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2014年6月9日月曜日

卵の味が分かるとは、卵の良し悪しの判断ではない

 
 評論家。さならがら人生をもったいぶった文句だけで埋めた人間の残骸。行き着いた果て。
 
  (‥ )作れない、楽しめない
      それは
      そういうことだ
 
 ∧∧
(‥ )卵は産めないけど
\‐  卵の良し悪しは分かる
    そういう言い方も
    あるけどね
 
 ああ確かに。しかしそれは、我々が進化の過程で食料として評価するセンサーを発達させてきた、ということでしかない。
 
 その卵の内部に卵の発生を適切にうながすタンパク質やmRNAが含まれ、適切に配置されているかどうか? それについてはまったく把握する事が出来ていない。
 
 ∧∧
( ‥)論評とは適切な
    センサーがないと
    適切なものとは
    なりえない
 
  ( ‥)そして陳述を
    ‐□ 詳細にすればするほど
      それは固有のものとなり
      普遍から逸脱する

 

 作れず、楽しめず、把握できず、普遍も見極められぬ。なんと無様なことではないか。
 
 
 
 

すべての病人が絵描きであるわけではない

 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  ( ‥)描き込みが足りない
    ‐□ つまり情報の密度が
      まるで足りないんだ
      女の子のところは...
      俺はちゃんと見て
      いないからなあ
 
 ∧∧
( ‥)間に合います?
 
  ( ‥)幸いにも〆切は
    ‐□ そこまで厳しくはない
      後は時間内にどれだけ
      試し描きが出来るかだな

 ∧∧
(‥ )体力勝負だね
\‐
 
  (‥ )300枚も描けば
      形は見えてくるものよ
      それが出来るか
      出来ないか
      それだけの話よな
 
 絵が下手な人間とは、単に描いている数が絶望的に少ないのだと言える。実際、これまで描いた絵が累計でも100枚いかないなんて笑える冗談ではないか。絵は体力と試行錯誤でしかない。そういうことでもある。
 
 ただし、自己満足馬鹿でない場合に限る
 
 ∧∧
( ‥)自己満足馬鹿ね
 
  ( ‥)これで良い
    ‐□ 俺すごい
      そういう心理は判断基準や
      良し悪しの物差しが
      壊れた状態なんでね
  
 判断基準や物差しが壊れているのだ。この場合、試行錯誤がまったく意味をなさなくなる。
 
 考えてみれば絵を描く人間、文章を描く人間は病人だらけであるが、大胆に言うと二つの病に分けることができるのだろう。果てしなく試行錯誤を行う人間と、物差しが壊れてしまっているので、言う事はでかいが見当はずれなことばかりしており、しかも手が動かない人間と。これ、意外に多い。
 
 ∧∧
(‥ )イラストレーターも
\‐   ライターも病人だ
     まともではない
 
  (‥ )さりとて病人の
      すべてが
      イラストレーターで
      あるわけでもない
      まあ、当たり前だよね
 
 
 考えてみれば、物差しが壊れてしまっている人間は、すぐに自己満足して手が止まることになるだろう。自己満足は自画自賛であり、それゆえ、他人には受け入れられないものだ。それがその人間のものでしかない以上、流通するわけがない。しかし当人だけはすばらしいと確信しているのである。
 
 それを考慮すれば、物差しが壊れた人間が口先だけのほら吹きで、しかし手を動かさない、というのは必然なのかもしれぬ。
 
 
 
 
      

おっさんであるとは...悲しいかな罪なのだ

 
 イラク戦争で明らかになったのは、アメリカという国が持っている理解の枠組みが、絶望的に狂っていること、それゆえに甚大な犠牲者を出した、ということだった。
 
 ∧∧
(‥ )安倍さんや
\‐  安倍さんが日本において
    高支持率であることを
    心配する人もいる
 
  (‥ )日本はまた戦前のような
      ファシズムに戻って
      自分たちに
      襲いかかってくるのでは
      ないかという不安よな
      しかし、
      そういう不安自体が
      狂った理解の枠組みに
      依存しているよね

 
 フセイン政権を倒せばイラクは日本のようになる
 
 安倍首相のような戦後レジームのなんとかを唱える人物は日本を再びファシズムに作り替えるに違いない
 
 これは実のところ、どっちも魔法と悪魔を信じている主義主張だと言える。
 
 悪の独裁者を倒せば善良な民主主義国家になる
 
 悪の首相が国民から支持を得れば、民主主義国家は悪魔のファシズムに支配される
 
 ようするに、物事や社会の仕組みがまるっきり分かっていないのだと言えるし、そういう本来必要不可欠な事柄の把握をごまかした、手抜き理解だ、とも言える。
 
 ∧∧
( ‥)事実、アメリカは
    イラクの統治に失敗した
 
  ( ‥)そういう明白な失敗が
    ‐□ あるにも関わらず
      考えを是正できないのだ
 
 根拠も無いのに漫画を規制しよう、と言い立てる人のように、人間は、日本人もアメリカ人もその他多くの人々、これらすべて知的に劣った子供にすぎぬ。我々はごく単純な、中学生や小学生が思いつくような粗雑な思い込みしか持てないのだ。しかも例えそれが間違っていても、その思い込みで数千、数万の犠牲者を出したことが明らかになってもなお、自力では是正できない。そればかりか問題があるということすら感知できない。もはや機能不全に陥っているのに、がーがーと同じ事を言い立て、行動を反復するだけなのだ。 
 
 事実、それが起こったことだった。そうではないか?
 
 ∧∧
(‥ )人間は覚えたことを
\‐  ただ反復する猿でしかない
 
  (‥ )実際、そう考えると
      世の中のことが
      色々と説明できるの
      だよね
 
 今の若者のどこが困っているのか? これをおっさんは理解できない。おっさんが若かった時代、状況は違っていた。それゆえにこのような困難に遭遇したことがないからだ。遭遇したことが無い以上、それを理解することはできない。もはや適合していない時代遅れのモデルでしかないのに、それで犠牲者が出ているのに、是正するどころか問題があるということを認識すらできない。
 
 ∧∧
( ‥)たとえ数千、数万の
    犠牲者が出ても
    何が問題なのか理解できない
    
 
  (‥ )この不感症たるや
      壮絶なものがあるだろ?
 
 イラク戦争で露呈したことは、アメリカの言っていることも、彼らの理解の枠組みも秩序も計画も、そんなもの、今や全部間違っているということである。端的に言えばアメリカの言う事も、アメリカの文化も、彼らの言う事も、彼らの理念も、彼らの価値観も、翻れば私たち自身の理解も、もはやまったく時代遅れだということだ。
 
 これからのものはそれぞれが模索しながら作っていくしか無い。失敗する人もいれば成功する人もいるのだろう。だが、これまでの理解はもはやゴミである。信用するに値しない。
 
 あれほどの犠牲者を出してそれでもなお、問題を認識しないままに無邪気にこれまでと同じことを言っている連中は
 
 ∧∧
( ‥)もはやおっさんなのである
 
  ( ‥)おっさんとは悲しいものだ
    ‐□ それは
      死刑宣告に等しいのに
      自分たちは
      十全老人であるとか
      ほざき始めるからな
      齢を重ねるとは堕落よ
 
 
 これはhilihiliのhilihili: おれはおっさんをやめるぞー とは言うものの、の続き
 

 
 
 

2014年6月8日日曜日

おれはおっさんをやめるぞー とは言うものの

 
 インドの黄金寺院で刀を持ったシーク教徒同士の乱闘。

 =>YouTube
 
 BBC=>BBC News - India Sikh groups clash at Golden Temple
 
 ∧∧
(‥ )...乱闘ってほどでもないよね
\‐  棒で叩いていたり
   刀を振りかざして威嚇したり
   離れた者同士で刀を
   カンカンさせてみたり
   刀を取りこぼしたら
   おっさんビビって逃げたり













 
 *上の集団から、刀を振りかざして駆け下りる青ターバンのおっさん一人。下の黄色ターバンと切り結ぶが、はずみでぽろっと刀を取りこぼして慌てて駈け戻る。しかし、この後すぐに仲間の武器をとろうとしていたから、青ターバンのおっさん、戦意は衰えていない模様。


  (‥ )写真報道だとものすごく
      ドラマチックな場面を
      激写しているけども
      実際はこんなもんだ
      ということだね
 
 
 シーク教 比較的近代になって誕生したイスラームとヒンズーの融合宗教だ。特徴的なターバンは、人々がイスラームやアラブ世界に対して持つイメージにぴったりするらしい。そういうわけでニューヨークで同時多発テロがあった時、シーク教徒が襲われた、という話を聞いたことがある。
 
 それを聞いた時には、ああ、アメリカ人ってやっぱ絵に描いたような馬鹿なんだな、と思ったものだけども。
 
 ∧∧
( ‥)日本人も他人の事
    言えないよね?
 
  ( ‥)こんな小話を
    ‐□ 昔聞いたことがある
 
 その学校は小さな山の上にあるが、その下をトンネルが貫いていて電車が通っている。そこで生徒の中には電車の音を聞き取ろうとして通学路のアスファルトに耳をつける者がいる。
 
 それをたまたま見た訪問者が曰く。あれは...ヒンズー教徒ですか?
 
