自己紹介

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2014年4月9日水曜日

星が王子様

 
   (‥ )大切なものが目で
       見えないんだよー!
 
 ∧∧
( ‥)わーお 五里霧中
 
  星が王子様
 
 
 

4月の重油騒動

 
 家に帰ってネットを接続してみると、世界は何一つ変わっていないのであった。
 
 ∧∧
(‥ )そりゃあ一晩だけじゃね
\‐
 
  (‥ )まあ、そうなんだけどさ
 
 月曜日につづいて海にいった帰り道(といっても訳あって朝の10時である)、歩き疲れたので砂浜を裸足でうろうろしながら、貝殻を集めた。
 
 ∧∧
( ‥)歩くと靴の中が熱を持つ、と
 
  ( ‥)歩いたといっても
      4キロ程度かな?
      とはいえ、歩くと
      熱を持つからね
 
 月曜日、打ち合わせで海にいった時、その先日の雨と風で海が荒れたせいか、意外な場所できれいなタカラガイの貝殻が拾えたので、期待したのだが
 
 ∧∧
(‥ )残念、不発だね
 °‐ 

  (‥ )波が通常と違うと
      分別が異なるのかな?
 
 貝殻は、当然と言えば当然なのかもしれないけども、どういうわけか、ある一定の場所に似たような大きさのものが集まる傾向があるように思える。大きな摩耗した貝殻、小粒の比較的すれの少ない貝殻、そして砕けた貝殻の破片、あるいは砕けた堆積岩から削りだされた礫、そして砂
 
 ∧∧
( ‥)それぞれ別々の場所に
    集まるし
    そして波が強いと
    いつもと状況が変わってしまう
 
  ( ‥)変なところで
    ‐□ いつもは見ないものを
       拾ったりとかな
 
 反対に、いつもは豊富な場所でなんにも見つからなかったりする。
  
 しかしなにより困ったのは
 
 さて、足も冷えたし、帰ろう、靴下をはこうと思って足の砂をはらったら
 
  (;‥)おわっ!
    ‐・ 黒い! 重油だ!
 
 ∧∧
( ‥)ああ、そういえば月曜日にも
    打ち合わせの後で
    磯での調査に付き合ったら
    手にくっついたよね
 
 先月、2014年3月18日、パナマ船籍の船(中国の船らしい)と韓国船籍の貨物船が神奈川県三浦市の沖合、浦賀水道で衝突。パナマ船籍の船は沈没。そして船からは重油が漏れだし、三浦半島に漂着しているのであった。
 
 ∧∧
(‥ )今朝方も明るくなってから
◼︎   周囲を見たら、
    波打ち際の岩場に
    コールタールのような
    真っ黒いものが
    黒ペンキの塊みたいに
    あちこちでくっついて
    いたからね
 
  (‥ )それこそ三浦半島の南端、
      三浦市だからな
 
 浦賀水道は三浦半島の東、東京湾側であるが、当然の話、流れるのだ。
 
 今朝の早朝に自分がいたのは半島の南端、昼間は半島の西で相模湾側にいたのだけども、やはり、重油はそこまで漂着しているのだった。
 
 それにしても、座る時も荷物を置く時も注意していたのに、裸足で砂浜を歩いた時に、しかも両足についているとは。
 
 ∧∧
( ‥)砂浜はきれいで、
    見た目には重油なんて
    ないけどね
 
  ( ‥)砂に埋まっているの
      だろうねえ
 
 昨晩からの長期滞在で、こういう時は色々な用途に使えるトイレットペーパーをロールごと、つぶしてもってきたのが助かった。とはいえ、さすがに全部は拭き取れない。コールタールと同様、重油はとれにくいのだ。
 
 ∧∧
(‥ )靴下をはいた方が
 °‐  靴は汚れないだろうね
 
  (‥ )やれやれだな
      帰ったら洗濯を重点的に
      せねばな
 
 今朝方から半島の南端をうろうろしていたのには訳があるのだけども、それは、後の話。ともあれ、昼過ぎには帰宅して、洗濯やら掃除やらに追われてもう夕方の4時過ぎ、この時間である。
 
 ∧∧
( ‥)疲れた?
 
  ( ‥)んー、それもあるけど
    ‐□ 撮影した写真が
      訳分からなくなって
      いるから、
      本題は整理してからに
      しよう
 
 

2014年4月8日火曜日

ホンヤドカリ無惨

 
 昨日、4月7日はちょっと用事があって神奈川の南端、三浦半島にまでいったのであった。
 
 ∧∧
(‥ )一応、打ち合わせだね
\‐
 
  (‥ )打ち合わせ自体は
      すみやかに終わったの
      だけどもね
 
 ついでに海によって潮溜まりを見ていたら、ホンヤドカリの争いに遭遇。その場面そのものを自分では見れなかったのだけど、見ていた人によれば、小さなヤドカリが大きなヤドカリに勝負を挑んで、殻から追い出し、奪ってしまったのだそう。
 
 あわれ、大きなヤドカリ。相手が捨てていった小さな殻で我慢するしかない。
 
 なにか所在無さげに隅っこで隠れている。
 











  
  (‥ )とはいえ、潮溜まりには
      ホンヤドカリが他にも
      大小一杯、
      餌争いや貝殻争いで
      あちこちで小競り合い
 ∧∧
(‥ )大きなヤドカリ、
°    隅っこからも
    追い立てられましたー
 
 ヤドカリは貝殻を背負う関係でお腹が柔らかい。一応、そのお腹は隠れているが、大きな胸と足が入らない。これは、危険な時には全身を貝殻に入れて隠れるヤドカリとしてはきつい状況











 
  ( ‥)というわけで
      中身の無い貝殻を
      見つけて投入でーす
 
 ∧∧
( ‥)まあ、あなたが親切した
    わけじゃないんだけどね
 
 貝殻を投入してやったのは打ち合わせの相手だ。しかし、潮溜まりの中には空き家なんてない。使えるものは全部使われていて、岩場に打ち上げられて持ち主不在の貝殻がわずかにあるのみ。それもやや大きかったり、欠けていたり。
 
 しかし、このヤドカリさん、投入されても逃げ回るだけ。別のヤドカリたちが投入された貝殻を吟味したり、残っていた巻貝の中身を食べ始める始末。
 
 ∧∧
(‥ )内気な性格なんですかね?
    体が大きい割には
    他のヤドカリから
    逃げ回る一方ですよ
 
  (‥ )なぜだろうね? 性格が
      ハト派戦略なのかな?
 
 攻撃的であれば世の中良い、というものではない。戦ってばかりで傷ついた者が脱落する一方で、逃げ回っていた者が勝ち残ることもあるのだ。
 
 頑張ってブラック企業に勤め続けるよりは、えー? めんどくせー、と逃げた方が良いごとく。
 
 とはいえ、小さい個体にあっさり、一方的に家を奪われたりと、大丈夫なんだろうか?


後で見たら、彼の姿は消えていた。その代わり、お尻が欠けた欠陥住宅に潜り込んでいたホンヤドカリがいたので、ひょっとしたら、これが彼なのかもしれない、そんなことを潮溜まりで話あった月曜日であった。













 ∧∧
(‥ )お尻つんつんされたら
    やばいね
 
  (‥ )見えちまってるからな
 
 


2014年4月7日月曜日

2014年:火星逆行中



 現在、2014年4月、火星がおとめ座で逆行中
 
 画像はアップするとひどく荒れてしまうが、こんなだ。














 ∧∧
(‥ )上が4月2日
\‐  下が4月6日だね
 
  (‥ )それぞれの画面下にある
      青い星がスピカ
      上の明るいオレンジの星が
      火星だ
 
 画面は左が東、右が西。
 
 ∧∧
(‥ )あなたの記録だと3月の10日
\‐  ぐらいから逆行を開始した
    ことになりますかね
 
  (‥ )雨や曇りで観察できない
      日も多かったから
      大体だけどもそんなだな
 
 逆行は惑星が通常の運行である西から東へ、ではなく、東から西へ移動することを言う。2日から6日までの間で、火星は大体、1度14分ぐらい西へ移動した。
 
 ∧∧
( ‥)さすがに木星と違って
    動きが速いね
 
  ( ‥)天動説的な言い様だけど
    ‐□ 火星ってのはなかなか
      難儀で活動的な星よ


 
 

混沌たるサボタージュ局

 
 2009年に事業仕分けがあった時、地球深部探査船「ちきゅう」は仕分けられてしまったのであった。
 
 ∧∧
(‥ )でも実際には
\‐  仕分けの根拠となった
    書類に間違いがあった
 
  (‥ )本来ならその間違いは
      問題ないはずだったのだ

 
 
