥ )最悪の場合は
      現在までに手にした知識を
      断片的には持っているけど
      人口が急減した世界で
      孤立した前近代的な国家が
      なんとか生き延びている
      そういう状況になるかもな
 
 さらなる未来はより悲観的なものとなる可能性もある。
 
 ∧∧
( ‥)滅びへの歩みは
    何十万年とかかるかも
    だけど
 
  (‥ )荒れ果てた地球で
      農業と牧畜をしながら
      なんとか生きている
      そんな感じになるのかな
      何十万年もあったら
      氷期もやってくるしな
      そういう中で
      どんな手を使ったのか
      文明を再建するのか
      あるいはこれまでと違った
      異なる種へと進化して
      人間とは呼べない生物へと
      変貌するのか
 
 あるいは滅び去って、地球は人間のいない星になるのか。人間が滅び去れば、人間の肉体を構成するために使われていた元素はすべて解放されることになる。そうして、それは別の生物のものとなる。
 
 これはhilihiliのhilihili: 光合成に規定された未来の続き
      
 
 
 そして以下へ続く=>hilihiliのhilihili: 1000万年後の世界
 
  
 

2014年9月9日火曜日

私たちは知らずに老いて、そして守りに入る

 
 
 朝日新聞による慰安婦の捏造
 
 まあ、正確で細かいことを言い出すときりがないが、捏造だろ? と言われたら反論は難しい。というかもはや無駄である。
 
 ∧∧
(‥ )朝日新聞は
\‐  どうすべきなんでしょうねえ
 
  (‥ )いなかったことに
      すれば良いんじゃね?

 
 ∧∧
( ‥)人からか
 
  ( ‥)最初っから
    ‐□ そんな人は
      いなかったことに
      すれば良いんだよ
 
 ごめんなさい、と謝罪するなど論外。捏造は無かった、でも駄目だ。
 
 捏造した人間など、そもそも最初からいなかった。誰ですかそれ? どこにいるんです? そういうことにすれば良い。
 
 全国中の図書館に収められている朝日新聞の該当記事をすべて回収し、新しい紙面に書き換えて戻せば良い。
 
 もちろん記事を書き換えるだけでは駄目だ。
 
 捏造した同士の存在を一切消さねばならぬ。市役所の記録からも、戸籍からも消してしまわねばならぬ。当然、社史からも消える。単行本があればそれをすべて書き換える。
 
 過去の写真があったら彼だけを消して修正した画像に上書きすれば良い。
 
 過去が推論である以上、過去を書き換えることは可能だ。
 
 そして過去を支配するものはすべてを支配する。
 
 ∧∧
(‥ )スターリンとかが
\‐  よくやった手だよね
    同士を粛清する
    のみならず
    写真からも消して
    存在自体を過去から
    書き換えて消去する
 
  (‥ )左翼とマルクス主義者の
      伝統芸なんだけどな
      こういう時に
      やらないのな
 
 最近のメディアはまったくもって駄目だ、そういうことなんだろう。話を変えれば韓流ゴリ押しで巻き起こったデモに対するフジテレビの反応もそうだった。せっかくのネタなのにそれを拾えないというふがいなさ。
 
 ∧∧
(‥ )人生、守りに
\‐   入りましたかね
 
  (‥ )歳を取るって
      こういうことなんだな

 
 
 
 

英雄物語に収束しない

 
 
 ヒーローは家庭に問題を抱えており、家族との間に葛藤と対立がある。家族や親族に命を狙われることもある。しかしヒーローは逆境をはねのけ、ついにお姫様と財宝を手に入れる。だが、最後は悲劇的な末路に終わる。彼は悲惨でみじめな死を遂げる、あるいは彼方へと立ち去り、もう二度と戻る事は無い。
 
 ∧∧
(‥ )これぞ古今東西
\‐  英雄物語の基本
 
  (‥ )...エヴァンゲリオンって
      これにうまく
      該当しないのだよね

 
 
 そのせいなのか、あの最後はどうなっているんだ? そういう人々のわだかまりがついに新劇場版へと結実した、そう言う事もできるんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でも聞いた話では
    Qはどえらいことに
    なったみたいですよね
    先日、TVでも放送された
    とか
    
  ( ‥)新劇場版も
    ‐□ 再び英雄物語の典型から
      外れる
      そういうことかな?
 
 すると、エヴァンゲリオンはまたもや終わることを許されない、そういうことになるのだろうか?
 
 ∧∧
(‥ )まあ、物語は
\‐  典型に収束する必要は
    ないんですけどね
 
  (‥ )しかしだ
      物語がある類型に
      収束するとは
      それが安定解だって
      ことなんだよな

 
 
 つまり、安定解へと収束しない限り、たとえ死んでも墓から掘り出され、終わる事を許されないのではないか、そういう未来への疑惑
 
 
 

サーベルタイガーは激怒するだろう

 
 弱肉強食、生存競争、これらは人間の心に深く響く言葉であるらしい。
 
 これを聞いて有頂天になる人間もいれば、烈火の如く怒り狂って否定するものもいる。前者は自分が今のままで良いのだ、と存在を保証された気になっているし、後者は存在を否定されたと思って怒っているのだ。
 
 ∧∧
(‥ )実際は
\‐  優勢な者が
    劣勢な者に置き換わる
    優勢か劣勢か
    その判定は状況によって
    変化する
    単純にそういうことだよね
 
  (‥ )人間というのは
      度し難い猿なのだな
      自分の社会的地位を
      保証してくれるものを
      渇望し
      自分の社会的地位を
      脅かすものに対して
      攻撃的になる
      まあ当たり前だけどね
 
 先にも話題にしたこのベストアンサー=>弱者を抹殺する。不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければ... - Yahoo!知恵袋
 
 
 例えば、弱肉強食とは相手の肉体を構成する元素を自分と自分の子孫のものにすることに他ならない。
 
 つまり優勢なものが劣勢なものを置き換える。
 
 ∧∧
(‥ )でも全ての生物は
\‐  最後は食われるのだから
    弱肉強食には
    意味がない
    回答者はそう答える
 
  (‥ )でもそれ、
      生態系の中で
      元素が循環するという
      話なんだよな
 
 つまりこう言えばよいか、
 
 ”すべての生物は最後には食われるのだから弱肉強食に意味はない”
 
 これは、生態系の中では元素が循環するのだから、元素という富の偏りは生じない、そういう主張であると。
 
 ∧∧
( ‥)そんなことはないと
 
  (‥ )元素はどこかに滞留するし
      その勝負の分かれ目は
      持っている遺伝と
      その優勢、劣勢で
      決まるのだ

 
 つまり、すべての生物が最後は食われるのだから弱肉強食には意味がない。この主張は、金は最後には使われるのだから経済の中で富の偏りは生じえない、と言うようなものだろう。もちろん、これは正しくない。
 
 
 たぶん、回答者は人類が持つ特性のひとつ、仲間同士で助け合う相互扶助。それと遺伝子の保全、このまるで違う二つの事柄をごちゃまぜにした。そしてこの結論が整合的であるように用語を組み立て文章を作成した。それがこの混乱の原因ではないのか?

 
 ∧∧
(‥ )確かに質問者の質問自体が
\‐  弱者を助けるのはなぜか?
    優秀な遺伝子だけを
    残すべきだ
    というもので
    ようするに
    相互扶助と優生学を
    ごちゃまぜにした
    質問なんですよね
 
  (‥ )質問が混乱的なんで
      回答も混乱した
      そういうことかもな

 
 
 しかも、理解がおそらく混乱的だから回答はさらに混乱的になっている。
 
 一見するとそう見えないとしたら、それは文章のつじつまを合わせる一方で、おかしな部分や矛盾した部分、理解の混乱が用語の中に歪みとして押し込められているからだと言える。 
 
 言い換えると、多分、回答者の文章を見た時に、これはすばらしい、と言う人は文章だけを読んでいて、用語の意味は知らないのではなかろうか。
 
 例えば、回答者は人間が相互扶助で弱者保護をするのは遺伝子の変異を保全するためだ。と申し述べているが、これもこうした歪みのひとつだ。これが人類の生存戦略である、という言い様からすると、おそらく回答者は遺伝的な変異を増大させることは人類にとって良いことだ、つまり人類の適応度が上がる、と考えている。しかし、実際にはそんなことはない。
 
 ∧∧
(‥ )あまりに有害な変異が
\‐  多くなると
    破滅的な結果だって
    起こるからね
 
  (‥ )非常に好意的に言うと
      回答者の思考は
      ロジカルシンキング
      なのだろうな

 
 
 思うにこうではなかったか? 
 