 ∧∧
( ‥)イスラム教徒の間違いでしょ
 
  (‥ )こんな小話が流布されるの
      だからね
      日本人もアメリカ人を
      馬鹿にはできないかもな

 とはいえ、アメリカ人って馬鹿じゃね? という感慨は、イラク戦争の時、日本のかなりの人が感じたことでもあった。
 
 曰く、フセイン政権を倒せば、イラクは日本のようになるはずだと。
 
 アメリカ人はこういう言い様を無自覚に使うが、日本人からすれば、アメリカ人は馬鹿じゃね? 何世紀も歴史のある島国で皇室を頂き、開国と明治維新からまがいなりにも選挙してきた国民国家と、西欧世界が勝手に引いた国境と独裁者にようやく束ねられているイラク。このふたつを同列に扱うとは、やっぱアメリカ人は脳がいかれてるぜ、そうあきれたり、笑っていたのであった。
 
 ∧∧
(‥ )そしてその無邪気な
\‐  火遊びの結果が今の
    アメリカであるのだと
 
  (‥ )本当は笑い事ではないのだ
      アメリカ兵だけではない
      大勢のイラク国民が
      ああいう能天気馬鹿な
      中二病的世界観の
      犠牲になったのだ
      あいつらの中二病は
      呪われてあれ
      真っ赤の血みどろだよ
 
 生物の進化を考えれば分かるように、問題解決に知能は必要ない。体力さえあれば馬鹿でも阿呆でも中二病でも構わないのだ。頭が良ければ問題解決できる、というのはちょいと学業が良かったから勘違いしているお馬鹿さんの主張であって、実際には体力が物を言う。
 
 ∧∧
( ‥)アメリカにはその体力が
    あった
 
  ( ‥)今でも最強なんだが
    ‐□ 今やねえ
      問題は体力だよね
 
 体力がなくなると現状の中二病的な理解のままでは破滅的である。アメリカはこれから長い模索の時代を迎えることになるんだろう。
 
 つまりこれは、古い中二病では駄目だ、新しい、時代に適合した中二病を発明しなければいけない、そういうことでもある。
 
 ∧∧
( ‥)でも、おっさんは
    もはや新しい中二病を
    発明したり
    あるいは新しい中二病を
    受け入れることができない
 
  (‥ )オバマっちを見てると
      それがよく分かるよな

 ある人曰く、安倍みたいな二代目ぼんぼんの馬鹿は、そら見ろ、インテリのオバマに無視されるのだwww
 
 だがしかし、二代目のぼんぼんとやらがいかに時代錯誤でも、若い時から外交の場にいたのだ。だから実務を次々にこなすことができる。それに対して弁護士でしかなかったオバマっちの外交は、今や破綻状態ではないか。やっていることは正しいはずだのに、理想は空回りするだけで実を結ばないし、実を結ばぬ行動を是正することもできない。
 
 それは、役に立たぬ理想論、つまり中二病に拘泥しているからに他ならぬ。
 

 ∧∧
(‥ )人は人生経験から手にした
\‐  解答から逃れることができない
 
  (‥ )自分が発明した
      つたない理解の枠組み
      つまり自分の中二病から
      逃れられないのだな
 
 言い換えれば、安倍首相がどうもオバマ大統領よりも優れているのは、本人が持つ経験なり抱いている中二病が現状に適合しているからで、オバマ大統領のそれはまったく適合していない、ということでもあるのだろう。
 
 
 ∧∧
( ‥)安倍さんは安倍さんで
    中二病を
    持っていると思う?
 
  (‥ )ワタミの会長を
      議員に抜擢したのは
      そういうことだと
      思うけどもな
      俺は、あれを
      肯定しないがね
 
 人間の理解力なんてそんな大層なもんではない。人間は所詮は人間でしかない。どれだけ真剣に考えても、所詮は中二病的で安易な思い込みを抱くのが精一杯なのだ。エロ漫画は犯罪の温床だから規制するべきだ、そう無駄にでかい声で連呼する日本の議員がいるように、フセイン政権を倒せばイラクは日本のようになる、そう思い込んだアメリカ人やアメリカの議員がいる。ようするに日本の政治家もアメリカの政治家も、頭のレベルは同じなのだ。同じ人間なのだから当然である。ただ、後者の場合、失政で甚大な犠牲者を出した、それだけの違いでしかない。
 
 そしてこれは、おっさんの限界でもある。
 
 ∧∧
( ‥)人間は中二病的な理解を
    するのが精一杯である
    さらに年を取ると
    新しい中二病を
    受け入れることもできない
 
  (‥ )おっさんはおっさんなのだ
      おっさんはおっさん以外の
      何ものにもなれない
 
 そうなのだ、おっさんには限界がある。自分の経験と思い込みにこだわって、新しい中二病を受け入れることすらできない。
 
 だから、俺はおっさんをやめるぞー! ジョジョーッ!
 
 と、言いたいところではあるが
 
 ∧∧
(‥ )そういう風に石仮面を
\‐  使っても
    おっさんはおっさんにしか
    なれないよね
 
  (‥ )ベヘリットを使っても
      駄目なのだ
      おっさんはおっさんに
      転生してしまう
      どうにもならん
 
 どうすればおっさんはおっさんを越えられるのか? どうすれば人間のままおっさんを超越できるのか? これは無理と知りつつも果たさねばならぬ課題でもある。
 
 
 

来るべき300年後の未来

 
 ぐったり疲れて、寝て、起きてみると時計は4時半だった。
 
 ∧∧
(‥ )薄暗い時間帯....
    朝の4時なのか
    夕方の4時なのか
    分からないよ?
 
  (‥ )鳥が鳴いているから
      朝じゃねえか?
 
 朝だった
 
 起きてみると2日続けて激しく降っていた雨はようやく止んでいた。部屋にこもっているうちに固くなってしまった体を伸ばそうと、公園まで散歩に出かけるとあちこちで湧水だ。台地にしみ込んだ雨水が出口を見つけて湧き出すのである。特に激しいものを写真に収めてなんとなくアップしてみる。
















 
 以上3枚は全部同じ場所だけども、なかなかうまく写ってはくれない。
 

 さて、それはそれとして
 
 アメリカ人は原爆投下は戦争をすみやかに集結させ、結果的に大勢の命を救ったから正しい、と信じている事。
 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては?
 
   (‥ )人間らしい発想だけども
       あからさまな
       論理矛盾だろうな
 
 犠牲を最小限にしたいのなら人のいない場所に投下すれば良いだけの話
 
 そもそもある者は曰く
 日本人は人間じゃないから原爆を投下してもよい
 
 あるいはある者は曰く
 日本人も人間であり、その命も結果的に救ったのだから原爆投下は認められる
 
 これは矛盾である。なんのこっちゃない、殺したいだけなのだ。だが、殺したいだけだ、と言うわけにはいかないのである。虐殺には言い訳が必要だ。
 
 ∧∧
(‥ )でも、そういう言い訳こそが
\‐  人間的であるのだと
 
  (‥ )そうしないと
      人間は人間を殺せないのだ
      だからこういう言い訳は
      当然ではあるね
      日本人も鬼畜米英と
      言い立てたわけだからね
 
 もともと人間は平気で人間を殺していた、というのが正解かもしれない。家族を大事にする一方で、人殺しをする社会がこの地球にはある。仲間でない人間は仲間でない以上、殺しても良い。そう考えればこれはそんなにおかしな話ではない。
 
 しかし、大きな集団を作るとこういうことが許されなくなる。だとしたら、人間はすべからく殺すべきでない、という取り決めを作る必要があるし、これを幼少の頃からプログラムされたので、現代人は人を殺すことにひどい抵抗を持つようになった。そういうことかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)でも結果的には同じだよね
    殺すのには理由が必要だ
 
  (‥ )西欧人などは
      こいつらは異教徒だ
      インディオは聖書に
      記述されていないから
      人間じゃない
      だから殺していい
      だから奴隷にしていい
      そういう文化を
      何百年も継続してきた
      わけでね
 
 端的に言ってしまうと、彼らの文化は言い訳で構築されていると言っても良い。そして言い訳が必要だ、というのは、内心にやましいことがある証拠であるし、言い訳を本気で信仰するのは、それは彼らが一神教徒だからかもしれないし、単にそれが西欧の文化だからかもしれない。
 
 無抵抗のまま殺された人と、その教えから派生したキリスト教が、いかにしてあれほどまでに残忍な宗教になったのか、いかにして世界の半分の文化を抹殺し、残りの半分を踏みにじり、さらに空前の奴隷文明を作り上げ、搾取を正当化するイデオロギーを無自覚に信奉するに至ったのか? まあ、それは多分、彼らの立ち位置に理由があるのだろう。実際、ローマ帝国西半分の崩壊以来、西欧世界は絶え間ない異民族の襲来に悩まされてきたし、それに対抗したのは騎士であり、それを動員した教会であった。キリスト教が戦争の宗教になるのは当然だとも言える。
 
 *ただ、おかしなことに生き延びた東ローマ帝国もフン族やゲルマン諸族、スラブ人、トルコ人、さらにはイスラームなどと戦争を続けたのに、こういう残忍さからはかなりな程度自由であったらしいのは興味深い。このことから、西欧世界が持つ残忍さ、残虐さ、無神経ぶりは実のところキリスト教のせいではない、という事もできる。あれは、田舎者ゆえの暴虐かもしれない。事実、西欧は歴史的には奴隷の輸出以外に大層な産出物もなく、農業生産も劣ったユーラシアの辺境だ。
 
 ともあれ視点を変えれば、
 
 日本人はなぜ原爆を落としたアメリカと仲良くしているのか? なぜ報復のために立ち上がらないのか??
 