 ちきゅうは文科省の管轄下にある。ちきゅうの運用費用の申請が文科省から出される。

 それに対して財務省が「そうはいうが、これはいかなることか? これほどの予算を割くに値することなのか?」と疑問点を述べる(*ここが間違っていた)。
 
 それに対して文科省が答える(*理屈の上ではここで間違いが正されるはずだった)。
 
 ∧∧
( ‥)だから結果的に財務省の
    認識に間違いがあっても良い
    それは質疑応答の過程で
    正されるはずのものである
 
  ( ‥)問題はだ、本来はそういう
    ‐□ 書類のやり取りで
      専門家も踏まえて行われる
      作業に政治家がからんだ
      ことだったのだよな
 
 
 彼らは、「ちきゅうは3年間かけて1600メートルしか海底を掘削していない」と勘違いした。
 
 「ちきゅうの目的はマントルまでの掘削だが、3年で1600メートル、ではマントルまで一体、あとどれぐらいの予算と月日がかかるのか? 」 
 
 彼らはこれを根拠にこの船を仕分けてしまった。
 
 この話=>hilihiliのhilihili: 質問だの反語だの、そんな小手先の問題ではない。資料が間違っている。
 
 *実際には一回の航海で「ちきゅう」は2000メートルぐらい掘れる。そうであるのに、なぜマントルまで掘っていないのか? それはマントル掘削は国際事業であり、具体的にどこを掘るのか参加各国の意思が決定されていないからだ。
 
 ∧∧
(‥ )ひとつの事案に1時間もかけず
\‐   専門家も交えず、
     書類でやり取りを
     することもなく
     やった結果がこれである
 
  (‥ )億単位の金が動くのに
      書類を介さず
      ただのショータイムにして
      ええ格好しいした連中の
      やったことがこの結果だ

 
 まあ、良くも悪くも民主主義であったとも言えるし衆愚政治だとも言える。もちろん、衆愚政治はファシズムと同様、直接民主制のあるべき姿でもあるだろう。それは古代ギリシャを見れば明らかだ。そしてまた、古代ギリシャがローマ、つまり貴族による寡頭制に敗北したことから分かるように、直接選挙制の素人臭さは破滅的だ。あるいはクセノフォンが語るソクラテスの言い様からしても、それは明らかだろう。経験が無いのに理想だけで政治をしてしまえるし、それを選んでしまう。これが生の民主主義が持つ恐ろしさでもある。

 民主主義のあるべき姿、それは結局、ぽっと出の素人が政治をするということであり、そして、そんな彼らに出来ることなどない、という、当たり前な話でもあった。
 
 本来は、こういう素人臭さは官僚が緩衝することだったのだろうけども、そこに若い政治家が調子にのってずかずかと入り込んだ結果がこれだ。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば小沢さんは
\‐  僕らみたいなベテランでも
    書類を読むのは大変なんだよ?
    ましてや若い君たちに...
    と事業仕分けに
    反対的だったとは
    本当ですかね?
 
  (‥ )あの人は、評価がなんとも
      難しい人であるなあ
      とはいえ、それが本当なら
      あれね、年を取るとは
      現実を見据えるって
      ことでもあるのだろうな
 
 それが諦めであっても、経験であっても、達観であっても、知恵は知恵だ。

 
 さて
 
 Bureau of Sabotage
 
 ∧∧
( ‥)ビューロー・オブ・サボタージュ
    略号はBuSab
    フランク・ハーバートさんが
    自分の小説で登場させた
    架空の組織だよね
 
  ( ‥)日本語に訳すと
    ‐□ サボタージュ局
      あるいはサボ局だね
 
 ある日、過剰なまでに効率性を求めた人々が政権を手にした。彼らは善意に燃えていたし、効率とスピードを追求した。次々に新しい法律を作り、予算を計上し、しかも、それが月単位ではなく時間単位で行われる、そういう有様だった。どんどん増える得体の知れない部局、会議、事務局、事業、そして次々に変更される法律と指令、混乱は混乱を生み出し、それに対応して新しい法律が作られ、それが次の混乱を生み出し、速度はますます早まった。状況が暴走的となり、ついに社会全体が制御不可能になった絶望の時、その部局は現れた。
 
 構成員と立案者が何ものであったのか、それは分かっていない。彼らの目的はひとつ。政府の決定を遅延させること。サボタージュ工作によって立案を遅らせ、考慮する時間や検討する時間を与えること。
 
 ∧∧
(‥ )ハーバートさんのアイデアって
\‐  異様だけども、時々、妙な
    現実感があるよね
 
  (‥ )事業仕分けは予算を決める
      関係もあってか
      年中開かれるわけでは
      なかった
      民主党の政権は
      自らの失政で3年で終わり
      仕分けの悪影響は
      ある程度は組織で緩衝できた
      だがそうでなかったら
      どうなっていたか?
 
 ∧∧
( ‥)サボ局が必要だったと思う?
 
  ( ‥)その必要性は今でも
    ‐□ 変わらないな
 
 今でも、どうしても理想を追求する人々がいる。彼らは理想家であるがゆえに、民主主義の名に基づいて統制を行おうとする。ファシズムを糾弾する人々が表現の自由を踏みにじるように、理想的な民主主義はファシズムだ。ファシズムを糾弾する人は自らが少数独裁制を指向する。

 「これこそがファシズムでない本当の自由と表現と民主主義である!」
 
 この雄弁には言葉と裏腹にヒステリックな統制しかない。
 
 ∧∧
(‥ )漫画の表現規制とかね
\‐
 
  (‥ )決断しないのも間違い
      遅れた答えも間違い
      しかし義憤にかられた
      拙速もまた危険なのだ
 
 ∧∧
( ‥)ここでサボ局ですか
 
  ( ‥)あるいは混沌だね
    ‐□
 
 ハーバート自身が作中で暗示しているように、サボ局にも問題がある。政府の力を削ぐ、という任務を持っている彼ら自身が力を持っているのだ。しかし自己破壊をすると自分たち本来の機能を果たせなくなってしまうという矛盾。彼らは自分の局員の身内や子孫を決して雇わないが、それでもなお、組織自体の硬直化とかそういう老化の兆しを防ぎ切ることはできない。
 
 そしてこれは、真面目な人々が陥る問題でもある。ファシズムを声高に批判する人、それ自身が剛直化してしまうように。
 
 ∧∧
( ‥)つまり必要なのは
 
  (‥ )混沌だな、顔無き神が
      我々には必要だ
 
 そして、混沌は拙速な決断を遅延させることにもなるだろう。混沌はサボタージュたりうる。
 
 ∧∧
( ‥)そして混沌には顔がない
 
  (‥ )混沌はべっぴんさんでは
      ないのだよ
      自由だの民主主義だの
      そんなあばずれ共と違って
      方向性がないのでね
      統制なんて
      起きやしないのだ


 
      

金を賭けなければギャンブルではないが、それだけで勝てるわけでもない

 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  ( ‥)努力しなくちゃ話に
    ‐□ ならないけども
      努力すれば良いという
      わけでもない
      そういうことだろうね
  
 ∧∧
(‥ )それだけ聞くと
\‐  訳分からないと
    言われるかもね
 
  (‥ )じゃあ、
      こう言い直せば良い?
 
 
 金を賭けなければギャンブルにならないが、金を賭けたからといって勝てるわけではない。
 
 ∧∧
(‥ )参加に必要な条件と
\‐  参加して成功するために
    必要な条件は違う
 
  (‥ )努力って言葉は
      抽象的でいい加減だからね
      そこが識別できないね
      なにかする時は
      ちゃんと識別しなくちゃ
      いけないだろうな
 
 
 いや、みんなそんなことは知っているのだ。努力という言葉が具体的にどの何を示しているのか、それはその時の会話の文脈から推し量るべきで、そんなことはみんな知っているし、やっているのだ。
 
 ∧∧
( ‥)ただ一部の人が同じ努力という
    単語であることを良い事に
    この言葉を
    ごまかしに使うのだと
    投資という言葉で
    詐欺するみたいなもんでね
 
  (‥ )そういう奴に限って
      声がでかくてな

 
 
 

2014年4月6日日曜日

仕事は結局、認識か

 
 考えてみれば、以前は幾人かの人と一緒に仕事をしていた時期もあったのだった。
 
 ∧∧
( ‥)とうとう一人になっちゃい
    ましたよね
 
  ( ‥)みんな、死んだわけじゃ
    ‐□ ないけども
      見なくなったなあ
 
 いや、全員、まだ仕事をしているはずなのだ。例えばの話、バンドが解散したからといってメンバーが路頭に迷って餓死する、ということは、まあ無いだろう。そういう人はなにかしら業界の仕事につくもので、単に見えなくなっただけ、ということでもある。あるいは見えているのに、見ているこっちが感知出来ないだけ、ということも多い(例:メイクを落としてアイドルの後ろでギターを弾いている、あるいは作曲している)。
 
