自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2013年12月9日月曜日

例えば階層化された社会で学園ラブコメは存続するのか?

 
 先日、図書館で資料を読んでいて、ふと見ると、前の席のおっさんが読んでいる本のタイトルが
 
 「保証人になってはいけない!!」
 
  だった
 
 非常に真剣な顔。
 
 
 ∧∧
(‥ )何事?
 
  (‥ )なっちゃったんじゃね?
      それとも
      これからなるのかな?
 
 さて
 
 TPPで安い米が入ってくる。そうすれば僕ら貧乏人は、もう保護された日本のコメ農家が作る不正に高い米を買わなくてすむのだ!!
 
 という、楽天的な煽り
 
 ∧∧
( ‥)食費が必要なくなった分
    給料が減額されるんじゃね?
 
  (‥ )まあ、そんな感じかな
 
 法律で最低賃金は保証され、とは言うものの、食費がそんなにかからないのなら、じゃあその分、給料を下げましょう、という話になってくるんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )現状でさえ
\‐  これじゃ生活がやっとだよ
    というところにまで
    人件費の節約が及んだ
    からには、
    
 
  (‥ )安い米の流入で食費が
      以前より安くすむ。
      そうなるのなら
      生活維持に必要な金銭の
      最低ラインは
      降下したわけだ
      ならば、
      そこに達するまで
      さらに人件費を削るのは
      必然だよね
 
 ベトナムの安いお米を入れろー!(それもジャポニカ米で)
 
 入れたよ
 
 バンザーイ
 
 じゃあ食費が浮くのだからその分、給料を払っても無駄だよね、無駄だから給料を下げて、人件費を削るね
 
 げー
 
 まあ、ごく単純に予測するとこんな。
 
 *一応、書いておくと、現時点ではベトナムの米はインディカ米で、ジャポニカ米は統計に現れるほどには存在しないそうである
 
=>‎www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/h22/pdf/asia_h22_04.pdf
 
 **以上のリンク先にあるpdfファイルは農林水産省のもので、平成22年度の調査分析報告書
=>農林水産省/主要国の農業情報調査分析報告書(平成22年度)

 
***hilihili内部の以前の書き込み=>hilihiliのhilihili: もしもジャポニカ米がベトナムで、という場合は
 
 ∧∧
( ‥)あなたはTPPに賛成?
    反対?
 
  ( ‥)賛成、反対の問題では
    ‐□ ないな、
      グローバル化が進む
      というのなら、
      理屈の上では
      貧しい発展途上国の
      労働者と、
      アメリカの大金持ちと、
      このふたつが国内で
      同居するのが必然になる
 
 賛成、反対とは関係なく、現実世界がそうなる傾向にあるというのなら
 
 ∧∧
( ‥)その状況下で金をかせぐ
    ことを考えないといけない
 
  (‥ )出版界としてはこうした
      格差社会をどう考えるか
      難しいところだよね
 
 雑誌、というどうでもいいような活字産業がネットの発達で壊滅する、というのなら、格差社会なんてどうでも良い話だ。=>hilihiliのhilihili: 教科書ハン国
 
 ∧∧
(‥ )勝ち組の人向けに
\‐  本を作れば良いだけだ、
    そう考えることも出来る
 
  (‥ )雑誌は壊滅するが、
      教科書、漫画、ラノベは
      不滅だ。
 
 そもそも普通の大部分の人間が、”本”を読むわけがないんである。せいぜい新聞だの雑誌だのが限界なのだ。あんなものは本ではない。本を売りつける客が存在する限り、それが富裕層である限り、格差社会など、どうということはない。
 
 そもそも勝てない人間が教科書を読むわけがない。
 
 あるいは、勝とうとした人間だけが、いかがわしいビジネス書に金を払う
 
 あるいは、教科書を読める人間でないとラノベも漫画も読みこなせない
 
 だというのなら格差社会なんかどうでもいい話だ。出版界が一時だけ手にしたかりそめの客である読者群は、文章をまともに読めない負け組の低賃金労働者に零落して、電子の世界で愚痴をこぼし、トリビアを集めていればいい。
 
 ∧∧
( ‥)とっ、言う見方も出来るけども
    次のようにも考えられる
 
  ( ‥)格差社会になる、
    ‐□ 例えば白人がかつて
      植民地にしたような国。
      白人やキリスト教徒が
      傲慢な最上位階級で、
      それ以外の人と信徒は
      名誉白人扱いか、
      あるいは征服された土着の
      人間の末裔か、
      あるいは異教徒か、
      このように段階別に
      区分されている、そんな国
 
 そういう国では、人口が階層で分断されるから、人口という分母が見た目よりも非常に目減りしてしまう
 
 ∧∧
( ‥)極端な話、
    学校へいく就学率が
    階層によって全然違う
    そういう状況に陥る可能性
 
  (‥ )例えばの話、
      そういう世界で
      学園ラブコメというものが
      創作として、
      あるいは漫画として
      成立するのか?
      という疑問
 
 分断されていて分母が少ないと売り上げが減る。
 
 当然、作家は生活が苦しくなる。
 
 苦しければ機材や画材が買えない。アシスタントも雇えない。
 
 作家生命が非常に短くなる。
 
 売り上げが少ないのなら、掲載雑誌は限られた存在になるだろう。分母が少ないと新しい漫画家や作家がなかなか出てこないだろう。
 
 競争力はなくなり、魅力も多様性も失われるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)そういう分断された世界で
    例えばの話、
    コミケは存在しうるのか?
 
  (‥ )存在しうるだろうけど
      規模も活気も洗練度も
      まるで落ちてしまう
      だろうな
 
 つまり、この見解に立てば、格差社会は出版界にとって憂慮すべき事態。
 
 ∧∧
(‥ )さて、どうしたもんですかね
\‐
 
  (‥ )単純に言ってしまえば
      漫画とラノベの未来の
      ためには
      団塊世代をつきつぶし、
      布に入れてぎゅーっと
      しぼって、
      金を抽出して
      次世代に分配しないと
      いけないのだがな
      さてどうしたものかな
      
 ∧∧
( ‥)あなたはどっちかというと
    新書や、図書館に入れる本と
    関連していますよね?
 
  ( ‥)つまりだな、格差社会が
    ‐□ 進行しても直接の打撃は
      極端ではないのだ。
 
 ∧∧
(‥ )低空飛行だから打撃が
\‐  比較的軽微でも深刻だけどね
 
  (‥ )だから賛成反対なんか
      どうでもいいんだよ
      金儲けの策を考えなくては
      いけないのだ。
      そうでないと死んじまうでな
 
 とはいえしかし、生き延びるだけ、というはちょいとつまらん。
 
 
 

2013年12月8日日曜日

長距離走が苦手で絶滅する

 
 
 その場所ではかつて南方由来のオオカミと北方由来のオオカミが共存した。だが、大型動物がいなくなり、南方由来のオオカミは絶滅し、一方、北方由来のオオカミは北方由来の獲物を狩ることで存続した。

 ∧∧
(‥ )そして南方さんは
\‐  足が少しだけ
    走り向きではなかった。
    このお話は長距離走を
    苦手とする人が
    食いっぱぐれて全滅した、
    ということですか
 
  (‥ )おそらくそういうこと
      みたいね
 
 ∧∧
( ‥)あなたは時速9kmで
    3kmは走れるのですよ
 
  (‥ )でも3.5km走らないと
      獲物を捕らえられない場合
      そのままだと飢え死にの
      公算が高いよな
 
 それでも無理をすれば3.5kmは走れるのだ。だからもしこれだけの条件なら飢え死は必至とまではいかない。なんとかなる可能性が残されている。
 
 ∧∧
( ‥)ところがそこに3.5km走れる
    ライバル登場
    
  (‥ )はい、詰みました
 
 無理すれば3.5km走れる。人間ならトレーニングで、生物種なら自然淘汰によって向上が可能だが、ライバルがいてはそれもできない。淘汰で進化しようにも席は埋まっており、選手の選抜はすでにすんでいる。

 入り込む余地はなく、未来はない。
 
 ∧∧
(‥ )絶滅は確定ですね
\‐
 
  (‥ )それを考えると
      この種の絶滅は必然だなあ
 
 
 確かに、こう考えれば、ほんのわずかなプロポーションの違い、足の比率の違いが系統の絶滅をまねきうること、そのことは理解可能。



自分であることを証明できるか? それは問いが間違っている

 
 昔、学校の教科書に曰く、こんな小話が
 
 少年が何者かに問われる
 
 お前は誰か? と
 
 少年は名前を答えるが、しかし、
 
 自分がその名前の本人である事を、お前は証明できるか?
 