 そういう声は欧米を敵視する国々と、その人々から出てくる声でもある
 
 ∧∧
(‥ )日本人はそういうことを
 □‐  しないのだ
    そう言った人もいるよね
 
  (‥ )確かにそうかもね
 
 だがしかし、これは日本のような狭い国では、手打ちをしたら過去の争いは持ち出すべきではない、そうしないと果てしない報復合戦でどうにもならなくなる、そういう考えなり了解があることが原因かもしれない。
 
 だとしたら、こうだとも考えられる。
 
 日本人は原爆を落とされたこと、それそのものよりも、原爆を落としたことは正しかった、だって君らの命も救ったんだよ? そうしゃあしゃあと過去の罪状を正当化してへらへら言い立てる連中の方をこそ憎悪すると。
 
 実際これは、手打ち自体を馬鹿にする行為なのだ。そうである以上、これは殺人以上の侮辱に他ならない。怒りだすのは当然である。
 
 ∧∧
( ‥)今はアメリカの強大な力に
    押さえ込まれているけども
 
  ( ‥)いつか、
    ‐□ 五分の立場にまでなった時
      アメリカが
      そう言い出したら
      日本は本気で怒りだすかも
      しれないな
 
 何百年もたつと殺されたことは忘れるが、手打ちをしたことそれ自体を侮辱されたら、未来人はやはりそれを怒るだろう。
 
 実際、300年ぐらいでは人は変るようで、変らないものである。西欧が変ってしまったようでいて変らないように。変らないのなら風化した記憶ではなく、自分たちの流儀を馬鹿にされたことで怒り狂うのは当然だ。
 
 ∧∧
(‥ )そしてアメリカはいつか
 □‐  報復されるだろうと
 
  (‥ )それもどっちかというと
      日本人に報復される
      わけではないだろうな
 
 手打ちの侮辱は、実のところ謝って再度手打ちをすればすむ話である。別に難しいことではない。
 
 むしろ問題なのは、以上の言い様、”何百年もたつと殺されたことは忘れる”ということ、これはアメリカや日本だと成り立つかもしれないが、そういうものが成り立たない世界、そういうものとは違う社会がこの地球にあって、アメリカはそこに片足を突っ込んでいる、ということだ。
 
 ∧∧
( ‥)アメリカはすでに部族紛争に
    組み込まれてしまっている
    それが問題だろうと
 
  ( ‥)アメリカはベトナムまでは
    ‐□ まがいなりにも
      国対国の戦い
      だったのだよね
 
 だけども、そっから先は部族社会との戦いになっている。この意味で言えば、フセイン大統領は真面目な相手だったし、ビンラディンに率いられた国際テロ組織アルカイダだって、まだまともな敵だったのではなかろうか。
 
 ∧∧
( ‥)本当に恐ろしいのは
    部族間抗争である
 
  (‥ )これ、一度始めたら
      永久に続けないと
      だめなんだよね
 
 そもそも部族間抗争というのがそういうものらしいのだ。日本のような社会からすれば理解しがたいが、いや、アメリカや西欧や中国などからしても理解しがたいだろうけども、300年前の復讐とかが平気で、正当な行為として行われる。そういう社会であるらしい。
 
 そしてアメリカだって、いつまでも最強の地位を守れるわけではない。特に経済が弱まって、中間層が復興することはもはやなく、それでも戦争を世界中でしてしまった以上、軍隊を展開し続けざるを得ない。そういう現在の状況からすれば、状況が悪化し続けることは眼に見えている。
 
 さらに300年とは、国が衰亡するのに充分すぎる時間だ。特にこれからの300年は安価なエネルギー源である石油が枯渇する時代でもある。しかも代替エネルギーがいまだにめどがたたない時間線だ。こんな世界で社会の生産性を向上できぬままに強大な軍隊を維持するなど、無理がありすぎる。

 どこかの時点で防衛し切れなくなることは明白だろう。
 
 ∧∧
( ‥)つまり300年後、
    アメリカと戦い続けてきた
    部族社会の人々は
    アメリカに攻め込むだろうと
 
  ( ‥)アメリカは基本島国で
    ‐□ 防衛は楽なんだけどね
      核兵器だって持っている
      でも300年は
      何が起こるか予想も
      できない時間だからね
 
 別に全土が占領されるってことはないだろう。幾つかの大都市が略奪される程度で終わって、そこもアメリカが再び奪還する。そうして国はそのまま存続する。そんな程度の出来事かもしれぬ。
 
 とはいえおそらく、この時、何が起こるのかはほぼ予想がつくのではなかろうか? つまり、成人男子は皆殺し、女子供は奴隷として売り飛ばされるか、運が良ければ妾にでもしてもらえるか、そんなところだろう。実際、そういう文化は今でもあるのだ。そしてその文化からすれば300年なんてあっという間であるし、彼らにとってこれはまったく正当なことでもある。
 
 ∧∧
(‥ )例え相手が日系でも
\‐  中華系でもヒスパニックでも
    現代アメリカ人の血が
    一滴も混ざっていない
    無関係の市民でも
    アメリカ人であれば
    容赦しないだろうと
 
  (‥ )俺の300年前の
      先祖の誰それは
      アメリカ人に殺された
      だから報復する
      これは
      原爆投下は大勢の命を
      救ったという言い訳以上に
      論理的で
      直接的なメッセージでね
      否定することはできないな
 
 実際これは、相手からすれば権利の主張に他ならない。こうした権利の前において、現代アメリカ人の血が一滴も混ざっていない、というのはどうでも良いことなのだ。なぜって、報復する相手は”アメリカ人”、というカテゴリーなのだから。この前提においてこの行為はまったく無矛盾である。
 
 この地球にある社会は日本や欧米や中国だけではない。ましてやアメリカだけでもない。そうであるのにそれを考慮しないまま、自分の理解こそが正しく普遍的であると無邪気に行動すると、どこかでおかしな齟齬が生じる。そうしてついには相手から相手の論理を突きつけられる。それは日本などがかつて経験したことだが、アメリカも例外ではない。事実、そういうことを分からぬままイラクに攻め込んであの有様だ。
 
 ∧∧
( ‥)ということは同じことを
    300年間行って
    あげくに相手の論理を
    突きつけられることに
    なるだろうと
 
  (‥ )人間はな
      自分以外の世界に
      自分と全く違う
      理論体系を持つ人々が
      いるってことに
      気がつかないものなのさね
 
 だって、僕らは全員、自分が正しいと思っている。そうだろう?
 
 しかし、他人と言い争いになって、なぜいさかいが起きたのか分からない。そういう時がある。そうであろう?
 
 だったら300年後に何が起こるのか、そんなもの明白ではないか。
 



2014年6月7日土曜日

ポテチやコーラは批判せんだろう

 
 hilihiliのhilihili: 薄くて同じ内容の本は消費者と真摯に向き合った結果の続き
 
   
  (‥ )考えてみればさ
      ちょっと売れただけで
      なんでこの人は
      同じ内容の本を次々に
      出すの??
      と批判する人は
      ポテトチップスや
      コーラも批判するのかね
 
 ∧∧
( ‥)ポテチは油と塩
    コーラは砂糖水
    
 なぜ油と塩と砂糖水を売るのか? それは、消費者が望んでいるからに他ならない。同じ内容の本を次々に量産して稼ぐ人も同じだ。単に消費者の望みに答えているだけである。一体それの何が問題なのか?
 
 ∧∧
(‥ )そういうものを食っていると
\‐  体に悪いけどもね
 
  (‥ )そうだとしたら
      今度はだな
      同じ内容の本を次々に
      売るということ
      それ自体は
      批判の対象では
      なくなるのだよね
 
 
 その場合、単に健康問題の話になる。本も同様で、その場合、内容の妥当性の話になる。
 
 言い換えると、同じ本を次々に量産する事、それ自体の指摘は批判として的外れだということだ。
 
 

 
 

薄くて同じ内容の本は消費者と真摯に向き合った結果

 
 例えばこんな言い様がある。
 
 一度売れだすと、なんでそういう書き手は、あの人もこの人も、どうして皆、同じ中身で内容の薄い本を次々に出すのか?? 恥ずかしいと思わないのか??
 
 ∧∧
(‥ )こういう意見がありますよと
\‐
   (‥ )ああ、それは
       消費者に対して
       真摯に向き合った
       結果だけどね
 
 まず、売れたからには、売れた本を書いたあの人に本を書いてもらおう、という要望が殺到するのは当然。
 
 ∧∧
( ‥)たちまちネタ切れ
 
   (‥ )いや、ネタ切れは
       この場合、
       そんな問題ないんだ

 
 
 なんでかというに、そもそも人間は本をそんなに買わないのである。たまたまなんとなくその本を手にした、そういう人が多ければ多いほど、その本は売れる。
 
 そうである以上、同じ内容、同じネタの本を幾つ書いても、次々に新しい客がひっかかる。というか、本を売るにはそうでなければならない。そうだとしたら同じ内容の本を何度も書く事に何の問題もない。
 
 ∧∧
(‥ )でも大量にこなしていると
\‐  中身は当然、薄くなるよね
 
  (‥ )それも問題ない
 
 なんでかというに、人間が読める本の内容なんてたかがしれている。本をがんがん読んでいると自負する人も、実はそんな大層な本を読んでいるわけではない。もったいぶっていても中身が薄いか、あるいは確かに凄い内容なのだが読み手の頭脳がついていけずに、表面的なことだけをなぞって読んだつもりになっているか、ほとんどの場合、そのどっちかだからだ。
 
 *例えば、そう考えると科学史における書籍が、読まれている割には正常に理解されないのはなぜか、ということが説明できる。これは教授の肩書きを持つ自称知識人でさえ、めちゃくちゃな解釈をして、それを堂々と見解として申し述べていることから明らかだ。言ってしまえば、自分はこの本を理解できている、自分はこの本を読んでいる、自分は読書家である、というのは、大いなる幻想でしかないということを示している。
  
 つまりだ、人々に売りつけるには、馬鹿にされるような薄い内容の本で充分なのである。実際、それを馬鹿にする人も、いざ濃い内容の本を前にするとまったく手が出ないのだから。もちろん、本人は、俺は濃い内容の本を読んだと主張するであろうが、主観的な報告と客観的な評価は別である。同じではない。
 