 ∧∧
( ‥)それでも、
    餓死の可能性が0では
    ないだろうけどね
 
  (‥ )とはいえ、
      見なくなったから
      即座に死亡、という
      わけではないのは確か
 
 
 ああ、でも、消えること、それ自体にはそれなりな理由があるものだ。
 
 例えば、〆切を守らない。
 
 ∧∧
(‥ )致命的だね
\‐  

  (‥ )こだわりを持つ人だから
      作業が遅れることもある
      つまり、作品の質、
      それ自体は高いのだ
      でも、〆切の翌日に
      上がった仕事は、
      もはや
      仕事じゃないのだよね
 
 あるいは例えば、枝葉末節にこだわって、全体を破壊してしまう
 
 ∧∧
(‥ )本を作る時にこれをやられると
\‐  困っちゃうよねえ
 
  (‥ )すべての情報は
      等価ではない
      そうである以上、
      優先順位が違うのだ
      だが彼は
      直すべきを直さず
      直さないで良い場所を
      直そうとする
      優先順位がめちゃくちゃ
      なのだね
 
 いや、彼自身は優先順位を見ているのだ。単純に、その優先順位が俺様基準である、というだけの話。
 
 ∧∧
( ‥)本はたくさんの人を巻き込む
    それなりなプロジェクト
    ですからね
    俺様基準で引っ掻き回されたら
    皆が困りますからね
 
  ( ‥)全員がある程度共有出来る
    ‐□ 事柄に沿って
      優先順位をつけ
      それに従って作業しないと
      いけないわけよ
 
 誤字脱字でもなく、文法上の誤りでもなく、科学的誤りでもなく、科学におけるスタンダードな仮説でもなく、単に俺はこういうことを言いたいのだ、だから変えろ! では困る。
 
 そしてあるいは
 
 病気になって体を壊した
 
 ∧∧
(‥ )不可抗力だけども
\‐  やはり致命的だね
 
  (‥ )仕事を発注する側から
      すると、
      当たり前の話だけども
      遠慮しちゃうのだよね
      怖いよなあ
 
 相手に遠慮されたら仕事はこなくなる。仕事がこないと知名度が上がらない、知名度が上がらないと相手に認識されない以上、仕事はこなくなる。
 
 これは典型的な悪循環。
 
 ∧∧
( ‥)先の〆切を守らない
    枝葉末節にこだわって
    仕事の流れを破壊する、も
    基本は同じですね
 
  (‥ )相手に遠慮されて
      しまうのだ
      まあ、正確にいうと
      敬遠されてしまう
      わけだけどね
 
 そうねえ、そういう意味では仕事とは、認識、なんだとも言える。
 
 ∧∧
(‥ )飲み会にこなかった、
\‐  というのもあるよね
 
  (‥ )これを言うと、
      単なる飲みニケーション
      じゃないか、
      出版界もやっぱりコネだ!
      と怒る人もいるけども
      それは勘違いだよな
 
 なんでかというに、これは単に”忘れられる”という話だからだ。
 
 いつも同じ職場にいる、というのならともかく、その場、その場で仕事を請け負っているような間柄だと、忘れられてしまうことは痛い。
 
 ∧∧
( ‥)結局は認識の話だね
 
  ( ‥)イラストレーターとか
    ‐□ 腕が良い人間は
      他人からどう認識されるか
      ということに関して
      おろそかだからね
 
 それは本来、そうであるべきなんである。他人の視線など気にしないで没頭することが腕の上達や観察力につながるという意味では。
 
 ∧∧
( ‥)問題はですよ
 
  (‥ )腕が良ければ仕事がくるか
      実はそうではないのだな
 
 うまい、というのはある必要性に沿った評価でしかない。別の必要性のもとでは、同じように評価されない場合もある。
 
 例えば萌えな女の子とリアルイラストな女の子では需要に明らかな違いがある。萌えを期待されている場面でリアルイラストを見せて、どうだいすごいだろう? では明らかに駄目だ。
 
 ∧∧
(‥ )腕が良ければ
\‐  仕事がくるわけでは
    ありませんよと
 
  (‥ )腕が良いとはその時点で
      危険だとも言えるよね
      すでに選択肢を
      狭めているわけだからね
 
 どうだい、うまいだろう? 
 
 ああ、うまいよ、でも、それ自体が諸刃の剣なのだ。それは、その実力を評価してくれる、ではなくて、その特異な実力を必要としている、というところからしか仕事がこなくなることを示している。
 
 ∧∧
( ‥)うまいには普遍的な部分も
    あるけども、
    そこはみなさん共通で
    差別化にはならない
    差別化できるうまいは
    むしろ個性の話になる
    必然的にそのうまいは
    つぶしの効かない
    特異なものになり
    そうなると自動的に
    取引先が限られてくる
 
  (‥ )そういう特異な
      うまいものを必要とする
      市場はそんなに大きくない
      当たり前だよね
      そういう時に
      敬遠される
      認識されなくなる
      忘れ去られる
      そういうことをしてしまう
      これは痛いよなあ

 
 ただでさえ大きくない市場を自分でさらに狭めたのだ。最悪の場合、その特異な仕事を必要としている特異な分野から細々とした受注を受けるしかなく、必然的に買いたたかれることになるだろう。

 
 
 

巨大なクマさん

 
 hilihiliのhilihili: 4日の月とアルデバランと5日の太陽から引き続き
  
 ∧∧
( ‥)確認終わった?
 
  ( ‥)終わった
    ‐□ 確認終了
 
 史上最大のクマは...どれ?
 
 ∧∧
( ‥)Arctodus simusということで
    オッケー?
 
  ( ‥)オッケー、というよりも
    ‐□ 取りあえずそれで
      良いかなーって
      感じだねえ
 
 アルクトダス・シムス 北米にかつていた、絶滅種である。ちなみに、人類はこのクマと遭遇している。
 
 ∧∧
(‥ )でも、
\‐  Arctotherium angustidens
    史上最大のクマである
    という話もあるんだよね
 
 =>‎sedici.unlp.edu.ar/bitstream/handle/10915/5360/Documento_completo.pdf?sequence=1
 
  (‥ )アルクトテリウム・
      アングスティデンス
      こっちは南米産だ
      でも、これがちょっと
      微妙でなあ
 
 そういうわけで、今回は取りあえず、アルクトダス・シムスにしておく。
 
 ∧∧
(‥ )でも、どれが最大か?
\‐  こういう問題は興味を
    惹かれるけども
    難しい問題だよね
 
  (‥ )というか
      答えようが無い側面も
      あるからね
 
 現在いる種類でも種族によって体型が違うし、そもそもきちんと測った記録が無かったりすることもあるわけで、ましてや絶滅して断片的な化石で見つかる種族となると、お互いにどう比較するべきなのか? そもそも大きさをどう測るの? という、根本的なことが問題となりうる。
 
 ∧∧
( ‥)本来はそういう話題で
    作った本を一冊出すべきかも
    しれません
 
  ( ‥)そうでもしないと話が
    ‐□ 不正確なまま、どんどん
      広がってしまうだろうね
      今回の仕事でもそういう
      場面に出くわしたしな
      とはいえ、今回の本は
      そういう本ではないわけだ
 
 
 なお、現在のクマで最大なのはホッキョクグマ(体長2.4~2.6m)とヒグマの亜種、コディアックベア(体長1.7~2.8m)で、そのうち、コディアックベアの最大個体は757kgあったそうである。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれ、飼育下で
\‐   太った個体みたいですね
 
  (‥ )そういうところに
      大きさに関する不確実さと
      物悲しさをだな
 
 一方、前出のアルクトダスとアルクトテリウムは近縁種で、どっちが大きくても、結果は似たり寄ったりだ。コディアックベアよりも一回り大きいかな、という感じ。

 ちなみにコディアックベアとは、アラスカのコディアック島にいるヒグマの亜種で、こんな動物である=>https://www.google.co.jp/search?q=kodiak+bear&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=LVNAU9T6DofNkwWh-IC4Cw&sqi=2&ved=0CAYQ_AUoAQ&biw=1000&bih=750
 
 

2014年4月5日土曜日

4日の月とアルデバランと5日の太陽

 
 ∧∧
( ‥)一応、終わった?
 
  ( ‥)んー 一応
    ‐□ 
 
 本を作るには印刷された原稿を見直して、その直しが正しく反映されているのか? それをまた見直さなければならない。今回は諸般の事情で直しが非常に多い。
 
 ∧∧
(‥ )ともあれ、終わりましたと
\‐
 
  (‥ )後でひとつ
      確認したいことがあるの
      だけどもね
      まあ、一休みだ

 
 というわけで
 













 
 ∧∧
(‥ )ひさしぶりの画像だね
\‐
 
  (‥ )1枚目は昨日、
      4月4日の写真だ
      夕方の月だね
      2枚目は本日、5日のもの
      時刻は16:32
      傾きつつある太陽と雲だ
 
 アップすると圧縮の過程でか、1枚目のように一様な色と空は激しく画素が浮き出て、荒れてしまうけども、まあ、しょうがない。
 
 ∧∧
(‥ )1枚目中央の明るい点は
\‐  おうし座のα星アルデバランだね
 
  (‥ )撮影時も確認したけど
      周囲の小さな星も
      ちゃんとヒアデス星団の
      ものだ
 
 ∧∧
( ‥)気晴らし?
 
