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2013年11月10日日曜日

それは、か細くひ弱な夢

 
 艦隊これくしょん、というゲームがあるという。WW2、というか太平洋戦争で活躍した旧日本軍の戦艦たちを擬人化し、その女の子たちを使って行う戦略ゲーム。
 
 噂で聞くに、強大な敵が現れるステージで、これまで女の子たち艦隊娘を丁寧に扱ってきた提督たちプレーヤーが、あまりの難しさにじょじょに感覚が麻痺してミスから娘を轟沈させてしまったり、あるいは禁じ手を使い始めるのだとか。
 
 ∧∧
(‥ )なんか女の子たちを
\‐   捨て駒にしちゃう
     みたいですね
 
  (‥ )余力のなかった現実の
      旧日本海軍を思わせる行動
      なんかブラック鎮守府と
      揶揄されているみたいね
 
 ブラック、と揶揄されることからも連想できるけども
 
 ∧∧
( ‥)部下を使い捨てにする。
    これ、ブラック企業の
    経営者と同じですよね?
 
  ( ‥)このゲームの
    ‐□ プレーヤーは数多い。
      だから、
      こういう捨て駒戦略を
      始めた人たちの中には、
      ブラック企業を
      批判していた人も
      いるんだろうけどね。
 
 しかし、してしまう。やむを得ないという圧力がこうさせる。このゲームの恐ろしさはガダルカナル島でやってしまった日本軍の失敗を、プレーヤーに実感させたことである、そう評する人もいるらしい。
 
 ∧∧
( ‥)そして、より身近には
    ブラック企業経営者の
    心理を実感させるゲーム、
    そういうことですか
 
  (‥ )企業経営者ってのは
      自分の資産を突っ込んで
      人生の賭けに出ている
      ギャンブラーとしては
      重症なんだよな。
      だから、
      もともといかれた神経で
      ないと
      やっていけないはず
      なんだけども
 
 しかし、考えてみれば、資産と人生を賭けにベットする、というのはギャンブラーとして必要な素質ではあるのだけど
 
 ∧∧
( ‥)でも、それだけでは
    勝てるギャンブラーには
    なれませんよね
 
  ( ‥)ベットする勇気や無謀さは
    ‐□ あるけども、
      それだけでは勝てない
 
 つまりもうひとつ、勝つ素質が必要だ
 
 ∧∧
( ‥)でっ? そのひとつが
    人を捨て駒にする
    素質ですか?
 
  (‥ )あるいは逆で、
      勝つ素質がないから
      人を捨て駒にするしか
      活路が見いだせない
      そういうことなのかも
      しれない
 
 この辺りはよく分からない。
 
 例えば社員を過労死させたり、過労自殺に追い込んだり、そうかと思うとボランティア活動をしたり、あるいはスターリンのように自分の肖像画や銅像を職場に掲げ、個人崇拝を強制し、標語を掲げ思想を統一する。そういう経営者がいる。彼の戦略は安売りで、結局それは社員の命と人生を削ることだった。
 
 こうした活動が、素質がないゆえに人を捨て駒にする、そういう邪法しか取れない追いつめられた人間が、己の罪悪感から逃れるために編み出した偽善の厚化粧であるのか、
 
 ∧∧
( ‥)あるいはこれ自体が
    そういう責任転嫁を
    罪悪感無しに行えるような
    冷血さ、あるいは
    他人の苦しみを理解できない
    人間性の欠如という
    ”素質”そのものなのか
 
  ( ‥)どっちなんだろうなあ?
    ‐□ そこはよく分からんよね
      識別できない以上、
      両方混ざっていても
      おかしくないしな
 
 だからどっちでも同じだ、とも言える。人生をベットして賭けに出よう、その素質がスタートなら、成功という淘汰はその後で起きる出来事であり、
 
 ∧∧
( ‥)そこでどしどし脱落していく
    そしてしばしば生き残るのは
    共感性を欠如した者で
    あったりする
 
  (‥ )起業家や経営者は
      度胸がある、
      その一方で他人の苦しみに
      共感できなかったり、
      物事をなんでも都合良く
      解釈したりする、
      彼らがこういう異常者でも
      あるのは
      必然の結果かもな。
 