 環境変動に対応するには遺伝的な多様性が必要である。これは事実だ。
 
 しかし、これを聞いた時に、回答者は、遺伝的な多様性が大きければ大きいほど適応度が上がる、そう思ったのではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)ある意味、論理的な
    結論だよね
    多様性が必要である
    なれば
    多くの多様性も
    必然的に必要なはずだ
 
  ( ‥)言葉の上では論理的だね
    ‐□ だけどもこれは量の話でな
      人間には塩分が必要だ
      なれば
      大量に塩分を取れば
      もっと良くなるはずだ
      そういう誤謬なんだけどな

 
 たぶん、論理的に考える人はこういうことをする。ロジカルシンキングの元において、言葉とは定義されたものだ。定義された言葉は一律の意味を持つ。変異は良い、そう言われれば、多い変異も良い、そう受け取るのは論理的だ。白い馬が馬という単語に包含されるように、多い変異は変異という言葉に包含されるからである。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれは間違いである
    塩分は必須なれど
    ラーメンを食べ過ぎた人が
    塩分過剰で死ぬがごとく
 
  (‥ )でもさ、論理的な思考だと
      塩分は良いと言われれば
      量と関係なく
      塩分は良いことに
      なっちゃうんだよね
 
 論理的で理路整然とした文章は、しばしば用語の中に歪みを押し込んでいる。それゆえ、用語が持つ本来の意味を自分が知らない場合、要注意だ。いくら文章全体が理路整然としていても、用語の意味を検討しないと文章の正しさは見えてこない。

 そして忘れてはならぬ。論理とロジカルシンキングは”量”を扱うことすらできないと。論理という道具は、塩分は必須ではあるがラーメンの食い過ぎは体に悪い、ということすら扱う事は出来ないと。論理を振りかざすとき、これを忘れてはいけない。
 
 これはhilihiliのhilihili: そして欲望だけが残ったの続きだ
 
 
 
 ついでにいうとこの件で検索をかけたら、サーベルタイガーのような強い肉食獣は滅びたけど、草食動物は生き残っているではないか。弱肉強食とは誤りである、という意見も見つけた。
 
 ∧∧
( ‥)ああ、それは
    間違いだよね
 
  (‥ )サーベルタイガーは
      おそらくは
      人類に獲物である
      草食動物を根こそぎ
      滅ぼされたから
      滅びたんだよな
 
 5万年前よりも後、今の地球は人類が大型動物を片っ端から滅ぼして抹殺した世界だ。ごくわずかな、脚の速い動物だけが生き残り、大型動物たちは消え去った。そうして彼らの体を構成していた元素は我々のものへと変換された。現在の動物界で最大級の元素の滞留を持って、強大な富を築いたのは人間だ。その力の根源は圧倒的な武力にある。これに対抗出来る動物はほとんどいなかった。
 
 しかも化石記録を見る限り、サーベルタイガーは獲物である草食動物たちよりも後まで生き延びたように見える。これまで獲物にしなかったものも食べて食いつないだ、そういうことかもしれぬ。それでも人類の力にねじ伏せられ、ついに滅び去った。だから、以上の言い様をサーベルタイガーが聞いたら、多分、激怒するだろう。
 
 
 

2014年9月8日月曜日

そして欲望だけが残った

 
 ∧∧
( ‥)あなたは
    自分の仕事が
    まったく無意味だと
    考えている
 
  ( ‥)仕事の性質上
    ‐□ 妥当なことを書けば良い
      問題は
      仕事の性質上
      妥当なことを書いても
      実りがない
      そういうことだな
 
 現時点で最も妥当な仮説を発見し、文字数を考慮しつつ、それを必要最小限に省略せよ。
 
 科学を紹介する立場としてはこうでなければならない。
 
 しかしその一方では、
 
 読者は人間であるから、人間の認識に合致するように文章を変形せよ。
 
 物書きとしてはこうであらねばならない。
 
 ∧∧
(‥ )まったく矛盾した立場に
\‐  立たされたとき、
    あなたは妥当性を選択した
 
  (‥ )まあなんというかな
      捨てるなら物書きという
      立ち位置を捨てるよ
      そういうことだね
      というかな
      肝心な部分で人間の認識が
      理解できないのだな
      あるいは
      実感できないのだ
 
 暑い、寒い、痛い、眠い、疲れた、重い、空腹、めまい、恐怖、死ね、歓喜、そういうことは分かる。だが人間の心はこれらだけではない。
 
 ∧∧
( ‥)ほとんど共通するのに
    肝心な幾つかの箇所が
    うまく合わないと?
 
  ( ‥)やっぱ最近、衝撃を
    ‐□ 覚えたのは
      この受け答えだなあ
 
=>弱者を抹殺する。不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければ... - Yahoo!知恵袋
 
 一部で話題になっていたから覗いてみたのだが、問いの意味は分かる。
 
 だがベストアンサーが何を言っているのかチンプンカンプンで、内容を把握するのにひどく時間がかかた。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれを読んで
\‐  素晴らしいとか
    分かりやすいとか
    そういう感想を
    多く見ましたね
 
  (‥ )つまりだな
      これが人の認識に
      うまくはまる形だ
      そういうことなんだな
      俺には混乱的な文章に
      見えるんだが
 
 つまり自分から見ると他人の認識や心はチンプンカンプンな代物であり
 
 ∧∧
( ‥)反対にあちらの立場に
    立って考えると
    あなたの文章が
    チンプンカンプンに
    なるだろうと
 
  ( ‥)だから思うのだ
    ‐□ 俺のやっていることも
      俺の書いた本も
      これから書く本も
      まったく無意味だ
      自分の書く言葉ひとつ
      何一つ、誰一人として
      何も伝わらないだろう
      そういうことだよね
 
 もちろん、人間はクローンではないので、以上の言い様はナンセンスだけども、多分、これは近似解だろう。
 
 ∧∧
(‥ )7月17日の話の続きだね
\‐  =>hilihiliのhilihili: 助け合いは報復と暴力がなければ成立しえない
    繰り返しも含めて
    あなたとしては
    この回答に何と?
 
  (‥ )自然界では弱肉強食
      それゆえ
      優れた遺伝子が
      残るべきでないのか?
      質問者の問いに
      回答者は
      どの遺伝子が適応的かは
      あらかじめ分からないから
      優秀とされない遺伝子も
      保護し残すべきだ
      それが
      人類の生存戦略である
      そう答えるのだが...
 
 ∧∧
(‥ )まずこれがおかしいと
\‐  
 
  (‥ )回答者は
      人類は
      弱者保護を行う事で
      自らの遺伝の変異を
      高めたように
      答えているけども
      それを実現するには
      弱者を保護するだけじゃ
      意味がない
      ここ致命的だよね
 
 弱者を保護するだけでは意味がない。彼らに積極的に子供を生ませ、あるいは子種を使って誰かを妊娠させなければならない。子孫が残らないと遺伝子が伝わらないのだ。そうである以上、遺伝的な変異を増大させるにはそうしなければならない。
 
 だがこれは明らかに事実と違う。
 
 ∧∧
(‥ )あなたたち裸のお猿さんたちは
\‐  弱者保護はするけども
    彼らの子種を積極的に
    残そうとまでは
    していないよね...
 
  (‥ )こう問えば良いのだ
      あなたの遺伝子を
      保全するために
      人が使わされましたか?
      そう尋ねれば良い
      答えは否だよね
      つまり事実と違う
      おそらくこれはな
      弱者保護と
      遺伝子の保全を
      ごちゃまぜにした
      回答なんだよね
 
 
 さらにいうと、いつか役に立つかもしれない。だから今は有害であっても、取りあえず変異をたくさん蓄えておこう、というのは、別に手放しで推奨される話ではない。
 
 例えば有害な遺伝子、それが致死的なものなのか、あるいは発現するとちょっと具合が良くないかな? という程度なのかはともかくとして、そういう遺伝子が増えた集団があるとする。そして孤立したと考える。ちょっと山奥に入った村のような感じだ。ありがちな状態だが、しかしこうなると近親交配が起きてペアになった有害遺伝子が頻繁に発現するだろう。小さな集団でこれはいかにもきつそうだ。というか場合によっては遺伝的加重の増大で絶滅のリスクが普通以上に高まるのではないだろうか? 
 
