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2014年3月14日金曜日

その時刻は確実に接近する

 
 帝国の防衛ラインが突破されることは織り込み済みだったが、これまでと違うところは防衛ラインを再構築する力がもはやない事だった。生産力を失っていた帝国は行政力を喪失し、二度と再建することはなかった。後に残ったのは貧しい土地を蛮族が支配するだけの、分割された原始的な世界。
 
 ∧∧
(‥ )それが西欧世界の始まりだよね
\‐
 
  (‥ )そこから這い上がるのに
      1000年
 
 大した産物もない土地だ。しばしば奴隷が輸出品になったのは当然だったんだろう。しかし彼らは新世界を見つける。
 
 ∧∧
( ‥)今度はところを変えて
    現地人を奴隷にして
    殺し尽くし
    それが足りなくなると
    アフリカの人々を
    輸入して使い潰したと
 
  ( ‥)奴隷が禁止されると
    ‐□ 移民を使うようになった
 
 あるいは1000年を越える戦争で手にした武力で植民地を作り、面白半分に人々を殺し、あるいは収奪した。
 
 ∧∧
(‥ )そうしている間に
\‐   西欧世界に富が集まり
     労働者でさえも
     それなりに豊かな生活を
     送れるようになった
     そして今でも移民という
     奴隷代行を輸入して
     使い続けている
 
  (‥ )それゆえにだな
      西欧人が言う
      人間らしい労働
      人間らしい生活
      バカンスと余裕
      人間の権利
      これら全て
      とんでもない
      たわ言だと思うけどな
 
 人間の作ったものの中で、あれほど美しく魅力的で欲にまみれ、これほどまでに汚らわしいものが他にあっただろうか?
 
 この見方が正しいかどうか、これもまた議論の余地があるにしても
 
 ∧∧
( ‥)ともあれ、この見解から
    あなたはなんと見ます?
 
  (‥ )西欧はかつての状態に
      戻るんじゃね?
 
 他の人間を食いつぶして得た権利だ。それが不可能になれば再び以前に戻る。それだけだろう。
 
 ∧∧
(‥ )かつてローマが苦肉の策で
\‐  つかんだ選択肢
    宗教による統制と
    低賃金労働者の階級的固定
 
  (‥ )略奪戦争から防衛戦に
      方針を変えざるをえず
      必然的に失われた
      奴隷の供給を何らかの形で
      補完するしかない
      今と以前の状況が同じなら
      近似的な状態に収斂する
      単なる必然だよね
 
 ∧∧
(‥ )階級うんぬんはともかく
\‐  低賃金労働者は
    発明されねばならず
    労働者の権利は
    再び剥奪される
 
  (‥ )もともと貧乏を外部へ
      輸出して得た権利だろ?
      前提が破壊されたら
      貧乏と共に権利が
      失われるは必然
 
 ∧∧
( ‥)まだそこまで深刻じゃ
    ないようですけどね
 
  ( ‥)移民とか東欧の人とか
    ‐□ 使ってるせいかな?
      しかし、時間の問題だよね
 
 次々に食いつぶして来た。まだ食いつぶせるものが確かにある。だが、資源は有限で、食いつぶしたらすべての終わりであり、その時刻が確実に接近する。
 
 

2014年3月13日木曜日

たぶん、修羅場に

 
 hilihiliのhilihili: 誰かがあの歪みを引き受けたはずだがの続き
 
 すでに3ヶ月を切った状況で、写真付き深海生物の本の執筆を依頼され、しかしスケジュールが合わずに断らざるをえなかった。この時、どうしたらよいか、と思案に暮れる相手に、写真を大きくして、生物の説明を300文字にすれば誰でも本が作れます、と答えた去年の暮れ。
 
 今や、2014年は3月に入り、予定であればすでにその本はもう出ている予定。
 
 ∧∧
(‥ )あなただったら3ヶ月で
\‐  深海生物の本を作れるの?
 
  ( ‥)ん? 無理だね
    ‐□
 
 ∧∧
( ‥)おい
 
  (‥ )写真集めに時間が
      かかるんだよ
 
 まず写真を選定しなければならない。次に手続きをしなければならない。
 
  ( ‥)これだけで一週間
    ‐□ あるいは10日間は
      食われる
 ∧∧
( ‥)まあ、真面目な本なら
    そうなるでしょうね
 
 もちろん、出版社によってはこんな問題が生じない場合もある。てきとーに写真を集め、てきとーに説明文を付け加え、そしてカラー写真は冒頭に、解説部分は写真と関係ないテキストをつける。雑学本で、統一感はまったくない。冒頭にアイドルのグラビア写真、本文は白黒の芸能ゴシップ。それと同じだ。
 
 だが、これでも安くすれば売れるのだ。真面目な本なら1000円でも、人は高いと言って買わない。だがゴシップネタや雑学本で500円になれば買う。紙質は極端に悪く、いわゆるパルプ雑誌になってしまうが、一般の人にとって本というのはこういうものだ。
 
 ∧∧
(‥ )そういう本だと誤字脱字
\‐  あと、基本情報に誤りがないか
    それだけに注意すれば良い
 
  (‥ )問題はだ
      基礎を説明し、体系的に
      知識と情報を解説する
      そういう本の場合だな
 
 上のようなパルプな本を出さない出版社もある(事実、冒頭の話の発注元はこういう本を絶対に出さないような大手だった)。
 
 こういう場合、本全体の流れに合った写真をそろえなければならない。
 
 ∧∧
( ‥)反対に言えば、本文は
    写真に合わせた内容でないと
    いけない
 
  (‥ )つまり本の体裁と
      写真の選択
      これは相互依存なり
      相互補完の関係にある
      パズルのピースみたいな
      ものだよね
      本の体裁にある程度
      見通しがないと写真の
      選択ができないし
      写真を見ないと
      本の体裁を最終決定
      出来ないわけだ

 
 ざっくり言っても、使うべき写真と書くべき内容が決定され切るのに、一ヶ月はかかるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)はい、あと、〆切まで
    2ヶ月を切りました
 
  ( ‥)これで文章を書くだけなら
    ‐□ なんとかなるが、
      実際にはそうはいかん

 
 文章を上げて、写真をそろえて、それらを組み上げ、校正して刷って、いわゆる初稿を出して、それを読んで誤字脱字や間違った記述を直して、さらにもう一度原稿を打ち出さなければならない。
 
 ∧∧
(‥ )通常作業で、これだけでも
\‐  二週間はかかるね
 
  (‥ )はい、これを考えると
      テキストの作成に
      かけられる時間は
      およそ一ヶ月だね
 
 200ページの本だとする。1見開きが100だ。これをひと月30日で割ると
 
 ∧∧
( ‥)1日、3.3見開きを書けと
 
  ( ‥)内容が薄い本で
    ‐□ 1見開き700文字でも
       2000文字越えるね
 
 文章を書くという作業だけを考えると、こんな文字数はどうということもない。
 
 だが、調べながら正しく書く、となると
 
 ∧∧
( ‥)破綻すると
 
  (‥ )同じ分野の本を前にも
      書いた事があるのなら
      可能だよね
      でも書いた事のない人が
      0から調べて書くには
      不可能ではないにしても
      無茶だよね
 
 ∧∧
(‥ )どう、しましたかね...
\‐
 
  (‥ )ライターを3人動員すれば
      なんとかなると思うけどね
      でもその場合、最後に
      全員の文章を誰かが
      統一的に手直しする必要が
      あるわけだ
 
 不可能ではないが、相当な修羅場になっただろう。
 
     

誰かがあの歪みを引き受けたはずだが

 
 去年は上野の国立科学博物館で深海展があった。
 
 ∧∧
(‥ )だから去年2013年には
\‐  深海の本を書いてくれという
    依頼が2件あったよね
    ただ、どちらも〆切が今年
    2014年の1月、2月
    だった
 
  (‥ )とてもじゃないが
      そんな時間なくてな
      状況を話したら2件とも
 
 ....ああ、それでは残念、無理ですね。
 
 となった
 
 ∧∧
(‥ )スケジュールがあまりに
\‐  厳しい案件もありましたよね
 
  (‥ )すでに3ヶ月を
      切っていてな
 
 一冊の本を作るのに3ヶ月以下はきつい。
 
 週刊連載漫画でさえ年間4冊の単行本分の原稿を作るのが精一杯。つまり3ヶ月で一冊であることを考えればこれは明白だ。
 
 ∧∧
( ‥)でも、あなたは困っている
    相手に言ったのです
    可能であると
 
  ( ‥)深海生物の本の売りは
    ‐□ 写真でな
      原稿なんかどーでも
      良いんだよ
 
 今はどうだか知らないが、数年前は白黒写真のパルプな単行本でも売れたのである。
 
 このように写真第一、説明第二となれば話は簡単だ。
 
 ∧∧
( ‥)写真をそろえる
    写真を大きく使う
 
  (‥ )後はな、
      300文字程度の
      説明文をそえれば
      充分なわけよ
 
 分類、大きさ、分布、深度、体の特徴、生態について分かっているわずかな事柄、これだけあれば300文字なんて稼ぐのは容易だ。
 
 要するにである、深海生物の本なんか馬鹿でも書けるのだ。書けないなら死ねよお前、と言って良いほどに容易なレベル。
 
 ∧∧
(‥ )だから誰でもいいから
\‐  ライターに頼めば
    3ヶ月あれば出来るっしょ
    そういうことを相手に
    言うわけだ
 
  (‥ )それは無理っしょ
      と言うわけには
      いかんし
      仕事断るなら
      可能な手を相手に
      伝えるのはありだろ
      実際、可能だしな
 