 ∧∧
( ‥)そうして本を次々に
    生産する
    作業が間に合わないから
    コピペや
    ゴーストライターを
    使うようになる
 
  ( ‥)だが問題ない
    ‐□ 売れるとは
      皆の要望に応じるとは
      そういうことだ
 
 
 もちろん、この作業はいつか終わりを迎えるのである。なんとなく書店でその本を手にする人、たまたま手に取ればその本を買う人、という潜在的な購買層はいつか枯渇してしまうからだ。
 
 ∧∧
(‥ )そうしてブームは終わり
\‐  本はじょじょに消えていき
    忘れ去られ
    そして次のブームが
    始まる
 
  (‥ )それを考えるとだな
      冒頭の言い様は
      当然ではあるが
      それと同時に
      理不尽な内容よ
 
 なぜ売れている人は同じ中身で薄い内容の本を次々に出すのか? それは消費者と真摯に向き合った結果に他ならない。売れているものこそ消費者の要望に沿う商品である、そのことを考えれば、それは明らかではないか。批判は当然ではあるが、同時にそんな言い様は理不尽以外の何ものでもないのだ。
 
 


暗い森という善と明るい森という悪

 
 以前、こんなことがあった、近所の公園とその森を歩いていた時のことである。
 
 カメラを抱えたおっさん、あれは女の子を撮影するのか鳥を撮影するのかという違いはあるが、いわゆる悪い意味でカメラ小僧なんだけども、おっさんたちが話し合い、嘆いているのである。
 
 すっかり樹が切られて、この森も明るくなってしまった
 
 これでは動物なんかすめないよ
 
 
 ∧∧
( ‥)暗い森の方が豊かな森だ
    そういうイメージが
    あるわけだよね
 
  ( ‥)なんていうかな
    ‐□ 自然は人間に
      傷つけられている
      だから森は放置すれば
      豊かになるはずだ
      そういう発想だよね
 
 つまり自然は善、人間は悪、という単純な白黒理論、あるいは勧善懲悪理論とでも言えば良いか。
 
 いや、しかし、暗い森の底には、一部のシダとかアオキとか、そんなものしか生えないよなあ。それでもあの公園は、適度に間伐される以前の状態でもまだ明るかった方なのだ。関東で極相に到達したシラカシの森なんかはもっと暗い。

 
 ∧∧
(‥ )今、あの公園は時々
\‐  シラカシとかそういう樹を
    伐採しているけども
    なんでもぶった切って
    丸裸にしているわけじゃ
    ないですからね
 
  (‥ )むしろ大失敗したのは
      池の泥をさらって、
      それだけならともかく
      池の縁を石組みで固めた
      ことかもね
      あれ以来、カイツブリが
      こなくなったからな
 
 大丈夫かこれ? という部分は確かにある。しかし、何の手入れもされていなかった森の樹々を少しずつ間引いているのは正しいことなんだろう。以前よりも森はずっと明るくなって、色々なシダや様々な植物が見られるようになった。
 
 それにしても、暗い森の方が良いに決まっている、というのは、どういうわけか様々な場面で見ることだ。
 
 例えばナウシカやモノノケ姫にもそういう側面がある。あれらも、どういうわけか暗い森が豊かで良い、ということになっている。ナウシカの原作には極相林という言葉が出てくるのだが、そっから先の理解が現実とずれているらしい。
 
 ∧∧
( ‥)放置して極相に
    到達すれば良いって
    わけじゃないんですけどね
 
  ( ‥)放置すれば勝ち組だけに
    ‐□ なってしまうからな
 
 現実で笑ってしまう話というと、時々、火入れをして保たれていた草原。そこにはその地元近辺においては珍しい、絶滅危惧種の植物が生えていた。そこで行政は火入れを禁止したのだが...
 
 ∧∧
( ‥)はい、絶滅危惧種は
    それで絶滅
 
  (‥ )当たり前だよね
      人が手入れして
      勝ち組を阻止するから
      その危惧種は存続していた
      わけなんだから
      
 
 近所の公園のススキの原を刈った後、当初そこはタンポポだらけであった。やがてススキが戻る。そうこうしているうちに樹木も生えてくる。そうやって次々にそこにいる生物が交代していく。この草原は毎年草刈りをしているけども、あれを止めたら、すみやかに雑木林になり、そうして最後はシラカシの暗く、下生えの生えない森になっていくはずだ。
 
 この場合、タンポポを絶滅危惧種に見立てれば良い。人がススキを徹底的に刈り続けないとタンポポはその場から姿を消すのである。

 そして雑木林から極相であるシラカシの森になれば、そこにはクヌギもコナラもないことになる。当然、カブトムシもいないし、シュンランとかそういう花も消える。
 
 ∧∧
(‥ )生物の多様性とやらを
\‐  維持したければ
    全部ではないにしても
    手を入れ続けないと
    いけない
 
  (‥ )少なくとも生物には
      破壊の後に
      いち早く入り込むことで
      生活する連中がいる
      タンポポなんかは
      典型的な例だけど
      僕らが目にして
      喜ぶ生物は
      しばしばそういう種族だ
      そういうことを
      忘れちゃいかんよなあ
 
 どういうわけか自然が好きな人は、人が関与しないと無条件に自然は豊かになる、そう思い込んでいるらしい。だからおかしなもんで、森を遷移するがままに放置して雑木林が消え、カブトムシなどが消えていくと、生物種が減った! 減った! なにか自然によからぬことが起きているのだ! と保護活動家が大騒ぎすることもあるそうだ。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば先日も見たよね
\‐  モノノケ姫は
    暗い恐ろしい森が消えて
    あかるい草原になる
    これは安易で自然破壊な
    演出じゃないのか?
    という映画評論
 
  (‥ )あの最後はそもそも
      神のいる森は死んだ
      そういう演出だから
      その批評は
      本末転倒なんだけども
      でも、ここで
      考えてみようじゃないか
 
 暗い森が続く日本と、アフリカのサバンナと、動物が大きくて多いのはどっち?
 
 どちらがより豊かだと言えるだろうか。
 
 ∧∧
( ‥)実際、森って
    食べるところ少ないからね
 
  (‥ )大部分が木材になって
      いるからなあ
 
 事実、氷河期が終わって日本が深い森に覆われた後、それまでいたトラやヘラジカは絶滅したのであった。
 

  
*2014.11.04追記:もう少し詳しい話は5ヶ月後の以下へ続く=>hilihiliのhilihili: うっそうと森が茂ったことで絶滅する
 
 
   

2014年6月6日金曜日

必要不可欠を欠いたまま誤解を膨らませるのは個人の責任である

 
 妙な話、というと
 
 先日、進化論は間違っているのではないだろうか? というスレを見たのだけども、その根拠は
 
 ∧∧
( ‥)例えば心臓と血管が同時に
    できなければ
    機能しないけど
    突然変異でそんなものが
    出来る確率はあまりにも
    低いのだと
 
  (‥ )その意見は
      心臓と血管がないと
      循環器官は機能しない
      そういうことを
      大前提にしている
      わけなんだが...
 
 そもそもそこが大間違いなのだ。血管も心臓も持たない動物もいれば、血管みたいな何かしか持たない種族もいるし、血管はないけども心臓はある、という種族もいる。
 
 
 ∧∧
(‥ )そういう知識が無いのだと
\‐
 
  (‥ )ところがおかしなもんでな
      中立説だの
      エピジェネシスだの
      そういう小難しいことは
      話題に出てくるのだよね
 
 考えてみれば例の話、チョウチンアンコウの光る角が偶然で進化するとは思えない、というのも同じであった。それを可能にする突然変異が偶然にそろう可能性は非常に確率が低い、と計算してみせるが、肝心の事柄、チョウチンアンコウの角って背びれだよね、ということを知らないのである。
 
 小難しいことは知っているのに、肝心なことをまるで知らない。
 
 ∧∧
( ‥)考えてみればあれだよね
    義務教育でやった計算や
    一般書籍で書かれた事は
    なんとなく知っているけど
    肝心の基礎知識とかが
    抜け落ちたままなのだと
 
  ( ‥)ようするに、調べなかった
    ‐□ ということなんだけどね
      いや、楽に走ったと
      見るべきかな
 
 多分、突然変異で生物が進化する、というのも義務教育で表面をなぞっただけだからこその勘違いなんだろう。実際、メンデル遺伝が変異を覆い隠してしまうものであることは、誰もが習っているはずだ。
 
 ∧∧
( ‥)だけどもエンドウマメや
    血液型のことを覚えただけで
    終わってしまったのだと
 
  (‥ )実際のところ、
      変異が覆い隠されるのなら
      発現していないだけで
      膨大なストックが
      存在することになる
      それゆえに
      生物はいつでも
      淘汰に対応出来るだろう
      そういうことに
      なるんだけどね
 
 ここがメンデル遺伝の肝心な部分だ。つまり、偶然で進化するとは思えない、と言って確率論を申し述べている時点で、義務教育の結果を上っ面しか理解していないことは明らかである。偶然もなにもへったくれも、変異は最初から、すでにそこにあらかじめ存在しているのだ。覆い隠されて見えていない。それだけの話。それが習ったことではなかったか?
 