 そう問われていくうちに少年は答えに窮してしまう。
 
 ∧∧
( ‥)自分が本人であるという
    証明は難しい
    そういう話なんだけども
 
  (‥ )でも実はこれさ、
      証明がどうとか
      どうでも良い話で、
      証明とか演繹だけでは
      こういう問題ですら
      解決出来ないんだよ、
      という話なんだよな。
 
 この小話の書き手は多分、そういう意図で書いたわけではないのだろうけども、実際にはそういうことだ。自分がある名前で呼ばれていて、その名前の持ち主が自分であることを論証する過程は証明ではない。
 
 ∧∧
( ‥)それはむしろ証拠の
    一致ですよね
 
  ( ‥)名前、戸籍、生年月日
    ‐□ 本人の申告と、
      周囲の人の証言、
      役場の記録
      学校の記録、その他
      こうした情報の整合性から
      この人は誰々です、と
      推論し、結論づけるのだ
 
 
 そしてこの論証の過程は証明でも演繹でもない。
 
 実際、証明だというのであれば、なぜ、戸籍の裏取引、あるいは成り済ましとかそういうことがあるのか? そして証明だというのであれば、なぜその可能性を排除できないのか?
 
 それはこの論証が証明ではないってことだ。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えると
\‐  お前は自分が本人であることを
    証明できるのか?
    という哲学的な問いに対する
    答えはですよ
 
  (‥ )そりゃあ、あんたの
      質問が間違っとる
      そう答えるべき
      なんだろうな
 
 つまるところ、小話の中の子供が答えられないのは当然なのだ。そもそも質問が間違っているのだから。
 
 間違った質問に正しい答えなんかありはしない。

 問いがそもそも無意味である、お前は自分の質問の意味すら理解できていない、と答えるべき。
 
 
 

2013年12月7日土曜日

図書館からの帰り道、月はおよそ12度動いていた

 
 図書館からの帰り道、昨日に引き続き空には月と金星が見えていて、昨日の上下に並んだ面影はすでになく、月はずっと東の位置に














 
 
   当たり前だけども
 ∧∧ 動いてるね
( ‥)
 ‐( ‥)腕を伸ばしてみると
   ‐ ‐ あれだな、
      親指を立てた
      手の幅ぐらいの角度を
      移動した感じだな

 ざっと自分の腕と手と指を測れば70:15
 
 三角表に照らして計算すれば大体12度ぐらいの角度である。
 
 ∧∧
(‥ )月は大体30日程度で
\‐  天空360度を一周するから
   1日あたりの移動はそんな
    感じになるよね
 
  (‥ )昨日12月6日の夕刻の
      金星と月の相対的な位置を
      見ればそんな感じである
      ことが実感できる
      そういうことだね
 
 一応、昨日の映像も以下に












 
 
 これは昨日の書き込みhilihiliのhilihili: 12月6日 夕暮れの下の三日月と金星の続き
 
 ∧∧
( ‥)とはいえ、動いているのは
    月だけではなく、
    月よりもずっと遅いけど
    金星も運行して
    いるんですけどね
 
  ( ‥)記録はとっているんだ
    ‐□ アルタイルと
      フォーマルハウトから
      測った角度は記録している
      だけどさ、計算の仕方を
      ちゃんと理解して
      いないんだよね
      困っちゃうよね

 

跳躍扉

 
 例えばの話、距離はある程度制限されるが、有効範囲内であれば即座に空間をつなげるドアがあるとする。
 
 ∧∧
( ‥)どこでもドアみたいな
    もんだね
 
  ( ‥)ただ、接続出来る距離が
    ‐□ 100キロとか200キロ
      なわけだ
 
 これが本当にドアの大きさであったとする。
 
 ∧∧
( ‥)これがあれば敵陣の前に
    突如として軍隊を
    出現させることが
    出来るかというと
    そうはいかない
 
  (‥ )ドアだけに通り抜け出来る
      人数は一度に一人だけ
      だからな
 
 敵陣の前に、ぽん、とこの跳躍扉を出現させて、そこから兵隊がひょこひょこ出てきたら。
 
 ∧∧
( ‥)いい的だよね
    撃たれまくって死んじゃうね
 
  ( ‥)敵陣よりも充分離れた
    ‐□ 場所に出現させて、
      縦に並んだ兵隊を
      行軍させながら扉を
      通過させて、
      そうして向こう側で
      陣形を組まなくちゃ
      いけないなあ。
 
 武器を使うのなら、その扉に合わせた大きさにするか、あるいは分解して運ばなくちゃいけない。
 
 ∧∧
( ‥)補給だってそうでしょ?
    弾薬も水も食料も
    扉を通れるサイズでないと
    運べない。
    供給力は扉の大きさに
    制限される
 
  (‥ )この跳躍扉は画期的な
      技術である一方で、
      前近代的な仕組みでも
      あるわけだ。
 
 だが、賢しい人はこういうことを無視して言うだろう。
 
 なんで敵陣の真後ろに扉を出現させて奇襲攻撃しないの? 馬鹿じゃないの??www
 
 ∧∧
(‥ )まあ、ここまで露骨な技術力の
\‐  限界にここまで露骨な無知を
    さらけ出して笑う人は
    そうはいないでしょうけど
 
  (‥ )でも、こういう構図、
      技術の限界を知らないから
      めちゃくちゃなことを
      言うってのは
      実は普通にあることでな
      本をたしなむ文化人は
      特にね。
 
 さらにだ。仮に敵も跳躍扉を持っているとする。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあ自分がある技術を
    持っているのなら
    相手も同じ技術を持っていると
    考えるべきですからね
 
  (‥ )だが、相手の扉は
      トラックや電車を通せる
      大きさだったらどうなるか
 
 ∧∧
( ‥)勝てるわけがありません、と
 
  ( ‥)もしも相手が複線の
    ‐□ 線路を通せる扉を
      建造できる技術があったら
      状況は絶望的だよね
 
 単線ならいって帰って、いって帰ってを交互に繰り返すことになるが、複線の線路を通せるとなったら、扉の前方に停留場みたいなものを作り、物資や人員を下ろして、そして負傷者や休暇の兵士をのっけてそのまま帰る。これを同時に行える。
 
 ∧∧
( ‥)さらに幅があって
    トラックでこれをやられたら
    路線を作る必要もない
    もう、あっという間に
    敵軍が前方に出現してしまう
 
  (‥ )戦車も通せるから
      圧倒的だよな
      たちまちのうちに
      こちらは追いつめられて
      しまうわけよ
 
 対するこちらが何をするかと言えば、例えばそれこそ敵陣の真後ろに小さな扉を出現させて、敵が気づく前に可能な限り武装した兵士を送り込んで戦う、とかそういうことになってしまいそうだけども。
 
 やはり賢しい人は言うだろう。なんでこんな無謀な作戦を兵士にさせたの? 馬鹿じゃないの?? 馬鹿ばっかwwww
 
 ∧∧
(‥ )技術的な限界があって
\‐  それでもなにかしなければ
    いけない場合、
    無茶をするのは必然
    なのですけどね
 
  (‥ )人であるから愚かな
      選択をするのは当然。
      だが、愚かな選択が
      頻発するとなると、
      愚かだけでは説明できない
      そこんところ考慮しないと
      いかんよな
 
 ”愚かな選択”が頻発するとしたら、それは愚かだけでは説明できない。それを愚かだ、馬鹿だ、とだけで説明するは、それこそが愚かなり。
 
 ∧∧
( ‥)選択肢の背景にある
    技術的な限界を
    見極めないといけない
 
  ( ‥)それを見極めるには
    ‐□ 本を読む程度の文化的な
      生活とたしなみでは
      不十分なんだよね。
 
 つまるところ、この手の知識人に問題があるとすれば、彼らは本を読む程度で満足している点に、おそらくある。
     
 
 これはhilihiliのhilihili: 本を読んで、分かった、では困るの続き


 
 

本を読んで、分かった、では困る

 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  (‥ )ほら、よくWW2の時、
      日本軍は馬鹿だった
      こんな馬鹿なことをした
      そういう意見があるだろ?
 
 言ってしまえば、
 
 俺でも分かることもできないから、奴らは馬鹿
 
 ∧∧
(‥ )という理屈と理解なの
\‐   でしょうね
 
  (‥ )だがなあ、実際には
      こうだったらどうするね?
 
 お前ごときでも分かるようなことを彼らが分からぬわけがない。だのに”それをした”ということは、それなりな理由があると考えるべきで、そこに思いが至らぬこと。それこそが、お前はお前ごときでしかないという、なによりの証拠よな。
 
 ∧∧
( ‥)ではないかと
 
  ( ‥)人間の行動を決定するのは
    ‐□ 意思であり知力である、
      というのは頭でっかちな
      人間の発想でな。
 
 実際のところ有様を支配するのは金、経済、食い物、燃料、気候、地形、
 
 ∧∧
( ‥)そして技術と蓄積
 
  (‥ )技術がないとさ
     いくら賢くても
     なんにもできないんだよね
 
 賢い人は大概こういうことを無視する。無視するから机上の空論を言えるし、机上の空論をつむげるから賢しく振る舞えるのだ、とも言える。実際、”彼らが馬鹿だった、という人”が根拠にする本を見てみればいい。大概、本としてはちょろすぎるし、ぺらい。
 
 ∧∧
( ‥)というか本を読んでちゃ
    駄目だろって話でね
 
  ( ‥)論文とか資料とか
    ‐□ そういうのを
       読まなくちゃいかんのよ
 
 例えばの話、論文に、この本を読みました、本を読んで分かりました、この本にはこう書いてありました、ってそんなことを書くかい? という話。 
 
 ようするに、本を読んで分かった、ではちょっと困る。
 
 だが本屋の仕事とは、そういう人にちょろい本を売りつけて分かった気にさせること、そうやって金をふんだくることだ。
 
 ∧∧
( ‥)それこそが仕事でしょ?
 