  (‥ )気晴らし
 
 気晴らしがないと人は死ぬからね。
 
 そして、青さが残る夜空に月とおうし座がかかっているように、冬の星座たちはもはや夕刻の西空にある。もう季節はめぐるのだ。
 
 

それができなくなる、それが老い

 
 例えば曰く
 
 年を取ったら「今の若い人はすばらしい」そう言えば理解力のある老人だと、簡単に思わせることができる。
 
 ∧∧
(‥ )確かに簡単ですね
\‐  ....でもほとんどの人が
    そうしないんですよね
 
  (‥ )それを考えると
      暗澹たる気持ちになるな
 
 ようするに、そんな簡単なことすら出来なくなる。それが老いというものであるらしいゆえに。
 
 
 
 
 

主人公のお行儀が良いからこそ


 
 お行儀の良い主人公はいらない。悪をも行える主人公が魅力的ではないか。
 
 という意見がある。
 
 これはhilihiliのhilihili: やれないことが色々とありますの続き

 ∧∧
(‥ )そういえばカリオストロの城は
\‐  最後、ルパンはクラリスを
    連れて行けば良いのに
    そう言った人がいるよね
 
  (‥ )...してもいいけど
      どえらいことになるよね
 
 ヒロインと主人公が結ばれる。それは良いけど、未成年とおっさんでは、ちょいと名目が立たない。
 
 ∧∧
( ‥)というのもさることながら
    ルパン3世ってシリーズもの
    だからね
 
  ( ‥)不二子ちゃんみたいに
    ‐□ 敵か味方か愛人か
      そうでないのか
      よく分からない
      それなら良いけど
      純愛同士が結ばれたらな
      そこでシリーズが終わるか
      ルパン一味っていう
      枠組みが壊れちゃうよね
 
 それにやはり未成年とおっさんなのだ。ルパンがクラリスに触れることすらいかんだろう。それでは淫行です。少なくとも今の世界ではいかんのだ。
 
 ∧∧
(‥ )やっぱり物語には
\‐   枠組みがあって、
     そこから逸脱はできない
 
  (‥ )最低限、逸脱するには
      責任を取る必要が
      あるからなあ
 
 しかしその一方では
 
 例えばの話、未来少年コナンには原作がある。邦題は「残された人々」
 
 読んだ事はあるが、一応、事の発端は同じだ。敵国に張られたバリアーを破壊する磁力兵器が飛び交った戦争で地殻変動が起き、めちゃくちゃになった世界。
 
 しかしまずコナンは戦前の産まれである。筋骨隆々としているが無人島でずっと生き延びてきた少年。
 
 うろ覚えだけども、確か、ジムシーはハイハーバーの不良少年で、アニメ版のオーロに近い役回り、
 
 モンスリーは、確か、眼鏡をかけたおばさんだ。レプカは記憶にない。代わりにダイスが大きな権限を持っている。物語はアニメ版における中盤に該当する場面、インダストリアで起きた地殻変動で生じた津波がハイハーバーに襲来するところで終わる(ちなみに原作だとこの時点でインダストリアは完全に海へ沈んでいるし、ギガントとかそういうメカは一切出てこない)。
 
 ∧∧
(‥ )この原作がですよ
\‐
 
  (‥ )アニメになれば
      どういうわけか
      ショタコンでコナン狙いの
      モンスリーと
      ロリコンでラナ狙いの
      ダイス船長が大暴れして
      最後は2人の純愛と結婚で
      終わるのだものな
      トンデモアレンジですよ
 
 ∧∧
( ‥)なに? 少年少女 冒険
    善と悪、この枠組みさえ守れば
    相当なことが許されると
 
  ( ‥)言い換えれば
    ‐□ そういうことだし
      枠組みがあるって
      そういうことだよな
 
 枠組みから逸脱はできないが、枠組みの条件さえ満たせば、その内部で羽ばたける、そんな感じだろうか。
 
 ∧∧
(‥ )主人公がしっかりしてるから
\‐  悪がその分、自由になれる
    そういうこともあるよね
 
  (‥ )ナウシカっていう
      しっかり者な主人公がいて
      あるいは、
      ぜーぜー言いながらも
      帝国を必死に統治する
      暴君のミラルパがいるから
      ナムリス皇帝は誰よりも
      自由に悪を謳歌出来るとも
      言えるよね
 
 
 あるいは反対に自由に羽ばたく悪であるからこそ出来ることがある。そういえば、ナウシカにおけるドルクは色々な民族、部族がいる国家だ。皇帝ではないが、弟であり事実上の権力者である皇弟ミラルパは、それゆえ、宗教で帝国を統治したのであった。そこんところはモデルであった共産主義ソ連と同じだ。
 
 その帝国が腐海から蟲があふれる大海嘯で壊滅した時、権力を奪取した皇帝ナムリスはそれまでの統治の根幹であった僧たちを皆殺しにする。
 
 ∧∧
( ‥)こういう既得権益層を抹殺
    あるいは懐柔することで
    新しい社会を築く
    それは本来、
    新たな救世主である
    ナウシカさんの役割だけどね
 
  ( ‥)でもナムリス皇帝が
    ‐□ それをやってくれたわけだ
 
 ∧∧
(‥ )主人公が粛清する漫画とか
\‐  小説って、まあないからね
 
  (‥ )そういう重い事すると
      それ自体がテーマに
      なっちゃうのでね
      話の本筋がずれるのよ
      少なくとも話の後半で
      することじゃないし
      主人公にやってもらうと
      困るのよな
 
 それを考えると、やはり主人公はそれなりにお行儀が良い人であるべきなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、お行儀の悪い
    主人公を出す自由はあるけども
 
  (‥ )色々な意味で責任を
      取り切るのは大変だろうな
 
 
 これはhilihiliのhilihili: みんなが我慢していたものをあえてやるの続きでもある     
 
 *考えてみれば、マトリックス3のネオだって、救世主としての役割を果たしてから機械世界へ昇天したのであった。
 
 ∧∧
(‥ )一応、最小限の枠組みは
\‐  守りましたと
 
  (‥ )なんかそれを考えると
      ネオって気の毒だよな
      最後まで自由に
      なれておらん
 
 そしてこれは、作り手側に言えることなのかもしれぬ。推論ではあるけども機械世界へ行きたいのに、その前に義務を果たさなくてはいけない、という束縛。
 
 

 

やれないことが色々とあります

 
 hilihiliのhilihili: みんなが我慢していたものをあえてやるの続き
 
 そういえば昔、知り合いが言ったのだ。
 
 宮崎駿監督の作品は主人公よりも脇役、悪役の方が魅力的だ。
 
 ∧∧
( ‥)逆にすれば良いのに
    でしたっけ?
 
  (‥ )気持ち分からんわけでも
      ないけども
      そんなわけにはいかん
      だろう
 
 例えばの話
 
 私だ。ハクだ。顔無しのせいで通信が破壊された。奴は塔の最上階にいる。姿を見せたところを仕留めろ。砲弾から信管を抜け、センに傷一つつけるな!
 
 と、指示を出し。何事だい? とベランダから湯婆婆が顔出したところに砲弾が
 
 ∧∧
(‥ )なんて話にするわけには
\‐  いきませんからね
 
  (‥ )世の中、やって良いこと
      やっちゃいけない事が
      あるからな
 
 ∧∧
( ‥)やっても良いけど客層が
    変わるよね
 
  (‥ )それゆえにやれないことが
      色々とあるのさね
 
 
 以下へ続く=>hilihiliのhilihili: 主人公のお行儀が良いからこそ
 
 

2014年4月4日金曜日

みんなが我慢していたものをあえてやる

 
 なんでも世間的には映画マトリックスは1が良かったそうだ。
 
 ∧∧
(‥ )マトリックス1の主人公たちは
\‐  おかしな世の中を無条件に正す
    テロリストだよね
    少なくともそういう論評や
    そういう爽快感を
    たたえる評価は
    見た事あるよ
 
  (‥ )言い換えると、
      それこそを多くの
      観客が望んでいた
      そういうことだろうな
 
 この世界はうんざりだ。しかし、私たちだけがその不正の原因に気づいている。私たちが世直しをしなければならない。そのためにはこの世界を破壊することも辞さず。
 
 ∧∧
( ‥)テロリストの思考だと
 
  ( ‥)マルクス主義にかぶれたり
    ‐□ 学生運動に参加したり
      現実にもそういう事例がある
      まあ、誰しもあこがれる
      ことではあるのだろうな
 