 ∧∧
(‥ )言い換えればそういうことを
\‐  書いた本がないってこと
    なんだよねえ
 
  (‥ )そういう本が書けるかな
      と期待できる局面が
      最近あったのだけどね
      なんか編集さんが
      やる気なさそうでな
      こりゃあ諦めて
      仕事自体を断った方が
      良いかもしれん
 
 そもそも、そういう必要なことを書いた本が無い、ということは、そんなこと求められていない、ということでもあるのだろう。求められているのはおしゃれな本であって必要な本ではありえない。
 
 それは原発がぱーんした時、どうでも良い本が売れたり、借りられたりする一方で、放射線医学の本も、放射能を除染する本も、原子炉の本も、どれもすべて図書館の棚にそのままであったことから明らかだ。
 
 ∧∧
( ‥)つまり自分が求めていない
    からこそ、
    必要不可欠な知識を
    欠いたまま
    人は誤解をふくらませるのだと
 
  ( ‥)運動したくないから
    ‐□ デブになる
      野菜を食べたくないから
      不健康になる
      笑うに笑えんな
      自業自得な事柄は
      僕らが普通にしている
      ことだからね
 
 
 考えてみれば、人間ってのは確かにそういう動物なのである。
      
 
 
    

夜光虫のスケッチ

 
 夜光虫をスケッチしたのでアップする=>Untitled Document
 
 ∧∧
(‥ )身近な系統樹コンテンツを
\‐  アップするのは
    ひさしぶりだね
 
  (‥ )しかも原生生物の
      第一弾が夜光虫になる
      とはねえ

ともあれ、これで発光生物を見て、おーウミホタルだ、初めて見た、と思っていた勘違いは是正できるわけである。

しつこいけどもこの話=>hilihiliのhilihili: 輝けウミホタル(*補足:実は夜光虫らしい)
 
 ∧∧
(‥ )次はウミホタルだね
\‐
 
  (‥ )まあ、その前に
      仕事なんだけどな
 
 それにしても夜光虫、なんとも変な渦鞭毛藻類である。
 
 ∧∧
( ‥)浮遊のために
    水っぽくなって
    まんまるに
    膨らんでいるのかね?
 
  (‥ )単に原始的なだけかも
      知れないけどね
      渦鞭毛藻類の系統は
      調べた事ないからなあ
 
 
 

2014年6月5日木曜日

ゆえに望まれるは知性無き混沌

 
 生き残る者は強い者でも賢い者でもない、変化し続ける者である
 
 ∧∧
( ‥)まあ、詠み人知らずな
    この文章表現は
    一応、ダーウィニズムの
    近似的な表現には
    なっているにしても
 
  ( ‥)もちろん、正確では
    ‐□ ないのだ
      だからこのままでは
      色々と誤解を招く
      わけだよね
 
 つまり、これはhilihiliのhilihili: いかに破壊するのか? 今、問うべきはここの続き
 
 
 例えば、以上の言い様を聞いた時、人によってはこう思うのではないだろうか?
 
 なるほど、変化し続ければ生き残れるのだな、と
 
 無論、この解釈は大間違いである
 
 ∧∧
( ‥)シーラカンスや
    ゴキブリさんはどうなるのだ
    というね
    基本的な問題がね
 
  (‥ )変化は絶えず
      起こっているが
      ”変化しない”もまた
      変化のうちなのだ
 
 変化するか、しないか? それは自然淘汰が決めることだ。変化は結果でしかない。つまり、変化は存続の原因ではないのだ。 
 
 生き残れるのは変化し続けるものである、という表現が持つ重大な欠陥がここにある。
 
 *ダーウィンに従えば、淘汰という過程によって存続という結果が生じる時、変化が起こる。だがしかし、外見上、変化が起こらない場合も当然ある。生きた化石というものがそうだし、そもそも生きた化石という言葉を最初に使ったのはダーウィンだ。
 
 **こうしたダーウィンの主張を「生き残れるのは変化し続けるものである」と言い直した時、文脈上、変化と存続が原因と結果になってしまった。どちらも本来は結果であるはずなのに。そして変化と存続が原因と結果になれば、変化すれば存続できるのだ、と誤解されるのは当たり前である。
 
 ***そもそも、生き残れるのは変化うんぬんとは、小泉政権時代に変革を正当化する際に言われたことであった。それを考えると以上のような誤解も、それを招いた表現も当然だと言える。
 
 ∧∧
(‥ )実際には
\‐  変化すれば生き残れる
    そんなことあるわけ
    ないですからね
 
  (‥ )火事だ! 
      よし、服を着替えよう
      それでは
      死んでしまうでな
 
 変化=存続、ではないことは火を見るよりも明らか。
 
 ∧∧
( ‥)でも時代が煮詰まっていて
    変化が望まれているのは
    事実なんですよね
 
  ( ‥)時代の閉塞感とか言って
    ‐□ 国民を煽り立てた
      マスコミや文化人は
      実際には勝ち組だった
 
 彼らが言う時代の閉塞感とやらが嘘くさいのは当然である。勝ち組の金持ちの老人共が言う事なんか、馬鹿馬鹿しくて聞いていられない。連中は壁にでも話かけていれば良いのだ。
 
 ∧∧
( ‥)だが混乱と混沌と言えば
    どうなるのか?
 
  (‥ )時代の閉塞感よりは
      ましだろうな
 
 時代の閉塞感、という言い様には、輝かしき新世界の門を僕らが開こうという、おこちゃまめいた計画主義的な響きがある。そんなものは民主党と政権交代の大失敗で色褪せてしまったが、そもそも賢しすぎるのがいけないのだ 世界を僕らの秩序に染めよう、とはあまりにも中二病であり、青すぎる。自分の知性なんていう、愚劣を実体化させたようなものを信じるから駄目なのだ。
 
 ∧∧
( ‥)混沌はそうではない
 
  ( ‥)そもそも混沌には
    ‐□ 知性がないでな
 
 変化するかしないか、それを決めるのは僕らではないし、我々でもない。それを決めるのは宇宙だ。だがしかし、私は変化を望む。
 
 ∧∧
( ‥)そしてそれゆえにこそ
    混沌が望まれるのだと
 
  (‥ )混沌は大いなる素材ぞ
      素材があれば
      淘汰が選ぶ可能性はより
      広がるわけだよ
 
 知性主義が敗北する理由がここにある。知性は馬鹿を切り捨てるので結局は選択肢を狭めているだけなのだ。行き着く先が挫折であるのは当然。
 
 ゆえに、望まれるは知性無き混沌
 
 
 
 

いかに破壊するのか? 今、問うべきはここ



 生き残る者は強い者ではない、賢い者でもない、変化し続けるものが生き残る。
 
 ∧∧
(‥ )これ、ダーウィンさんが
\‐  言った事になって
    いるのですよね
 
  (‥ )あの人がそういう言葉を
      書き記した場面は
      見た事無いけどな
 
 つまり、変化し続けるものが生き残る、とはダーウィンが言った言葉ではないだろう。つまりあれだ、これはダーウィンでない別の人が言った言葉。要するに、ダーウィンの言っていることってこういうことでしょ? という総括だと考えるのが適切。そして以上の言い様は正確な理解ではないが、一般的な表現としてはそんな的外れなものでもない。
 
 少なくとも、賢い人間や強い人間こそが生き残るべき、とか。あるいは、そういうことをダーウィンは言っているのだからけしからん。だから進化論もけしからん! とかほざく連中よりはずいぶんまともである。
 
 ∧∧
( ‥)でもダーウィンさんの
    主張って、もっと
    あっけらかんとした
    ものだよね
 
  ( ‥)変異AとBがある
    ‐□ ある状況下Xのもとでは
      変異AとBが残す
      子孫の割合には
      違いが見られる
      その結果は世代を
      経るごとに明らかとなる
 
 まあ、しかし、こんな文章で述べられてもさっぱり分からないので、これを一般向けの言語に翻訳すると冒頭のような内容になる。そんなところだろうか?
 
 変異A、変異B、どちらの変異が子孫の数を増やすにしても、それが”強い”とか”賢い”ということを意味するものではない。生き残る者は体力があるものかもしれないし、反対に小さいものかもしれないし、賢い者かもしれないし、知能を持たないものかもしれない。変異A、変異B、そこにはそれ以上の意味はなく、知能の良し悪し、体力の有る無しについてはまったく沈黙している。
 
 つまり、”自然淘汰において生き残って増えた変異”、この言葉には、知能や体力において優秀であった、という意味合いはまったく含まれていない。そういう意味では冒頭の言い様、生き残る者は強い者でも賢い者でもない、これは正しい。
 
 ∧∧
(‥ )これ、たしか小泉さんが
\‐  首相時代の演説で申し述べた
    言葉から広まったのだよね
 
  (‥ )原稿を書いた人は
      かなりまともな人だ
      そういうことだろうな
 
 実際むしろ多いのは、”ダーウィニズムに従えば優れたものこそが生き残るべきなのだ”、こういう素朴な勘違いである。
 
 このような主張はその素朴さゆえに暴力的となり、優生主義となり、さらには民族浄化と安楽死と断種になった。
 
 あるいはその反発で、ダーウィニズムは間違いであった、こんな思想はけしからん、と言い立てた知識人やマルクス主義者たちは、強制収容所と失敗した農法による大量の餓死者を作っただけだった。
 
 それに比べれば、先の言い様を考えて原稿にした人は相当な切れ者だと言える。少なくとも専門外の人が限られた時間の中で書いたとしたらなかなか大したものではないか。
 
 ∧∧
(‥ )変化し続ける者が生き残る
\‐  この言い様はこのままでは
    循環論法的に
    聞こえちゃいますけどね
 
  (‥ )確かにね
      系統の存続は
      変異が淘汰される過程だ
      つまり
      系統が存続した以上
      それは変貌の過程に
      他ならない
      そういう理解からすると
      生き残ったからには
      変化したし
      変化したのは
      生き残れたからだ
      循環論法になって
      しまうよね
 