 ∧∧
( ‥)あなたたち人類は
    本来は小さな集団で
    生活していたよね
    交流はあっても
    今よりも
    孤立しやすいだろうね
 
  ( ‥)そういう状況で
    ‐□ 弱者の子種を
      セックスすることで
      積極的に
      保全するような進化が
      起こるのか?
      へたすれば全滅するよ?
      絶滅するならそういう
      進化は起きないよね?
      こういう疑問よな
      まあ、そもそも
      そんなこと人間は
      しとらんわけだけどね
 
 実際には、有害だとか、最適でないとか、そういうもろもろの変異を蓄積する役割はメンデル遺伝と雌雄による有性生殖が行っていることだ。別に人類がそういう特性を持っているわけではない。
 
 ∧∧
(‥ )あなたとしては
\‐  回答者の方の答えは
    どう考えます?
 
  (‥ )名詞の使い方が
      混乱的だと
      思うのだよねえ
 
 例えばすべての生き物は最後は食われるのだから弱肉強食という言葉には意味がないと述べている。
 
 しかし、こう述べることで回答者は、
 
 食われる前に残せる子孫の数は、その生物がどんな遺伝子を持つかで違う
 
 こういう肝心な部分を糊塗しているようだ。
 
 食われる、という結果は同じ。
 
 しかし結果が同じだからといって、死ぬまでの間に子孫をどれだけ残せるか、つまり生きる過程が同じであるとは限らない。
 
 というか違う。
 
 つまり、結果が同じだから過程も同じだ、という主張をしていることになる。これは明らかに間違いだし詭弁だろう(先の回答はこういう点がかなりある)。
 
 実際には、現実的に言うと、どんな遺伝子を持つかで生存の確率も、残せる子孫の数も決まってくる。すべての変異が等価であるわけではない。
 

 ∧∧
( ‥)そうであるにも関わらず
    すべての遺伝子を
    用語の誤った使い方で
    意図的に相対化してしまう
    しかしその一方で
    弱者は保護せねばならない
    そう主張していると
 
  ( ‥)相対化したなら
    ‐□ 保護の必要は無いはず
      なんだけどね
      今は弱者だから
      保護するのだ
      そう主張したところで
      弱者保護と
      弱者の遺伝子保護とを
      まるで同一で
      あるかのように
      語っている時点で
      実行力はないわけだ
 
 しかしたぶん、回答者は以上の回答を理路整然と述べているつもりなのではないだろうか?
 
 以上の回答に感銘を受けた人々も、この回答は理路整然としている、そう受け取ったのではないだろうか?
 
 事実、支離滅裂に見えるものを人は支持したりはしない。
 
 理路整然としている。そう感じた言葉をこそ、人は支持するものだ。
 
 だとしたら彼らには理路整然として読めたはずだ、そういうことになる。
 
 ∧∧
(‥ )でもあなたには支離滅裂に
\‐  見える
 
  (‥ )言い換えればだよ
      推論するに
      あちら側からすると
      以上の俺の指摘の方が
      支離滅裂に見えるはず
      なんだよね
 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては深刻だと
 
  ( ‥)自分と彼ら、
    ‐□ 遺伝のほとんどが
      共通しているはずなのに
      お互いのことが
      まるで理解不可能
      ようするにこれはだよ
      自分のやってること
      自分の書いた本
      これから自分が書く本
      これらが全部無意味だし
      他人にはまったくの
      チンプンカンプンに見える
      そういうことなんだよな
 
 つまりである、あの回答を見た時に自分が感じたのは、ああ、やっぱり、自分の人生はまったくの無意味だ、それを確信したことであった。
 
 ∧∧
(‥ )でも深刻である一方で
\‐  その確信も無意味だよね
 
  (‥ )そもそも生きるって
      事自体に
      意味が無いからな
 
 生きることに意味が無いのなら、人生にも当然、意味はない。
 
 ∧∧
( ‥)だとすれば
    後は好きにやるだけですか
 
  ( ‥)女の子をくどく意味とは
    ‐□ なんだろうか?
      セックスを楽しむ意味は
      なんだろうか?
      そんなこと考える人間が
      そうはいないことと同様
      欲望こそが
      人を歩ませるのだ
 
 人間は社会生活をする猿だ。だからだろうか? 人間は社会における自分の順位に敏感だ。君はこれで良いのだ、そういう言葉と評価を人は際限もなく求める。
 
 魂なんてなく、精神などというものもただの錯覚だ。自我も幻でしかない。こんなもの、どこにもない。
 
 こういうことが分かってもなお、人は”生きよ”という言葉を他人に求め、自分の人生の評価と許可を求める。社会動物としての性質がここに現れているのだろう。
 
 だがしかし、生きる必要もないのだ。死ねばいい。死を恐怖しなかったものはすべて死ぬ。死ぬことを恐怖する性質を持つもの、そういう恐怖を生み出す神経回路を持つもの、これのみが残る。
 
 死があるからこそ存続を渇望する遺伝子が淘汰で作られる。
 
 なんのこっちゃない、生への渇望とは、進化で生み出される必然にすぎぬ。例え生が無意味でも人は生き続ける。それが自然淘汰の結果だ。これは物理現象で、コップの中で起こる化学反応と何ら変わりない。そこには魂も精神もなく許可もなく現象だけがある。
 
 そして生に意味が無いなれば、生に包含される自分の人生にも、仕事にも、当然、意味はない。つまり、私の仕事に何の意味があるのか? その問い、これ自体が無意味。

 残るのは神経が生み出す欲望だけである。
 
 
 以下へ続く=>hilihiliのhilihili: サーベルタイガーは激怒するだろう
   
 
 
 

論理思考と顔を殺すべき

 
 
 ああ、そうか、つまりロジカルシンキングと”顔”を破壊すれば良いわけだ。
 
 ∧∧
( ‥)論理は現実について
    何も語らない
    ”顔”は問題を解決する
    わけではない
 
  ( ‥)論理は必須の部品だ
    ‐□ しかし歯車だけで
      自動車は作れないように
      論理だけでは
      どうにもならん
      ”顔”もそれと同様だな
 
 日本人には顔が無いと言う。だがしかし、それでは”顔”を見せてきた欧米がどうなったのか、というと
 
 ∧∧
(‥ )過去の遺産と蓄積で
\‐  未だに強大だけども
    なんか手詰まり感が
    強いですかねえ
 
  (‥ )日本だって同様なんだが
      だったら顔があろうが
      無かろうが
      同じじゃねえかよ
      そういうことに
      なるからな
 
 確かに、交渉窓口が誰か分からない、とか、集団と組織で決めるから誰が交渉相手になっても決定権が無いから困る、という個別の事柄と、それらに対する愚痴は分かるけども。
 
 ∧∧
(‥ )でも”顔”の有無で
\‐  物事の是非を決めるのは
    論理の飛躍であろうと
 
  (‥ )飛躍であるね
      もちろん
      飛躍であっても良いのさ
      論理は飛躍できないから
      それ単独では無力であるし
      有害ですらあるからな
      飛躍は論理を補填する
      いや正確には
      補填しうる、だな
      必ず補填してくれる
      わけではないからね

 
 つまり飛躍であること自体は別に良い。飛躍であると気がつかないのも、どうでも良いことだ。
 
 単にこれは、顔が無いから駄目だ、という言い様には根拠がないこと。いや、それ以上に、論証も検証もされていないただの思い込みではないのか? という疑義である。
 
 というか、状況からすると”顔”とは無力であるし、意味も無いということは分かる。例えばの話、日本と比べて国家元首の任期がはるかに長いフランスが、日本よりも上り調子かというと、果たしてどうか?
 
 考えてみれば当然であった。進化という過程は統計的、あるいは確率的なもので、これは論理では扱えない。
 
 ∧∧
( ‥)そして進化には顔がない
 
  (‥ )顔と論理にこだわる人間は
      進化が理解できないし
      知性を必要としない
      解答探索も理解できない

 なれば解答探索を理解できない人間の末路とはなんぞや? それは答えるまでもないこと。
 
 ∧∧
(‥ )言い換えると
\‐  ロジカルシンキングを
    殺すべきだと
 
  (‥ )そして顔の皮を引きはがし
      無知無貌、混沌の神を
      顕現させるのだ


 
 

お猿さんの星

 
 
 ∧∧
(‥ )映画「猿の惑星」って
\‐  人気作でリメイクもされるけど
    どうしたらオリジナルを
    越えられるのですかね?
 