 冒頭のゲームの有様は、人はしばしば、異常者であることを強制される環境に置かれて、淘汰されてしまう、ということを示唆しているようだ。それは止むに止まれぬ選択肢であったのか、あるいは元々の呪われた素質が開花した瞬間であったのか、それはその時点では区別ができないってことなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でもゲーム自体は課金する
\‐  必要がないんだけど、
    課金という選択肢はあって、
    それによって資源を増やして
    余裕をもって戦いに臨む人も
    いるみたいですね
 
 (‥ )言い換えればあれな、
     日本軍はそれができないから
     負けたし、
     ブラック企業ってのも、
     それが出来ないひ弱な
     存在でしかないって
     ことなのな。
 
 実際、安売り、社員の命も安売り、というのは、余裕が無い、か細く、ひ弱な存在でしかないってことなのだ。それを考えればブラック企業に対するものの見方も、成功した起業家に対する考えも、彼らが掲げる美しい標語も、受け取り方が少し変わるのだろう。
 
 
 
 
 
 

猫トランスフォーム

 
 猫は、伸びる。
 
 ∧∧
( ‥)ああ、我々、
    普段は脊椎を曲げて
    いるからね
 
  ( ‥)猫が伸びた画像を見ると
    ‐□ やはり愕然としてしまうな
 
 トラやライオンも伸びるのか? という疑念。
 
 ∧∧
(‥ )でも、狩られちゃった
\‐  ライオンさんとか見ても、
    そんな極端に
    伸びているようには
    見えませんけどね。
    普段の姿勢も脊椎は
    あまり猫背ではない
    みたいですよね
 
  (‥ )大きい、小さいでは
      とれる姿勢にも違いが
      出るからね。
      大きい動物の方が
      無理のない姿勢を
      とらざるをえないから
      ライオンみたいに
      大きいと、
      猫背と伸びの間に
      極端な違いはないはず
      なんだけどもね

 *サイズによって構造が支えられる負荷と、構造が支えるべき重量は違ってくる。だから生物も機械もサイズによってプロポーションを変えなくてはいけない。当然、取るべき姿勢も変わってくる。例えば小さな模型でうまくいっても、その模型のまま大きな完成品を作ると、負荷で壊れてしまうし、自重を支えられないことすらある。鳥の進化を論じた俺様理論屋が、樹上からの飛び降り説はおかしい、それだと引き起こしの時に空中分解してしまうはずだ、と、愚かにもまくしたてた例があるが、これは飛行機という巨大サイズでは不可能なことは小さな動物でも不可能だ、という勘違いの例。反対に人間の持ち上げられる重量を考えれば恐竜は動けない、つまり昔の地球は重力、あるいは引力が低かったのだ、というのもこういう勘違いの例。小さな構造物をそのまま大きくすると動けなくなる、ここまでは正しい。しかし、だから大きな動物はプロポーションを変えなければならない、そうすれば動作できる、ということまで頭が回っていない。意外とこういう基本的なことを知らない人は多い。単純に義務教育で習わないせいかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、猫とライオンも
    プロポーションは全然
    違ってるからね
 
  ( ‥)猫は華奢だけど、
    ‐□ ライオンはものっすごく
       頑健なプロポーションに
       なってるからなあ
 
 だから猫とライオンは同じではない。
 
 とはいえ、ライオンサイズの生き物でも、生きている時と、死んだ時では見た目の長さが変わる、という可能性は考慮すべきなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )確かに、ライオンやトラさんの
\‐  大きさの計測値って
    見た目やプロポーションと
    ちょっと不整合な点が
    ありますよね
 
  (‥ )幾つかはたわいもない
      理由なんだよな
      頭骨の最大サイズに
      対して、
      この異様に大きな体長は
      なんだろう?? 
      そう思っていると、
      その計測値は、
      実は手足を伸ばして
      その間隔を測ったもの
      であったとか、
      そういうのでね。
 
 しかし、そういうことをしなくても、もっとささいなこと。例えば首を前にのばして、顔を前方に突き出させて計測する、ということもありうるだろう。猫もライオンもどっちかというと活動時は口先が斜め下を向くし、それを伸ばせば大きい計測値が出るが、違和感のある姿勢になるだろう。
 
 首だけじゃない。動物の骨格は首、背骨、あるいは足など、通常はあちこちが関節部分で曲がってカーブを描き、筋肉がいつでも激しい運動を行えるようになっているものだ。例えば足のひざをまっすぐ伸ばしている動物は、ゾウのように巨大な種族か人間のようなものを抜かすと、まずいない。それを伸ばすとなると、おかしな姿勢の大きな計測値、ということになりうる。
 