 とはいえ、これもまた間違いというほどでもない。進化は変貌の過程であり、変異がなければ滅びが待っている。その主張はやはり、そう的外れなものではない。
 
 
 ∧∧
( ‥)それに当時は市場主義を
    広げたい時期でした
    でしょうしね
 
  ( ‥)存続するには大量の
    ‐□ 変異が必要だ
      巨大組織ではなく
      もっと有象無象が
      渦巻く世界
      そういう意味あいで
      述べた内容なのかもね
 
 とはいえ、しかし、変異と淘汰だけでは豊かな自然にはほど遠い。
 
 ∧∧
( ‥)一番豊かな自然は
    ある程度の割合で
    破壊が起こる世界
 
  (‥ )暗い極相林よりは
      人手が入った雑木林の方が
      生物の種類は多くなるのだ
 
 考えてみれば当たり前である。破壊がないような安定的な環境では、答えは単一解にしぼられてしまう。少なくとも短期的にはそうなのだ。つまり、それこそ一番強い者のみが生き残って勝ち組となり、すべてを独占してしまうことになる。破壊が起きて、状況がある程度リセットされるからこそ、豊かな世界になれるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)つまり今や必要なのは
    破壊なのである、と
 
  (‥ )どう破壊するのか?
      今、問うべきはここよ

 
 以下へ続く=>hilihiliのhilihili: ゆえに望まれるは知性無き混沌
 
 

2014年6月4日水曜日

どうにも薄い話

 
 ワタミの社長さんがバングラデシュに学校を作ると言った話。
 
 
 ∧∧
(‥ )そういえば、しゃちょさん
\‐  そういうことを
    言ってたみたいだよね
    実際の肩書きは会長だけど
 
  (‥ )ワタミで過労自殺が出た後
      死んだ彼女も
      バングラデシュに
      学校を作ればうかばれる
      みたいな言い様でな
      この話を聞いた時に
      真っ先に思い浮かべたのは
      ずいぶん前にある人から
      聞いた話なんだよね

 
 バングラデシュで援助活動を行っている人が、その人にこう言ったという。
 
 バングラデシュの人は...駄目です。援助なんか無駄ですよ。
 
 それは単純に要約するとこういう話であったそうだ。
 
 タイに援助へいく。例えば井戸掘りを行う。そうするとタイでは必ずタイ人が何人かついてきて一緒に作業を手伝う。そうして次からはタイ人だけで井戸掘りを行っていく。
 
 バングラデシュでは誰もこない。
 
 ∧∧
( ‥)事実、タイは発展した
    だがバングラデシュは
    どうにもなりませんよと
 
  ( ‥)馬鹿とか阿呆とかの
    ‐□ 問題じゃないんだよな
      これはようするに
      それは悪い戦略なのだが
      その集団の中で
      その戦略が
      最適だった場合
      皆の行動が
      その悪い戦略に
      固定されちゃうって
      話なんだよね

 
 戦略には良い悪いがある。しかし、戦略が採用される基準は良い悪いではなく、個人にとって得になるかならないか、だ。
 
 誰も率先して行動しない世界。率先して行うと自分だけが損をする世界。一度そういう状況になると、率先して行動しないことが最適な戦略になり、それが取るべき行動になる。そうして社会はその状況に固定される。
 
 ∧∧
(‥ )そうなると集団としては
\‐  弱体化しちゃうけどね
 
  (‥ )それゆえにだ
      他所から搾取されるか
      搾取の価値もないとして
      隔離されたり
      切り離されたりするの
      だよね
 
 もちろん、これだけがバングラデシュのすべてではないだろうし、自分はあの国のことを何も知っちゃいない。話を聞いただけである。

 だがしかし、そもそもこの話の強烈なところは援助が無駄だということではない。バングラデシュに援助なんかしたって無駄だ、と言った人も、それを聞いてさらに実体験から実際にその通りだ、と思った人も、そのどちらも援助を続けている、というところであった。
 
 その動機が惰性なのか、信念なのか、希望なのか道徳なのか、そのいずれなのかは知らないし、それがどれであるのか? それすらどうでも良い話である。
 
 ∧∧
( ‥)これは現実に直面した時
    それでも前を見据えている
    人たちの話ですよね
 
  ( ‥)以上の話を踏まえると
    ‐□ ワタミ会長のだな
      バングラデシュに学校を
      という話は
      どうにも薄い内容に
      聞こえてしまってね
      
      

 

2014年6月3日火曜日

夜光虫のためにスタート地点にまで戻る


 ウミホタルを捕りにいかないか? そう誘われて、出かけた昨晩
 
 ∧∧
(‥ )これ夜光虫だよ? と
\‐  指摘してくれた方からの
    お誘いだね
 
  (‥ )本当はもう少し
      暖かい季節になった方が
      良いそうなのだが
      ちょうど昨晩はその人と
      スケジュールが合ってね
      こちらの要望で
      まずは試しに
      今晩やってみましょうと
      お願いしたわけなのだ
 

つまりこれはhilihiliのhilihili: ウミホタル改め、30日の赤潮の続きである
 
 残念ながらウミホタルは捕れず。
 
 しかし、物を知った人の作業を見たり、話を聞いたりすると、具体的にどうするべきかが分かるというもの。
 
 また、少なくとも、この季節のその場所では捕れなかった、ということは分かったわけだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも話からすると
    ウミホタルさんは
    出現のパターンや条件が
    ひどく不規則だそうですね
 
  ( ‥)そうであればなおのこと
    ‐□ まずは試して探りを
       入れるべきだよ
 
 条件の良い日にいこう、わくわく、なんてやっている暇はない。
 
 一方、付き合ってくれた人は、朝がくれば仕事である。そういうわけで礼をしつつ夜中過ぎに別れて、自分は別の岩場で餌を片手にウミホタル探しを試したものの
 
 ∧∧
(‥ )罠にしたペットボトルの中に
 □‐  ヤドカリさんが入っている
     だけだよ
 
  (‥ )まあ、当たり前だな
      本来はそういう余計な
      動物が入らないように
      小さな穴を開けて
      ふたをするものなんだが
 
 いずれにしても、ここにもウミホタルはいない。
 
 夜光虫はいた。数は少ないが、海水の中で手を振ると、ちかちかと青白く光る
 
 *ちなみにウミホタルの発光はもっと目が覚めるような青だそうである。
 
 **こちら=>hilihiliのhilihili: 輝けウミホタル(*補足:実は夜光虫らしい)でアップしている画像では夜光虫の光もきれいな青だが、あくまでも撮影すればの話。肉眼ではずっと白に近いのだ。
 
 海水をペットボトルに入れて夜光虫を少し捕まえて、夜の磯を移動
 
   さすがに懐中電灯をつけないと
 ∧∧ 危ないね
( ‥)
 ‐( ‥)長靴で良かったよ
     ここらの地層は褶曲して
     浸食して
     洗濯板状態で
     危ないからなあ
     転んで指や頭を
     傷つけたら洒落にならん

 
 波打ち際の頼りない道を1km以上移動して、砂浜になる岬に到着。ウミホタルは砂の海底にいるという。岬に砂があるならば、ここでもウミホタル捕りをしてみよう。夜光虫はまた捕まえれば良いだろう、と汲んだ海水を捨ててウミホタル捕りに失敗した後で気がついた
 
   ここ夜光虫いないよ?
 ∧∧
(‥ )
 ‐(;‥)ぬおっ! まじか!
 
 直線距離にすれば1km程度のはずなのに、そんなにむらがあるのか? このまま帰ってもしょうがないので、もう一度、夜の磯をごそごそと移動してスタート地点まで戻る。
 
 おかしなもんで、夜光虫は戻る途中でもいたけど、スタート地点のすぐ隣にはいなかった。なぜなのかは知らない。
 
 ともあれ、もう一度海水を汲み直し、そして始発バスと、ほぼ始発電車に乗って帰った。

 
 
      

2014年6月2日月曜日

ウミホタル改め、30日の赤潮

 
 夜光虫をウミホタルと勘違いしていた件
 
 これはhilihiliのhilihili: ウミホタルではなく、夜光虫だったらしいの続きでもあり、hilihiliのhilihili: 輝けウミホタル(*補足:実は夜光虫らしい)の続きでもある
 
 ∧∧
(‥ )小さく無数にいる
\‐  発光生物として
    まずウミホタルを思い出して
    その仮説に基づいて
    観察を解釈していたと
 
  (‥ )うかつだったな
      赤潮、夜光虫、発光
      それは知っていたのに
      念頭になかったからね
 
 採取したものをしばらく放置すると分離するのだ。しかも泳いでいない
 
 *以下は5月30日、朝の映像














 ∧∧
( ‥)甲殻類だから死んだら
    赤くなるのかなーとか
    思っていたと
 
  ( ‥)考えてみれば普通に
    ‐□ 赤潮なんだけどな
 
 そして、彼らは丸っこくて肉眼で見える大きさである













 
 ∧∧
(‥ )ウミホタルだろ? という
\‐   前提で見ているから
     解釈がおかしいのに
     解釈だけが進行して
     しまうのだと
 
  (‥ )考えてみれば
      色々と疑問だったんだよ
 
 なぜ明るいのに逃げないのか?
 
 なぜ浮いているだけなのか?
 
 死んだというのなら、なぜ一斉に死ぬのか? それに、そもそも触れると赤い水に青い色と光が走ったではないか。これは生きている証拠だろう。
 
 しかも、手に持っても固くない。そればかりか、しばらくすると影も形も無くなるように干涸びてしまう。結晶質の殻を持つウミホタルとその仲間たちからは考えられない。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、うかつでしたね
 
  ( ‥)逆に言うと
    ‐□ 今度、両方とってみよう
 
 問題は、仕事がありますよ、も、さることながら、この赤潮はいつまで続くのか? ということであった。


 


2014年6月1日日曜日

ウミホタルではなく、夜光虫だったらしい

 
 
 ∧∧
(‥ )先日、書いた
\‐  ウミホタルの話
    指摘によると
    どうも夜光虫らしい
    ですよ
 
  (‥ )ああ、そうなの??
 