  (‥ )支配者のアジア人に
      WASPが虐げられている
      未来のアメリカを描けば
      良いんじゃねえ?

 
 *WASP:この場合はホワイト・アングロサクソン・プロテスタントの略称のこと。つまりアメリカの支配階層であるアングロサクソン系の白人で、なおかつ新教徒である人々。
 
 ∧∧
( ‥)本当にそうしたら
    大問題やがな
 
  (‥ )取りあえず
      猿にしとくのが
      無難だよな
 
 暗喩と暗示は人の創意工夫を引き出すのである。露骨にセックスを描けないから、キノコの上に座る妖精たちを描いたことを思い出すべきなんだろう。かつての西欧人は確かに創意工夫に富んでいた。
 
 ∧∧
(‥ )今の欧米は
\‐  エロは子供に見せない
    エロを子供から奪う
    だから幼児ポルノと騒ぐ
    子供を名目的には
    無菌培養すること推奨
    その一方で
    大人向けのエロは
    単刀直入で
    工夫がないみたいだよね
 
  (‥ )真面目にロジカルに
      棲み分けするから
      ああなるのだ
      ロジカルシンキングと
      理屈馬鹿の典型だよな
      日本をああするわけには
      いかん

  
 

2014年9月7日日曜日

ペース配分の問題だ

 
 疲れたので寝て
 
 腹が減ったので起きる
 
 ∧∧
( ‥)ネットをぼんやり見て
    一仕事したら
    また寝る気だね?
 
  ( ‥)なんかねー、脳がねー
    ‐□ 疲れるんだよ
      やっぱ歳かなー
 
 人が言うに曰く
 
 ネットがあると仕事が散漫になるんですよ。あちこち見て、いつの間にか時間が過ぎてしまう。
 
 ∧∧
(‥ )あなたとしてはどう?
\‐
 
  (‥ )それがあなたの実力
      ネットのせいではない
 
 ネットが消えても同じだろう、同じ時間を別のことで過ごすはずだ。
 
 ∧∧
( ‥)ネットがなければ雑誌を
    雑誌がなければ人を
    人がいなければ町を
    あるいは喫茶店を
    ですか
 
  ( ‥)人間の集中力には
    ‐□ 限界があるんだ
      みんな
      1日8時間労働とかを
      真面目に考え過ぎだよ
 
 1日8時間労働とか言うから、そうか、人間は8時間、フル活動できると思っておる。
 
 
 ∧∧
(‥ )8時間じゃ終わらないから
\‐  だらだら残業するんだ
    そういう評価もあるね
 
  (‥ )俺もだらだら
      仕事をしてるしな
 
 だらだら仕事をしてはいけない! そう力説する人のオフィスでの仕事ぶりを見た事があるが、あれを見て思った。ああ、これが自称、頑張る人の仕事なんだ、これでは駄目だ、と。
 
 ∧∧
(‥ )結構、無駄な時間や
\‐  ぼんやりしている時間が
    あったからね
 
  (‥ )たまたまかもしれないが
      むしろ人間の基礎体力から
      考えると
      あれが普通だってこと
      だろうなあ
 
 人間は何キロも歩くことは出来るし、何時間も野良仕事することもできる。しかしオフィスでの作業にはまったく慣れていないらしい。集中力がまるで持続できないのだ。考えてみれば当たり前である。例えばの話、数万文字ある報告書をぶっ続けで読みながら、内容を把握するのみならず疑問点を別の書類と照らし合わせることで確認できる人間など、そうはいないではないか。
 
 多分思うに、頑張り、というのは自己陶酔の一種でしかなく、デマカセであり自己欺瞞でしかない。問題から目をそらしておる。
 
 ∧∧
( ‥)ネットのだらだらを
    後悔するぐらいなら
    そんなことは忘れて
    楽しんで
    気分転換しておけと
 
  ( ‥)どうせ仕事なんて
    ‐□ そんな進んだりは
      しないからな
 
 ∧∧
(‥ )でも〆切はやってくるよね
\‐
 
  (‥ )それはね、むしろ
      ペース配分の問題だね




光合成に規定された未来

 
 石油と石炭が尽きたとする。さらに核融合も高速増殖炉も実現できなかったとする。
 
 ∧∧
(‥ )ありえないわけではない
\‐
 
  (‥ )豊かになった国は
      福祉という必要経費が
      増える一方
      低賃金労働者を
      発明しなければならぬ
      義務と税金が大きくなって
      豊かだけども余力の無い
      社会になっていく
 
 いや、もしかしたら我々の世界は豊かだからこそ余力の無い社会になった、そう言うべきなのかも知れぬ。
 
 豊かを水位とする。豊かさが進行すると水位は上昇し、ついにはより豊かな地域からお金が流れ込まなくなる。もはや流れが存在しない以上、これまでのように”落差を利用した自動的な発電”はできなくなる。必然、豊かゆえに余裕のない社会になる。そういうことやもしれぬ。
 
 いずれにせよ、こうなると新技術にかける金は少なくなっていく。事実、科学技術にかける予算は削減されている。現状を維持するのに必死であるがゆえ、未来の可能性とその模索は制限される。つまりブレークスルーの実現が遠のく。その一方で人口が増える。耕地は拡大すると同時に消耗され、当然、環境は破壊され、気候は変化する。

 必然、人は移動するし、移住先で摩擦と軋轢が起こる。紛争が勃発する。というか、すでに起きかけている。それを押さえるために膨大な余力がさらにそこへ裂かれる。
 
 核融合と高速増殖炉、自然界に普遍的にある水素で発電する技術、ウラン燃料の燃焼を飛躍的に伸ばす技術。いずれもまだ実現していない。こういった大規模かつ新規な技術は、安定した豊かで余力のある社会でないと発明できない。社会が不安定化すると実現が不可能になる。電力の安定供給を実現する技術は、電力が安定的に供給されていないと実現できない。
 
 つまり、状況それ自体が未来を閉ざす方向へと急激に収束する。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、取りあえず
    そういうことにしましょうか
 
  ( ‥)とりあえずそうしよう
    ‐□ この未来は
      荒っぽく言うと
      光合成の速度にすべてが
      規定されてしまう世界
      だよね
 
 この世界で重さ10キロの米をどこまで運べるか。
 
 ∧∧
(‥ )20キロのお米を担いで
\‐  行きに5キロ食べ
    目的地で10キロを下ろして
    帰りに5キロ食べて戻る
 
  (‥ )10キロの米を
      担いで運ぶために
      往復で10キロの米を
      消費する場合だなあ
 
 さてどう計算したら良いのか?
 
 ご飯のカロリーは無視する。あれは水でふやけた重量だ。米のカロリーは100グラムで356kcalだと言う。つまり10kgの米ならその100倍、3万5600kcal
 
 ∧∧
(‥ )成人男子の
\‐  1日の消費カロリーは
    力仕事で3000kcal
    だとありますが....
 
  (‥ )単純に割り算すれば
      ほぼ12日分だな
      これは往復だから
      片道6日分なんだが
 
 仮に1日につき20kmを歩けたとして
 
 ∧∧
( ‥)片道120kmですか
 
  ( ‥)重量20kgの荷物を
    ‐□ 背負った重労働
      それを6日間行って
      120km先の場所に
      10kgの米をとどけるのが
      精一杯ってとこか
      1人の人間が2週間で
      食い終わるような量の
      食料を届けるために
      他の人1人が
      2週間の重労働を
      しなければならない
      考えてみれば
      当たり前だがな
 
 そしてこの計算。必要だろう肉や野菜は計算に入れていないし、米を炊く水の事も考えていない。それは現地で調達してくれ、ということでもある。
 
 ∧∧
(‥ )”食べる分のお米”も
\‐  現地で調達できるのなら
    それにこしたことは
    ないけども
 
  (‥ )家畜を使う手もある
      有蹄類の家畜は
      低カロリーの草を与えても
      重労働ができる
      もしも道路の整備を
      ちゃんと出来るのなら
      荷車を使っても良い
 
 問題はである。こうやって効率化しても、結局これは”植物の光合成の速度”に全面的に依存する、ということなのだ。
 
 ∧∧
( ‥)お米も、家畜の飼料も
    それを宿屋に集める労力も
    道路整備の人に必要な
    食べ物も
    これらすべてが
    植物の光合成によって
    生産された産物である
 
  ( ‥)つまり、この文明は
    ‐□ 植物の光合成の速度に
      完全に制限されて
      しまうわけだ
 
 考えてみれば、これがかつてローマ帝国が直面した事態であった。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、ローマ帝国どころか
\‐  19世紀以前の国家は
    どれもそうですけどね
 
  (‥ )そしてこれを考えないと
      僕らはかつての人々が
      何に直面して
      何に対して
      必死になったのか
      それが分からなくなって
      しまうわけだよ
 
 石油はこの問題をすべて解決できる。かつて行われた数百万、数千万年分の光合成。それによって作られた酸素と地下に埋没した炭化水素。これは古代の太陽エネルギーであり、これを一気に消費すれば、以上の問題のすべてが解決される。
 
 100万年分を100年で消費するなら、単純計算で通常の光合成の1万倍だ。
 
 では、それが尽きたらどうなるか?
 