 ただ、この手にはどうも落とし穴があるらしい。
 
 あれから三ヶ月以上が経過した先日、知り合いの編集者にこの話をしたところ
 
 ∧∧
( ‥)問題がある
    深海生物の本は限られて
    いるから、僕なら怖いと
 
  ( ‥)確かになあ..
    ‐□ それは盲点だったな
 
 科学の本は引用で出来ている。ものすごい悪い言い方をすると、あるいは創作100パーセントでなければならない小説などの立場から見ると、科学の本はパクリから錬成されていると言っても良い。
 
 ∧∧
( ‥)問題はですよ、
    パクリと表現しようが
    引用であろうが
    引用すべき本の数が少ないと
    まんまコピーに
    なっちゃうことだよね

 
  ( ‥)昆虫とか鳥、魚
    ‐□ 爬虫類や哺乳類だと
      この問題は起きないんだ
 
 情報が多い分野であれば引用先も多い。1をまるまる引用するとパクリそのものだが、100を引用して1を作ればオリジナルだ。
 
 ∧∧
( ‥)深海生物それできなーい
 
  ( ‥)文章を極力減らしても
    ‐□ むしろ基本だけになるから
      まったく同じになっちゃう
      だろうね
 
 つまり、確かに、先の編集者が危惧する通りの事態になる。
 
 オリジナルの情報はほとんどない
 この状況で水増しすると間違いが起こる
 間違いをなくして文章をかせぐには感想文にするしかない
 だが、それはそれが許される場合に限る
 
 ∧∧
(‥ )それでも真面目な本にするには
\‐  もろパクリをするしかない
    しかし
    いくら仕事でもそんなことが
    果たして出来るか?
 
  (‥ )仕事と割り切って
      プライドなりなんなり
      捨てるしかないだろうな
 
 だがしかし、物書きにとって、これは、辛い。
 
 物書きってのは本来、出力したいことがあるから物書きなんぞしているのだ、それを放棄してまるパクリせよ、とは

 心か、感性か、どちらかが、あるいは両方がきしんで潰れる。
 
 ∧∧
( ‥)すると、深海生物の本を
    作るのは意外と難しい?
 
  ( ‥)まあ、何事もそんな楽な
    ‐□ 仕事はないってことかな
 
 ∧∧
( ‥)あなたの次の本はどうよ?
    本は製本されて
    手元に届いたよね
 
  ( ‥)んー 絵をデータ化した後
    ‐□ レイヤーを複数重ねる
       べきだったかもしれん
 
 ∧∧
(‥ )絵の腕を上げるべきじゃね?
\‐
 
  (‥ )何事も色々と
      困難にぶつかるもんだな
 
 ∧∧
( ‥)なんと?
 
  (‥ )是正すりゃ良いんだろ?
      それだけの話だな
 
 話を戻せば、三ヶ月以上前のあの本と企画、さて、どうなっただろうか?
 
 ∧∧
(‥ )下請けに該当する
\‐   編集プロダクションに
     丸投げの企画でしたっけ...
 
  (‥ )そういうやり方は
      人件費を下げられるが
      本社=>下請けと
      間接的、かつ
      余計な手順が入るから
      作業が遅れる
      〆切がきつくなるんだよな
 
 
 誰かがこの歪みを引き受けたはずだが、どうなったことやら。
 
     
 

2014年3月12日水曜日

理解は理解そのものではないので

 
 ∧∧
(‥ )Stap細胞の一件って
\‐  どう思います?
 
  (‥ )ああいう最先端の事柄は
      科学リテラシーとか
      メディアリテラシーとか
      そういう隠れ蓑が
      通用しない領域だから、
      素人がどうこう言う
      ものではないだろうな
 
 
 ∧∧
( ‥)隠れ蓑ね
 
  ( ‥)科学リテラシーとか
    ‐□ メディアリテラシーとか
      あれは素人が知ったかぶりを
      したり、
      ライターが文章を水増しする
      方法論でしかないからね
 
 メディアは物事を理解出来ないし、メディアリテラシーは水増しの方法論でしかないし、そもそも理解ということ、それ自体が理解そのものではない。
 
 ∧∧
( ‥)そして何より
 
  (‥ )境界線では前例が
      通用しねえ
 
 見知ったことが起こったとしても、それは外見だけで、前例と同様なものではないのかもしれない。しかもそれを見極めるには、あまりにも装備が足りなすぎる。
 
 
      

陰謀の中に陰謀があるのだ

 
 ∧∧
(‥ )考えてみれば
\‐  「鞭打たれる星」の
    マッキーさんの
    そそのかしって
    とんでもない内容ですよね
 
  (‥ )チェオ、お前は
      関連する能力を持っている
      そうである以上
      お前はアブネーズを
      殺さなければならない
      そうでないと自我を
      喪失するぞ
 
 このそそのかしには二重の意味がありうる。首謀者であるアブネーズを殺せ、だけではない、チェオにアブネーズを殺させることで、彼女に関連づけられているすべて、アブネーズとその取り巻き、チェオをも含めるすべての者たちを、チェオ自身に破壊させるという陰謀。
 
 陰謀の中に陰謀が隠されているのだ。
 
 ∧∧
( ‥)結果的にこの陰謀の中の陰謀は
    実現して、それがこの小説の
    オチになるわけですけども
    問題はこの陰謀が
    本当に意図されたものかどうか
    そこですか
 
  ( ‥)当たり前だけども
    ‐□ 作者は分かっている
      わけだよね
      問題は主人公のマッキーは
      それを把握したのか?
      把握しているとして
      ハーバートは書いたのか?
      把握したとしたら
      物語のどの時点で
      把握したのか?
      それが問題だろうな
 
 ∧∧
(‥ )設定上は皮肉な展開なの
\‐  ですよね
    人間であるマッキーさんは
    物語の冒頭では
    関連性がまったく
    理解できないのに、
    最後はそれを誰よりも
    把握するようになる
 
  (‥ )チェオたちパンスペッチは
      関連性を使っているけども
      なんでそうなるのか
      理解できていないし
      まったく無意識なものだ
      パンスペッチの局長、
      ビルドューンの台詞として
      そういう説明が
      出てくるしね
 
 ∧∧
( ‥)チェオさん、そこを突かれた
 
  (‥ )マッキーのそそのかしの
      表面の部分、
      自我を喪失するぞ
      そこだけに目が向いてね
      関連性の要である
      アブネーズを殺したら
      関連性の
      ネットワーク全体に
      彼女の死が波及する
      肝心なここにはまったく
      思い当たることなく
      まんまと罠にはまるという
 
 
 問題はである、物語の展開それ自体は確かにそうなのだが、本当にそういう話として書かれたのか? というのはこれだけでは分からない。
 
 ∧∧
(‥ )でもハーバートさんって
\‐  そういうことをする人....
    ですかね

  (‥ )砂の惑星でポウルが宿敵
      ハルコーネン家の当主
      ファイドラウサを
      一騎打ちで倒した時、
      ポウルは
      卑怯とも言える手を
      使ったことが暗示されて
      いるよね
      まあ、お互い様なんだがな
 
 
 主人公がそんな手を使ったこと、これは明言はされていない。
 
 ファイドラウサのような危険人物には魔女たちがひそかに条件付けを埋め込む。その言葉は...と教えようとする母を静止して、部下たちと降伏した皇帝たちの面前における王族同士の一騎打ちカンリイ。それに挑んだポウル。毒を塗ったナイフ、さらに腰のベルトから突き出る毒の隠し針を使うファイドラウサに、体勢を崩された最後の最後で言うのだ、
 
 「そんなことは言うものか!」
 
 と
 
 ∧∧
( ‥)そのほんの一瞬の
    筋肉の硬直で充分であった
    予知能力者である
    ポウル・ムアドディブにとって
    語られぬ言葉を知ることなど
    可能の範疇ですからね
 
  ( ‥)ハーバートさん、
    ‐□ のりで書いている節も
      あるけども
      あの人の本には陰謀が
      埋め込まれていること
      あると思うのだよね
      
 これはhilihiliのhilihili: 主人公はチェオだったのかもしれないの続き
 
 

2014年3月11日火曜日

主人公はチェオだったのかもしれない

 
 フランク・ハーバートの小説は、少なくともジャンプドアシリーズと砂の惑星を見る限り、登場人物たちは女性への依存と女性による支配からの脱出という、相矛盾した動作を行う。
 
 ∧∧
(‥ )そこから考えると
\‐
 
  (‥ )「鞭打たれる星」
       原題[Whipping Star]の
       主人公ってチェオ
       なのかね?
 