  ( ‥)一応、業界の人間とはいえ
    ‐□ これはいつも思うが
      出版とはつくづく
      やくざな商売よな
 

 
 

2013年12月6日金曜日

秋の紅葉 散りゆく学名

 
 先の書き込みhilihiliのhilihili: 12月6日 夕暮れの下の三日月と金星と時間は前後してしまうけども
 
 ∧∧
(‥ )今日も公園で資料を読んで
\‐  いたわけですが
 
  (‥ )紅葉がきれいなんで
      撮影したから
      絵日記よろしく
      アップしておくのだ
 
 秋、黄色になる葉っぱは”黄葉”と言う場合があるけども。さながら黄葉と紅葉













 ∧∧
( ‥)ここまで色づきが
    よくなったから
    もうすぐ全部散っちゃうね
 
  (‥ )先日はほぼ一週間おきに
      筑波にいく機会が
      あったけども、
 
 こちらより一足先に紅葉、それが進行して、そして散っていた、その様子が見て取れた。たぶん、あっちとこっちは2週間か10日ぐらい季節の進行が違うっぽい。
 
 そういうわけでこちらの紅葉は
 
 ∧∧
(‥ )あと一週間ぐらいかなー
\‐
 
  (‥ )多分、そんなだな
 
 さて
 
 ひなたぼっこしながら資料に目を通した結果
 
 ∧∧
( ‥)でっ、またライディさんが
    出てきたんだ
 
  (‥ )19世紀USAの古生物学者
   □‐  ジョセフ・ライディ
      (Joseph Leidy)
 
 精力的に北米の化石を記載した人だが、いかんせん断片的な化石を記載してしまうので、後々、色々な問題や混乱が生じた。
 
 例えばトカゲの歯として記載したトロオドン。たった一本の歯だったので後から恐竜のものであることが分かったが、まず、これは植物食恐竜の歯じゃね? という話になり、さらに知見が多くなって…
 
 ∧∧
( ‥)これは肉食恐竜の歯じゃ
    ないか! ということが
    ようやく分かる
   
  (‥ )その紆余曲折で
      混乱が生じたもの
      だけど
 
 これは言ってみればまだ可愛いエピソードで、記載したはいいのだが化石が断片的すぎて、属として識別できるが、種として識別できる特徴が見当たらず、最初の種名は無効に。そして現在でも有効な種と属の記載年代がずれる結果になったとか、色々な話が出てきて
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 今回出てきた話は?
 
  ( ‥)自分で記載命名したことを
    ‐□ 忘れたらしくて、
      基準標本をもう一度
      別の学名で
      記載命名しとる….
 
 もちろん、後の学名は無効だが、どうも40年近く、後の方の無効な学名が使用されたらしい。
 
 本人が忘れたぐらいだ。他の研究者はそうそう気づかなかったというオチらしい。
 
 ∧∧
(‥ )...正直、困った人、ですかね
\‐
 
  (‥ )昔の記載命名って今から
      見ればずいぶん乱暴な話が
      多いものだけども、
      ライディさんは
      この手のエピソードが
      なんかよく
      出てくるんだよねえ
 
 
 業績が多い人には違いないのだけども、学名が現在の形に落ち着く過程を調べる、というリサーチをしているせいか、どうしても混乱的な側面ばかりが目についてしまう。なんか現状、評価しにくい人に。
 

 

12月6日 夕暮れの下の三日月と金星


 
 用事があって外に出てみるとちょうど落日が終わった頃合いで、暗くなりゆく夕暮れの空の下、三日月になったばかりの月とその下に輝く金星が、上下に並ぶ。
 

    急遽撮影に公園へ
 ∧∧  お出かけですか
( ‥)
 ‐( ‥)こんなちいちゃな
   ‐□  カメラでも、
      どこまで写せるか
 
 色々試してこんな案配に
 












 
 ∧∧
(‥ )本物の美しさには
\‐  ちょっとかないませんけどね
    まあ、写せましたね
 
  (‥ )良い装備が欲しいけども、
      まあ、なにはともあれ
      やってみるこった


 
 
 

2013年12月5日木曜日

来たれ! ジャガランディ

 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)んーー
    ‐□ ジャガランディと
      ピューマは近縁だ
      という主張だね
 
 ジャガランディは中南米のネコ=>ジャガランディ

 ピューマはマウンテンライオンともパンサーとも言う北米のネコ(でかい)=>ピューマ

 
 ∧∧
(‥ )なんかネットだと二つを
\‐   Puma属にしてまとめる
     表示が出てきましたね
 
  (‥ )手元にある
      [Walker's Mammals of
      the World] 6edでは
      Felis属、
      つまりネコ属だな

 
 ピューマ属の妥当性はともあれ、ジャガランディとピューマはまったく違う狩りをする動物であるにもかかわらず、筋肉に関して特異な派生形質を共有している(つまり近縁だろう)という仮説。1990年の論文。
 
 ∧∧
(‥ )でっ、これがチーターの
\‐   起源論に関わってくる
     わけですね
 
  (‥ )チーターがピューマの
      系統から出現して
      起源が北米という説がある
      それに対して、
      チーターとピューマは
      別系統という仮説が
      あるわけだ。
 
 1990年の論文は、別系統だ、という見解を論じたもの。
 
 しかし、そこでよもやジャガランディが出てくるとは
 
 ∧∧
(‥ )結構、まるっこくて
\‐  可愛らしい野生ネコさんだよね
    でも大きいのだと体重が
    9kgもあるんだ
 
  (‥ )ジャガランディって
      気になるネコだったけど
      こんなところで記述を
      目にする事になるとはね
      世の中、どこで
      つながってるか分からんな

 
 そして1990年の論文。これはなかなか。
 
 ∧∧
( ‥)自分たちが作った分岐図
  ‐□ これ自体はチーターが
    ピューマから進化したことを
    示唆するものだよね。
    でも自分たちで否定して
    いるんだ
 
  (‥ )確かになあ、
      怪しいと思うよ
 
 出来た事は出来たが、しかし、これ、ちょっとやばくね? というものなので。
 
 ∧∧
( ‥)単純に原理主義的に考えれば
    分岐図はデータが示す
    最良の仮説を示すもの、
    それに従えば良い。
    なんですけどね
 
  ( ‥)ところがだよ、世の中
    ‐□ そんなきれいごとでは
      やっていけない局面が
      必ずあってだな。
 
 これとは反対に、分岐図が自分の考えた仮説と違うから、分子系統学の都合の良い結論に飛びつく浅はかな馬鹿、がやはり馬鹿であるように、翻れば、じゃあ分岐図の結論だけを信じていれば良いじゃん、なんてことも、これまたあるわけがない。
 
 ∧∧
( ‥)分子系統学はデータが
    多いから良いではないか
    という主張
 
  (‥ )愚かよな、
      データを可能な限り
      多く取っていくと、
      すべてが同一になって
      識別できなくなってしまう
      昔から言われていることよ
 
 ∧∧
( ‥)データをたくさんとって
    系統解析したらこういう
    分岐図が描けたから
    これを信じなさい
    という意見
 
  (‥ )それもまた愚かなり
      データには質というものが
      あるのだ
 
 考えてみればこれはどっちも同じ問題なんである。
 
 ∧∧
( ‥)データの量さえ大きければ
    それで良いのだ、
    量だよ量、と
    まるで質を軽んじるかの発言
    これが大間違い
 
  ( ‥)そもそも僕ら自身、
    ‐□ 必ず質を見極めた上で
      データを取捨選択して
      いるのだよね
 
 彼女を口説く時に彼女の指の第二関節のしわの数を知ろうとはしないように、データの数さえ多ければ良いでしょう、なんてことがあるわけないし、そんなことを人はしない。
 
 まあ、ある意味あれなんだろう。研究者の技とはいかに魅力的な仮説を思いつくか、もさることながら、
 
 データの質をいかに見極めるのか?
 
 あるいはデータの抽出自体が機械的にほぼ自動化されるようになっても
 
 どこに注目してデータを取るべきか
 
 そもそもそれをどう解釈するか
 
 そこにかかっているということなんだろう。そして、これこそがプロの技。
 
 ∧∧
(‥ )とはいえ、しかし、
\‐  この状況をどう説明します?
 