 ∧∧
( ‥)すべてがローマ帝国に
    戻ってしまう
 
  ( ‥)もちろん、
    ‐□ 農業の飛躍的増産を成した
      農薬、化学肥料、
      そして品種改良は
      残るわけだ
 
 しかし、圧縮された太陽エネルギーである石油が尽きた今、人が手に出来るのは圧縮されていない”薄い太陽エネルギー”だけだ。光合成がそうであるし
 
 ∧∧
(‥ )水力も風力も結局は
\‐  太陽エネルギーに由来する
    運動エネルギーと
    位置エネルギーでしか
    ないからね
 
  (‥ )つまりあれらが
      石油の代替物になることは
      ありえない
      電力自体は作れても
      石油消滅後の状況は
      打開できない
      というか
      打開できるのなら
      とっくに打開して
      いるからな
 
 しかも、農薬を作る工場も、化学肥料を作る工場も、そしてそれらの工場に必要な備品や原料を運搬する輸送機関も、これらを運営するにはそのすべてにおいてエネルギーが必要である。それが”薄い太陽エネルギー”に制限されてしまう世界では、農薬も化学肥料も、品種改良を行う農業試験場も今のようには動けない。ローマ帝国よりも状況はましなはずだが、今よりはるかに困難な世界になること疑いない。
 
 ∧∧
(‥ )電車は動かせるけど
\‐  本当に制限があるよね
 
  (‥ )電車自体は非常に
      効率の良い仕組みだけど
      メンテナンスに必要な
      部品を作る工場と運営を
      考えただけでも
      困難は明白だよな
 
 困難は目白押しである。電気の供給が限られた世界では電気分解とか、電気を使った精錬方法が非常に限定的になるだろう。例えばアルミやアルミ合金はありきたりには存在しないだろう。1円玉はアルミ製ではなくなっているだろうし、構造物の軽量化は非常に難しくなる。軽量な車両がない以上は、軽量さを前提にした計算も成り立たない。何もかも勝手が違っているはずだ。
 
 多分、電車は輸送用に限定されているし、長距離移動のための電車はあっても、通勤電車などありえないのではないか? 少なくとも、今よりも輸送の方に重点が置かれているはずだ。皆は勤め先の近く、つまり社宅に住んでいるのかもしれない。そして、輸送機関は事実上、電車しか存在しないのではなかろうか。ガソリンがない以上、車はありえない。電気自動車は走れるが、そもそも供給できる電気が限られている。アルコール燃料なども結局は光合成に依存しないといけない。ばかすか動かせるようなものではあるまい。個人のものというよりは、用途が限られた特殊車両ではなかろうか。
 
 つまり、電車で物流の主要部分をつなげた世界であり、駅から下ろされた品物は人力や家畜を利用して運ぶ、そんな世界になるだろう。冷蔵庫が各家庭にあるとは限らないので、発酵食品や塩漬け、乾燥食品が今以上に流通しているかもしれない。豆腐も自動車ではなくて自転車で売っているのだろう。エアコンはちょっとなさそうである。それでもネット自体は存在するのだろう。仕事の発注はメールだろう。Amazonは存続しているにしても企業形態がずいぶん変っているはずだ。もしまだ存在しているのなら電車の物流会社になっているのだろうか? あるいはクロネコも存在していて、駅に集荷された物品を、人力で運んでいるのだろうか?
 
 ∧∧
( ‥)一見すると牧歌的だけど
    この状況でも戦争や防衛や
    紛争は継続しているだろうね
 
  (‥ )しかもだよ
      石油がない以上
      以上と同様な理由で
      兵站や防衛だけでも
      大変な負担を
      強いられるわけだ
      この世界の人々は
      今以上の義務と税金に
      囲まれて暮らしている
      のじゃないかな
 
 
 
 
 以下へ続く=>hilihiliのhilihili: 元素が解放される未来
 
  
 

2014年9月6日土曜日

真面目だと人生が詰む

 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては?
 
  (‥ )夢を持つな
      希望を持つな
      理屈で語るな
      知性で語るな
 
 ∧∧
(‥ )やるべきことは?
\‐
 
  (‥ )試行錯誤と確認
      後は、阿呆
 
 ∧∧
(‥ )真面目は駄目ですよ、と
\‐
 
  (‥ )真面目な連中を見れば
      分かるだろ?
 
 存在そのものが失敗だ。真面目だと人生が詰む。
 
 
 ∧∧
(‥ )昔は...真面目だったら
\‐  良かったのですけどね
 
  (‥ )高度経済成長は
      とっくの昔に終わったのだ
      そんなもの
      もう通用せんわい
 
 これはhilihiliのhilihili: 出来ないなら、パクれよの続き
 

 
 
 
 

出来ないなら、パクれよ

 
 あんたが以前、ちょっといじってた奴のサイト、トップを見てみなよー
 
 そう言われてリンク先を一瞥して愕然
 
 絵が以前よりも下手糞になっとる
 
 そりゃあ前の絵もへたではあったが、今の絵はもっとひどい。これなら前の方が良い。というか以前の方が良かった。これは一体なんとしたことか?
 
 
 ∧∧
(‥ )トンデモ俺様理論屋さん
\‐  でしたっけ?
 
  (‥ )俺様理論屋ってのはな
      検証ができない連中なんだ
 
 あまりにも早い段階で”分かってしまう”のだとも言える。あるいは勝手にこれで良いのだと満足してしまう。自分の分かったを手持ちのわずかな知識と経験だけで理論武装してしまうのだ。そしてそこで立ち止まってしまう。分かったとは理解の死に他ならない。
 
 当然、この手の奴は人の話を聞かないし、人の意見を聞かない。だからトンデモうんぬん以前に絵がうまくならない。
 
 いや、あるいは聞くのが怖いのかもしれない。自分を救済するへ理屈だけを熱心に考えてしまう。こういう奴はえてして他人に攻撃的だ。だがしかしそれは自分が認められていないという恐怖と現実からの防衛であり、逃避でもある。
 
 ∧∧
( ‥)自分はこれで良いのだ
    つまり現状維持を正当化して
    技量はまるで上がらない
 
  (‥ )上がらないどころか
      意固地になってどんどん
      おかしな方向へいくのだ
 
 自己防衛をこじらせて明後日の方向へいってしまう。そうして、最初はまだしも持っていた自分の良さの欠片さえも捨ててしまう。
 
 そのあげくが、これか。
 
 ∧∧
(‥ )あなたなら
\‐  なんて言います?
 
  (‥ )パクれ
 
 全部好きな人の絵をパクれ。それじゃばれちゃうと言うのなら、女の子の仕草や構図は別の人の絵を使え。そうして自分の好きな漫画家さんの絵に描き直せ。
 
 
 ∧∧
( ‥)そういうパクリ探しを
    するのが
    大好きな人たちが
    ネットにうじゃうじゃいる
    けどもね
 
  ( ‥)そういうお行儀の良いこと
    ‐/ 言っていられるような
       絵じゃねえだろ
 
 いやだって言うのなら、自分の昔の絵をパクれば良い。それでも今よりましだ。
 
 ∧∧
(‥ )訓練して矯正するっていう
\‐  手もあるけどね
 
  (‥ )コミケだかなんだかに
      いったやつに言わせれば
      こやつはもう50代だって
      言うじゃないか
      そんな奴
      直せるわけないだろ?
 