 知的生物連合には奇妙な力を持つ種族が何種類かいる。いずれも何らかの形で関連性を用いるものだ。
 
 その人が求めた場所へ空間を接続できるカレバン
 求めた人へ心を接続させて通話を可能ならしめるタプリジオット
 5個体で1組の知的生物で、たったひとつの自我を交換するパンスペッチ
 作中では限られた描写しかないが、どうもその人がかつて持っていた姿へと肉体を戻してくれるビューティーバーバーズ
 
 ∧∧
(‥ )いずれも関連性さえあれば
\‐   時空間を越えて
     再現したり、接続したり
     操作できる力
 
  (‥ )鞭打たれる星は
      連合の運輸を担当する
      カレバンを
      殺す方法を見つけた女性
      ムリス・アブネーズの
      発想から始まる
      物語だけども
 
 たった一人のカレバンがすべての知的生物の移動を担っていた。このカレバンが死ぬと、カレバンと関連性を持った知的生物、つまり、カレバンが提供したジャンプドアを使って移動をした者、そのすべてが死ぬ。連合のほぼ全員だ。
 
 大富豪で暴虐でセンチメンタルな女性アブネーズは、偶然、カレバンを殺す方法を見つけた。しかも、望む者と関連性を持つ存在なら、どんなものでも再現できる能力をカレバンが持つことも見つけた。例えばカレバンは、人類であるアブネーズに関連する存在、地球すらも、丸ごと再現できるのだ。


 さらにカレバンが死んでも、再現してもらったものを維持する方法も知った。まるごとひとつ再現した地球を、アブネーズ本人に関連づければ、その地球は保持される。
 
 ここまで理解したアブネーズはセンチメンタルな野望を抱いて実行を開始する。カレバンを殺す事ですべての知的生物を抹殺し、その代わり、自分と、自分が選んだものだけを再現した地球に残すのだ。つけた名前は”箱船”。

 
 ∧∧
( ‥)一応、この物語の
   主人公は連合の部局に
   つとめる工作員
   アブネーズの犯罪を阻止する
   マッキーという人
   なんだけどね
 
  ( ‥)でも彼、何十回も結婚と
    ‐□ 離婚を繰り返す
      おかしな人なんだよな
 
 いってみれば、マッキーは女性と関係がない、いわば異常者なんだとも言える。確かに彼が救うべき得体の知れないカレバンは名前がファニーメイ。同胞を作成できるので、理屈の上では女性に該当する。そして戦うべきは暴虐な女性、狂ったロマンチストであるアブネーズ。救うべき女性と戦うべき女性、構図はいかにもハーバートらしいけども...
 
 ∧∧
(‥ )でも関連性は確かに
\‐  弱いよね
 
  (‥ )むしろアブネーズの
      右腕であるパンスペッチ人
      チェオの方が
      ハーバートらしいキャラ
      なのかもしれない
 
 パンスペッチ人は、見た目は地球人である。擬態できる種族で、擬態相手として人類を選んだのだ。
 
 そしてチェオは犯罪者でもある。彼は5個体で順番に受け渡していくべき自我を自分だけのものにした。自我のやり取りを行う脳に存在する器官、それを手術することで、自我の受け渡しを不可能にし、仲間との関連性を断ち切ったのだ。
 
 それは五体一組、他の仲間を魂のない死に追いやったことに他ならない。
 
 地球人や他の種族にしてもこれは犯罪行為に見えるが、パンスペッチにとってはそれ以上の許しがたい大罪だ。普通のパンスペッチなら、こんなことをした同胞を見た瞬間、激怒して無条件に殺そうとする。
 
 なぜ彼はそこまで自我の保持にこだわるのか?
 
 最終的にチェオはアブネーズを暴力で屈服させて、後半になると、むしろ彼が主人公であるマッキーと戦うことになるのだが
 
 ∧∧
(‥ )作中、途中で妙なやり取りが
\‐  あるのですよね
 
  (‥ )カレバンとパンスペッチは
      いずれも関連性を用いて
      時空間を越えたやり取りを
      行っている
      それに気づいた主人公が
      お前はアブネーズとその
      箱船に関連づけられている
      そうである以上
      関連する能力を持つ
      パンスペッチのお前は
      このままでは
      自我が保てなくなるぞ
      そうチェオを挑発する
      場面だよね
 
 一応、主人公のマッキーとチェオのやり取りは、原文をやや意訳するとこんなだ
 
 お前 どこにいるのか分かっているのかチェオ? パンスペッチなら、真相に気づいてもおかしくないはずだ。
 
 お前は頭が回るな、マッキー
 
 以前、ここにいたことがあるんだろう チェオ? お前はみーみー鳴いてる、心がからっぽの雌だった時期がある、そうだろう?
 
 頭が回りすぎる!
 
 お前は彼女を殺すべきだ。そんなこと分かっているはずだ。そうしないとなにもかも失うぞ。アブネーズはお前を消化する。お前の自我を奪い取り、彼女がお前に取って代わるんだ。
 
 人間にそんなことが出来るとは聞いた事がないぞ。
 
 出来るさ。なぜなら、そこはアブネーズの世界だ。そうだろうチェオ!
 
 ∧∧
(‥ )このやり取り、作中では
\‐   ほとんど唐突に出てくるから
     意味が分かりづらいの
     ですけどね
 
  (‥ )特にミーミー鳴いてる
      心がからっぽの雌だった
      時期があるんだろ?
      という部分はそうだね
      多分、
      関連性を用いる以上
      まだ自我を持たなかった
      幼体の時期に
      アブネーズと
      関連づけられてしまった
      そういう感覚が
      薄々あっただろ?
      そう尋ねているように
      見えるけどもね
 
 ただ少なくとも、主人公のマッキーが述べているのは、
 
 お前が関連性を用いる能力を本来持っている以上、アブネーズの世界にいるままでは、仲間を見殺しにして自分だけのものにした自我、それさえも彼女に奪われてしまうぞ。
 
 それがいやなら彼女を殺すがいい
 
 という内容であるのは、まあ確かだ。
 
 ∧∧
( ‥)そして、この解釈だと
    チェオさんはかなり前から
    こうなることを知っていた
    ことになるんですかね?
 
  (‥ )薄々なにかあると
      思っていて、
      箱船計画が進行するに
      従って
      これだと気がついた
      そういうことじゃ
      ないのかな?
 
 そして主人公は、状況からチェオの立場を把握し、自分が倒すべき敵であるアブネーズの殺害をチェオにそそのかすのだ。
 
 ∧∧
(‥ )チェオさんが自我を
\‐  自分だけのものにしようと
    こだわるのも
    そもそもこれが
    原因だったりしてね
 
  (‥ )うがちすぎかもだけど
      作者のハーバートは
      そういうことが
      好きだよね
      物語のための設定を
      変えちゃう豪腕ぶりの
      一方で、
      書かないところで
      キャラクターの歴史を
      想定するというスタイル

 
 ともあれ、自我の保持にこだわったチェオは、最初はアブネーズの右腕として登場したのに、物語の途中から彼女を屈服させ、ついにはタンクに閉じ込めて窒息させようとする。
 
 ∧∧
( ‥)まさにチェオさんこそ、
    女性への依存、
    女性からの逃亡という
    キャラクター
 
  ( ‥)そういう意味では
    ‐□ 「鞭打たれる星」では
       チェオが
       主人公だったのかなあ
 
 しかし、愛と渇望で破滅したのは砂の惑星のポウルであり、あるいは神皇帝レト2世だったけども 
 
 ∧∧
(‥ )おかしなもので、チェオさんは
\‐  自分の自我に対する
    渇望しかないのに
    やっぱり破滅しちゃうの
    ですよね
 
  (‥ )愛でも破滅
      エゴでも破滅
      だが、その破滅が物語に
      なるわけだな
 
 最後、殺害をそそのかしたマッキーは、チェオが健在であること、アブネーズが見当たらないことから、彼女が監禁されていると判断する。それは半分正しい理解だ。チェオとアブネーズを殺すため、彼は特攻をかけようとするが、その一瞬前、マッキーがそそのかした結果から、すべてが終わって物語は幕を閉じる。
 
 チェオによってタンクに閉じ込められたアブネーズが窒息して死んだ時、彼女と関連づけられていたチェオもまた存在が停止して、無へと融解する。
 
 ∧∧
(‥ )関連性の能力を持っているのに
\‐  アブネーズさんを殺すと
    彼女に関連づけられた以上、
    自分も自動的に消滅すると
    気がつかなかったのだよね
 
  (‥ )小説中における彼の独白を
      読んでいると
      自我を自分だけの
      ものにした罪悪感と孤独と
      自分を責め立てる
      同胞たちのイメージ
      そこから逃れたいという
      欲望だけなんだよね
      自我の保持だけに
      目が向いて
      破滅したんだろうな

 
 これはhilihiliのhilihili: そうか、やつらがお前たちのところへ....の続き
 
 
 
 
 

そうか、やつらがお前たちのところへ....

 
 恐怖の活字脳 
 
 読書をしたり新聞を読むと脳が致命的に馬鹿になる
 
 ∧∧
( ‥)あなたって本当、
    読書とか新聞とか
    小説とか大嫌いだよね?
 
  (‥ )だって、あんなの
      捏造論文と同じだろ?
 
 あからさまに嘘を書いてる
 
 ∧∧
( ‥)あなたが一番印象的だった
    小説のシーンって何よ?
 