  (‥ )チーターの北米起源説は
      説得力があって魅力的だが
      根拠が怪しい、
      そう書くべきかなあ
 
 ところで
 
 ∧∧
(‥ )ジャガランディさんの学名って
\‐  Felis yagouaroundiなんだね
 
  (‥ )イァゴランディって
      読むのかい?
 
 ∧∧
( ‥)ニャゴランディ
 
  (‥ )うほっ、なんか萌える
     
      
 
 

2013年12月4日水曜日

鮮やかに紅葉

 
 公園にいって資料に目を通す。
 
 ∧∧ 紅葉の季節です
( ‥)
 ‐( ‥)ひなたぼっこしながら
   ‐□  資料を読む
 
 暖かいし、部屋にいるよりも気分は良いが、体と頭はがたがただ
 
 ともあれ
 
   ひとやすみしますか
 ∧∧ せっかくの公園です
(‥ )
 ‐( ‥)紅葉の写真を
   ‐□ 撮ってみるかね
 
 なんでも、もう痕跡すら残っていないが、昔、ここには人家があったという。そのせいか観賞用や食用に植えられたと思わしき、杏の木やカキがあって、そしてこの季節になると真っ赤に映えるモミジ
 
 だが、意外と撮影が難しい
 














 
 ∧∧
(‥ )なかなかうまい具合に
□□‐  写ってくれませんね
 
  (‥ )まあまあなのを
      アップしてみたけども
      さてどんなもんだかね
 
 先日、公園に行く途中、民家の前を通った。この辺りは昔は農家と畑と田んぼで、その家も大きな農家だったらしい。今でも大きな家だが、散歩途中のイヌがその家に入ろうとしていて、飼い主のおばさんが、駄目よ、もういないの、いないのよ、と紐を引いて止めていた。
 
 ∧∧
( ‥)...ああ、あの家の
    わんちゃん、とうとう
    亡くなったんだ
 
  ( ‥)ここに引っ越してきて
    ‐□ しばらくした時に
       子犬時代のその子を
       見たのだよね
 
 せいぜい20〜30センチ、よちよち歩きで側溝のふたになっている金属の格子に足を落としてしまいそうな小ささで、ぴょんっとジャンプしてそれを避けていた。ふかふかの柴犬だ。
 
 ∧∧
( ‥)あっという間に
    大きくなってね
    翌年かその次の年には
    もうお母さんになってね
 
  (‥ )親子二匹で、散歩しててな
      良く似ていたよなあ
 
 元気はつらつな時代が何年も続き、だんだん貫禄が出てきて、そして歳月が過ぎて毛並みがくすみ、目尻がぬれたようになり、歩く速度は落ちて、はあ、はあ、と息をするようになり、飼い主にだっこされるように散歩させてもらい
 
 ∧∧
(‥ )確か、最後に見たのは
 □‐  このもみじの近くにある
    場所でしたよね
 
  (‥ )まだ寒かったから
      今年の六月ぐらいかなあ
      雨が降っていたし、
      明け方早い時間だけど
      もう明るくて、
      おっさんたちが散歩してて
 
 すっかりよたよたになり、肛門のあたりは腫れたように膨らんで、ああ、もう長くないのだな、と思っていたけども。
 
 ∧∧
( ‥)昨日みた飼い主のおじさんは
    もう一人で公園に来て
    いましたよね
 
  (‥ )母イヌと娘イヌ、
      年齢は1つか2つ違い
      だしな、
      仲良く逝ってしまったかな
 
 さてもさても、一頭のイヌの一生を見てしまうくらいここには長居をしてしまったけども。
 
 ∧∧
( ‥)さて、あなたはどうしますか
 
  ( ‥)まあ、なにはともあれ
    ‐□ 仕事なんだがな、
      体が重い、
      背筋痛い、
      運動が不足だな

 紅葉は意外と撮影するのが難しい。あの鮮やかな赤と青い空、緑の森、くすんで枯れかけた黄色を写すのはなかなかだ。
 
 



2013年12月3日火曜日

合衆国派 VS 世界帝国派、という切り口

 
 物事はなんでも二つに分けることができるのでーす。
 
 ∧∧
( ‥)例えば?
 
  (‥ )ピンクの上着を着る人
  ‐   着ない人
 
 ∧∧
( ‥)意味ない区分けだな
 
  ( ‥)物事を分けて語ることは
    ‐□ 誰でもいつでも
      なんでも出来るが、
      それが意味あるかどうかは
      別の話だよね
 
 ∧∧
( ‥)でっ? その便利な切り口で
    一体何を語ろうって
    言うんですか?
 
  (‥ )アメリカをまっぷたつに
      分けるとだな
 
 合衆国派と世界帝国派がある
 
 ∧∧
(‥ )合衆国派はアメリカという国を
\‐  強大だけどもひとつの国である
    と考える
 
  (‥ )世界帝国派は
      勢力下にある地域と国は
      全部ひとつに考える
      この場合、合衆国は
      帝国の中枢だけども
      帝国の一地域でしかない
 
 とっ、こう切った場合
 
 ∧∧
( ‥)例えばオバマさんは
    合衆国派だろうと
 
  ( ‥)反対にアメリカ軍は
    ‐□ 世界帝国派なんだろうね
      そもそも世界中に組織が
      あるわけだしな
 
 まあ、外交上はどこの国も世界中に組織があるのだけども、軍隊と駐留と維持、出動、訓練となると話はすいぶん大きくなる。そんな意図があろうがなかろうが、意識していようがなかろうが、予算の出所、かせられた任務と義務、それがなんであれ、あれだけでかい軍隊だと世界帝国そのものになってしまうだろう。あるいはその傾向が出てきうる。
 
 ∧∧
(‥ )オバマさんは合衆国派だと
\‐  考えると
 
  (‥ )日本を敵視するのは
      当然だろうな、
      中国寄りだ、というのも
      また当然だよね
      日本は隣国で敵国で
      中国はそうじゃない
      遠交近攻、必然だ
 
 ∧∧
(‥ )アメリカ軍を世界帝国派だと
\‐  考えると
 
  (‥ )日本も自衛隊も世界帝国の
      一部で、
      敵国は封じ込めるべき
      ロシアと中国で、
      中国の防空識別圏拡大に
      B52ぶ〜〜〜ん
 
 ∧∧
( ‥)まあ、ばらばらだね
 
  (‥ )おもろいよな、
      なんか色々と
      考えちゃうよね
 
 例えばの話、かつて小さな集落からスタートしたローマは敵を倒し、打倒し、戦うことが政治と経済と出世の道で、とやっているうちに地中海を支配する大国になったはいいが、
 
 ∧∧
( ‥)これをずっとやっていると
    元老院を支配する
    政治家同士でずっと
    殺し合いをしなければ
    いけなくなってしまう
 
  (‥ )じゃあ独裁制に
      移行しましょう
      ようするに
      ローマのことを考えるか、
      帝国全体のことを考えるか
      そういう紆余曲折と
      決断だよね
 
 反対に独裁者になりおおせたカエサルを殺したブルータスが、帝国の未来について、なーんのビジョンも持っていなかったらしいのも、それはまた当然か。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカも帝国全体を
\‐  統治する独裁制に移行する
    べきなんですかね?
 
  (‥ )べきかどうかは
      知らんけども、
      だがしかし、
      出来ない相談だよな
 
 なんといっても、アメリカの勢力下にある国や地域は、あくまで属国ではなくて独立国家なんである。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえですよ
 
  ( ‥)なんかほら、
    ‐□ あったみたいじゃないか
 
 大統領選の当確を左右する最後の小さな選挙区。しかしそこがアメリカでもど田舎の地域で、世界を左右できる超大国の指導者を、こんなど田舎の有権者に左右させて良いのか??? という国の内外からの批判。
 
 ∧∧
( ‥)ど田舎の有権者とは
    失礼な言い方だけども
    でも事実なんだと
 
  (‥ )公民館しか知らない奴の
      意見や意思が
      世界を左右してもらっちゃ
      困るんだよ、
      という指摘は
      無視できんでな
 
 あれも、合衆国という枠を越えて世界帝国になってしまった国が直面するジレンマと矛盾というやつなんだろう。ひとつの国のための仕組みのはずだのに、その枠では収まりきれないほど国が巨大化し、だがそれを使わざるをえない。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えると、
\‐  オバマさんが、
    アメリカは世界の警察官ではない
    という意見に、
    私は同意します
    と言っちゃったのも
    印象的ですよね
 
  (‥ )でも、言い換えればだ、
      彼は政治の仕組み上
      そうせざるをえないの
      だよね
 
 なんといっても合衆国の指導者を決めるのは、世界帝国のことなど知らぬ、一地域の住人の投票であるがゆえ。彼にたくされたのが、僕らを助けて! という国内の声なれば、それに従うは当然。仕組みの上での必然。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれゆえに混乱が
    起こるのだと
 