 この話=>hilihiliのhilihili: 輝けウミホタル(*補足:実は夜光虫らしい)
 
 ああ、しかし考えてみれば腑に落ちることがある。ウミホタルは明るいのを嫌うのに、翌朝、潮溜まりの表面に赤いものがあって、それに触れると青い色が広がったし、ペットボトルに汲んで覗いてみても、泳がないのである。
 
 死んだにしては光るし、明るくなっても逃げなかったことを考えれば夜光虫なのか。
 
 ∧∧
( ‥)つまり赤潮だし
    昨晩の潮溜まりが
    あまり光らなかったのは
    赤潮が消えたからだね
 
  (‥ )たしかにそっちの方が
      説明つくなあ
 
 採取しても影も形もなくぺちゃんこなのも、甲殻を持つウミホタルでは成り立たない話だろう。
 
 ∧∧
(‥ )今度は本当のウミホタルを
\‐  採集しにいきますか
 
  (‥ )是非とも
      そうしたいね
 
 
 
 

青い海岸

 
 昨日の土曜日、5月31日は、またもや海にいったのであった。
 
   企画のラフを描かなければ
 ∧∧ いけないのにねえ
( ‥)
 ‐( ‥)望遠鏡の掃除をしたから
   ‐□ 成果を確認したくてね
 
 成果は、なんとも言えない。光軸がずれているようにも思えるし、しかし調整しても改善できなかった。実は単に気流が悪いだけかもしれない。惑星はどうにもならない。
 
 星も、良くはない。
 
 だが、星雲と星団は以前よりもよく見えた気がする。
 
 ∧∧ 気のせいだったりしてね
(‥ )
 ‐( ‥) あるいは、今宵の空が
  ‐ // 良いだけかもしれないね
    ⊥

 
 とはいえ、天候自体は良くはなかった。昼間の暑い青空から一転、太陽が隠れるとにわかに海から冷えて湿った空気が流れ込み、霧のような雲が次々にやってきた。空模様が夜半過ぎまで崩れることは予報済みではあったが、やはり残念なことに変わりはない。しかし、合間、合間に眺められた夜空と星々、星雲と星団は悪くはなかった。
 
 夜露は困った問題だったが、ホッカイロを望遠鏡の鏡筒に貼付けたところ、改善を確認した。
 
 *一応書いておくと、こういう手段が有効なのは、鏡筒が閉鎖されている形式の望遠鏡だからです。
 
 土曜日の夜だ。浜辺は賑やかだった。自分が到着した時には、親子連れがすでにいて焚き火で調理を始めているようだった。
 
 自動車が何台か、思い出したようにぽつぽつとやってくる。そうして夜もふけはじめた頃、突然、大音響で音楽が鳴り始めた。録音されたもので、多分、なにかのCDなんだろう。アフリカ系とアジア系の音楽と、黒人と思われる男性のアナウンス、そこに加えてぴ〜〜ぴょろぴょろぴろろろろろ〜〜とでも言うのか、昔懐かしい電子音(っぽい何か)が間奏として入っては似たような曲目を延々と繰り返す。
 
 なんというの? サイケというのか、ドラッグ的とでも言うのか
 
 ∧∧ 若者グループ?
(‥ )
 ‐(‥ )笑い声からすると
     そうかな?
 
 うるさいせいだろうか、浜辺を後にした車が2台あったが、その他の人はとどまったらしい。もしかして仲間なのかもしれない。しかし子供がいたような、いや、子供がいたというのはこっちの勘違いかもしれないし、よく分からなかった。普通の人はあんな大騒ぎには耐えられないだろう。
 
  こっちは離れてるから
 ∧∧ 天体観測続行〜♪
(‥ )
\\‐
 ⊥
   (‥ )うるさいことは
       うるさいけどね


 それにしても一体全体、なんのパーティーだろう? ドラッグでハイになるという風でもない、唄うわけでもないし、ただ、サイケデリックな音楽を延々と流して、談笑し、哄笑して楽しんでいるだけだ。
 
 その大音響も、日付が変わって1時を回ると聞こえなくなった。
 
 もう誰も起きていないらしい。焚き火も灯りも見えなくなった。見る人のいない天の川が天空をよぎり、離れた海辺ではウミホタルの輝きがちかちかと舞った。
 
 *2014.06.01追記:ここでいっているウミホタルは、実は夜光虫だったらしい。以下参照=>hilihiliのhilihili: ウミホタルではなく、夜光虫だったらしい

 
 スケッチした星雲や星団はおいおいアップするとして、
 
 まだ皆が寝静まっている明け方、海岸は猛烈な霧に包まれた。一度、晴れたと思ったら、東京湾の方角から再びやってきたのである。













 
 昇り始めた金星は隠され、霧がみるみるうちに周囲を包む。明け始めた空は高空を照らす太陽の反射光によって青く輝いている。それゆえ、周囲は暗く、青みを帯びた世界になった。
 
 しかもこれが、デジカメで撮影すると眼で見た以上に青く写ってしまう。
 
 褶曲と浸食が作った地層と青くぼんやりとして、濃密で見通せない海岸。
 
 その様子たるや、これ、どの惑星ですか? 状態。











 
 
 ∧∧
(‥ )生命誕生当時の
\‐  原始地球ですと言われても
    ああ、そうですか、と
    思えてしまうような光景
 
  (‥ )原始地球と原始太陽
      当時の太陽は今よりも
      光度が低いから
      原始地球は理屈の上では
      完全凍結しちゃうと
      言うのだよな
 
 だが生物は原始地球で誕生した。だとすると二酸化炭素の温室効果が激しかったのだ、それゆえに地球は凍結しなかったのだろう、そう言われている。あるいはメタンガスがあって、その温室効果で凍結しなかったという見解もある。
 
 ∧∧
( ‥)メタンガスがあると
    大気は青く見えるって
    言うのでしたっけ
 
  ( ‥)単純にそういう理解で
    ‐□ この仮説を考えると
      この青いぼんやりとした
      海岸はかつての地球で
      見られた光景ってことに
      なるのだろうかね?
 
 あれだけ賑やかだった人々は皆、寝静まっていて、青い海岸をうろうろしているのは自分だけだった。まだ霧がうっすらと残る6時前に海岸を後にした。
 
 
 

2014年5月31日土曜日

アーティストは24時間仕事をしている

 
 ∧∧
(‥ )残業代が出ないアーティストは
\‐  しかし高い付加価値を生み出す
    竹中平蔵さん、
    そういうことを言った事に
    なっているみたいですけど
 
  (‥ )アーティストは
      遊んでいる最中でも
      金になるアイデアを
      ひらめくものだ
 
 つまり、話が逆だと言える。
 
 残業代が出なくても高い付加価値を生み出す、のではなく
 
 24時間仕事のことしか考えていないから、遊んでいる時間も結果的に時給を生み出しているし、だから付加価値を生み出しているように見える。それだけのことなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、竹中平蔵さんが
    上記のような事を事実として
    言った場合、
    主張は間違っていると?
 
  (‥ )いや、実は恐ろしい事に
      正論になってしまって
      いるかもしれない
 
 要するに先の言い様は、こういう主張だと解釈することが可能。
 
 給料を会社に依存している以上、会社員は24時間、仕事のことを考えるべきであり、絶えず付加価値を生み出すべきである。
 
 ∧∧
(‥ )めちゃくちゃだね
\‐
 
  (‥ )めちゃくちゃではあるな
      だが、これを実現しないと
      会社が成立しない場合
      会社は正社員にそれを
      要求してくるぞ
 
 この要求は正論ではある。論が正しいのならそれはいかなる暴論でも正論だ。ただ、正論でもそれがめちゃくちゃなのは、普通の人間にはこんなこと出来ないからだ。
 
 ∧∧
(‥ )24時間仕事のことを
\‐   考える、
     それは異常な人間の
     異常な精神状態だよね
 
  (‥ )そのうえさらに
      高い儲けを出す
      これはもう尋常な
      事例ではないね
 
 こんな特殊な事例で一般を語るのは間違いだろう。
 
 ∧∧
(‥ )本当は、24時間仕事の事を
\‐  考えているアーティストには
    高い報酬を払うべき
    報酬を値切ってはいけない
    一方、一般人に
    アーティストを要求するのは
    無理だから
    その要求は非現実的だ
    それだけの話だよね
  
  (‥ )しかし困った事に社長とか
      経営者はな
      自分自身が24時間仕事の
      ことを考えているから
      自分の仕様を無批判に
      適用しちゃうみたいだよね
 
 だからアーティストには金を払わないし、社員には24時間残業を要求する。こういうことが普通に起こるらしい。
  
 ∧∧
( ‥)それでも正論ではあると?
 
  (‥ )正論とは
     そういうものだろ?
 