 ∧∧
( ‥)だから伸びてる可能性を
    考えているわけね
 
  ( ‥)猫は極端な例だとは思うよ
    ‐□ 変形できるの?? と
      思ってしまうぐらいに
      姿勢が変わるからね。
      しかし、大型猫類でも
      その可能性は考慮してみる
      べきかもしれない。
 
 どうも、数字だけ見ていると納得のいかない点が多すぎるのである。
 
 

2013年11月9日土曜日

どんぐり地獄

 
 hilihiliのhilihili: どんぐりでは現代生活を維持できない、らしいの続き
 
 どんぐりでは、どうも現代生活を維持できないらしい。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、その結論は
\‐  早すぎかもですけどね
 
  (‥ )どんぐりを大量に集める
      乾かす、割る、煮る
      アクを取る、砕く、
      調理する、この行程を
      どこまで効率化出来るか
      そこまで論じたわけじゃ
      ないからな。
 
 とはいえ
 
 ∧∧
( ‥)どんぐりで生活費を
    浮かしている人が
    いないことも事実
 
  ( ‥)どんぐり産業も
      存在しないしな
 
 樹木だから駄目ってことはない。果実、オリーブ、樹木を使った産業はあるし、そもそもドングリに近縁である栗も産業になっている。
 
 ∧∧
( ‥)明らかにどんぐりは
    産業にならない。
    つまり
    現代生活を支えられない
 
  ( ‥)前、なんかで見たな
    ‐□ 江戸時代の物品は
      こんなに安かった
      そういう物価の表
 
 いや、そりゃあ安いでしょ。例えば当時、輸送費にかかるのは馬や人夫の食費とかだけで、ガソリン代が入っていない。
 
 ∧∧
(‥ )痛みやすいものを運ぶには
\‐  保冷しなければいけない。
    その分、ガソリンを食うし
    電気代だってかかる
    スーパーの陳列にも
    電気が必要だ
 
  (‥ )輸送には道路や鉄道が
      必要で、
      ガソリンを運ぶ組織、
      電気を送電する機械や
      送電網、
      それらの部品を作る工場
      工場それ自体を維持する
      ための送電網、
      それを維持するための工場
      そしてメンテナンスをする
      人々の人件費
 
 その人々の人件費は、また彼ら自身が電気を使い、ガスを使い、そして生活していくための金を組み込まなくてはいけない。さらに言えばメンテナンスをする彼らに技術を教え込む学校と教育者を維持しなければいけないし、そこまた人件費が、そこにまたガス光熱費が…
 
 ∧∧
( ‥)それを忘れて
    江戸時代の物価はこんなに
    安いって、阿呆かと
 
  (‥ )人はしばしば言うな
 
 文明が発達して、人は幸せになったか? どうなのか? この有様はおかしいことじゃないのか? と
 
 ありがちなこの意見は、実際のところ論点が間違っているのだ。
 
 我々の世界の有様。ここから導きだされる結論は、人間は幸せになるためにこの文明を築いたわけではないし、幸せになることなど不可能だ、ということだ。
 
 ∧∧
(‥ )複雑高度化した技術社会を
\‐  維持するために、
    皆が大量に支払いを
    しなければいけない世界
 
  (‥ )だがそうして作られた
      社会は、同時に圧倒的な
      武力を行使できる。
 
 それが出来なかった社会は単に搾取されるのみ。事実、我々は先進国として他の国を搾取してこの富を築いた。
 
 ∧∧
( ‥)人は幸せのために
    この世界を築き上げたわけでは
    ないのだと
 
  (‥ )ここにあるのは
      力を維持したものたちが
      勝利者として生き残る
      それだけのプロセスで、
      幸せという部品は
      最初からなかったのだ
 
 もし、幸せという部品がこの世界にあったのなら、人は例えば、どんぐりで生活が出来ただろう。
 
 言い換えれば、
 
 人は幸せになったのか? 
 