  ( ‥)おもれーなー
    ‐□ ローマの人もこんな感じで
      頭を抱えていたんだろうな
 
 
 

2013年12月2日月曜日

もう誰も残っていない

 
 論文に目を通して、googleのストリートビューでのぞいてみる
 
 ∧∧
(‥ )USAはユタ州の中央、
\‐  ほんの1万年前まで
    ここにコロンビアマンモスが
    まだ生き残っていたわけ
    ですか
 
  (‥ )他にもウマ、ラクダ
      肉食性の巨大グマ
      サーベルタイガー
      バイソン
      最後のマストドン
      色々まだ生き残って
      いたそうだ













 
 もう誰も残っていない。
 
 ∧∧
(‥ )なんか、今にも皆さん
\‐  出てきそうですけどね
 
  (‥ )普通に歩いていそうな
      風景だよね。
 
 だが、もう誰一人、残っていない。






やっぱ下が水星だったらしい

 
 朝が来た。あと20日あまりで夜が一番長くなる冬至だけども、とはいえ、5:30から夜は明け始めて、6時になるともう星は見えなくなってくる。
 
   
 ∧∧でっ、観察でーす
( ‥)
 ‐( ‥)まずは昨日、最初は
   ‐// これが土星、水星だ
       と思った星を
       望遠鏡で観察するのだ
 
 でっ、結果は
 
 ∧∧
( ‥)昨日の朝、最初に土星、
    水星だと思った星は、
    土星と、背景にある星座の星
    だったね
 
 










 
  ( ‥)でっ、やっぱり
    ‐□ 昨日の朝に見た
      地平線近い星は
      水星みたいだな
 
 












 
 白みゆく空の中で月も水星も見えなかった。我が家の周辺には人家もあれば坂もある。だから水星も月もまだ見えない高度なんだろう。星が消えゆく空を後にして戻り、つらつらとここまで書いて今、気がついた
 
 ∧∧
(‥ )今日は水星が月に隠される
\‐  水星食だったみたいですよ
 
  (‥ )あれまあ、残念無念
 
 確かに、昨日撮影した、以上の解像度の悪い写真。これでも月がそのまま移動すれば水星に行き着くことは確かになんか見て取れる。
 
 たぶん、公園までいけば見れただろう。
 
 自分が、ああこれはやっぱ土星だ、と望遠鏡を覗いていた時、水星は月にちょうど隠されたのだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)もう少し、色々と
    情報には気を使って
    おきましょうか?
 
  ( ‥)そうねえ、仕事があると
    ‐□ つい色々とおろそかに
      なるからほどほどで
      気楽にいきたいけどね
 
 これはhilihiliのhilihili: どれが水星なのかの続き
 
 
 ∧∧
(‥ )それにしても水星さんは
\‐   やっぱり足が速いですね
 
  (‥ )わずか5日間で6〜7度
      腕を伸ばした時に見える
      4〜5本の指を並べた
      角度を動くわけだからね
      速い、速い。
 
 確かに、軌道速度が速い惑星であるし、地球からは見た目、太陽と共に天空を動いているわけだから。
 
 ∧∧
( ‥)太陽は365日で360度を
    一周するから、
    1日でほぼ1度を動く
 
  (‥ )それを考えると、
      太陽と共に動く水星は
      1日1度±αで動くわけだ
      だから、
      5日間で6〜7度動く
      水星の動きはそんな
      おかしなことじゃ
      ないんだが、
      他の惑星の動きを
      見慣れていると、
      ちょっとぎょっとするよな
 
 木星は、今、地球が木星を追い抜こうとしている最中なんで、見かけ上、星座の中をじっとして動かず。ふたご座の中ほどにいるまま。そろそろ追い抜きによる見かけの運行が逆転する、逆行の時なのだけども
 
 *今、夜の12時前後に空を見上げて天頂付近でぎらぎら光る黄色みを帯びた星があったら、それが木星です。
 
 ∧∧
(‥ )直角定規を使った
\‐  あなたの観察だと、
    木星さんはなんか逆行を
    始めたかな? とも
    思えるんですけどね
 
  (‥ )でもさ、観察の誤差なのか
      実際に逆行を始めたのか
      区別つかないんだよね
 
 *直角定規で見る:古式ゆかしき、古代、中世に行われた三角法を使った裸眼による目の観察ということ。52センチ・26センチの直角定規を使っているのだけども、どうしても数ミリの誤差が入るので、逆行しているのか誤差で値がぶれているだけなのか分からん、という意味。
 
 *2013.12.13追記:13日の時点から振り返るに、この時には確かに木星は逆行を始めていたらしい=>hilihiliのhilihili: ふたご座δ星ワサトと木星
 
 
 ∧∧
(‥ )これを見ると、望遠鏡以前の
\‐   天体観測がなんで巨大な
     機具を使ったのか
     分かりますよね
 
  (‥ )目だけを使った場合
      大きくないとね、
      誤差が激しく出てくる
      のだよね。
      やっぱ数メートルサイズの
      機具が欲しいよな
      数十センチサイズの
      機具だと、
      少なくとも木星の運行が
      にわかには判断できない
      程度には誤差が
      出てくるわけよ
      大きい機具が欲しく
      なるのは当然だよ
 
 
 とはいえ、大きい機具は必然的にそれ自体のゆがみが出そうだ。重量、素材の違い、温度や湿気による膨張などによるゆがみ。それがまた別の誤差の原因になるんだろう。中世以前の天文機具を作るには非常に高度な技術や知識が必要になりそうで、それを考えると昔の人の天体観測がなぜあのような大掛かりな形式なのか、なぜ天文台が数少ないのか、それがなんか理解できる。


 

2013年12月1日日曜日

「つむじ」と「うなじ」を間違える

 
 hilihiliのhilihili: つむじを説明できずにフリーズする=>「つむじ」と書くべきところを「うなじ」と書いていた。
 
 *元のタイトルも”「うなじ」を説明できずにフリーズする”、だった。
 
 指摘があったので修正。
 
 ∧∧
(‥ )直しておきました、と
\‐
 
  (‥ )あちらの追記にも
      書いたけども、
      「うなじ」「うなじ」と
      言いながら「つむじ」を
      差して説明していたら
      なんか我ながら
      おっかない人かもな
 
 さらに追記
 
 ∧∧
( ‥)そういえばさ、
    弟さんが「つむじって何?」と
    聞き始めた発端は、
    お姉ちゃんが彼の背中を
    さすりながら、
    「○○ちゃんは背中に
     つむじがあるんだよね」
     と言ったのが
     発端でしたよね
 
  (‥ )まだ一緒にお風呂に
      入っている可能性がっ!
      可能性がっ!
 
 思うに、だからやはり仲が悪いわけではないってことは分かる。普通以上にスキンシップとっていたし。
 
 ∧∧
( ‥)やはり頭が回ってない?
 
  ( ‥)そしてそれを指摘する私は
      名詞の識別がおかしい!
 
 
 
 

どれが水星なのか

 
 明け方近く、東の地平線を眺めようと公園まで出向く。
 
   
 ∧∧ 霜が降りてるね
( ‥)
 ‐( ‥)もう12月だからね
   ‐  ベンチに降りた露も
      放射冷却で凍りついてる

 ようやく昇り始めた月は太陽に近く、すっかり細くなっている。そして地平線の上に輝くは水星と土星(とっ、この時は思っていた)。
 
   ちっちゃなデジカメで
 ∧∧ 撮影ですか
( ‥)
 ‐( ‥)やるだけやってみよう
   ‐□
 
 一応、撮影には成功。さすがにポケットサイズのデジカメで天体の撮影は厳しく、画像は粗いけども、こんな案配に。











 
 露出時間がかかった月は影になった部分も明るく輝いて写り、その下に並ぶ二つの明るい星。地平線近くでこれだけ目立つのは惑星だろう。上が土星、下が水星だ(とっ、撮影した時はそう思っていた)。
 
 ∧∧
(‥ )水星、ずいぶん動いたね
 □‐  この前まで指先程度の
    距離にまで土星と水星は
    近づいていたのに
 
  (‥ )水星は足が速いからなあ
 
 夜は急激に明けていく。ところがそこで気がついた。水星だ、と思っていた星のさらに下、大体6〜7度の距離に明るい星がある。
 
 撮影してみてもさすがによく分からないが、画像では画面を左右に走る複数の電線の、上下二つある大きな隙間のうち、下の中程、画面やや左寄りでぽつんと光っている星がそれ。













 
 
 ∧∧
(‥ )しし座、おとめ座がすでに
    上がって…
    次にてんびん座、さそり座
    あの近辺で明るい星というと
    アンタレスですか?
 