  ( ‥)砂の惑星の最後で
    ‐□ 魔女のひっかけに
      偉大な誇りある女が
      答える場面かなあ
 
 帝国には魔女と呼ばれる人々がいた。皇帝に支配された帝国。男性原理の帝国における、文字通り女性だけの結社であり、女性でしかできない技術を洗練させて、ある日、ひとつの計画を思いついた。我々と同じことができる男性を作り出そう。彼を皇帝にしよう。彼は人類を導いてくれるだろう。
 
 その目論みは成功したが、思わぬ事が起こった。生み出された救世主は彼女たちの言う事を聞かないのだ。彼を生み出すこと、これ自体を自己目的とした魔女たちは、救世主を作るためには自分たち自身に対してさえ、人倫を平気で踏みにじった。それに対する反発であり、報いであった。
 
 ∧∧
( ‥)そうして救世主は世界を破壊し
    その息子は父をも越える
    暴政を行った
 
  (‥ )不死身の肉体
      3000年を越える寿命
      資源の独占による
      絶対平和
      平和を維持する
      女性だけの軍隊
 
 暴虐に人々は反発した。資源の独占を打破しよう、資源に制限されない自由を手にしよう、自由のために平和から逃げ出そう。
 
 それこそが暴君の目論みであり、それは成功した。人々は帝国から逃げる逃げる。資源を合成する技術、あるいは資源に依存しない航行機械、3500年の暴政をいわばトラウマとした自由への渇望。人々は帝国の外へ広がり、さらにその外へと広がり、広がり、広がり、数を増やし、さらに広がり、数を増やし、外へ逃げ出したあらゆる集団がお互いに融合し別のものを生み出す、果てしない増殖と混交と新たな集団の誕生
 
 ∧∧
(‥ )ある日、その外から
\‐   侵略者が旧帝国に
     やってくる
 
  (‥ )外へ向かった魔女の一部と
      暴君を支えた女性だけの
      軍団の融合集団だ
 
 心身能力を極限まで高め、女性による支配を特徴とするおびただしい軍勢。旧帝国はあっという間に彼女たちに支配されるが
 
 ∧∧
( ‥)だが必死に対抗する旧帝国の
    魔女たちは
    おかしさに気づき始める
 
  ( ‥)誇りある女たちは
    ‐□ とてつもなく暴力的で
       逆らうものには容赦なく
       核攻撃を加えて惑星を
       焼き尽くしてしまう
 
 だがその行動はあまりにも暴力的だ。思慮がないというよりも、なにか強迫観念にとらわれているような行動。
 
 彼女たちは武器も持っている。旧帝国では見た事も構想されたこともないような奇妙な武器。だがおかしなことに彼女たち自身ではそれを作成できないし、原理すら把握していないらしい。
 
 そしてごく少数だが、彼女たちと戦う人々も外から来ている。異形の亜人類を従えた不可思議な人々。
 
 なにかがおかしい
 
 ∧∧
( ‥)捨て身の攻撃でなんとか
    会見の場をもうけた
    魔女の長は
    誇りある女たちの長に
    かまをかける
    あなたがたが
    追いつめられていることを
    知っていると
 
  ( ‥)砂の惑星シリーズの
    ‐□ あの最後のシーン
      偉大な誇りある女が
      ため息をつく場面が
      好きでね
 
 ......そうか、やつらがお前たちのところへやってきたのだね? だが奴らを信じるなど愚かなこと。
 
 予測は正しかった。尊大な顔に悲し気な表情を見せる偉大な誇りある女は、まさか魔女の長がこんなわずかな証拠と推論だけでここまで状況を把握したとは思っていない。だから自分たちの敵が目の前の魔女たちに同盟を持ちかけたと勘違いして、失望を隠そうともしない。
 
 いまや状況は明らかであり、そして、推論は正しかった。
 
 誇りある女たちは侵略者などではない。
 
 数の多さに幻惑されていたが、彼女たちは敗残者なのだ。外の世界は広大で、彼女たちはほんの一握りの生き残りでしかない。圧倒され、叩きのめされ、すべての反撃はまったく無意味で、絶滅寸前に追いつめられて、狩り立てられ、命からがら旧帝国へ逃げて来たのだ。なんとか反撃の体勢を整える。ただそれだけのために。そのためにはどんなことも必要だった。彼女たちの度を超した暴虐さは、追いつめられたものが示すあがきでしかなく、彼女たちの武器。これは敵のものを鹵獲したもので、自分たちでは複製することも修理することすらできない。そして彼女たちを追いつめる存在、ワンズ・オブ・メニフェイス。たくさんの顔を持つもの。
 
 おそらくは外の世界で完全自立型へと変貌したフェイスダンサー。
 
 ∧∧
(‥ )でも、作者のハーバードさんは
\‐  これが絶筆。しかも、最後は
    シリーズの登場人物全員が
    外の世界へ飛び出して
    終わるという
    ぶっ飛びの最終回
 
  (‥ )ナルニア国物語みたいな
      ものじゃね?
      登場人物全員涅槃みたいな
 
 ジャンプドアシリーズもそうだけど、あの人はどういうわけか、女性に依存する一方で、女性の支配から脱出しようとする男性の姿を執拗に描く。ポウル・ムアドディブは母親から逃げ出そうとしてあがき、最後は愛するチャニのために破滅する。神皇帝もそうだし、ジャンプドアのチェオはアブネーズに取り込まれて彼女と共に存在を停止し、マッキーはジェドリックと融合してしまう。そして砂の惑星の最後にいたっては、最後の最後に誇りある女たちに支配される旧帝国から全登場人物が逃げ出すわけで、この業は、もはや壮観としか言い様がない。
 
 ∧∧
( ‥)でもあのシーンは好きだと
 
  (‥ )なんかね、ああ
      終わっちゃうんだという
      寂寥感があってね
 
 
 

2014年3月10日月曜日

ぐらぐらしている岩をつつくと、当然、落ちる

 
 ∧∧
(‥ )ウクライナの問題は
\‐  どうなるのでしょうね?
 
  (‥ )一番安定な状態
     つまりクリミア半島が
     ロシアの手に落ちる
     それだけじゃね?
     というか、
     そうなってるし
 
 ウクライナの争乱では、EUやアメリカなど、西側の暗躍や働きかけがあった、もっぱらそういう噂が広がっているけども
 
 ∧∧
( ‥)あなたはあれだよね?
    人間には自由がない
    という考えの持ち主だよね
 
  ( ‥)自由を目指して陰謀を
    ‐□ はりめぐらせても
      お前の考えなど知らんと
      世界は突っぱねるものさ
      そうじゃないかい?
 
 そういえばこんな話をしばしば聞く。
 
 1979年に革命で倒れたイランのパーレビ朝、あの革命ではアメリカの諜報機関などが策動したと言われる。
 
 ∧∧
(‥ )本や、あるいはあっちの人の
\‐  見解でもそういう話は
    出てきますよね
 
  (‥ )疑り深く言えば
      よく流布した陰謀論だし
      まま受け取れば
      事実なんだろうな
 
 問題は、策謀、策動したにも関わらず、結果出来たのは反米強硬派のアヤトラ・ホメイニ率いるウラマーによる政治体制だったということで。
 
 ∧∧
( ‥)陰謀をした結果が
    これかよ? 
    というオチ
 
  ( ‥)イランは、歴史的に、
    ‐□ じょじょに宗教色が
      強まっている
      そういう意見があったよね

 
 確かに、言われればそうかもしれない。イスラームを旗印に結集したアラブに征服され、世界最初の大帝国を築いたイランの人々の矜持はおおいに傷ついた。
 
 ∧∧
(‥ )そのせいか、スンニー派
\‐   ではなくて、謀殺された
     第4代カリフである
     アリーさんをイスラームを
     導く正当な後継者とみなす
     シーア派が主流になる
 
  (‥ )滅ぼされたササン朝の
      零落した姫を彼は
      保護したから、
      ササン朝の血脈も
      受け継がれているという
      世界観だったかね
 
 以後、少数派ではあるがシーア派はかなりな勢力を持っていたけども、16世紀の初頭、イランに建国されたサファビー朝ペルシャにおいて国教とされたことで、現在のイランの基礎が出来上がる。
 
 ∧∧
( ‥)確か、初代の皇帝である
    シャー・イスマイールさんは
    宗教指導者でもあるんだよね
 
  ( ‥)彼を宗教指導者とあおぐ
    ‐□ 熱狂的騎馬軍団である
      キジルバシの突撃は
      それを小銃で撃退した
      オスマントルコ帝国と
      イエニチェリ軍団をも
      畏怖させたと言うけども
 
 確か、この時代になると、アリーの系譜はお隠れしており、その代行として宗教指導者が立つ、という形式になっていたのではなかったか?
 
 ∧∧
(‥ )うろ覚えだから要確認だけど
\‐   そういう話があったよね
 
  (‥ )それを考えると
      ホメイニ師が政権を取って
      宗教学者であるウラマーが
      政治を行うというのは
      当然の延長線だとも
      言えるよねえ
      歴史の流れからすれば
      自然だよなあ
 
 ∧∧
( ‥)つまり、いくらアメリカが
    謀略を働かせても
    パーレビ朝の後に
    やってきたのが
    宗教政治であったように
 
  (‥ )謀略は物事を動かす契機には
      なるけども、
      本来その場が持っている
      安定的な状態へ
      移行させるだけで
      謀略者が望むような
      結果は生じない、とも
      言えるよね
 
 話を戻せば、実際にこれが起こってしまったのではないのか?
 