 誰もが正義の味方というテロリストになりたい。そういう意味では、映画とは、いつもの自分よりもちょっと痛い自分を見るために見るものなのだ。映画の主人公は観客自身でもあるのだから。
 
 だが、マトリックスの3は違った
 
 ∧∧
(‥ )あれは、世直しどころか
\‐  人類を見捨てて
    主人公は機械の世界へ
    旅立つという話だったよね
 
  (‥ )狂ったプログラムから
      機械の世界を救う代わりに
      機械たちに対して
      人類との和平を
      要求するけど
      あれは、最後の義務という
      感じだよなあ
 
 そのためには彼女も切り捨てられる。
 
 機械たちからエネルギーを奪うためにかつて人類が散布したという永続的に地球を覆う黒雲。それを越えた時、始めて見る青空に「きれい」とつぶやく彼女と、まったく無言の主人公。反対に、機械都市に落下し、体を部品で貫かれ、暗い世界でもはや息も絶え絶えな彼女を前に、機械のエネルギーを見る事が出来る主人公は周囲を取り巻く光の奔流を前に「すごい」と感嘆する。
 
 ∧∧
( ‥)あなた、あの場面が
    大好きだよね
 
  ( ‥)お別れだよね
    ‐□ そしてやっと自由になれる
      あれほどの歓喜はない
 
 片や人間、片や人間じゃない何かになった者を象徴するかのような場面と別離。重荷が降りた瞬間だ。もうほとんど何も残っていない。主人公は最後の義務を果たせば何もかもから自由になれるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)マトリックスはナウシカの
    ぱくりって言う人も
    いますけども
 
  ( ‥)それを考えると
      ナムリス皇帝の台詞
      人間はこの星では
      もう用済みなのだ
      という台詞を
      思い出しちゃうのよね
 
 ナウシカの原作は独ソ戦を舞台にしていると思えばいい。作中、軍事国家トルメキアは、より巨大な版図を持つドルク諸候国連合帝国へ侵略を開始した(ナウシカたちはトルメキアの属国として軍役があるので侵略者の手先でもある)。しかし、戦争をきっかけとして300年に一度の頻度で起こる蟲たちの大海嘯(だいかいしょう:大津波の意味)が発生。戦争は継続どころか戦線がどこなのか司令部がどこなのか、それすらも分からない大混乱状態に。腐海から溢れ出す蟲たちと彼らがまき散らす胞子、そしてそこから発芽した菌類に大地と国土が、兵士と人々が敵味方関係なく、次々に呑み込まれていく。
 
 ∧∧
(‥ )それを眺めながら
\‐  ナムリス皇帝が言う台詞
    もう人間はこの星に不要だ
 
  (‥ )本当は不要、必要の話では
      ないんだけどね
      でも、この世界には
      仕組みがあり調和があり
      すべては必要な部品である
      そういう世界観は...
      間違ってはいるが
      むしろ普通だからね
 
 そしてまた、自然の調和を乱す人間は、この地球では不必要な部品ではないのか? そういう懐疑的な意見もまた普通なんだろう。間違ってはいるが、普通の考えなのだ。
 
 ∧∧
( ‥)マトリックスの世界では
    人間が青空を奪った設定に
    なっていますよね
    そしてマトリックスから出ると
    現実の地球は暗く
    自然なんて残っておらず
    地上にあるのは機械の世界
    だけになっている
    人間はまったく不要でしかない
 
  ( ‥)ナウシカだとそれでも
    ‐□ ナウシカは人の世界に
      帰ってくるのだよな
      戦争と大海嘯と
      おびただしい人と蟲の死
      それを見て心が折れて
      腐海に魂が呑み込まれても
      それでもなお
      主人公は帰ってくる
 
 ∧∧
(‥ )でもネオさんは機械の世界の
\‐  美しさに圧倒され
    最後の義務を果たしながら
    機械のために昇天してしまう
 
  (‥ )うんざりしていても
      帰ってきたナウシカ
      義務を果たして昇天し
      機械の国へ旅立つネオ
      似ているはずなのに
      対照的だよねえ
      主人公の対称さは
      作者の対称さだよね
 
 ∧∧
( ‥)マトリックスの作者さんは
    人の世界が嫌で
    機械の世界に行きたいの
    ですかね?
 
  ( ‥)映画じゃ語られていないが
    ‐□ そもそもあの世界って
      人間が機械に対して
      戦争を仕掛けた世界
      なんだよな
 
 人類との共存を目指す機械たちに対して人類は核による先制攻撃を実行。これに怒った機械たちと人類の戦争が勃発。人類は機械が利用する太陽エネルギーを遮断するために黒雲で地球を覆い、総攻撃をしかける。しかし、当初は優勢だったものの、そこから押され、ついに機械による逆転を許し、敗北。機械たちは生き残った人類を切り刻んで調べるうちに人間がエネルギー源になることを発見し、電力源として利用、そしてマトリックスを作り上げる。
 
 ここにあるのは敵としての機械ではない。人間への断罪だ。
 
 ∧∧
(‥ )よくよく人間が嫌い
\‐   なんですかね?
 
 (‥ )むしろ好きで好きで
     たまらないとも言えるけどな
     そうでないと機械に人間が
     駆除される描写を延々と
     見せたりしないだろう
 
 ただ、これが仮に正しいとすると
 
 ∧∧
( ‥)人間嫌いな部分を
    小出しにしたら
    世の中の不正を正したい!
    という視聴者が持つ
    スーパーマン的な
    願望を刺激して
    大ヒットすると
 
  (‥ )だけど、
      本音を言っちまえばですね
      こんな世界にいるのが
      そもそも不愉快なんですよ
      スーパーマン願望?
      彼女? 救うべき人々?
      そんなの知らねえよ
      生きてる人間には
      もううんざりなのさ
      そうやって
      機械の世界へ昇天されると
      お客には、えー??? と
      ドン引かれる
      そういうことかもしれん
 
 
 それを考えると、腐海に呑み込まれて抜け殻になってしまったナウシカがそれでも戻ってきた、というのは、やはり正解だった、ということだろうか?
 
 あるいはこうも言える。もし何かと引き換えに、例えば大海嘯の停止と引き換えにナウシカがもはや戻ることもなく、引き上げる蟲を見て人々が歓喜し、朝焼けがやってくるようなエンディングだったら、それがマトリックスだってことになる。薄汚い人々の喜びと引き換えに、聖者は永久に救済されるのだ。
 
 ∧∧
(‥ )...でもさ、ナウシカさんも
\‐  本心はどうだったのですかね?
    戻らなくちゃいけないから
    戻ってきた
    主人公だから戻らざるを
    えなかった
    それだけかもしれませんよ?
 
  (‥ )まあ、そのだからあれだ
      ナムリス皇帝のだな
      もう俺たち不要でしょ?
      という厭世的な皮肉屋的な
      あのぶっちゃけた台詞を
      思い出してしまってな
 
 
 もう何もかもが手遅れで世界の救済は破綻しているが、それでも主人公自身はあくまでも現実世界に戻ってくる。
 
 しかし、その一方で悪役が、
 
 えー? こんな世界、意味ないでしょ〜〜〜 
 
 とあっさり言ってのける作品。
 
 責務は責務、本音は本音。
 
 これに対して、悪いのは人間だし、彼女も死んだわけだし、もう後は最後の義務を果たしたら旅立って良いよね、と主人公が”帰還せず”を実行してしまう作品。
 
 ∧∧
( ‥)そういう見解では
    マトリックス3は
    やっちゃったな〜〜〜って
    感じ?
 
  (‥ )みんなが我慢していたものを
      あえてやる
      物作りとしては危険だけど
      たまには良いんじゃね?
 
 危険だからこそ、3より1の方が良かった、と言われる結果になったが、それでもなお、それゆえなこその3なのだろう。
 
 
      
      
 

要約すると、確かに彼は愚かだったのだけども

 
 hilihiliのhilihili: 脳が悪口を区別できないというのならの続き
 
 ∧∧
( ‥)それでもなお
 
  (‥ )そうだなあ、彼を愚かと
      呼ぶのは簡単なのだ
 
 だが、愚か、では用語が抽象的であいまいすぎる。論を分解して詳細に検討しなければならない。
 
 怒りだすと人間は馬鹿とか愚かとか、そういう抽象的な単語を安易に使いすぎる。
 
 それはまるで、私はあなたの言葉に傷ついています、とぴーちく、ぱーちくさえずる死に損ないの鳥のごとく。愚かとか馬鹿という言葉でごまかすでない。論のどこに誤りがあったのか? それが問題だ。
 
  ( ‥)ばーか ばーか
      おまえのでべそー
 ∧∧
( ‥)ぴーちくぱーちく
 
 ともあれ
 
 自然淘汰が正しいとする
 するとライオンに食べられることでシマウマは足が速くなったはずである
 すると今度は足の速いシマウマを食べるライオンが有利になるはずである
 つまりライオンはシマウマなみに足が速くなると予想できる
 だがライオンは病気や年寄りのシマウマを食べるだけで自然淘汰に貢献しているわけではない
 さらにライオンはシマウマほど足が速くなってはいない
 つまり自然淘汰は間違いである
 
 ∧∧
(‥ )彼は自分の論に
\‐  シマウマとライオンにかかる
    淘汰圧は同じである
    そういう大前提を組み込んだ
 
  (‥ )おそらく無自覚にね
      ご本人は気づいていない
      だろうな
      だから彼は自分の論証が
      正しいと思った
      そして多くの読者も
      この大前提には
      気づかなかった
      書き手も読み手も
      分かったと思った
      それだけだな
 
 *注:一応、念のために書いておくと、以上の自然淘汰は存在しない論はあからさまに間違いです。

=>hilihiliのhilihili: 物書きと”分かった問題”
 
 単語はしばしばごまかしの手段となる。それも無自覚のうちに。それゆえ、文章は論証に必要なレベルにまで単語を分解し、その配置が正しいか、前提が妥当か、論を成立させるためにはどんな前提が必要なのかを検討しなければならない。
 
 ∧∧
( ‥)それを永久に続けよと
 
  (‥ )でだ、自分でこれを
      やっているわけだよな?
 