  (‥ )いや、アンタレスは
      ここまで明るく見えないと
      思うけどなあ。
      それにまだオリオン座が
      地平線に沈んでないし
      ベテルギウスも光ってる
      ここらは西に丹沢の山が
      見えていて、
      ベテルギウスと
      アンタレスを
      同時に見るのは
      経験からして
      無理なんだけどな
 
 
 よもやと思うけども、こっちが水星か? いや、それにしてもいくらなんでも速すぎるようにも思う。以前見た時、土星と水星は近接していて、1度程度の距離だったのに=>hilihiliのhilihili: 26日朝の土星と水星
 
 それがわずか5日後に6〜7度とは一体どういうことか。それともこんなに速い惑星なのか。
 
 望遠鏡で確認しようにもここは公園。そしてもう明け行く空の中、星は次々に見えなくなっていく。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、天体の動きは
    自分の目で見ないと
    実感できないからね
 
  ( ‥)明日の朝、
      晴れて都合が良かったら
      望遠鏡で確認してみよう
      しかし、家から見えるかな
 
 あっという間に夜は明けて、空は青くなり、星はかすんで消えていった。
 
 翌日、2013.12.01に続く=>hilihiliのhilihili: やっぱ下が水星だったらしい
 
 
 

2013年11月30日土曜日

つむじを説明できずにフリーズする

 
 注:2013.12.01 に指摘があって直すまで、以下の「つむじ」の部分は全部「うなじ」と間違って書いてました。タイトルも同様。
 
 用事があって電車で出かけると、今日は土曜日、人の出が多い。電車の中では自分の近くに親子連れがいて、彼らの会話の中で「つむじ」という単語が出てきた。
 
 すると
 
   息子さんが
   つむじって何?と
 ∧∧ 聞いてますね
(‥ )
 ‐( ‥)お母さんも
   ‐□  お姉さんも
      答えて上げないね
 
 お父さんとお母さんと、小学校高学年のお姉さんと低学年の弟。
 
 「つむじって何?」
 
 いくら聞いても誰も答えない。そのうちにお母さんは「ほらっ、電車の中では静かにしないと」と言い聞かせる始末。
 
 静かにって、あんた、さっきも今も娘と普通にしゃべってるじゃん。
 
   何? 息子さんが
 ∧∧ 邪魔なの?
( ‥)
 ‐( ‥)...という風にも
   ‐□ 見えないなあ
 
 なんでも聞く息子に嫌気がさしているんだろうか? 
 
 いやあ、どうもそういう風にも見えない。そして、聞かれた時に、遠くを見るあの目。
 
 
 ∧∧  どう思います?
( ‥)
 ‐(‥ )んーーーー
   ‐□ お母さん、目が
     馬鹿っぽいかなあ..
 
 ∧∧ 失礼な
(‥ )
 ‐( ‥)疲れてる目ではないよな
   ‐□ でも眼球周辺や
     まぶた、眉に緊張がない、
     考えている顔ではないよね
     あれは
 
 常識、常識、という言葉も聞こえた。
 
 常識か。
 
 常識は何かに貼付ける名詞でしかなくて、常識と呼ばれるものの正体については何も語っていない。
 
 それは説明ではない。
 
 自分で説明できないことを常識で片付けるとは、つまり無能だ。
 
 
 ∧∧ 推理でいいからなんと見ます?
( ‥)
 ‐( ‥)お母さん、つむじを
   ‐□  説明できないんじゃね
 
 ∧∧ つむじを見せれば簡単でしょ
(‥ )
 ‐( ‥)母親も姉も髪を
   ‐□ 束ねてる
     見せて説明できないな
 
 ∧∧ お父さんがいるよ
( ‥)
 ‐( ‥)つまりめんどくさいわけだ
   ‐□ お父さん、身長高いしね
     電車の中で
     お父さん、しゃがんで、
     と言う気にもなれないし
     お父さん自身がそうする気も
     ないわけだね
     自主性ないねえ
 
 ∧∧ 言葉で説明
( ‥)
 ‐( ‥)以上のような手間を
   ‐□ 惜しむ人間が、
     説明のための
     言葉と表現を
     探索するようには
     思えないなあ
 
 ∧∧ ようするに
(‥ )
 ‐( ‥)能力がないと見た
   ‐□
 
 ひょっとしたら、彼らの頭の中には概念がずらっと並んでいるだけで、理解も説明もないのかもしれない。
 
 あるいはそれが彼らの理解であり説明であるということか。
 
 ∧∧
(‥ )まあ確かにつむじは
\‐   説明しにくいからね
 
  (‥ )頭の上から見ると
      髪の毛が渦を巻いている
      ように見える。
      こういう説明は
      聞いただけでは
      混乱するだけだろうしね
      もっとうまい説明を
      探索しないといけないな
      
 
 あのお母さんの脳はその手間を目の当たりにしてフリーズしたのではないか。電車の中では静かに、と二枚舌で問題を回避したのも、常識と言って答えなかった姉も、なんにもしゃべらない父親も、回転がよろしいとは言えそうにない。
 
 
 *2013.12.01以下を追記
 
 ∧∧
(‥ )お知らせがあってね
\‐  「うなじ」と「つむじ」を
    間違えていると
 
  (‥ )おおっ、本当だ
 
 というわけで以上の「うなじ」の部分を「つむじ」に補正。タイトルも「うなじ」から「つむじ」に
 
 ∧∧
( ‥)あなたも頭が回ってないね
 
  ( ‥)そういえば先日はさあ
    ‐□ 東と西を完全に間違って
      書いてたのに気づいて
      それを補正したよなあ
 
=>hilihiliのhilihili: 1円玉の夜空
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあ東に東京があって
    西に厚木、小田原があるからね
    それに最初は
    金星が西から上がってきた
    と書いてたしね
 
  (‥ )とっ、根本的な勘違いを
      していてもだ、
      「つむじ」を
      説明できなかった
      母親は頭まわってなーい
      仮説を私は支持します
 
 ∧∧
(‥ )あなただったら
\‐  「うなじ」「うなじ」と
    言いながら頭を差して
    「つむじ」を説明するの
    でしょうね
 
  (‥ )それはそれで真剣に
      やったら
      なんか狂気っぽいな

 
 一応、以下へ続く=>hilihiliのhilihili: 「つむじ」と「うなじ」を間違える
 
   

その場その場で差不多

 
 中国が一方的に日本の尖閣諸島を含む東シナ海に防空識別圏を設定。
 
 しかし、ほとんど即座にデモンストレーションよろしく、アメリカの戦略爆撃機B52がそこを飛ぶも
 
 中国、対応できず
 
 ∧∧
(‥ )...これ、大問題ですよね
\‐   
 
  (‥ )即応できる能力がない
      出来ない、
      こうなったらどうする?
      ということをあらかじめ
      考えていなかった。
      国の決定でありながら
      そういう内情であります
      ということが
      周辺諸国に
      ばれちゃったからな
 
 ∧∧
( ‥)なんにも考えてなかった?
 
  ( ‥)んー、というか
    ‐□ その場、その場で
       てきとーって感じだなあ
 
 あちらの人らしい、と言えばあちらの人らしいのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)中国って自由の国だからね
 
  (‥ )自由人の集合体で
      カオスになっとる
 
 無数の自由人が自由にあらゆる手で競争して生き抜いていく世界で生き抜くには、その場、その場で利益を取っていくしか無いだろう。
 
 つまりその場その場で、てきとーだ。深い動機があるわけでもなし、その点においてはこちらがあんまり真面目に受け取ることじゃないんだろう。深刻ではあるが。というか、あの立場ではそれしか出来ないのだ、と言った方が、多分、良い。色々な意味で問題だらけではあるが。
 
 ∧∧
(‥ )反対に日本だと
\‐  良くも悪くも人生設計とか
    言い出したりしますしね
 
  (‥ )出る杭は打つ
      だろうが、
      裏切り者は許さない
      だろうが、
      冷蔵庫に入り、
      店員を土下座させる奴、
      あるいは
      同級生を自殺に追いやる
      くそガキは潰せ、
      だろうが
      そういう集団の圧力が
      機能しているからこそ
      ある程度、
      安定した未来像が描けるの
      だよね
 
 だが、そうでないのなら、その場その場で利益を取っていくしか無い。これは必然。
 
 ∧∧
( ‥)自由人たちが
    行き当たりばったり
 
  (‥ )そのせいか、言い訳が
      てきとーって印象が
      あるよな
 
 以前、中国へ旅行に行った時、南にある杭州市の活気ある小振りな通りを歩いていると、人々が様々な出店というか路上で色々な販売を行っていて、その中で議論を戦わせている人たちがいた。
 
 まあ、議論というか、かっぷくの良い、きれいな身なりをした見物人の一人が、書をかまえた老人相手にまくしたてているのである。老人は小柄でヒゲをたくわえており…、いや、ヒゲをたくわえているだけで実際にはもっと若いのではないか? ひょっとしたら40代とかそんな程度かもしれない。実演をかねて道ばたで書を販売しているようなのだが、この老人とそれらの書、いずれもいかにもパチもん臭い。
 