 もしも仮に、本当に西側諸国がウクライナを取れる! と思ってデモと暴動をそそのかしたというのなら、その結果はというと、ロシアの影響が色濃い地域がロシアの手にぼろんと落ちたのだ。積極的に相手にくれてしまったようなもので、結果的に言えば、大失敗というよりも、むしろ底抜けの馬鹿だとも言える。
 
 ∧∧
(‥ )つっついても安定解へ
\‐  移行するだけで
    思った事など起きるわけが
    ないのだと
 
  (‥ )絶妙なバランスでぐらぐら
      ゆれている岩をつつけば
      おっこちる、それだけの
      話だよね
 
 言い換えれば、もしも本当に本気で策謀したというのなら、考え方が奇妙なんだとも言える。単に目先の利益に眼がくらんだのかもしれないし、うがった見方をすれば民主主義こそ絶対だし、みんなそれを望むはずだ、という非現実的な考えを宗教のように信じた失敗なのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)人間にはこの意味において
    自由がありませんと
 
  (‥ )自分の人生を振り返れば
      分かりそうなもんだがな
 
 
      
     
     

あの運動エネルギーは人によって使用方法が違う

 
 夜の電車を眺めていたのであった
 
 ∧∧ 人のまばらな急行
( ‥)
 ‐( ‥)乗客がいない回送
      夜がふけるとそんな
      ものだよね
 
 電車の質量と速度。あの膨大な運動エネルギーを人生の人為的な最後として使う人がいる。
 
 ∧∧ よく止まるからね
( ‥)
 ‐( ‥)止まると駅は騒然とし
     ネットは励起する
     それでもさ
     現場はどうやら
     むしろ静かなんだよな
 
 まあ、はねとばされた人がキヨスクに飛び込んでくるなんてこともあるわけだけど、あの強大な運動エネルギーの前では人体なぞ、どうとでもないものなのか、列車に乗っていると運転士以外は接触に気づかない。確か、その時もそうだった。「あー」という運転士の声を聞いた記憶があるが、なにかが、がんっ、と当たるとか、そういう音を聞いた覚えはない。
 
 ∧∧ 現場周辺は異常に気づかない
( ‥)
 ‐( ‥)この前は電車の中で、
      ではなく
      現場を見たけども
 
 たまたま歩いていたら現場に遭遇しただけで、周囲に野次馬もいない。周辺の人家の誰一人、異常に気づいていないのだ。状況を知っているのは慌ただしく事後処理を行う職員、運転士、警察、そしてどうも青ざめているらしい目撃者だけ。
 
 誰一人いやしない。
 
 ∧∧ 電車はひたすら稼働する
( ‥)
 ‐( ‥)そりゃあ、遅延されて
      スケジュールを
      ひっくり返された人から
      すればたまったものじゃ
      ないからね
 
 誰もが文句を言い、いらつくのは当然なのだ。当たり前だろう?
 
 ∧∧ とはいえ? 思います?
( ‥)
 ‐( ‥)なんか布団みたいだなー
      と思ったけども
      ありゃあ布団をかぶせた
      わけだよね?
 
 にじんだ赤いしみには一瞬、躊躇したが、とはいえ、腕は見えた。多分、布団であろう白とほとんど変わらない。マネキンのようでいて、しかし硬質感がない、これは一体なんだろう? という奇妙な質感。男性なのか女性なのか、それも分からない。
 
 ∧∧ 無惨だと?
( ‥)
 ‐( ‥)なにもこんな姿に
      なることはないだろう
      そうは思うよな
 
 しかし、そう言われたとて、彼らにしてみれば、では、あなたはなぜ助けてくれなかったのか? と問うかもしれぬ
 
 ∧∧ できることはないよね
(‥ )
 ‐( ‥)関係ないからねえ
 

 輝かしく光を放って次々に運行する。遠くから見るとまるでちっちゃな模型のようだ。ある人にとってあれは憧れであり、ある人には夢の実現であり、ある人には責務であり、ある人にとってはスケジュールであり
 
 ∧∧ あるいは終わりの手段である
(‥ )
 ‐( ‥)人間の利害ってのは
     一致しないものだね
 
 
    同じ事故に遭遇しても
 ∧∧  利害は異なると
( ‥)
 ‐( ‥)そりゃあ異なる感想を
      持つよな
      必然だよね
 
 ある人にとってそれは責務であり、あるいは実務であり、青ざめる衝撃であり、うんざりする現実であり、あるいはスケジュールの破綻でありイライラの元である。
 
 あの運動エネルギーは人によって捉え方も使用方法もまるで違う。
     
 

2014年3月9日日曜日

倫理とは相互監視なり

 
 人は一人で生きるよりも集団の中にいた方が利益が大きい
 
 ∧∧
(‥ )でも所詮は自分本位だから
\‐  お互いに抜け駆けしよとするし
 
  (‥ )自分が抜け駆けしたい以上
      他人の抜け駆けは許せない
 
 そして全員がそう考える以上、相互監視状態となる。
 
 ∧∧
(‥ )世の中には日本人の
\‐  礼儀ただしさはただの
    相互監視じゃないか
    そう揶揄する人もいますが
 
  (‥ )愚かな。話は逆よ

 相互監視こそが倫理に他ならない。
 
 そしてしばしばこう言われる
 
 あの人の趣味やあり方や生活は不愉快だが、しかし、一芸にひいでているから存在を許してやっても良い。
 
 
 ∧∧
( ‥)人によってはこれに怒る
    誰もが社会に参加している以上
    いても良いとは何事か? と
 
  (‥ )いやいや逆に
      考えるべきだよ
 
 世間に後ろ指さされる立場とて、金さえ稼いで充分に納税すれば問題ない。
 
 お前、ゲイなんだろ?
 
 ふふん、私はお前よりも納税額が多いぞ?
 
 ∧∧
(‥ )まあ、これはこれで
\‐  ひどい話なんですけどね
 
  (‥ )それは現実はひどいって
      だけの話だな
      そして現実でものを
      言うには金が必要なのだ
 
 これはhilihiliのhilihili: 社会にいるから社会人だというのは詭弁と見なされうるの続き
      
      


社会にいるから社会人だというのは詭弁と見なされうる

 
 社会に貢献しているのなら、後ろ指さされるような趣向の人も社会にいて良い
 
 社会人になったら学生気分ではやっていけない
 
 そう言うと、
 
 社会で生きている以上、誰もが社会人ではないか! おかしいではないか!
 
 ∧∧
(‥ )...と怒る人がいますね
\‐
 
  (‥ )気持ちは分かるが
      あれな、
      それ、言葉の定義を
      恣意的に解釈した
      詭弁だよね
 
 実際、反論された冒頭の言葉にまず眼をやると、これらの言葉は次のように言い換えられるだろう
 
 そういう人も社会にいて良い=そうでない人間は貢献出来ない足手まとい、皆がお金を出し合い助け合う構造にただ乗りする寄生虫だから駆除するぞ
 
 学生気分ではやっていけない=自分で稼ぐと稼がないとではかなり違うので、行動を切り替えることが必要です
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう意味に
    翻訳するべきであると?
 
  (‥ )実際、だいたい、
      そういう意味じゃね?
 
 ではひるがえるに、このような言い様に対して、集団に所属している人間は定義上、社会人であるから、あなた方の言っていることはおかしい! と主張した場合、相手は聞く耳を持つだろうか?
 
 ∧∧
( ‥)持たないでしょうね
 
  ( ‥)相手が言っているのは、
    ‐□ 同じ集団に所属している
      ”社会人”であっても
      違いがある、
      という主張なんだよね。
 
 違いがある、と言っている時に、違いを無視すれば違いがない、と言っても意味がない。
 
 あるいはこう言えばいい。
 
 集団に所属している、という点だけに注目すると構成員はすべて識別できず同一となる。しかし、他の点に注目すると、重大な相違点が浮かび上がってくる。人々はそこに注目して、裏切り者を認識すると攻撃をしかけてきますよ。
 
 ∧∧
( ‥)とっ、言っている時に
    ”集団という点”だけに
    話を戻して反論する
    それこそが、
    ”同一集団だから
    同じの社会人ではないか”
    という論法であると
 
  (‥ )そういうのはあれだ、
      本人にその意思があるか
      ないかと関係なく、
      話の解像度をあえて
      低くすることで論点を
      ごまかそうとする行為、
      つまり詭弁とみなされる
      ことになるだろうね
 
 端的に言えば、冒頭のようなことを言われて怒るのは当然、というかありがちなのだけども、反論がどうにもよろしくないのだ。
 
 確かにこういう反論自体は効果的なんだろう。
 
 事実、”同じ社会にいるから誰もが社会人であるはずではないか! あなたの言っていることはおかしい!”という怒りの声を放った時、
 
 「ああ、それは解像度を意図的に後退させて論点をはぐらかす詭弁だよね?」
 
 と誰もが思うわけではない。
 
 ∧∧
(‥ )でも、なんかごまかされたぞ
\‐  と感じる人は多いかもですね
 
  (‥ )人間ってのはなあ
      言葉に出来ない時も
      脳は計算しているんだ
 
 言葉にして反論できないから黙ったとしても、内心では、なんかおかしいぞ? と計算しているわけで、つまるところ
 
 ∧∧
( ‥)こういう雑な反論をすると
    相手をやり込められるが
    むしろ敵だと思われると
 
  ( ‥)貢献と学生気分というのは
    ‐□ 違うようでいて、
      稼いだ金を消耗する人を
      たしなめる言葉だ
      という点では同一
      なんだよね
 
 ようするに、身内の重荷をたしなめているわけで、そういう時に解像度を雑にすることで論点ずらす、という手法で反論する。それはあまりにも危険だ。
 
 僕は裏切り者です、詭弁を使って皆の監視の眼をかいくぐる、社会の敵として認定してください、と言っているようなもんである。


 社会に属しているから同じ社会人であるはずだ、という雑な詭弁ではなく、もう少しうまい論拠が必要だろう。 
 
 ∧∧
(‥ )どう言えば良いもの
\‐  ですかねえ
 
  (‥ )さあねえ?
      それを考えるのは
      おれの仕事じゃねえな
      

 
 

2014年3月8日土曜日

理解の方程式が変わる

 
 勝利の方程式は、状況が変わると途端に効力を失ってしまう。
 
 ∧∧
( ‥)理解の方程式も
    そうだろうと
 
  (‥ )理解の枠組みが
      ある日突然、
      変わってしまうのだ
      これまでの理解の方程式が
      途端に効力を失ってしまう
 
 そういえば、なんだ、いわゆる慰安婦問題について河野内閣官房長官(当時)による河野談話(平成5年8月4日)と呼ばれるものがあり
 
外務省のページ=>慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
 
 *内容に関して言うと、日本軍が関わったのは事実だから監督責任上の意味合いではそれに関して謝罪はするけども、悪い事をしたの業者だよね? という意味合いだとも取れるもので、何を言っているのかよく分からないとも言える。
 
 **例えばの話、これ、このまま英語(特にアメリカ英語)に翻訳できるんだろうか?

 もちろん、談話の内容がよく分かろうが、分からなかろうが、これの解釈は色々とある。じゃあ業者の実体を調査しようじゃないか、何が出てくると思うかね? そう考える人もいれば、これを足がかりにして訴訟をしよう、という考えもあるだろう。それゆえに、これを見直そう、いや見直させないぞ!! という駆け引きも現在あるらしい。
 
 そして、
 
 ∧∧
(‥ )河野さんの秘書さんに
\‐  韓国の人がいたから
    これはスパイだ!
    河野洋平なにがしは
    スパイに籠絡されたのだ!
    という話が一部ネットで
    盛り上がっていたと
    最近の話みたいだね
 
  (‥ )まあ、ご本人は
      国際的に広く色々な人を
      インターンとして
      迎え入れただけだよ
      その中に韓国の人も
      いただけだよ
      そう述べたみたいだが
 
 これを受けて、隣国の韓国と良好な関係を築くために、あちらの人とも人脈を作るのはむしろ保守派としては当然だ、これに反対したりスパイという揚げ足を取っている人は保守派ではない! ただの排外主義者である、という見解も、当然ながらある。
 
 ともあれ
 
 ∧∧
( ‥)これもまた、理解の方程式が
    書き変わってしまった
    事例であると?
 