 自分でやっていることなら、他人に強制しても、他人の論にごそごそ入り込んで、それを切り刻んでも、相手はどうだか知らんが、自分がそのために心理的な苦痛を味わうということはあるまい。なぜって、いつもやっていることだからだ。
 
 ∧∧
(‥ )自分の論証を切り刻んでいれば
\‐  他人の論証を切り刻む事にも
    なんの苦痛も感じない、と
 
  (‥ )そりゃあ感じるわけ
      ないからな
      ただの日常業務だからね
 
 馬鹿だ、阿呆だ、と相手を怒鳴り続けると自分の心も脳も傷つくというのが仮に本当なら、それは面白い。そしてならば、自分がやっていることを相手にすれば良いだけの話ではないか。
 
 ところで、先にした自然淘汰は間違いだ論証、これはまず冒頭に、仮に自然淘汰が正しいとすると...ともってきていることから考えるに

 ∧∧
(‥ )考えてみればこれは
\‐  背理法なんですかね?
 
  (‥ )かもしれないね
 
 ともあれ
 
 ∧∧
( ‥)結果的には彼は
    愚かであったと
 
  (‥ )まあ、要約すると
      そうなるんだがな
 
 
 

 

脳が悪口を区別できないというのなら

 
 こんな話。
 
 人は怒り、そして相手の悪口を言う。だが、自分の脳はその悪口が相手ではなく自分に対しても向けられているように感じる。そしてついには壊れてしまうと。
 
 ∧∧
(‥ )本当ですかね?
\‐
 
  (‥ )さあねえ?
      本当だったらおもろい
      けどな
 
 *一応、書いておくと検索しても論文とかが出てこないので、真偽は不明。
 
 ともあれ
 
 以上の主張は、みんなを次々に怒らせれば、みんなが次々に壊れていく、その様子を確認できる、ということでもある。
 
 ∧∧
(‥ )これは、他人の悪口を
\‐   言うものではない
     そういう内容にも
     聞こえますけどね
 
  (‥ )じゃあ自分がいつも
      やっていることを
      相手にぎりぎり
      押しつければ
      良いんじゃね?
 
 馬鹿、というが、その抽象的で粗雑な単語で一体何をごまかしたのか?
 
 ごまかしではないというのなら、それを具体的に言えるか?
 
 具体的に言えるのなら、その具体的な主張は回路として正常か?
 
 あるいは論を成り立たせている前提は正しいのか?
 
 そもそもその論を成り立たせるためにどんな前提が必要であるのか、それを検討したか?
 
 検討していないのならそれはなぜか?
 
 暗黙のうちに突飛で正当化できない前提を論に組み込んでいないか?
 
 その前提の正しさを論証できるか?
 
 前提の正しさを論証するには別の前提が必要だが、それは最初の前提と関連性を持っていないか?
 
 例えば循環論法のようなことになっていないか?
 
 前提の正しさを論証する前提の正しさは妥当か?
 
 これを一から考え直してみるに...
 
 ∧∧
( ‥)これをいつまで続けろと
 
   (‥ )そりゃあ死ぬまでだよ
 
 まあ、とはいえ、人の思考力も演算能力も有限であり、休みがないと成り立たない。
 
 ∧∧
(‥ )そういえばあなた、今、
\‐  お疲れモードですよねえ
 
   (‥ )本の制作における
       最終段階にまで
       来たのだけどもね
       文章を読み直す
       ただそれだけで
       疲れちまってな
 
 どうもさすがにこれまでのダメージがかなり大きいようである。長時間、起きていることもできないようだ。
 
 ∧∧
( ‥)日付は変わったけども、
    今日はずっと雨だしね
 
  ( ‥)外にあまり出れないのでな
    ‐□ 余計に疲れたのかもね
      体が痛くなってきたし
 
 

2014年4月3日木曜日

物書きと”分かった問題”

 
 文章を書く時に一番大事なのは何か?
 
 読み手のことを考える
 
 これは鉄則である
 
 鉄則ではある
 
 鉄則ではあるのだが....
 
 ∧∧
(‥ )問題はその読み手とは
\‐  一体なんだろう?
    そこですかね
 
  (‥ )読み手のことを考える
      それはつまり
      考えられた読み手
      という意味でもある
 
 考えられた読み手、それはつまり仮想的なもので、バーチャルだ。実在するわけではない。
 
 悪い言い方をすると、書き手は、自分が勝手に想像した”架空読者”のことを考えているにすぎない、とも言える。
 
 ∧∧
( ‥)シャーロック・ホームズ
    でしたか
    ワトソン氏曰く
    ホームズは愚か者の思考も
    再現して
    その愚かな行動も予測すると
 
  ( ‥)これは可能であるように
    ‐□ 見えて
      かなり困難なことだと
      思うのだけどね
 
 実際、世の中の炎上案件は、全く想像もしなかった愚かしい行動で一杯で、それに驚いた人々が激怒しているのだ。
 
 炎上という案件は、僕らの理解は僕ら自身にすら及ばないことを示している。考えてみれば当たり前だ。僕らは僕ら自身の一部でしかない。部分集合は全体集合ではないのだ。
 
 ∧∧
( ‥)部分も個人も全体ではない
    では、
    書き手が考えた架空読者は
    現実の読者とどう対応して
    いるのか?
 
  (‥ )これが微妙でな
      読者と金を払う客が
      ずれている場合すら
      あるのでね
 
 読者が本を買う、と信じ込んでいる人も多いが、実際にはそうとは限らない。現実には、読者≠購買者、である。つまり、実際に本を読む読者ではなく、金を払う客がどう思うのかを考えないと書き手としてやっていけない、ということもありうるのだ。
 

 さらにもうひとつ問題がある
 
 読み手のことを考える。それはつまり読み手が分かりやすい、と思える文章を書かねばならない。そういうことなのだが
 
 ∧∧
( ‥)いつもの”分かった”問題だね
 
  ( ‥)んー ここで最近遭遇した
    ‐□ 深刻な話をしようか


 
 先日、古本屋でかつて一緒に仕事もしたことがある物書きさんの本を手にした。
 
 そこにはこう書いてあった
 
 ライオンはシマウマを捕まえて食べる。一方、シマウマはライオンよりも足が速い。ダーウィンの自然淘汰説に基づけば、足の遅いシマウマはライオンに食べられて姿を消し、足の速い個体が生き残って、シマウマは足が速くなったことになる。だがこれはおかしい。説明が明らかに不十分である。なぜなら、自然淘汰説に従えば、シマウマの足が速くなれば、それを食べるライオンもシマウマに追いつけるように進化するはずだからだ。しかしそうではない。しかも、ライオンは足の遅い年老いたシマウマや病気のシマウマを狙うのだ。足の速い個体を狙っているわけではない。つまり自然淘汰説は間違っているのである。
 
 1992年の本だった。
 
 実はこれと同じことをネットで書いている人が以前からいて、一体全体どこからこんなアイデアを持ってきたのだろう? と不思議だったのだが...
 