 35歳を過ぎたら、もうなにもかも手遅れだ。
 
 ∧∧
( ‥)そういうことを言うと
    そんなことはない!
    そう言って烈火のごとく
    怒る人がいるけどね
 
  (‥ )図星だからだろ?
      図星じゃない奴は
      ”なんと、じゃあ俺は
       例外だったのか?!”
      と叫ぶのだ
 
 そんなことはない。そう言った瞬間に負け確定である。
 
 そんなことはない、そう思った時点で別の道を模索するべきだ。今のままだと負け戦であるし、それを分かっているからいきり立って否定する。
 
 ∧∧
(‥ )歳に勝つのは難しいからね
\‐
 
  (‥ )だからパクれと
      言っているのよ
 
 確かに40、50で独自性を見せる者もいるけども、それはそれまでの延長であったりする。
 
 では、お前に蓄積があるか? いや、無いのだ。なぜなら理論武装によって、俺はこれで良いと自画自賛して、検証と試行錯誤を捨てた報いがこれだ。
 
 なれば、パクる以外に進路を矯正する方法はない。他人の蓄積を自分に接ぎ木するのだ。他に一体、どんな手があろうか?
 
 俺にはできる。35を越えた老人がそんなことを思うでない。
 
 40を越えたプロ野球選手もいるとか、馬鹿なへ理屈を言うでない。例外を蓄積しても例外は例外だ。だいたい、お前はそのプロ野球選手じゃねえだろ。
 
 
  ( ‥)なんかさ
    ‐□ ゴシップネタだけど
      結構良い
      スタートを切った
      ライターがさ
      本を出す速度が急激に
      落ちているんだよね
 
 ∧∧
(‥ )...ネットで見る限りでは
\‐  38歳ですね
 
 ああ、そうか、こいつも、もう終わりだ。
 
 せっかく良いスタートを切ったのに急激に高度を落とし、大気圏に突入しかかっておる。もはや衛星高度は望めまい。グッバイ、頑張った君、そしてようこそ、このよどんだ底の世界へ
 
 ∧∧
(‥ )この人はマスコミを辞めて
\‐  ライターになったのだ
    そうですね
 
  (‥ )愚かな選択肢だな
      マスコミに残れば
      良かったものを
      今頃
      後悔しているんだろうな
 
 ∧∧
(‥ )なすすべもなく降下する
\‐  これも歳のせいですかね
 
  (‥ )他の何だと言うのかね?
 
 歳を取るとなにもかもが手遅れになる。そして是正というものが効かなくなる。是正できるとしても、それは蓄積がある場合で、それはいわばレールの上を走ることと同じだ。そこに至るまでの間にレールを作れなかった者は、もはやどうにもならない。
 
 ∧∧
( ‥)それでも進みたかったら
    無駄なプライドを捨てて
    パクれと
 
  ( ‥)そういう意味でいうとさ
    ‐□ 最初っからパクっている
      連中は潔し、だよね
      自分を知り
      身の程を知る
      大事なことだよ
 
 才能もないし、同じ作業を継続する持久力も、検証を行う潔さもないくせに、へんにプライドがある人間は進路を作ることも出来ず、しかしパクることすら拒否する。そうして年齢の摩耗の中で崩れゆく。
 
 後はまあ、パパとママの元へ帰って、大きな子供として朽ち果てる日まで世界を呪いながら生きていくしかないのだが、さて、どうする気だい? それとも、もうそうなってしまったか?
 
 
  

参上! 結露マン

 
 
   ( ‥)参上! 結露マン
 
 ∧∧
( ‥)それはどっちかというと
    怪人の方だよね
 
 電子頭脳内部に生じた結露によって、貴様の正気はあと3秒! 
 
 なっ、なんだとぉーおうええああああああああああああ
 
 錆でショート、焼ききれろ電子頭脳
 
 ぎゃー
 
 結露、凍結により体積膨張! 関節ゆがめっ!
 
 ごりっ、げああー
 
  
   (‥ )どうよ
 
 ∧∧
(‥ )人を助けられるんですか?
\‐
 
 さあ、この夜露をお飲みなさい
 
   (‥ )砂漠のお友達
 
 ∧∧
( ‥)足りねえ
  °
 
 

繭を運び出す

 
 ∧∧
(‥ )盗んだバイクが走り出す〜♪
\‐
 
   (‥ )自律型っ?!


 
 さて
 
 パソコンの前で、蟻んこたちの繭が増えていく。

これは9月4日、20時頃の映像。アップする30時間前ぐらい











こちらは5日のもの。繭から出たばかりの、まだ色の薄い蟻が見える。













 
 ∧∧
(‥ )また繭を巣の外へ
    持ち出して
    パイプに運び入れてるね
 
  (‥ )さすがに手狭なのかな

 
 チューブのあちこちに繭を置いている。数えてみるとその数、大体50個。最初の試験管は部屋を狭く作ってしまったせいか、これだけあるとパンク状態に近い。
 
 *蟻は湿気が必要だ。試験管に水を入れて脱脂綿で封をする。こんな簡単な作りだけども水漏れはしないし、湿度が保たれる。蟻が外に出ないように試験管の出口も脱脂綿で塞ぐ。水を押さえる脱脂綿と出口を押さえる脱脂綿の間の空間が巣になる。蓋の脱脂綿にチューブをつければ餌場との通路になる。蟻たちが繭を運び出しているのは、通路になっている、このチューブ内。
 
 ∧∧
( ‥)繭が50個
    ひと月ぐらいで
    繭から出てくることを
    考えると
    ひと月後、10月の頭には
    今の成体数にプラスして
    70個体ぐらいになりますか
 
  ( ‥)与えてやったもう1本の
    ‐□ 試験管を部屋として
      使い始めるのは
      時間の問題なんだろうな

 繭は減って、巣内はかなり広々とした感じに。














 一方、チューブに運び出された繭を見ると、大きさにずいぶん違いがある。5ミリ弱のものから2〜3ミリ程度のものまでと、幅が広い。











 

 
 ∧∧
(‥ )成長期に餌不足だったとか
\‐  そういう単純な理由ですかね
    それとも、
    こういうばらつきが
    遺伝の発現上、
    起こるものなんでしょうか?
 
  (‥ )分からんし、知らないなあ

 
 ただ、与えた昆虫の死骸などに体を突っ込んで食べているらしい個体を見ると、体が大きければ良い、というわけではないらしいのは分かる。体格にばらつきがあれば、むしろ食料の採集に向いているとか、昆虫の死骸を有効活用できるとか、そういうことなのかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえ分かりませんと
 
  (‥ )今言ったのも
      当てずっぽうだしな
      繭だって運んだり
      戻したりだ
      人工環境下だから
      落ち着かないのか
      そもそも
      繭はそう扱うもので
      動かすべきものなのか
      それすらも
      分からんわけでな


ただ今回、チューブへと運び出した繭に働き蟻が2匹ほど常駐していることからすれば、運び出し先で繭を管理しよう、という雰囲気はうかがえる。
 
 
 
 

2014年9月5日金曜日

全員が伝言ゲーム無能上司

 
 ネットは変った。
 
 情報を発信している人、その本人ではなく、その人のところを、”この人のこの言葉良いよね”、”この人のこれ良いよね”、そう紹介した人が注目を独占してしまう。そして美味しいところを持っていく。
 
 ∧∧
(‥ )...だそうです
\‐
 
  (‥ )ああ、でも、それって
      マスコミが以前から
      やってたことだよな
 
 人間が情報に眼を通し、確認できる範囲はごくかぎられている。できれば美味しいところを要約して、それをまとめて欲しいのだ。
 
 人の要望あるところ、そこには商売が成立する余地がある。
 
 ∧∧
( ‥)まとめサイトって
    奴だね
    そして横取りだけでなく
    歪みやセンセーショナルな
    タイトル付けが行われる
    blogやtumblrも似たようなもの
    抜粋で意味が正反対になる
    これはありがちだからね

 
  ( ‥)なんかあれだな
    ‐□ つまりネットのもろもろを
      読んでる僕らは
      部下の報告書を読んで
      社内と現場のことを
      知った気になっている
      上司みたいだな
 
 現場はこう言っている。
 
 しかし伝言ゲームのように上へ報告が上げられるごとに記述と要約はゆがめられ、ついには意味が正反対になる。会社と上司はいかに無能なことか。
 
 ため息まじりに揶揄されることであるが、ああ、なんてこと、僕らは全員が今やその、”伝言ゲームで現場の状況を好き勝手に解釈する無能な上司”、とやらなのだ。揶揄していた連中に、いつの間にか自分がなっているという恐ろしさ。
 
 ∧∧
( ‥)なんかさ
   それを考えると
   昔から同じじゃん、では
   もはや話がすまないよね
 
  ( ‥)マスコミがすでに
    ‐□ してきたことさwww
      そういう風に下品に
      ドヤ顔決めても
      問題が新たな局面に
      入ったことは
      無視できぬ
  
 つまり、マスコミがこれまでやってきたことと同じじゃんよ、と言っても、それが正しくても、それでもなお冒頭の指摘はやはり正しいのだろう。
 
 考えてみれば当然であった。
 
 ネットは誰もが情報発信を出来る場である。という事は...
 