  ( ‥)良好な関係を築くためだ
    ‐□ と言いつつ、結局、
      その良好な関係とやらを
      築けなかったのなら
      そんなもの意味ないだろ?
      と言われ始めたわけだ
 
 つまり、理解の枠組みが変わる。
 
 ∧∧
(‥ )途端にこれまでの理解が
\‐  全部、意味を失ってしまう
 
  (‥ )厳密には全部ではないが
      書き変わると
      色々なことが意味を
      失ってしまうからね
      その変化は大きいよね
 
 全部ではないが、そのインパクトたるや、全部書き変わっちゃうよ、と言わないと通じないほどの衝撃。
 
 ∧∧
( ‥)だとすると排外主義者!
    と反論しても
 
  ( ‥)多分、誰も聞いては
    ‐□ くれないんだろうな
 
 もちろん、厳密な意味では、”誰も”、ということはありえない。昔の理解の枠組み、昔の理解の方程式のままの人も当然いるからだ。
 
 ∧∧
(‥ )でも理解の方程式って
\‐  状況や必要に応じて
    書き変わっちゃうから
    古い方程式の人は
    このままでは
    どんどん孤立しちゃうよね
 
  (‥ )日韓の対立はもう是正が
      不可能だろうからな
      状況はそういう方向へ
      動いていくだろうねえ
      実際、孤立して
      絶望の叫びを上げる人も
      いるみたいだよな
 
 だが、絶望しようがなんだろうが、こういうのは良い、悪いの問題じゃない。これは都合の問題なのだ。そうである以上、良い、悪いと関係なく状況は進行する。
 
 端的に言うと良い悪いというのは所詮は飾り物であって、それは状況に本質的な影響を与えないということでもある。
 
 ∧∧
(‥ )でも人間って一度覚えた
\‐  勝利の方程式や
    理解の方程式を
    忘れられないのだよね
 
  (‥ )今や多くの人がそこで
      つまづいているとも
      言えるよな
 
 日本の国内のこういう不協和音しかり、韓国も中国もEUも、そしてアメリカも全部そうなんだろう。
 
 状況は変わりつつあり、理解の方程式も新しいものが必要になる。しかし、これがうまくできない人が当然いる。そういう人は概してみじめに死ぬか、あるいは無駄にあらがって、めちゃくちゃなことをやり始めて混乱に拍車をかける。どうも最近はそんな感じらしい。
 
 

火星急ブレーキ

 
 この季節の神奈川にしては冷える。気温は0度、湿度は50パーセント。
 
 時刻は午前2:30あまり、おとめ座とスピカ、そして火星は南の空で南中だ。
 
 前回、火星の位置を測ったのは2月17日、本日は日付が変わって3月8日。19日の間が開いている。
 
 ひさしぶりに位置を測ったところ....
 
 ∧∧
( ‥)なに? ほとんど
    動いていないの?
 
   ( ‥)うん、記録が間違いじゃ
     ‐□ なければ19日間で
        1度動いていないな
        40分ぐらいだね
 
 ∧∧
(‥ )火星さんの運行って
\‐   急ブレーキがかかる
     ものなんだね
 
  (‥ )天候不順だったり
      タイミングが
      合わなかったり
      観測記録に穴があり過ぎで
      ざっくりとしか
      言えないけど
      それでもちょっと
      驚きだよね

 これ以前の20日間と比べると大きな違いである。
 
 
      

つまり我々には幸せになる未来が存在しないということだ

 
 ∧∧
(‥ )ローマって
\‐  キリスト教帝国になって
    幸せだったのですかね?
 
  (‥ )宗教を信じることが
      幸せだという
      大前提からすれば
  
 キリスト教帝国になった時点で幸せだったのだろう。
 
 キリスト教を信じれば幸せになれる
 帝国はキリスト教を信じる者たちの国になった
 人々は幸せであり帝国は祝福されている
 
 
 ∧∧
( ‥)それは論理の話だよね
    実際にはどうだったの
    だろうね?
 
  ( ‥)さてねえ? ただ、
    ‐□ 宗教は最初は新鮮だけど
      そこから後は単なる
      習慣になるからね
 
 新鮮さと異教を抹殺する熱狂が消え去れば、後は、習慣の話だ。情熱が無くなってまた元の日常が戻って来ても、その習慣が必要なものだったというのなら、ただそれだけでも、効果はあったということなのだろう。
 
 ∧∧
(‥ )1マイル行かせようとするなら
\‐   共に2マイルいきなさい
 
  (‥ )新約聖書マタイ第5章
      41節だね
      元のギリシャ語だと
      ミリオンだ
      これは国家が求めた
      軍隊を維持するための
      労役を果たしなさい
      という意味だと聞いたが
 
 まあ、確認せねばならない
 
 ともあれ
 
 ∧∧
( ‥)仮に本当にそうだとして、
    キリスト教帝国になった
    ローマはそれで円滑に
    運営されたのですかね?
 
  ( ‥)そうは思えないけども
    ‐□ 以前とは違ったのかも
      知れないよね
 
 めんどくせー
 
 というのと
 
 めんどくせー とはいえ、主もおっしゃられておられる
 
 というのではずいぶん違う
 
 ∧∧
( ‥)あなたの予想だと
    世界中の国家は多かれ少なかれ
    どれもこれもブラック企業化
    することになりますが
 
  (‥ )どこもかしこも、
      日本とアメリカと中国の
      悪いところを
      合体させたような国に
      なるんじゃないかと
      思っているのだけどね
 
 統制と格差と競争と義務と強制の世界
 
 ∧∧
(‥ )そしてそれには宗教が
\‐  必要なんですよねえ
    みんな幸せになるのですか?
 
  (‥ )いや、無理だと思うぞ
 
 お互いに征服困難な列強が並立する。この世界で均衡を維持するためには技術と科学と知識と教育がいる。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、ローマ帝国のように
    宗教と安定と統制の世界へ
    閉じきれない
 
  (‥ )要するに誰も幸せに
      なれないってことさ
 
 宗教による統制を必要としながら、宗教に埋没することもできない無限抗争の地球。
 
 予測するに、世界の運命は実に良い方向へ向かっている。すべては極めて順調だ。
 
 
 

2014年3月7日金曜日

中二病を引きはがした奥になにがある?

 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  ( ‥)勝利の方程式があるのなら
    ‐□ 理解の方程式も
      あるのだろうね
 
 ∧∧
(‥ )でも勝利の方程式って
\‐  同じ事を繰り返している
    だけだよね
 
  (‥ )そりゃあ方程式だからな
 
 悪い意味で方程式なのだ。この手順が良かった、ではその手順通りに行おう、それだけの話である。
 
 ∧∧
( ‥)理解の方程式も
    そうであるのだと?
 
  (‥ )本来、理解ってのは
      そういうものでは
      ないのだろうけどね
 
 少なくとも、理解が仮説であると考えるのならば、理解は方程式ではない。少なくとも確固たるものではない。
 
 仮説である以上、この理解が妥当か? あるいは今でも妥当なのか? それを無限に検証し、あわよくばより妥当な理解を発見することこそが重要となる。
 
 ∧∧
(‥ )でも理解の方程式とは
\‐  そういうものではないだろう
 
  (‥ )というか、残念ながら
      世の中の理解のほとんどは
      妥当性の追求では
      ないだろうね
 
 世の中の理解のほとんどは、おそらく、理解の枠組みに当てはめただけなのだ。
 
 このように解釈すれば良い。だからこのように解釈しよう。
 
 ∧∧
( ‥)決まり事の解釈に
    ただ当てはめているだけである
 
  (‥ )それが理解の方程式だな
 
 アメリカは...

 ∧∧
( ‥)アメリカは多分、
    理解の方程式が
    崩壊しかかっている?
 
  (‥ )崩壊というか
      現実との齟齬が
      大きくなっている
      そういうことだと
      思うけども
 
 仮に彼らが持つ理解の方程式が、”アメリカは特別な国で悪を倒す使命を自由の神から与えられている”というものだったら
 
 その方程式によってイラクに攻め込んで大きな痛手を負い
 
 その方程式によって、テロリストによる攻撃がなぜアメリカに向くのか? それは”奴らが悪魔だからだ”と解釈して問題解決に眼を閉ざし
 
 その方程式によって、友邦国、あるいは敵を押さえ込むはずの列強であるはずの日本を、右傾化して戦前の悪魔の国へ戻ろうとしていると考える
 
 ∧∧
( ‥)そう解釈しているの
    だろうと?
 