 それは、この問いかけを行った者が、観察力もない、まったくもって愚か極まりない人間である、ということを意味している。
 
 あるいは
 
 ∧∧
( ‥)あるいは、実は、
    論理的な人なのかも
    しれない
 
  (‥ )幸せになるということを
      至上命題にして、
      論理的な言葉をつむぎ、
      そして社会を悪とみなして
      疑問の声をあげたのだ。
 
 だがしかし、論理的な人間が陥りがちな誤りとは、ここなのだ。論理的な結論は前提を申し述べただけで、前提の正しさを保証しているわけではない。結論と社会がずれた時、正すべきは社会ではない。社会という現実すら説明できない前提の方だ。
 
 人間を幸福にする。その前提はこの世界の有様を説明できない。ならばそれは空論でしかない。
 
 ∧∧
( ‥)これはロジカルシンキングの
    誤りかもしれない。
 
  (‥ )論理を渇望する人間は
      正しさを望んでいる。
      だが、残念ながら、
      論理は正しさを
      保証しないのだ
      無様なものよな。
 
 どんぐりで生活できない社会とは、人間が幸せでなく闘争を選択した社会であることを示す。果てしない無限地獄、それこそがこの世界。そういうことではないのか?
 
 
 ∧∧
(‥ )狩猟採集民の人たちは
\‐  現代の工業化された
    人たちよりも労働時間は
    ずっと短いそうですからね
 
  (‥ )そりゃあね、
      ガスも電気も水道も
      それを維持する人件費も
      教育費もないわけ
      だからね。
 
 

どんぐりでは現代生活を維持できない、らしい

 
 ∧∧
( ‥)どんぐり拾ってきて
    何するんです?
 
  ( ‥)いや、ちょっと
    ‐□ 食べてみようかと
 










 まずは割る。固い。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあ、生で
    栗みたいなもんだからね
 
  ( ‥)本来は乾かしてから
    ‐□ 割るみたいだな。
 
 栗もドングリも同じようなものだから、造りも同じ。しぶ皮がある。
 
 剥けない。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、そのまま煮ると
 
  ( ‥)めんどくせー
    ‐□ ぐっつぐっつぐっつ
 
 弱火でしばらく煮てから見ると、鍋の水は黒に近い赤茶色に。
 
  (‥ )ぎゃー
 
 ∧∧
(‥ )でも、しぶ皮は
 °‐  剥けてるよ。
 
 なんというか、もにゅっとした感じにふやけて剥けていた。ふにゃふにゃした帽子のよう。
 
 ∧∧
( ‥)この茶色のお湯は
    いわゆるドングリコーヒー
    ですかね?
 
  ( ‥)ww2の時、パリジェンヌは
    ‐□ ネズミを食べ、
      ドイツ人はドングリで
      コーヒーをいれた、
      だったっけ?
 
 「虫の惑星」のどこかにそう書いてあった記憶があるが、どこだか分からん。ともあれ、ドングリでコーヒーを入れるという着想は現代日本でもどういうわけか発想されて、ネットで検索することもできる。
 
 再び煮るとお湯は茶色に染まるので、少し飲んでみた。
 
 ∧∧
( ‥)お味はどうよ?
 
  ( ‥)うーん 
    ‐□ ドングリの味?
 
 ∧∧
( ‥)まんまだな
 
  (‥ )他に表現のしようがない
 
 どんぐりは、茹でても固かった。
 
 ∧∧
( ‥)つぶすの大変そうだね
 
  ( ‥)かてー
    ‐□
 
20分ほど格闘してすりつぶすとこんな











丸めてつぶしてフライパンで焼くとこんな











 ∧∧
( ‥)お味は?
 
  ( ‥)うーん
    ‐° どんぐりの味?
 
 ∧∧
( ‥)まんまだな
 
  (‥ )でんぷんは入っているから
      多少、甘みを感じるけど
      栗のようなものではないね
      それでタンニンが
      入っているから、
      少し渋い。
      食べられるがちょいと
      くせがあって、
      それはドングリ臭としか
      言えないなあ。
 
 ともあれ、せんべえ程度の量を調理して食べるのにこの手間なわけで、仮にこの作業を工夫と慣れで効率化したとしても大量に食べるのはいかにも面倒くさそうである。
 
 ∧∧
( ‥)あんた、どんぐりを食って
    食費を浮かそうとか
    考えてたな?
 