 正論とは自己完結した閉じた論理にすぎない。もちろん、そんなものがうまく動作するわけがない。俺のプログラムにバグは無い、そう言っているようなもので、正論は現実世界において機能しない。
 
 ∧∧
(‥ )とはいえしかし
\‐  正論には動機がある
 
  (‥ )金にまつわる動機は
      漫画の表現を
      規制しようとか
      そういう暴論よりは
      まともなんでな
      呑む必要はないけども
      動機を聞くぐらいは
      してやっても良いかもね
      
 これはhilihiliのhilihili: 残業代ゼロ時代の続き
 
 
 

残業代ゼロ時代

 
 ∧∧
(‥ )アーティストは残業代ゼロ
\‐  この発言で竹中平蔵さんが
    色々と反発を買っていると
 
  (‥ )アーティストは
      働いている時間どころか
      遊んでいる時間さえも
      金を生み出す可能性が
      あるから、
      残業代がゼロというのは
      正確な言い様ではないと
      思うけども

 
 まあそれに、今や周知のようにメディアの報道はいい加減だし、以上のような、たったひとつの編集された文章に基づいて何か言うのは危険だ。とはいえこれ、見方や解釈よっては結構、洒落にならない話であるし、言われたこちらの自業自得だとも言える。
 
 ∧∧
( ‥)このたわ言めいた話が
    まったくの正論になって
    しまう場合がありますよ、と
 
  ( ‥)アーティストは
    ‐□ 残業代がゼロ
      これを、
      自活している
      アーティストに対して
      正社員は会社に
      保護されているから
      会社に負担をかけている
      だから残業代を無くすべし
      そういう意味だと
      受け取った場合
      これに反論するのは
      難しい

 
 いや、反論自体は簡単なのだ。単純にバイトのことを考えれば良い。

 17:00で終わるのはずのバイト。しかし、理由があって19:00まで仕事してくれないか。会社がそれをバイトに頼む時、金の支払いが無ければバイトは損をするだけだ。
 
 ∧∧
(‥ )お金の支払いを受けてさえも
\‐  損になる場合もあるよね
    長時間労働は疲労を
    蓄積させる
    その分の支払いがあっても
    この状態が長く続けば
    結局はお金では補填できない
    損が生じる場合がある
 
  (‥ )だから短期バイトに
      やってもらうのだ
      こういうのは話が
      簡単だよね
      問題は正社員だな
 
 正社員には手取りというものがある。働く際に、あるいは生活する際に生じる手続きを代行した会社が、本来の給料からその分の経費を引いているからだ。引かれたものが手取りである。
 
 さらに、本来、会社の収入は不安定なはずなのに、会社員は給料も一定である。もともとは変動する収入を、会社がならしてあげているのだ。
 
 正社員は本来の作業を会社に代行してもらっており、本来の変動も緩衝してもらっている。
 
 ∧∧
( ‥)つまり会社員は会社にとって
    大きな負担である
 
  (‥ )まあ、だからこそ
      会社は社員に
      過剰とも言える
      見返りを求める
 
 しかし、それゆえに人件費は高くなる。待て! この給料が高い?? もらう方からすれば文句噴出だが、しかし、払う方からすれば青色吐息なのだ。首切りが有効なのはそれを反映している。あるいは、会社は作業を外注し、あるいは部門を子会社化する。社員という、維持費が高くつくものを切り離し、”自分たち自身で自活させること”で負担を減らすのだ。かように人件費とは高いものである。
 
 ∧∧
(‥ )ようするに社会は
\‐  正社員を減らす事に
    ひたすら邁進してきた
    そういうことだよね
 
  (‥ )実はな、これ自体は
      正社員自身も含めて
      みんなが推進してきた
      ことなんだよね

 公務員の金は無駄だ、あいつらの給料を下げろ! そうすれば税金は低くなるはずだ
 
 そういう声は多い。
 
 安くて良いものが欲しい。
 
 こういう願いは物づくりをまったく理解していない無知の産物でもあるが、こうした願いの結果は、産業を国外へ移してしまうか、あるいはバイトの大規模な活用、非正規雇用の拡大、子会社化を推進させる。
 
 あるいはそもそも、正社員自身が言ってはならぬことを言ってしまうのである。
 
 例えば、彼ら自身が技術者などに言ってしまうのだ
 
 好きな事をしているのだから給料低くても良いでしょう?
 
 ∧∧
(‥ )これって言い換えると
\‐  正社員の給料は我慢代ですよ
    という自己申告なんだよね
 
  (‥ )間抜けな経営者が
      これを言うのはともかく
      正社員がこれを
      言ってしまうのは
      極めて恐ろしい話でな
 
 僕たち正社員の給料は我慢代です。そう自己申告した以上、より我慢して会社に貢献するのは当然。それは義務だ。
 
 公務員、非正規雇用、技術者、そうやって次々に他人の給料を下げてきた。そうである以上、正社員だけが無傷のわけがない。これらの給料引き下げが完了したからには、次は正社員の番になる。これも当然。だって、そもそもここが一番多いのだから、ここに手を付けないはずがない。むしろここが本丸である。

 
 ∧∧
( ‥)そんな時に出てきた発言
    アーティストは
    残業代がゼロだよ
 
  (‥ )こういう話が出てくるのは
      この局面としては
      当たり前だよね
 
 それに以上で申し述べたように、正社員自らが言ってしまうのだ。あなたたち技術者や自営業者は好きな事をやっているのだから、給料は低くても良いでしょう、と。つまりひるがえれば、自分の給料は我慢代であると。後はそこに労働の尊さと仕事ができる喜びを持ってくれば良い。そうすれば、会社は今の負担のまま、より多くの貢献と奉仕を正社員に要求できる。給料が我慢代である以上、それが当たり前である。この大前提において、残業代は払うべきものではない、とは当然の結論ではないか。
 
 ∧∧
(‥ )というかすでにしてるよね
\‐
 
  (‥ )これは全体的な流れ
      なのだ
      阻止しなければ
      いけないが
      阻止できる理由がない
 
 確かにこれは阻止しなければならぬ。正社員がうんぬんの問題ではない。給料の低下は生活の低下であり、子育てができないことを示す。つまるところこれは、日本人という集団が存続できるか? という問題そのものだ。経営者が会社の存続しか考えないのは当然だが、このままでは、国滅びて会社あり、ということになってしまう。
 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては
    そりゃ困りますと
 
  ( ‥)本を作るって
    ‐□ そういうことさ
 
 次世代がいないとすべてが雲散霧消してしまうがゆえ。

 
 とはいえ、しかし、どうすれば良いのか分からない。
 



     

2014年5月30日金曜日

輝けウミホタル(*補足:実は夜光虫らしい)

 
 *20140601 22:40追記:以下でウミホタルと書いていた発光生物、実は夜光虫らしい。訂正が必要なのだけども、過去の記録は過去の記録として、そのまま以下の通り保存
 
 **20140606追記:採集した夜光虫をスケッチして、夜光虫のコンテンツを作ったのでこちらにリンク=>Untitled Document
 
 
 
 昨晩は何となく海へいったのであった
 
 ∧∧
(‥ )無計画だから
\‐   めちゃくちゃですよ
 
  (‥ )あー、まーそうだね
 
 空は残念ながらあまり良い状況ではなかった。昼間は暑く、夜はむしろ寒くなるこの季節。たちまち猛烈な湿気がやってきて、望遠鏡は始終。夜露をぬぐわなければいけないし、天の川こそ見えたが、空はすっかりかすみ模様。
 
 しかし、その一方で、海岸についた時に気がついた
 
   ちかちか光ってるよ
 ∧∧ 漁船の光だけじゃないね
( ‥)
 ‐( ‥)んー? 発光生物かな
     なんか車から眺める
     海が少し明るいから
     おかしいと思ったのだが
 
 
 どうもウミホタルの仕業らしい。波打ち際まで近づくと、ちかちか光る水際。そして波が打ち寄せると、這い寄せる波はなにかの生き物であるかのごとく、青白くぼんやりと輝き、そして砕けた。
 
 ∧∧
(‥ )写真には写らないね
 □‐
 
  (‥ )さすがにポケットサイズの
      デジカメじゃ無理か
 
 とはいえ、色々と楽しい夜であった。潮溜まりに取り残されたウミホタルたちがいるらしく、潮溜まりに近づくと、あちこちがちかちかちか、と輝くのである。どうやら、こちらの接近に驚いた動物(フナムシやカニかもしれない)が、動くと、その機械的刺激に応じてウミホタルたちが発光するのである。風に反応しているらしい時もあった
 
 指を水にいれて動かすと、それに応じて周囲のウミホタルたちが輝く
 
 *注:冒頭に追記した通り、実際には夜光虫だったらしい
 
 ∧∧
(‥ )わー、動きに沿って
 ‐  青白い光が波になりますね
 
  (‥ )すばらしいね
 
 驚いた魚が猛烈な速度で泳いでいるらしい。少し深い潮溜まりを覗くと、時に、流星のように、あるいはロケット花火のように水中を青い白い光が駆け抜けた。

 画像はさすがに無理だが、一部の水たまりでは妙にウミホタルが多くいたらしく、これは、撮影中に刺激を与え続けることで、光を撮影することが出来た。














 闇夜で見ると、ここまでは青くないし、もっとちかちかと光る粒子の集合だけども、まあ、こんな感じである。しかし、このきれいな光景も、灯りで照らしてみれば、実際にはなんのへんてつもない水たまりでしかない。












ウミホタル自体はごく小さな動物で、通常の状態では眼につくような存在ではないのだ。集めてみると、半透明のピンクがかった魚の卵のような有様になる。
 
 *実は翌朝になって覗いてみると潮溜まりの表面には赤いものが漂っていて、夜明けの中、触れるとびりびりっという感じで青い色が走った。今にして思えば、潮溜まりで増殖した夜光虫。つまり赤潮なんだろう。標本にできなかったのは考えてみれば当然である。
 
 **それにこんな小さな潮溜まりに肉食動物であるウミホタルが無数にいるのもおかしな話なのだ。
 
 
   標本にするのには
 ∧∧ 失敗したけども
(‥ )
 ‐( ‥)まあ、また今度の機会に
     挑戦するさ
 
 朝のラッシュを避けて、海岸でしばらく時間を過ごしてから帰宅。


 
 *2014.06.01追記:以下へ続く=>hilihiliのhilihili: ウミホタル改め、30日の赤潮



 

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