  (‥ )だいたいそんな感じじゃ
      ねえか?
 
 遠交近攻という原則で見ても、確かに日本はアメリカの隣国で敵ではある。だが、どうも、彼らの反応は、そういうドライなものでは説明しにくい部分がある。
 
 ∧∧
(‥ )どんな国家も国を支えるには
\‐  中二病的なトンデモ発想が
    必要で、
    日本は日本で、
    アメリカはアメリカで
    中二病を持っている
 
  (‥ )だから相手を理解するには
      相手が持っている
      理解の方程式
      相手の中二病を把握する
      必要があるのだよな
 
 そして、つまりこれは、どんな人々も国家も、自分たちが持っている理解の方程式、つまり自らの中二病で道を切り開くこと、しかしそれゆえにこそ、中二病で破滅する、ということを示している。
 
 ∧∧
( ‥)理解の方程式が
    道を切り開くか
    自身を焼いてしまうか
    それは状況次第ですね
 
  ( ‥)アメリカの場合、
    ‐□ 出血が止まらないという
      感じだよな
 
 体力があったからこれまでは問題なかった。これからまだまだ国家は続くのだろうけども、どうも出血が無視出来なくなって来たようである。
 
 ∧∧
(‥ )中国を封じ込めたいのなら
\‐   日本を煽れば良い
     あるいは日本防衛という
     名目で在日米軍に
     思いやり予算増額
     プリーズ
     実に簡単なのですけどね
 
  (‥ )遠交近攻という
      視点だけなら日本を
      生かさず殺さず
      消耗させつつ
      援助しつつ
      防波堤にする
      ただなあ、邪推すると
      彼らの恐怖は
      それだけでは
      説明ができないよね
 
 確かに、オバマ大統領がカストロ議長と握手した時、何事??!! と驚く人々の中にいたのだ、
 
 驚くことはないさ、奴はコミイだからなぁ 
 
 ∧∧
( ‥)確かに日本の左翼の人も
    安倍さんを嫌う
    オバマさんが左翼なら
    安倍さんを嫌うだろう
 
  (‥ )だけどもアメリカ人の
      恐怖は単純に
      それだけか?
 
 日本が善良なエルフから再び暗黒面へと堕落したオークになって攻撃してくる、そういう恐怖、それだけか?
 
 それだけじゃないんじゃないのか?
 
 実際、使っちまったよなあ。民間人の頭上で核兵器を炸裂させてしまった。そうだろう?
 
 彼らのどんな美辞麗句も
 
 お前ら、核兵器を民間人に使ったろ?
 
 この一言で全部終わってしまう。
 
 そしてこの理解の先にあるのは
 
 
 ∧∧
( ‥)復讐の恐怖ですか
 
  (‥ )俺たちは自由の戦士で
      光の使徒だ
      そう思っている
      彼らにとって、これは
      大きすぎる原罪だよね
 
 原罪とやましさは巨大で深く、真っ暗闇な影になる。
 
 ∧∧
(‥ )原爆は戦争を終わらせたから
\‐  より良いはずだ
    アメリカはそう言いますけどね
 
  (‥ )言い訳は原罪と罪の重さに
      恐れおののいている
      証拠だよ
      必死に忘れようとするが
      それは底に沈殿したままだ
      原住民の殺戮
      核兵器の使用
      彼らの心理の底は
      真っ黒で真っ赤だよ
 
 では、彼らの中二病的な世界観で、考えてみよう。日本が戦争で国家を防衛できる国になり、その先には当然、核武装がある。それは彼らにとってどう見えるか?
 
 ∧∧
( ‥)アメリカの恐怖とは
    これではないかと?
 
  (‥ )邪推かね?
      どうだろうね?
 
 
 

マスキーラットカンガルー

 
=>マスキーラットカンガルー
 
 ∧∧
(‥ )見た目はおデブで
\‐  きれいなドブネズミ
 
  (‥ )動く時は四つん這い
 

=>Musky Rat-kangaroo - YouTube
 
 しかも雑食
 
 ∧∧
( ‥)一番原始的なカンガルーだ
    そうですね
 
  ( ‥)あんよの構造も
    ‐□ これはいかにも原始的
      という造りでな
      世の中、色々いるものよな

 
 しかも、昔はもっとでかいのがいたのだ。



2014年3月6日木曜日

無貌の神を引き寄せるには、さてどうすれば良いものか

 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
  (‥ )つまりだ
 
 自由は、自由とはかくあるべし、そう自らあるべき自由へと邁進するために、必ず統制に走り、理想的な自由、つまりファシズムへと至る。それは美しいが退屈なしろもので、この過程を阻止するには混沌と混乱が必要だ。
 
 ∧∧
(‥ )問題はどう混沌を
\‐  作り出すか、ですか
 
  (‥ )自由の女神を浸食する
      顔無き混沌、無貌の神を
      引き寄せる
      さて、どうしたものかな

 
 これはhilihiliのhilihili: 女神はいらない 無貌の神が必要だの続き
 
 ∧∧
(‥ )なんか2ch転載禁止とかが
\‐  一部で問題になっている
    ようですけどもね
 
  (‥ )まとめサイトとかいうのが
      皆が書き込んだ言葉を
      まとめることで人を集め
      広告で儲けること
      あるいは、
      煽って人集めをすることを
      嫌った結果だとか
      なんとか....
      よく分からん話とも
      言えるし
      単なるマスコミの話で
      普遍的な問題だとも
      言えるかなあ

 
 まとめサイトとか言うのは、要するにマスコミ(マスゴミ)と同じだろ? というのなら、マスコミ(マスゴミ)の有り様こそが、こういう物事を理解する助けになりうるのだろう。
 
 例えばの話、芸能界のゴシップや捏造、言いがかりを書き立てる新聞、彼らを焼き尽くしたらどうなるか? そこが問題。
 
 ∧∧
(‥ )ゴシップ紙に限らず
\‐   真面目な顔して
     ろくでもない新聞は
     多いですけどね
 
  (‥ )焼いても構わんくらいな
      とはいえ、
      本当に問題なのは
      まともな新聞が無いこと
      だろうけどね
 
 ∧∧
( ‥)そして自由は必ず統制に走る
 
  ( ‥)自由が必要なのじゃない
    ‐□ 混沌が必要なのだ
 
 ∧∧
( ‥)あなたは混沌を作りたい?
 
  (‥ )自分の業界にしか
      関心ないけどね
      とはいえあれね
      混沌をどう作るのか?
      そこが問題だなあ
 
 人間はすぐに安全な教会の内部に立てこもって皆で賛美歌を歌いたがる。これは惰性と熟練と老いの結果だ。当然の結末なのだけども、しかしこのままでは絶滅だ。
 
 というか絶滅しても良いが、絶滅以上にこれにうんざりするのは、つまらないことにある。面白くするには混沌が必要で、それには無貌の神を引き寄せねばならない。だが、ちょいとばかし技がいるらしい。
 
 

2014年3月5日水曜日

あの握手はくみしやすいシグナルではなかったか

 
 ∧∧
(‥ )そういえばウクライナで
\‐  暴動と政権転覆が起きた時
    ロシアの軍用船が
    いつの間にかキューバの
    ハバナ港に入って
    いたのですよね
 
  (‥ )まあ、メッセージは
      明白かなあ
 
 お前たちアメリカがロシアの庭先に干渉するなら、こちらもお前の庭先に干渉する。そのぐらいのこと、分かっておろうな?
 
 ∧∧
(‥ )オバマさん、マンデラさんの
\‐  葬儀の時にはカストロ議長と
    握手してるのにね
    キューバにまんまと
    やられた感じ?
 
  (‥ )なめられたってか?
 
 というか、考えてみれば隙があったのはオバマっちの方ではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  (‥ )自分が至近の超大国と
      対立する国家の
      最高責任者であるとする
 
 ∧∧
( ‥)はるばると、葬儀に
    やってきました南アフリカ
 
  ( ‥)おやおや、あそこに
      いるのは宿敵米帝の
      大統領ではないか
      ひさしぶりに
      お目にかかったものだな
      帝国主義者め
 
 ところが
 
=>Obama shakes Raul Castro's hand - YouTube
 
  ( ‥)握手されちゃった..
    ‐
 ∧∧
( ‥)...議長、あなた
    敵の最高指導者と
    いつの間にそんな関係に?
 
  (‥;)いやいや、知らんよ、
      相手が勝手にしたのよ
 ∧∧
( ‥)ほー? まあ、後で
    ちょっと話し合いましょうか
 
 握手とは重要な意味をしばしば持つ。それゆえ握手するには、普通はまず、交渉があるべきなのだろう。
 
 では、あの握手にも、そういう交渉や根回しがあったのか?
 
 しかし、仮に話が最初からついていたというのなら、なぜあの場所で握手なのか良く分からない。
 
 アメリカとキューバの最高指導者の握手とは、もっと公式な場でやるようなものではないのだろうか?
 