  (‥ )森を歩いている時にさ
      どんぐりがいっぱいあると
      色々と考えちゃうんだよ
 
 もし、自分が狩猟採集生活をしていたらそれをしていただろうし、それで1日の数時間を費やしても問題なかったんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃそうでしょうね
 
  ( ‥)でも、現代の電化された
    ‐□ 生活を支えるためには、
      肉体の維持だけではない
      いわばインフラを
      維持する経費を
      納めなければいけない。
      この状況で、
      食事にここまで手間を
      かけるわけには
      いかないなあ。





連邦内部におけるあなたの出身地が分かります

 
 出版界と電子書籍、そして紙の本の未来はどうなるか? 人々が色々なご意見を申します。
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□ 見てて思うに
 
 この話題に関して人が意見を述べる時、正しい状況判断、というよりも、むしろ、意見を述べる当のご本人の”読書観”が出てくるらしい。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、当たり前ですね
\‐
 
  (‥ )なぜ私が結婚出来ないのか?
      そのことを説明する時、
      人が持ち出してくる説明は
      ご本人の結婚観や経済観念
      男女観や
      世界をどう理解しているか
      そういうのが表に
      出てくるからな。
      それと同じだよね。
 
 本の未来に関して言えば、
 
 本を元々読んでいない人間はネットがある昨今、出版界に未来などない、そう考えるらしい
 
 そもそも調べものをしたことがなく、ワンクリックの手間ひまを惜しんで何でもかんでもすぐに早とちりしてしまう人間、ネットも使いこなせない人間は、本などなくともネットで十分だ、と思うらしい
(*これは以前の話題=>hilihiliのhilihili: うん、本を読むには体力がいるんだ、そして体力がないとネットも使えん
 
 あるいはどうも、トリビア的な知識だけを求めている人は、小ネタはネットで十分だから電子書籍にも紙にも未来はない、そう思うらしい
 
 あるいは反対に、小難しいがどうでもいいような本、例えば文学とやらを熱心に読んでいる人は、紙の消失は知的文化の消失であると無駄に大騒ぎするらしい
 
 あるいは、俺はこういう真面目な文章をすらすらと読める出来る人間だ、そうアピールしたい人間は、最新鋭の電子書籍と、その可能性をとくとくと語る
 
 ∧∧
( ‥)あなたはどう考えます?
 
  ( ‥)雑誌、エロ、漫画、
    ‐□ これら基幹のうち、
      雑誌とエロは
      食われたなあ。
 
 漫画も、LINEだかなんだか、ネットでしゃべるサービスがあると、ある程度食われることになるんだろう。生きた人間とのおしゃべりには漫画も小説も勝てない。そもそもみんなが集まっている時に漫画であれ、小説であれ、そんなものを読んでいる人間は失礼な奴だと見なされるのが当然。それに今は少子化の時代だ。
 
 ∧∧
(‥ )逆に言うと、人々は
\‐  出版界という
    有象無象な集合の
    それぞれの領域で
    これまで生きてきた。
    その領域の栄枯盛衰を
    出版界全体に当てはめて
    語っているのだと
 
  (‥ )出版界ってのは
      共和国でも
      帝国でもなくて
      独立国家の集合体
      つまり連邦なんだよね
 
 
 これは小さな会社がうじゃうじゃ存在する出版界の特徴で、テレビ、ラジオのようなメディアに比べると、こういう側面が非常に顕著である。
 
 連邦の一角、雑誌共和国連合は、ここからはちょっと遠い所にあるのでよく分からないが、どうも状況が思わしくないようである。
 
 ∧∧
(‥ )エロ諸侯国同盟は
\‐   なんか壊滅的みたいですね
 
  (‥ )かなり前から浸食と
      崩壊が始まってた
      みたいだな
      老舗がつぶれたのも
      結構前からだったと
      思うしね。
 
 電子書籍自治特区は、おおいに期待されていたものの、伸び悩んでいるようである。
 
 ∧∧
( ‥)どうもコンテンツが少ない
    売り上げが少ない
    電子化の出費に見合わない
    それが悪循環を引き起こして
    いるようだと
 
  (‥ )エロ同盟と電子特区が
      うまく組めばいけそう
      だと思うのだけどね
      特に女性向けのエロかな
 
 ネットの発展で真っ先に蹂躙されたエロ同盟が電子特区と組むのは当然のなりゆきだと思われるが、さて、どうなるか。ひょっとしたら、腐女子騎士団連盟が参陣すれば状況が一変するのだろうか。
 
 一方、連邦において最大の勢力、漫画国家共同体は売り上げを落としつつも健在だ。
 
 神聖文学教国は、取りあえず死ねばいいのに。
 
 ∧∧
(‥ )神聖文学教国って
\‐  自称、皇室でしょ?
 