 ∧∧
(‥ )多分、この人のこの本から
\‐  アイデアを持ってきたの
    でしょうね
 
  (‥ )やれやれだね
      犯人と会っていたとはな
 
 もちろん、以上の論は間違いである。以上の論は逃げるシマウマと追いかけるライオンには走ることに関して同じ自然淘汰がかかっているはずだ、という想定がある。
 
 ∧∧
( ‥)でも残念、そこが間違いですと
 
  ( ‥)昼飯になる立場と
    ‐□ 昼飯を抜くはめになる
      かもしれない立場
      このふたつが同じ重みに
      なるわけがないからね
 
 失敗したらご飯にされてしまうシマウマと、失敗するのは残念だが別な奴を狙えば良いライオンとでは、かかってくる自然淘汰が同じわけがない。前提が同じでない以上、先の論もまた自動的に間違いとなる。ようするに、この条件において、肉食動物が草食動物と同じぐらい足が速くなる道理はどこにもないのだ。
 
 ちなみにこの話、つまり肉食動物と草食動物の足の速さの不均衡は実のところ進化学の教科書的な本でも出てくる話題でもある。
 
 ∧∧
(‥ )ようするに先の
\‐  ライターさんは
    進化学の本を
    読んだ事がないのだと
 
  (‥ )まあ、読む読まないは
      この際、置いておくとして
 
 問題はである。
 
 自然淘汰で進化が起こるのなら、ライオンはシマウマと同様に速く走れるように進化するはずである。だがそうはなっていない、だから自然淘汰は間違いである。
 
 この間違っている文章を読んで、そうか! と”分かってしまった読者”がいたということがここでは重要だ。
 
 ∧∧
( ‥)つまり以上の間違った文章は
    読み手の事を考えた文章
    でもある
 
  (‥ )書き手も読み手も
      分かりやすい勘違いを
      共有できるように
      書いて、
      そして読んでしまった
      そういう例なのだよね
 
 書き手側が読み手のことを考えたことは明らかだろう。
 
 読み手側が、これは分かりやすい、と考えて、分かってしまったことも明らかだろう。
 
 物書きは読み手のことを考える。そうすれば文章を書く仕事をすることができる。それは正しいのだ。
 
 問題があるとしたら、嘘と勘違いと誤解を振りまくことを除外していない、そこにある。
 
 そればかりではない。
 
 読み手のことを考えて書け、とは、勘違いを禁止するどころか、むしろ推奨するはずだ。少なくとも、読み手が分かるように書け、とはそういうことである。
 
 ∧∧
(‥ )分かりやすい勘違いは
\‐  分かりやすいですからね
 
  (‥ )分かったは正しいではない
      そんなことは誰でも
      知っているはずなんだがな
      そこを誰もが
      突かれてしまうのだ
      あるいはそこから
      心の浸食が始まるとでも
      言えばいいかな
 
 もちろん、物書きはそれで良いのだ。
 
 読み手のことを考える。文章を書く仕事をする。そうすればそれで生活ができる。
 
 本来、それで良いはずなのだ。
 
 ただ、ここには嘘や大袈裟、勘違い、間違い、誤解を書いてはならない。それで生計を立ててはならない、そういう間違った情報で人の命を奪うようなことがあってはならない、そのような金儲けは許されるべきではない。こういった禁止事項は一切含まれていない。
 
 そして、物書きの立場にもよるが、これが遅かれ早かれ問題として浮上してくる。
 
 
 
   

2014年4月2日水曜日

安易に言うと100人いれば100人に1人の...

 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  ( ‥)そうねえ
      すごく安易に言うと...
 
 100人いれば100人に1人の馬鹿が混じるので、そこでは100人に1人の馬鹿しか引っかからないような詭弁や詐欺やつけ込みが生じうる。
 
 ∧∧
(‥ )ネット以前だとみんな
\‐  100人の1人の事例なんて
    知らずにすんだけども
    ネット時代だと
    100人に1人の馬鹿事例が
    衆目の元にさらされて
    残りの99人が驚き、あきれ
    あわてると
 
  (‥ )それを考えると
      情弱め! 
      お前らのせいで俺たちまで
      迷惑を被るのだぞ!?
      死んで詫びろゴミかす
      そういう風に
      皆が怒りや義憤に
      震えるのは
      まあ、しょうがないのかな
 
 
 ∧∧
( ‥)ネット時代は皆が怒りやすく
    なった時代だとも
    言えますかね?
 
  (‥ )100人に1人どころか
      100万人に1人の
      事例だって起こるわけでね
      それを見せつけられたら
      残りの99万9999人は
      そりゃ怒るよね
 
 

 

理解するにはどの大前提を捨てたら良いと思う?

 
 ∧∧
(‥ )なに言ってるのか
\‐  全然分からない!
    そう言う人はいますよね
 
  (‥ )分からないことが
      あるのは当たり前
      なのだけど
 
 分からないこともあるさ、では済まされないくらい深刻な場合がある
 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)例えばの話
    ‐□ 問いかける形で言えば
      こんなだな
 
 本当は、この件に関してはすでに分かっているのだろう? ただ問題はだ、お前さんの分かった、これが実は間違っているというのが今の話題なのだ。
 
 つまり、お前の分かったを放棄しないと次の分かったには進めないのだ。さて、どうする?
 
 分かるか? 分かるのを止めるか?
 
 ∧∧
( ‥)返答は
   「やっぱり全然分からない」
    ですかね
 
  ( ‥)まあ、そんなところ
    ‐□ だろうな
 
 分かった、とはある大前提に基づいて何かを解釈することで、当然、分かった、が正しいわけではない。
 
 分かったとは便宜的なもので仮であり、その場、その時のものである。分かったなんて本気で言っているとしたら、それはかなりどうかしている。そして必ず壁にぶち当たる。
 
 ∧∧
(‥ )大前提と今の分かったを
\‐  破壊しないと前に進めない
    場合がある
 
  (‥ )進むには放棄するしかない
      破壊、破壊、破壊だ

 
 科学は真理を探究している、と人は言う。
 
 だがこれは、これまでに得た全ての真理を破壊してきた、ということに他ならない。
 
 ∧∧
( ‥)科学は真理を探求している
    考えてみれば
    とんでもない自己矛盾ですよね
 
  ( ‥)でもそれが科学の真髄
    ‐□ なのだよね
 
 どれが真理であるか? それを知ることができるのは全知全能な存在だけで、人がそうでない以上、人は真理を探求できるが、それは真理だと思ったものが真理ではなかったということが明らかになる過程でしかない。
 
 真理など手に入らないのだ。
 
 一方、人は時に言う
 
 大学で科学を学んだ高学歴者がオウムに入った理由が分からないと
 
 ∧∧
( ‥)あなたはどう思います?
 
  (‥ )例えば、
      科学によって真理が分かる
      そう勘違いした
      人間がいたとしようか

 
 彼は、科学を学べば失望するだろう。科学は真理を破壊する学問だからだ。
 
 ∧∧
(‥ )でも宗教は真理を
\‐  設定してくれる
 
  (‥ )じゃあ宗教に走るのは
      当たり前だよね
 
 言い換えれば真理を知るなど雑作も無いことである。てきとーに設定すれば良いのだ。例えばの話、それは三角です、と言えばそれが真理になる。真理とは所詮はそんなものだ。
 
 さて、そう考えるとむしろ不思議なのは高学歴者なのにオウムのような宗教に走ったのはなぜか? という疑問の方だ。
 
 こちらの方がむしろ奇妙きてれつな言動ではないのか?
 
 ∧∧
(‥ )真理を渇望するものが
\‐  宗教に走ることを
    奇妙に感じる心理とは
    いかなるものか?
 
  (‥ )おれにはこれがさっぱり
      理解できんのだけどね
      理解するにはどの大前提を
      捨てたら良いと思うかね?

 
 

2014年4月1日火曜日

あのマッチポンプぶりはただ事ではない

 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては
    文学部があっても良いけど
    国語は必要ないだろう、と
 
  (‥ )というか国語は
      あるべきだけど
      文学を引用して問題にして
      どうするの? 
      って感じかな
 
 いや、文学を引用するのも当然なんだろう。文学はよくも悪くも教養であり、教養はエリート階級の常識であって、自らの知識と学歴を披露する、いわば証明書であり、パスポートであり、そしてクジャクの尾羽である。
 
 それは単なる慣習でしかないし、悪い言い方をすれば貴族やオタクのうんちくでしかないのだが、まあ、人間ってのはそういうものだ。そういうものが非常に重要になる。
  
 例えばビザンチン帝国の官僚たちは、自分たちよりもはるか前、紀元前の文学、ホメロスが必須であったとか。
 
 ∧∧
(‥ )だから引用は良い、と
\‐
 
  (‥ )問題はさ、
      近代文学とかいう
      新参者たちだな
 
 150年程度の歴史しかないくせに、いつのまにか我らこそ教養であり書物の中心であるかのような、でかいつらをしておる。
 
 これは明らかに間違いだ。本も文字も、商業上の記録そして、宗教、冒険譚、神話、数学、科学からスタートした。
 
 近代文学とは頭でっかちな独りよがりで、その姿はまさに泡のごとくはかない成り上がり者。
 
 ∧∧
( ‥)あなたは本当に文学を
    嫌っているんだね
 
  ( ‥)だが好き嫌いなら
    ‐□ 好き嫌いの問題でしか
      ないのだよ
 
 好き嫌いならそれだけの話なんだが、国語の授業で作者の気持ちを考えよ、とかくだらない問題に時間を割く、となると、それは好き嫌いではすまない。
 
 ∧∧
( ‥)本当に読むべきは
 
  (‥ )実はさ、お役所言葉を
      把握することが
      重要だと思うのだけどね
 
 お役所の文章は馬鹿にされ嫌われているが、実はこれこそが重要だ。
 
 なぜ馬鹿にされるか?
 