 ∧∧
(‥ )そうではなく、
\‐  本当に何気なく握手して
    しまったのなら
    
  (‥ )もしそうなら相手に対して
      すごい失礼じゃね?
      敵とはいえ、
      いきなり握手なんて
      交渉相手の面子を
      つぶすことだよね

 
 まあ、カストロ議長の反応は、映像で見る限りではなんとも言えないのだけども、ともあれ、こういう行為は失礼です、ですめばまだしも良くて、
 
 ∧∧
( ‥)外交の場で失礼なことを
    平気でしてしまう
    最高指導者という評価
 
  ( ‥)ああ、こいつ、
    ‐□ 常識ないんだな
      そう思われるよね
 
 ∧∧
( ‥)つまりなめられると
 
  (‥ )なめるもなにも
      そういう評価を下されたら
      相手や周囲は
      そういう評価で
      動き出すものだよ
 
 評価と査定は行動の基準なのだ。なめるもなにもへったくれもない。失礼なやつだ、口先だけだ、なにもしねー、そう思われたら敵も味方も相手になんかしてくれない。
 
 ∧∧
(‥ )それがこの結果なんですかね?
\‐   クリミア半島はすでに
     ロシアの制圧下にある
     ようですけども
 
  (‥ )アメリカは世界の
      警察ではないと言う人も
      います
      それに対して
      I agree と述べた
      シリアに断固攻撃しないと
      我が国の兵士にも毒ガスが
      使われるかもしれません!
      そう演説で述べたけども
      攻撃しなかった
      自国の兵士の命すら
      守ろうとしなかった
      どういう評価をされるか
      火を見るより明かよな
 
 ∧∧
( ‥)失礼なことをすると
    非常識と思われるよりも
    くみしやすい相手と
    思われる場合がある
 
  (‥ )そういう評価に従う損失は
      でかいもんよ
 
 
      
  
 

事態は絶えず気に入らない状況である

 
 雨の音がする
 
 やばい! 洗濯物を取り込まねば!! 
 
 外に出てみると、そこに洗濯物などなく
 
 ∧∧
( ‥)とうとうボケ始めたか
 
  ( ‥)まいったなあ
    ‐□ ひたすら同じ作業の
      繰り返しでな
 
 反復した動作のどれがいつのものだったのか、それが分からなくなり始めているらしい。数時間前だったのか、昨日のことだったのか、あるいは数日前の出来事だったのか
 
 ∧∧
( ‥)でっ? どうよ
 
  ( ‥)困ったね
    ‐□ この絶滅動物
      真面目に考えると
      頭が地面に届かない
 
 かがめば良いだろうけども、大きな動物だ。首を下げれば水を飲めますよ、地面にまで口が届いて草も食いちぎれますよ、というのが本来、望ましい。
 
 大きな動物は体に負荷がかかる。そして進化は経済的な合理性を制限として進む。性淘汰とかでない限り、こういう点で非能率的な機能や形態は、本来、あり得ないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )キリンさんみたいに水を
\‐  飲む時は大変な人も
    いるけど、
    あの人たちは特殊化の
    極みみたいな人ですからね
 
  (‥ )得られる利益が
      デメリットを上回る
      そういう事例だね
      でも懸案のこの絶滅種に
      関してはそうではないな
      首が短くても地面にまで
      頭部が届くには
      例えば
      ゾウやバクのように
      鼻が長い、という解釈も
      ありうるし、
      実際にこの仮説は
      あるそうだ
      でも、一般的にそういう
      復元はしないね

 
 というか、骨の構造からすると、ウォンバットみたいな鼻です、という見解に行き当たった。ウォンバットみたいな鼻。ようするにコアラのように短い、丸っこい鼻ということだ。
 
 ∧∧
(‥ )長い鼻が無いとすると
\‐  一体全体、
    どうなっているのでしょうね?
 
  (‥ )組み立て骨格も
      ものによって
      プロポーションが
      少し違うのだ

 
 組み立て骨格というのは、まあそういうものだ。体型にぶれがあるのは個体の差かもしれないし、時代や地域の差かもしれないし、あるいは…
 
 ∧∧
( ‥)異なる複数の個体から
    復元しなければいけなかった
    せいかもしれない
 
  ( ‥)ともあれだ
    ‐□ 首が地面まで届くように
      考えること
      これ自体は可能なんだ
 
 人間は、自分たちがまっすぐ足を伸ばして歩いているから、他の動物もそうだとついつい考える。
 
 ∧∧
( ‥)実際には斜めになったパーツを
    筋肉や腱で固定していることが
    多いのですけどね
 
  ( ‥)だからなんだろうね
    ‐□ 人間では考えられない
      体勢から大きく瞬時に
      動く動物は多いよな
 
 人間は動作に入る前にまず関節を曲げて、ためなくてはいけないが、最初っから関節が曲げられている動物ならそんな必要はないってことなのだろう。かなり当てずっぽうな見解であるが、彼らのはじかれたような動きは、むしろそれを支持しているようだ。
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 関節を曲げて
    固定されていると考えると
    どうですか
 
  ( ‥)地面に口は届くだろうね
    ‐□ でも、これで
      良いのかねえ?
      上腕骨と大腿骨が
      妙に長いのだよな
 
 これは…むしろ足がまっすぐな動物の特徴のようにも思えるのだけども、どうなのだ?
 
 絵を描くうんぬん以前に、よく分からない事や疑問点が次々に出てくるので、どうにも気に入らない事態である。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、分からないことが
    ぼろぼろ出てくるのは
    良い事でしょう
 
  (‥ )分からないは
      生きてる証拠だからな
 
 反対に、
 
 こんなの簡単です。こうですよ。こうに決まっています。
 
 これは、なんでも自分の思い込みに当てはめてしまう俺様理論屋の典型的な例で、生きたまま死んでる状態だ。こういうのは望ましくない。
 
 分かったとは、人生が干涸びていく過程であり、よぎっていく死の行進に他ならない。分かったとは、かように無様なものだ。冗談半分ならともかく、真剣な口調で、分かった、などと言ったり、考えたりするものではない。
 
 とはいえ、どうにも事態は気に入らない状況である。
 
 

2014年3月4日火曜日

直接選挙制は強制終了しかできない

 
 アメリカは、日本のような間接選挙制の方が良かっただろうに。
 
 ∧∧
( ‥)なぜ?
 
  ( ‥)役に立たない指導者を
    ‐□ いつでも
      引きずり下ろせるだろ?
 
 たとえ事実上の一党独裁でも形式でも、野党がある限り、あるいは選挙ある限り、落選という失業は必ず起こる。
 
 そうである以上、こいつが首相では次の選挙で俺やばい、と思ったら無能な最高指導者を失脚させようという力学が働く。
 
 ∧∧
( ‥)もちろん、それが
    党内の派閥争いに利用されて
    果てしない不安定さに
    つながったり
    するのだけどね
 
  (‥ )中曽根首相以来の
      日本の政治の不安定さって
      革命政党を
      与党にしたいだけの
      ”マスゴミ”と
      自民党の権力抗争が
      相乗効果を及ぼした
      結果なのかね?
 
 まあ、そうであるのか、どうなのか、いずれにせよ、直接選挙制ではこうはいかん。
 
 ∧∧
(‥ )直接選挙制だと
\‐  引きずり下ろす仕組みを
    欠いているから
    最高指導者を
    暗殺しちゃったりするよね
 
  (‥ )ケネディとかな
      直接選挙制は強制終了しか
      できないってことだよね

 
 あの暗殺が、良く言われるアメリカ軍とか国家官僚の策謀だ、という陰謀論は採用しないにしても、キューバ危機への対応を弱腰と言われた米ソ両国の最高指導者は、片方は失脚と軟禁ですんだのに、片方は公衆の面前で頭蓋を砕かれてしまったのだった。
 
 ∧∧
(‥ )しかも、少数独裁の方が
\‐  まだしも手段が
    穏便だという
 
  (‥ )たまたまかもしれないし
      謀殺には毒殺とか
      事故死とか
      ポロニウムの投与とか
      色々な手がある
      ライフルを使わないから
      穏便です、とは
      言えないわけだ
      とはいえ、この違いは
      無視できない対比だよね
 
 少数独裁制と間接選挙制では失脚だが、直接選挙制では暗殺、という強烈なコントラスト。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカとオバマさん
\‐   どうなっちゃうの
     でしょうねえ?
 
  (‥ )あと3年だろ?
      経済ががたがたでも
      アメリカなら
      我慢できるんじゃね?
 
 それに現状の危機は別にそんな大したものじゃないし。
 
 ∧∧
(‥ )でも、シリアははちゃめちゃ
\‐  中東は混乱状態で
    極東では日中がきな臭く
    ウクライナでは露vsEUが
    つばぜり合いだけどね
 
  (‥ )個々の事例は
      致命的ではないけども
      よくもまあこの短期間で
      ここまで引っ掻き回した
      ものだよな
      とはいえ、あれな
      誰もが長所で身を
      滅ぼすことを考えれば
      アメリカの近未来は
      暗いよねえ。
 
 ∧∧
( ‥)アメリカは二大政党制と
    直接選挙制で
    身を持ち崩すだろうと
 
  ( ‥)みんなそうやって
    ‐□ 滅びの道を歩みつつ
      何世代もかけて次の解答を
      発見するのだ
 
 だめな最高指導者にも価値はある。彼のこの方針は駄目であった、そういうことが分かるのだから。
 
 ∧∧
(‥ )問題はその最高指導者を
\‐  選出する仕組みそれ自体に
    問題が内在している場合
    ですよね
 
  (‥ )こうなるとな、
      どうにもならんとまでは
      言わないまでも是正には
      おっそろしく時間が
      かかるのだよな
 
 出血自体は少ないのに、その原因が原理的なものであるがゆえ、”原理的に止血することができず”、時間が経てば立つほど状況は手の施しようがないほど悪化する
 
 ∧∧
( ‥)止血死寸前まで追いつめられて
    初めて最終打開策が
    採用される
 
  ( ‥)二大政党制、直接選挙制
    ‐□ 自己のアイデンティティと
      みなされるような
      部分の改造って
      そういうもんだよな
 
 他人事ではないのだけども、さて、お手並み拝見。
 

   

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