 ∧∧
(‥ )とっ、言う事は
\‐  今度は全員が
    マスコミに搾取される
    犠牲者になる
    そういうわけだね
 
  (‥ )状況は新たな局面を
      迎えたわけだ
      搾取するのは
      まとめサイトかもしれん
      blogかもしれないし
      tumblrかもしれん
      しかし同時に全員が
      加害者にもなるわけだ
      いや、なっているのだね
      さながら社会全体が
      巨大な会社になって
      しまった状態かもな
 
 当然と言えば当然なんだろう。ネットでつながるとは、社会全体がひとつの巨大な何か、になってしまうわけで
 
 ∧∧
( ‥)もはや全員が
    会社組織内部における
    伝言ゲームで
    手前勝手に内容を解釈して
    現場の話を曲解する
    無能上司になってしまう世界
 
  (‥ )うはっ
      楽しい時代になってきた
      ものだなあ

 では? 我らはそれぞれ、どんな上司になれば良い? 
 
 

熱い塩水

 
 ∧∧
( ‥)なに?
 
  ( ‥)ふと思い出してな
    ‐□
 
 もう20年あまり前になる。仕事関係の相手が打ち合わせの後でこういった。近くにおいしいラーメン店があるんですよ。これから食べにいきましょう。
 
 おいしいでしょう?
 
 ああ、おいしいですね
 
 ∧∧
(‥ )あなた嘘を言いました
\‐  
 
  (‥ )あれは...、熱くて
      野菜の入っている
      からい塩水だったな
 
 はて、自分の味覚がおかしくなったのだろうか?
 
 そう懸念した数年後、その人と喧嘩した別の人が色々と彼のことを言う時に、こうも付け加えた。
 
 そういやあいつ、味オンチなんだよな。
 
 ∧∧
( ‥)少なくともあなただけでは
    ありませんでした
 
  ( ‥)なんだったのだろうね
    ‐□ あれはなんだったのだろう
 
 今にして思うに、塩と脂、人間が好む必須なもの。塩が交易品であったことはよく知られている。事実として私たちは塩味と脂を好む。そうでないと補給が足りないからだ。しかし、それは自然界にいた時にこそ必要だった欲望で、工業化が進んだこの世界では塩と脂がいくらでも手に入る。これがあだになった。過剰摂取は体に悪く、しかし過剰摂取するように味覚が出来ているのだ。
 
 ∧∧
( ‥)欲望のおもむくまま
    塩と脂を摂取する
    満足するかというと
    しない
    塩の刺激に慣れた体は
    以前に感じていた刺激と
    充実感を求めて
    さらなる塩と脂へと
    エスカレートしていく
 
  ( ‥)彼が味オンチだった
    ‐□ わけではなくて
      味覚が塩と脂に慣れて
      もっと強い刺激を求めた
      その結果が
      あの熱い塩水だった
      そういうことかもな
      それこそが
      味オンチ、味覚馬鹿
      なのだろうけど
 
 その結果が何を生むかと言ったら、明らかだろう。
 
 聞けば、ラーメンを食べ歩いて、それを評論する人や、寸評を書くライターもいるという。
 
 ∧∧
(‥ )ラーメンは人気食だからね
\‐  雑誌のコラムとかを書く仕事は
    あるはずだよね
 
  (‥ )でも死ぬ人がいるんだな
      塩分、脂肪、でんぷん
      三拍子そろって
      さらに高カロリーだ
      取材と称して食い続ければ
      その結果は
      まあ、当たり前だね
 
 当たり前なことを書いてもしょうがないが、ラーメンは本来、毎日食べるようなものではなかろう。しかし、我々の味覚と神経はそれを阻止するように出来ていない。そもそもそんなことを想定する必要がなかったからだ。それゆえ塩と脂の刺激は圧倒的だ。誰しもポテトチップでそれを経験済みである。しかし、毎日ポテトチップを、それも主食のように食べていては早死確定だ。
 
 
 ∧∧
( ‥)というかポテチじゃないけど
    カッパエビセンを毎日
    食べていたばーさんが
    死んだって話なかった?
 
  (‥ )子供時代に聞いた話だな
      知り合いだったのかな?
      因果関係は知らんが
      高血圧で死んだとか
      
 
 そういや、20年ばかし前、あの熱い塩水のラーメン店を、おいしいでしょう、と笑って誘ったその人もまた、すでに鬼籍に入っていたのであった。まだ50代だった。

 
 直接は関係ないが、これはhilihiliのhilihili: 素直に楽しめない、とは運動不足ですねの続きでもある。
  
     
 ∧∧
( ‥)果てなきエスカレートよりも
    もっと自分にしっくりくる
    ものを選ぶべき?
 
  (‥ )その方が良いと
      思わないかい?
 
 

 

2014年9月4日木曜日

リテラシーとはまた、なんと馬鹿げた物差しを

 
 
 ∧∧
(‥ )自分の小説を読む人を見て
\‐  彼曰く
    この本を読むからには
    若者たちは思った以上に
    リテラシーが高いと
 
  (‥ )自画自賛かよ
      絶頂に痛い奴だな
 
 ∧∧
( ‥)もう少し別の表現で
 
 
  ( ‥)高い低い、
    ‐□ これを言うからには
      物差しがあるということだ

 
 
 問題は、その物差しが妥当なのかどうか、他人から見ても意味があるかどうか、そこが問われる。
 
 ∧∧
(‥ )これは良い本なので
\‐   これを読む人は
     リテラシーが高いです
 
  (‥ )そういう物差しは
      独りよがりって
      言うのだよ
      というか、
      リテラシーという言葉が
      そもそも馬鹿っぽいよな
 
 具体的なことを何一つ言っていない。そんなものが物差しだろうか? 具体的でない物差しで人を一方的に評価する。それは痛い奴だ。

 そしてそれは、その物差しが恣意的であることを示す。恣意的な物差しでは、例えば地形の標高は測れない。それゆえ疑うべきなのだ。リテラシーなどという言葉で計測をごまかした時、自分はすでに世界の中で迷子であるかもしれないと。自分は常人には及ばない、はるかな高みにいると思い込んでいても、実はじめじめした泥沼に沈みかかっているかもしれないと。
 
 
 
 

自分向きのエロを自己生産する。すなわち、I can fly !