 紙は白くてきれいだが、風合いもなくてぺらぺら、文字だって美しいとも味わいがあるとも言いがたく、服装と見た目も含めて、なにもかもが安っぽい。
 
 中国語は分からないが、こぎれいな見物人は高そうな腕時計をきらめかしながら文字を指差し、なぞるように手を動かし、指摘する仕草。どうやら、これおかしいじゃんよ?? 理屈に合わないでしょ?? と詰問しているかのようだった。
 
 んーーーーーー、、、、と困った顔をしていたその老人の顔が、しかし、ぱっ、と明るくなったかと思うと、出てきた言葉が
 
 チャーブドー
 
 ∧∧
( ‥)差不多
    似たようなもんだよ
    だよね
 
  (‥ )あれは、ちょっと
      のけぞってな
 
 自分が覚えた中国語というと2つだけ。ザイライ ヤーピン ピージュー(ビール2つもってきてー)、と、このチャーブドー。そして現地で聞き取れた言葉はチャーブドーだけだった。しかもよりによってこの場面。
 
 ∧∧
( ‥)追いつめられて
    頭をひねって考えた
    パチもん臭いおっさんの
    口から出てきた言葉が
    チャーブドー
 
  (‥ )それも、
      名案をひらめきました!
      みたいな顔で言っててな、
      通り過ぎたからその後の
      ことは分からないが、
      見物人のおっちゃんが
      納得するとは思えないねえ
 
 ポク ポク ポク ポク チーン
 
 というのりで出てきた渾身の一撃がチャーブドー。てきとー過ぎる。
 
 ∧∧
(‥ )こたびの防空識別圏の問題も
\‐   そういうことなんですかね
 
  (‥ )その場その場の
      急場凌ぎをしないと
      生きていけない世界。
      今回の大問題発覚も
      急場凌ぎするんだろうな
 
 ∧∧
( ‥)でも向こうの人は
    真面目な人と不真面目な人が
    すごい極端だよね
 
  (‥ )日本人全員が好き好んで
      真面目しているわけじゃ
      ないように、
      あちらさんだって
      全員が好き好んで
      急場凌ぎしているわけじゃ
      ないだろうからね。
 
 そして極度の自由人。
 
 だとしたら、
 
 ∧∧
(‥ )戦争が起こるとしたら
\‐  むしろ戦闘が偶発的に
    起こっちゃうって
    感じですかね
 
  (‥ )組織的で統一されてる
      日本やアメリカから、
      ではなく、
      あっちの誰かが
      訳分からんタイミングで
      個人的な信念や考えで
      なにかやっちゃう
      そんな感じかもなあ
 
 中国のフリゲート艦が自衛隊の船に火器管制レーダーを照射した、という事件も、それを考えればさもありなん。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、あのおっちゃんの
    チャーブドーだけから
    話を膨らませても
    あまり意味はないでしょうけど
 
  ( ‥)でもあれね、あちらさんは
    ‐□ 信念も不正も正義も悪も
      僕らと同様にあるけども、
      必然、急場凌ぎで
      自由で個人で
      みんながてんでバラバラ
      というのは
      念頭に入れておくべき
      だろうね
 
 どうも真面目な諸外国の人々の中には、中国の行動にはなにか深いメッセージがあるのではないか? と必要以上に勘ぐる向きもあるらしい。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、訳分からん時に
    訳分からんことが起きて
    みんなで頭をひねると
 
  (‥ )あちらさんはいつも通りの
      ことをしているだけだけど
      外国人にはそんなこと
      分からんでな
 
 逆にあちらも、なんで周辺諸国や世界が自分たちに不信の目を向けるのか訳が分からないだろう。
      
 
 

役のない手札、それは豚

 
 要するに、俺様理論屋とかトンデモ君とかは社会的不適合者なのだ。
 
 ∧∧
(‥ )という意見
\‐
 
  (‥ )まあ、適合しては
      いないだろうね
 
 彼らは最初の思いつきに固執して、思いつきを支持する証拠だけを集めたり、思いつきを支持するように曲解したり、あるいは無視したりする。
 
 ようするに頑固で頑迷なお馬鹿さんなので、そりゃあ周囲から浮くし、嫌われる。
 
 あいつ浮気してるに違いない、違いない
 
 あいつまだ俺のところが好きなんだ、好きなんだ
 
 俺には才能がある、才能がある
 
 俺は絵がうまい、文才がある、認めない世間が悪い、悪い
 
 そりゃあ浮くし、嫌われる
 
 ∧∧
(‥ )なんで馬鹿が一定数
\‐   産まれてくるんだ?
     という嘆きの声も
     ありますね
 
  (‥ )人間の知能や推理力や
      問題解決能力は
      複数の部分から
      成り立っていて
      それを司る遺伝も
      複数様々だって
      ことじゃねーか?
 
 俺様理論屋とかトンデモ君は執着が非常に強いが、実はそれ自体は悪いことではない
 
 ∧∧
( ‥)ケプラーさんみたいに
    ずーっと間違った仮説に
    執着しているのに
    科学に大きな貢献をして
    偉大な業績を上げた人も
    いますからね
 
  ( ‥)あの人はそれが顕著で
    ‐□ そこが理解不能で、
      そここそが魅力的
      なんだよな
 
 最初の著作で、事実上後の”ケプラーの第二法則”に該当することを、なんの根拠も無く、いきなりつらつらと述べ始めたり、最後の最後まで宇宙は正多面体の入れ子構造で出来ており、プラトン的な秩序があると信じ込んでいたのにも関わらず、それを真っ向から破壊するかのようなケプラーの第一法則を発見して不動のものとする。
 
 頭がいかれている、としか言い様がない。神がかっているし、まごうことなき狂人だ
 
 ∧∧
( ‥)そしてそこにあるのは、
    妄執と固執である
 
  (‥ )だが、なぜそこで
      終わらないか?
 
 それは自らの妄執や固執を破壊することもいとわなかったこと、いとわなかった割には妄執を捨てることもなかったこと、そのくせ観測結果というデータを説明する最良の仮説をひたすら探索し続けた事
 
 ∧∧
( ‥)結局、解の探索と
    その解が答えに近いか
    それを判定する客観的な
    物差しをもっていた、
    そういうことですか
 
  (‥ )自分が今いる座標と
      高度を知る
      その感覚さえ
      生きているのなら
      妄執は解探索をしなければ
      ならぬ、
      原動力そのものになるよね
 
 
 見方を変えれば、俺様理論屋やトンデモ君がどうにも駄目なのは、妄執というパーツがあるのに、他のパーツが駄目になっているからだろう
 
 そして仮に、推理に関わる能力をそれぞれ司る遺伝子があるとする
 
 ∧∧
(‥ )両親の精子と卵子
\‐  それぞれから遺伝子を
    もらう以上、
    さらに司る遺伝子が
    複数ある以上、
    人間の推理力は
    その場で配られた手札のような
    ものになりますかね
    そして手札の組み合わせは色々
    多くの人は無難な組み合わせ
    だがそうでない人もいる
 
  (‥ )ようするにだな
      トンデモ君たちの手札は
      役の無い、豚、だって
      ことだよ
 
 手札が無作為に配られるのなら、豚の手札は、割合こそ少ないが、必ず一定数生じる。ゼロになることはない。これは原理上しょうがない。
 
 では、一体どこで人生を間違えたのか 
 
 そりゃあ受精したその時だろ?
 
 あの日、あの時、隣の精子が受精に成功しておれば、こんなことにはなっていなかったはずだ。そうであればお前に似ているがお前でない誰かが生まれ、訳の分からん持ち込みなどせず、ありもしない自分の才能を信じることもなく、絵も文章も、下手糞な脚本を書く事も無く、アニメや本の評論ブログを孤独に書くこともなく、
 
 そうではなく、
 
 もっと普通にありきたりに過ごして結婚して家庭を持ち、両親に孫の顔を見せる事もできたはずだし、あんな風に小言を言われることもなかったはずだ、そうではないか?
 
 
 ∧∧
( ‥)そういう遺伝的決定論は
    無責任で根拠が無い、と
    怒りの非難を上げる人も
    いるでしょう
 
  (‥ )まあ、いい加減で
      当てずっぽうな
      意見であることは
      認めるなあ
 
 とはいえである。遺伝的決定論否定主義者も罪作りなのだ。連中は、人の魂も能力も、粘土のように自在に作り替えることが出来ると信じ込んでいる。
 
 ∧∧
( ‥)努力すればね
 
  (‥ )そういうのは
      無駄な努力って言うんだよ
      だからだな、
      どっちが残酷なんだろな?
 
 どちらが残酷なのか?
 
 受精の瞬間に詰んだのだから諦めろ、と言う方が残酷か?
 
 それとも本当に残酷なのは、出来もしないことを、努力すればかなう! と訳知り顔で叱咤激励して笑顔で応援する方か?
    