 それは頭のいかれたクレーマーがいるために、責任の有無を明確にするためである。
 
 しかし、それゆえに読むのが難しくなり、読解にそれほどの手間をかけたくない人間が落伍する。落伍するがゆえに人々は怒り、そして馬鹿にするが、実際には、その文章はそうでなければならないのだ。
 
 ∧∧
( ‥)だとしたら人々に教えるべきは
    お役所の文章の読み方や
    その作成方法
    さらには用語の使い方
    言葉の使用方法、
    慣例などではないか?
 
  (‥ )ところがだ
      作者の気持ちを考えなさい
      だと、それは単なる
      文学のマッチポンプに
      なっちゃうんだよな
 
 文学を教材にして文学部を出たものが文学を書き、そして出題する。
 
 これでは壮大な自己循環で、自己の存在意義を自ら捏造しているのと同じ。
 
 まさに成り上がり者にふさわしい所行。
 
 ∧∧
(‥ )それが、あなたが文学を
\‐  ひどく嫌う理由ですか
 
  (‥ )こんなことをやってるのは
      詐欺師だけだろ
 
 そして、好き嫌い以前にお役所の文章を本来は教材にするべき理由がある(いやがる役所も多そうだが)。実際、お役所、お役人と揶揄している場合ではない。民間でも契約書はこういう書体であるからには、なおさらだ。
 
 これこそが必須になるべき。自分の悩みをつらつら語って文学とかいう大層な肩書きで粉飾しているような道楽を読んで聞かせて学んでいる場合ではない。
 
 それに意地悪な言い方をすると、お役所、お役人と言っている連中はそういう文章を作る側に回れなかった落伍者なのだとも言える。そうである以上、彼らの言葉は真面目に聞くべき意見ではないはずだ。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えれば、学習とは
    官僚とその仕事に適した
    文章を作成できる人間を
    抽出する過程ですか
 
  (‥ )そうなれなかった連中が
      メディアだの文学だの
      知識人だのになって
      いるのだとしたら....
      色々なことが
      説明できるよね
 
 ∧∧
(‥ )別にメディアや知識人や
\‐  文化人や物書きの皆さんが
    官僚を目の敵にするのは
    それだけが理由じゃ
    ないでしょうけどね
 
  (‥ )そうはいってもだな
      中途半端な才能を持って
      挫折した人間が抱える
      ねたみと恨みは
      僕らなんかには
      分からんものでな
 
 あのマッチポンプぶりはただ事ではない。
 
 それがいやなら、堂々と一人で立てば良いのだ。
 
 これはhilihiliのhilihili: お役所の書類は25文字以上ありますの続き
 
      

ぺらい専門用語を使うのがいけない

 
 夢を見た。どういうわけか高校時代の、もう縁が切れてしまった連中と映画を見に行くのだ。なぜかあの時のままの姿だった。あるいは、お互いに大学生になっているのかもしれない。映画館はビルの何階だかにあるという。しかし、エレベーターの扉が開くと、そこは居酒屋で、映画が始まるまでそこで時間をつぶすのだと。それにしても朝っぱらからやっている居酒屋があるものなのだろうか? 経営者の子供が遊んでいるのだが、これで良いのか? 
 
 明るい日差しが差し込む中で飲んでいると学生がやってきた。若い連中だと思いながら、考えてみれば自分も今は同じ年齢になっているのだ。彼らが言うには自分たちは「日本コメント学会」にきているのだという。
 
 ∧∧
( ‥)なにそれ?
  
 
  ( ‥)知らんよ というか
    ‐□ それを聞いている途中で
       目が覚めた
 
 検索をかけた限りでは、どうもそんな学会は存在しないようである。
 
 さて
 
 専門用語は、しばしばもったいぶった虚構の内容を指すファンタジーになってしまっている場合がある。
 
 ∧∧
(‥ )専門用語はどれも内輪で
\‐  発明された単語であるけども、
    現実的に使える単語なのか
    創作物を示す
    単語でしかないのか
    そういう違いがありますよと
 
  (‥ )それを考えるとあれだ
      いずれにせよ、
      何かを理解するには
      専門用語を知らねばならん
      そういうことでもあるよな
 
 指輪物語の専門用語を知らないと物語は把握できない。
 
 ∧∧
( ‥)物語の専門用語を把握して
    理解できるのは物語である
 
  ( ‥)だが、把握できることは
    ‐□ 把握できるのだ
 
 学問の世界では、物語をつむいで物語でしか通用しない専門用語を発明してしまう場合がある。
 
 ∧∧
(‥ )つまり、虚構でしかないけど
\‐  彼の虚構を把握するには
    彼の専門用語を把握すべき
    そういうことだね
 
  (‥ )つまり、どんな時でも
      専門用語はちゃんと
      把握しなさいってことでも
      あるわけだな
 
 その意味で、科学は専門用語だらけで分からない、というのはただの愚か者であるし、これは科学に限らない、それがどんな学問でも、例えそれが独りよがりの虚構でしかない学問でもそうだ。
 
 独りよがりの俺様理論でも、一応、彼の専門用語には目を通さなくてはいけないだろう。くだらないことではあるが。
 
 ∧∧
( ‥)科学の世界でもそういう
    独りよがりの専門用語が
    乱発されることがあるけども
 
  ( ‥)ルイセンコ主義者とか
    ‐□ マルクス主義の研究者が
      そうだったよなあ
      まあ、あれはもともとが
      マルクス主義に由来する
      単語なんだけどね
 
 メンデル遺伝は観念的であり誤りである
 
 そういう言い方を彼らはよくしたのだ。
 
 ∧∧
(‥ )観念的って仮説的ということ
\‐  なのかなあー、と思うけども
    そうではないのですよね
 
  (‥ )仮説的という意味では
      マルクス主義もそうなのだ
      社会が向上的な発達を行う
      そういう力を内在している
      そう仮定した以上はね
 
 だが、どうも彼らはこれを仮定ではなく、真理と見なしたらしい。そして真理とは論証する必要がないものだ。真理だとしたからには、論証を放棄して良い。後は彼ら自身のやりたいことをすべてこの”真理”で裏打ちしてどんどん言葉をつむいでいった。
 
 ∧∧
( ‥)そのひとつが
    メンデル遺伝は観念論である
    として否定することだった
 
  (‥ )平たく言えば、自分たちに
      都合が悪いものは
      観念論だ、そういうこと
      なんだけどね
      言ってることを
      把握するのに
      時間がかかったもんだよ
 
 そして時間をかけて暴いてみれば、つまらない専門用語なんである。マルクス主義者やルイセンコ主義者たちの言っていたことは、検討してみればくだらない虚構の堆積でしかなかった。要約すれば、自分たちは正しい、自分たちに都合の悪いことは間違っている、ただそれだけでしかない。
 
 ∧∧
(‥ )そんな専門用語で
\‐   飾り立てるべきでは
     なかっただろう
 
  (‥ )しかし、そういう時もだな
      専門用語を使う
      べきではない
      そう批判しては
      いかんのだな

彼らの専門用語は雄弁ではあるが薄っぺらい。翻訳すれば内容の無い、貧しい虚構でしかない。
 
そう言うべきなのだろう。
 
彼らの言葉を回路として組み上げて検討すると、それは裏打ちがなく、作り話を積み上げた使えないがらくたでしかない。
 
そう批評するのが多分、正しい。
 
 ∧∧
( ‥)専門用語は論証すべきであり
    検証され続けるものである
 
  (‥ )それを怠った
      マルクス主義は破滅した
      まあ、そういうことだな
 
 メンデルの考えた遺伝子、核物理学者の考えた電子、ニュートンの考えた重力、いずれもそれを仮定した後で、それ自体を論証しようしたもので、なおかつ論証の過程でその有様も変わっていった。そうして確からしさを積み上げていったのだが、そうしない人々もいた。彼らの場合、ぺらい専門用語を検証抜きにそのままにして、次々に物語を積み上げていった。それがいけなかったのだろう。
 
 語りは雄弁だが、実際には裏打ちがないのだ。いや、あるいは裏打ちがないからこそ雄弁さが際立つようになる、というべきなのか。
 
 ∧∧
(‥ )人がやれることは有限で
\‐  論証に時間を裂けば
    専門用語はそっけない
 
  (‥ )だが論証に時間を
      裂かないと
      専門用語は次の用語を作り
      ぺらいままどんどん雄弁に
      なっていく
      そういうことかもね
 
 
 これはhilihiliのhilihili: 雄弁に語る専門用語はちょっとやばいかもしれないの続き
 
 
 
  

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