 
 
 昔、こんな話を聞いた事がある。彼は自分にとってしっくりくるエロがネットを見回しても見つからないので、とうとう自分で描くことにしたという。
 
 ∧∧
( ‥)...なんすかその
   手間のかかる自家発電
 
  ( ‥)そうねえ、手間が
    ‐□ かかるよねえ
 
 ネットで適当にエロ絵なり三次元のエロ画像を見つけるなりして事をすませる、というわけにはいかない。自分で描き、そして抜く。どう考えても2時間、3時間かかりそうである。あるいはそれ以上か。
 
 ∧∧
(‥ )なんか生々しい話題に
\‐  なってきたな
 
  (‥ )だがな、ここから
      分かることがある
 
 脳内と神経に存在するリビドーのつぼ、それを適切に押さなければ最上の興奮が得られない。もちろん、押すべきリビドーのつぼは個人こじんで微妙に違うであろう。
 
 しかも、興奮するつぼを押し続けると、”そのつぼを押すと私は興奮します”、ということ、これ自体が強化されるであろう。
 
 ∧∧
( ‥)平たく言うと
    自分の趣向を
    自己生産しているうちに
    変態になると
 
  ( ‥)趣向が偏り
    ‐□ それが強化される
      そう言った方が良いかなあ
      必ずしも変態レベルに
      到達するとは限らんからね
 
 これを考えると、イラストレーターが絵を描き続けていると初期の比較的普遍的だった絵柄が、個性を通り越してむしろ奇妙で独特になる、という現象が分かるというもの。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、そもそも絵柄に
\‐  個人の個性が出る
    それ自体が試行錯誤を
    自分の審美眼に基づいた
    選択によって強化した結果
    ですからね
 
  (‥ )エロイラストでは
      審美眼だけでなく
      自分のリビドーのつぼ
      による選択も入るのだ
      自分の脳と神経の有様を
      皆にさらす行為でもあるし
      神経の有り様を決めた存在
      つまり自分の遺伝子を
      開示する行為だとも
      言えるな
 
 確かにイラストレーターの絵柄の変遷を見ていると、自分としてはこの時代の絵柄が一番興奮させられるが、それ以降はむしろつぼから外れていく、そういう場面に出くわすことがある。
 
 言い換えると、自分が一番興奮する絵柄は、自分で探すべきではないのか? という冒頭の試みは確かに正しいのだ。他人は自分のために絵を描いているわけではないし、エロを生産しているわけでもないのだから。
 
 そうである以上、自分のリビドーのつぼを押してくれるエロは、自分で作るべきなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でもそんなことをするのは
    大変なことだよね
  
  ( ‥)技術もさることながら
    ‐□ 時間と体力もいるのだよな
 
 人は言う。もう漫画やアニメが辛いと。
 
 人は言う。もう萌えの良さが分からないと。
 
 ∧∧
( ‥)だがそれは体力と性欲の
    衰えではないのか?
    それは自分で
    自分向けのエロを作れぬ
    技術の無さではなかったか?
    それは作ることも歩く事も
    探す事もできず
    立ち止まるしかない人の
    嘆きではなかったか
 
  (‥ )体力があるやつはさ
      嘆く前に
      自分の力で別世界へ
      羽ばたいていっちゃった
      のだよな
 
 
 ひょっとしたらそれは変態の世界なのかもしれないが、まあ、嘆いてばかりいるのと変態になるのと、どっちがましなのかは状況次第なんだろう。
 

これはhilihiliのhilihili: 素直に楽しめない、とは運動不足ですねの続き
 
 
 


    

素直に楽しめない、とは運動不足ですね

 
 漫画やアニメを若い頃のように素直に楽しめなくなった
 
 ∧∧
(‥ )どう思います?
\‐
 
  (‥ )体力と性欲が無くなった
      のだろうな
 
 
 ∧∧
( ‥)体力が落ちると
    何もかも辛くなるからね
 
  ( ‥)35歳を過ぎると
    ‐□ 体力の衰えは劇的だ
 
 もちろん、日常、行う動作はいわば筋力トレーニングに当たるわけで、それで体力維持自体はされている。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれって、
    必要最小限のレベルにまで
    体力が落ちるってこと
    だよね
 
  (‥ )日常の動作で
      あっぷあっぷなのだ
      つまり日常が辛くなる
 
 漫画やアニメは日常の動作でもある。それが辛くなるのは当然だろう。
 
 漫画やアニメが昔のように素直に楽しめない。そういうあなたは、そもそも日常が辛くないか? いつも歩く道のり、昇る階段を辛く感じないか?
 
 ∧∧
(‥ )性欲の減退も効いてくる
\‐  でしょうね
 
  (‥ )なんというかなあ
      性欲スイッチの入りが
      悪くなるって言うのかな
      減退してるから
      当然なのだけどね
 
 スイッチの接続が悪くて、強く押したり、適切に押さないと動かない、そう例えれば良いか。
 
 ∧∧
( ‥)性欲って結局は
    視覚、聴覚などで
    入ってきた情報に
    神経が励起すること
    だからね
 
  (‥ )以前はすぐに励起したが
      減退したから
      適切に神経を
      励起しないと動かない
      なんというかな
      リビドーのつぼを
      適切に押さないと
      いかんわけよな
 
 
 おっさんたちがけばけばしいエロを好むのはそのせいかもしれぬ。これは、味覚が馬鹿になっているから塩と脂が大量でないと美味しいと感じないようなものではないのか?
 
 おっさんたちが萌えに冷淡なのは、もはや萌えという薄味ではチンチンが反応しない、それゆえ、萌えが子供騙しにしか見えない、そういうことやもしれぬ。
 
 だがしかし、そういう大味への逃げこそが、子供騙し、味覚馬鹿、味オンチ、体力無しの逃避ではなかったか?
 
 今まで番号1234のつぼを押していたら励起したのに、もはやそうではない。だというのなら、自分の適切なつぼは何か? それを探す旅に出かけるべきではなかったか?
 
 1234だけではなく、56789のつぼも全部押せば良い。それは正論ではあろう。しかし実は”への8番”とか思わぬつぼが効果的やもしれぬ。
 
 なぜそれを探さない?
 
 ∧∧
(‥ )でも、そんな旅に出かけるのは
\‐  やっぱり体力がいるよね
 
  (‥ )結局、体力なんだよな
      嘆いている暇があったら
      まずは運動しろってことよ
      

 

2014年9月3日水曜日

真面目であればうまくいくとは高度経済成長時代の幻想

 
 ∧∧
(‥ )真面目に頑張って真剣に
\‐
 
  (‥ )と、言ってた奴らが
      日本を駄目に
      したのだから
      もっと不真面目に
      やるべきだね
 
 というか、馬鹿なことを突き抜けて行う、これ大事。
 
 ∧∧
( ‥)...まあねえ
    真面目な理想論を
    訴える人たちが
    政権をとって
    政権交代大混乱って
    こともありましたしね
 
  ( ‥)学生時代に
    ‐□ 学生運動で挫折した
      連中がさ
      自分の人生の挫折のつけを
      他人相手にはらそうと
      言うのだからな
      そんなもの
      うまくいくわけが
      ないんだよな

 
 自分の失恋体験の補填を今の相手に要求するようなものである。あの手の連中は痛々しいくらいに真面目すぎるし、自分の心の傷しか見ていない。そして確かに、理想論というのは挫折した人生の埋め合わせに使われる嗜好品でしかないものだ。
 
 ∧∧
(‥ )ではどう不真面目に
\‐  やっていきましょうかね
 
  (‥ )日本だったら
      やっぱ忍者とロボット、
      サイボーグなんだよな
      どこまで真剣にこれを
      突き抜けられるかだな
 
 もちろん、クールジャパンとかでは駄目だ。税金を使って計画的に行う試みは真面目にならざるをえないし、それは必然、失敗する。狂気と馬鹿の要素があまりにも足りない。新しい芽は混沌から生じるもので、真面目から生まれるものではない。人は高度経済成長時代に真面目であればうまくいく、という幻想に毒されすぎたのだ。
 
 それを考えるに
 
 ∧∧
( ‥)忍者と巨大ロボが
    日本の鍵なら
    大英帝国復活の鍵は
    メイドさんですかね?
 
  (‥ )1984年では
      特権階級たる
      内局のオブライエン同士が
      召使いを
      はべらせているけど
      あれはアジア系の男性
      なんだよな
      大英帝国の残響だけども
      なぜビクトリア朝では
      ないのか?
 
 あれが、もしもメイドであったら、1984年という小説はその根底が大崩壊してしまう。大英帝国のメイド、なんという破壊力。
 
  
    
      

息子の危機

 
 首をしめられたので、その手をなにくそと跳ね返し、てめーこの、アスカを返せよ、と言おうとしたところで。
 
 ∧∧
( ‥)アスカさんご本人の腕が
    にゅるりんぱとご登場で
    あげくに
    衆人環視をものともせず
    シンジくんと
    融合合体を試みる始末
 
  ( ‥)多分、あそこで
    ‐□ シンちゃん心が
      折れたのだと
      思うのだけどな
      アスカちゃんは
      あれだよね
      肉食系だよね
      乗っ取られた瞬間から
      理性が決壊
      リビドーが大洪水ですよ
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 
    お父さんとお母さんが
    乱入ですか
 
   (‥ )息子の貞操の
       危機とはいえ
       あれ、大人気ないよなあ
 
 
 ∧∧
(‥ )そして今のあなたは
\‐  思考がだだ漏れだと
 
  ( - -)もう駄目っぽいな
      ちょっと休むね
 
 
  

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