 さあ、どっちを選ぶかね。もう時間はないぞ。
 
 
    

2013年11月28日木曜日

すでに芋は見つかっているという可能性

 
 男はなぜ彼女の話を聞いてあげないのか、なぜこうしたら良い、と望んでもいない解決策をしゃべるのか? なぜ一言、大丈夫だよ、と言って上げないのか? その言葉を何度も言ってくれるだけで…

  
   (‥ )だいじょーぶ
       ダーヨ
       とらすと・みー
 ∧∧
(‥ )そういうことを言うと
\‐  どんな反応が返ってくるやら
    ともあれ、こういう意見は
    多いですよね
    女性と男性の違いを
    申し述べる時に必ず
    出てくる事柄ですよ

 
 
 だが、考えてみれば妙な話なんである。大丈夫だよ、と言っても言われても問題は解決しないし、事実、解決しないから何度も同じことを繰り返して述べているし、それに対してやはり、大丈夫だよ、という解決にならないことを繰り返す。
 
 これは文字通りに考えると不合理、意味不明。
 
 だとすれば
 
 ∧∧
( ‥)文字通りの意味ではない
    という可能性がありますね
 
  ( ‥)問題解決はとっくに
    ‐□ すんでいて、
      後はやるだけなのかも
      しれないな。
      あるいは、
      選択肢のチョイス自体は
      すでになされていて、
      いつ飛ぼうかな? と
      後は決断の頃合いを
      見計らうだけで
      それまでのサポートが
      欲しいだけなの
      かもしれない
 
 人間は必ずしも合理的ではないけども、問題解決にならないことを延々と繰り返す、というのは不合理というよりはむしろ危険だ。それでも繰り返すということは、実は選択や解決や決断はすでにすまされている、という可能性もありうる。
 
 ∧∧
( ‥)だから言葉通りには
    受け取れませんと
 
  (‥ )昔、知り合いに、いつも
      彼氏の愚痴をこぼす
      女の子がいたろう?
 
 多分、女友達にも、他の男友達にも言っていたんだろう。というか、明らかにそうだ。そして少なくとも彼女の言い分からすると、悪いのは彼氏らしい。
 
 いやむしろ
 
 ∧∧
( ‥)あの話ってあれでしょ?
    客観的に見ると
    彼氏が都合の良い女として
    さほど好きでもない
    その子をじゃけんにしつつ
    キープしていただけだよね
 
  (‥ )話を聞くたびにさ、
     「みのもんた風に言うと、
      奥さん、別れなさい」
      と言ったものよ
 
 愚痴っている割には「奥さん」と言われると少し嬉しそうだったのが印象的だ。
 
 ああ、でも、その子にはこうも言ったよな。
 
 新しい彼氏を見つければいいんだよ。そしたら踏ん切りがつくんだ。彼氏はそのうち見つかるから大丈夫…
 
 ∧∧
( ‥)大丈夫だよって
    あんたが言ってどうする
 
  ( ‥)いやいやこれは
    ‐□ 文脈の話だよ
 
 新しい彼氏がそのうち見つかるっしょ、と言葉をここで切っても、これに続く意味合いは、だから大丈夫でしょ、になる。
 
 もちろん別にその子のことを考えたわけじゃない。これは単純な予測だ。
 
 なぜかというに、
 
 ∧∧
(‥ )実際、彼氏がその子を
\‐  なんかいいように使っている
    その一方で、その子はその子で
    良い出会いないかなあ…と
    探してたふしがありましたよね
 
  (‥ )ちょっとお水で働いて
      みたり、色々しててな
      あれは話の内容からするに
      縁探しだろ。
 
 というか、愚痴の内容から丸わかりなのだ。彼氏は自分をちゃんと見てくれない。尽くしているのに答えてくれない、どこかにもっと良い彼氏はいないか、こうなってくれないか...
 

 思うに、彼女の頭の中ではすでに選択肢のチョイスも決断もとっくの昔になされていたのではなかったか?
 
 たとえ、奥さん、と言われて少し嬉しそうでも、チョイスはすでになされていたのではなかったか? 
 
 ∧∧
( ‥)ただ、乗り換えようにも
    新しい電車がこなかった
    だけでね
 
  (‥ )それを考えると、
      大丈夫と言ってほしい、
      というのは
      まあ、そういうことかな
      と思うのだけどね
 
 実際、狩猟採集時代、人類が経験した最も長い時代、人類を作り上げた進化の歴史において大きな部分を占めるその時代。男は見栄を張って大物狩りへ出かける一方で、女は堅実に芋掘りしていた、というのなら、
 
 芋が見つからない! どうしよう??
 
 大丈夫だよ
 
 こんなトンチンカンで自殺的な会話や要求が成立するとは思えない。
 
 ∧∧
( ‥)つまり芋はとっくに
    見つかっているのでは
    ないだろうか?
 
  (‥ )あるいは芋がある場所を
      掘り始めて
      しかし、まだ見つからない
      だが、あるのは経験上
      確実だ。
      こういう状況なら
      芋が無いわ、どうしよう?
      大丈夫 大丈夫
      掘りましょう、
      という会話が起きても
      おかしくない、
      そういうことかもね
 
 人間誰しもそうだけど、語る言葉を額面取り受け取るわけにはいかない。一見すると理不尽に見える場合は特にそうだ。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、こういう見解は
\‐  理屈っぽいと
    嫌われそうですけどね
 
  (‥ )好かれる事が仕事では
      ないでな
      問題ナッシングよ
 
 ちなみに、以上で取り上げたあの子は、ある日、ぱたっと音信不通になり、それからしばらくして、迷惑をかけたみんなに挨拶をしているの、とやってきた。
 
 新しい彼氏が出来た
 
 前の彼があんなに好きだったのが今からすれば馬鹿みたい
 
 すてきな人です
 
 そりゃあ良かったじゃないですか。
 
 そう答えながら、ああ、もうこの子に会う事はないし、愚痴を聞かされることもないのだ、と分かった。
 
 ∧∧
(‥ )もう、10年は前ですよね
\‐  今頃なにをしていますか
 
  (‥ )まあ、不平をこぼしつつも
      お母さんになっていたら
      良しとすべきだろうね
 
 
 

その人物像は怪異

 
 明の初代皇帝、朱元璋 

 いわゆる洪武帝
 
 元帝国末期の混乱で成り上がった貧農出身の人物で、非常に猜疑心が強く、多くの官僚を処刑粛清した。あまりにも多くを殺し、大粛清は後の世代でも起こったゆえに、残忍で血塗られた人物、あるいは、明、という呼び名とは裏腹の、血にまみれた王朝の創始者、と言う人もいる。

 
 ∧∧
(‥ )残された絵を見ると、
\‐  かっぷくの良い
    丸顔のおじいちゃん
    として描かれたものと
    やせて怪異な風貌に
    描かれたものとが
    あるんですよね
 
  (‥ )でもさ、絵で描かれた
      特徴を見ると、
      二つとも同じなんだよな

 解像度は悪いがネットで見る画像はこう=>朱元璋
 
 同じ人物を描いたとは思えない。本当はハンサムだがわざと怪異に描いた、あるいは反対に、本当は怪異な風貌だったが皇帝であるために丸顔に描いた、とも言われるけども、

 いやあ、これはどう見ても同一人物でしょう、区別する必要などどこにもない。
 
 ∧∧
( ‥)どこに注目するか
    どの情報を抽出するか
    そこであると
 
  ( ‥)相違点を見ると二つの
    ‐□ 距離は大きい、
      だが他の肖像画に無い
      共通点を見ると
      同一人物に見えてくる
      どこを見るか、
      どれを抽出するか
      そこが問題
 
 考えてみれば本だって同じだ。ネットやamazonの書評がしばしばくるくるぱーなのは、
 
 えっ? あんたこの本からそれしか抽出できなかったの??
 
 という事例を目の当たりにするからであって。
 
 ∧∧
(‥ )でも、本でも何でも、
\‐  予備知識がないと
    書かれてあることが
    理解できなくなるの
    ですよね
 
  (‥ )本を読んだごときで
      本を読んだつもりになって
      いるのは、
      出来の悪い証拠よ
 
 身近な小物一つ、名前を言い出せない道ばたの雑草ひとつにも歴史と情報と過程がつまっている。知って分かった人ならそこから言い出せることをつらつらと述べられる。
 
 それは詩人が語る言葉のようなものではない。お前の言葉は見たものから来たのではなく、お前の脳内で起こっているただの冗長な妄想だ、というものとは違う。根拠と適切さと推理と実証と論証がそこにある。
 
 だが出来ない人間にはこれが出来ない。

 つまるところ、それを”見た”だけでは”見た”ことにならない。本を読んだごときで本が読めたと思っているのなら、それはそ奴が絶望的に浅い証拠だ。
    
 
 

ブログ アーカイブ