  (‥ )だから死ねばいいのに
      って言ってるのさ。
      自称どころかあんなもの
      僭称だからな。
      どこの馬の骨とも
      分からぬ奴が神聖な血を
      称号するとは笑止千万。
      はるかに血筋の長い王家が
      この業界にはちゃんと
      あるのだからね。
 
 源氏物語王国とか、ギルガメッシュ皇国とか、ニネベ図書連合、ユークリッド公国、新約聖書出版連合、三国志連合自治区、アルマゲスト伝承委員会、南総里見八犬伝ライトノベル選定侯国とか
 
 ともあれ、
 
 多分、人々はそれぞれの国で暮らしてきて、それぞれの国の行く末を見て、絶望したり、もう駄目でしょwww と知ったかぶったり、あるいは
 
 ∧∧
( ‥)ああ、なんだいけるじゃん
    そう見る人もいる
 
  (‥ )出版界の未来予測って
      それを言うご本人の
      人生と立ち位置が
      よく分かるよね。
      そして、
      自分の産まれた国の
      運命を
      連邦全体の運命と
      勘違いしている。
      
 
 こういう未来予測は、例えばの話、それは「草食系男子」と言うようなものだろう。
 
 ∧∧
( ‥)結婚出来ない理由として
    草食系男子、という
    説明を使った時に、
 
  (‥ )説明そのものよりも
      その説明を使う
      その人の人生の方に
      問題が潜んでいるような
      もんでな。
 
 国の命運は連邦の運命ではない。しかしどんな意見を持つかで、私たちは互いの出身国が分かります。
 
 
 

2013年11月8日金曜日

ズムウォルト級

 
 ∧∧
(‥ )なんかね、ズムウォルト級
\‐  駆逐艦が進水してたみたい
 
  (‥ )あっ、そうなの?
 
例えば以下のサイト
=>Capt. Kirk Takes Command Of Hot New Ship – Really! USS Zumwalt Sails 

 ∧∧
( ‥)先月の31日だね
 
  ( ‥)なんかあれな、
    ‐□ 山本太郎議員。
      議員でありながら
      秋の園遊会で
      国の象徴たる陛下に
      手紙を渡した事件と
      同じ日だったのか。
 
 おおー 以前、何気に雑誌で見た時に衝撃的だったデザインだけども、やっぱ、すげーな。 
 
 ∧∧
(‥ )動画もあるけど、
\‐  こうやって組み立てるんだね
    なんか意外。
    艦橋と船体は別なんだ。
 
  (‥ )素人だからなんにも
      分からんけども、
      おつむの部分である
      艦橋はやっぱ別物、別行程
      そういうことなのかね?
 
 さぱーり分からんけども。
 
 ∧∧
( ‥)ズムウォルト:Zumwalt
    人の名前だよね
 
  ( ‥)全然関係ないけど
    ‐□ 先日、洞窟の本を見てたら
      ズムウォルトさんが
      出てきてて、
      ああ、こういう名前の人
      いるんだなー、とか
      思ってたけども。
 
 ともあれ、新型の船の進水で、時代はじょじょに変わりつつあるらしい。



知るべきは業火の温度

 
 たとえば曰く、素人の無知を攻撃するオタクは駄目。これを知るともっと楽しめますよ、と耳寄りな情報を伝えるべきと。
 

 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
   (‥ )こうすると良いですよ
      といっても
      ふーんで終わって
      耳寄りな情報を聞きもせず
      どうしようもない
      浅い身勝手な俺様解釈して
      トンデモに堕落するのが
      オチだと思うがな
   
 ∧∧
(‥ )あなただって、
\‐  そんなことも知らないのですか?
    と院生の人に言われて
    むっとしたことが
    あったじゃないですか
 
  (‥ )いや、あれは
 
 子供向けの性淘汰の本を書いたけども、昆虫の性淘汰の良い例がなくてですね。雄の装飾が同性間の攻撃のためではなく雌の好みによって...
 
 チョウとか交尾の時に好みの相手により大量の精子とか送り込みますよ? そんなことも知らないんですか? 勉強不足ですよね??
 
 ∧∧
( ‥)あなた、
    これは勉強不足でした
    と笑っていたじゃないですか
 
  (‥ )いや、あれの本音は
 
 そんなこと知ってるよ。お前こそ馬鹿じゃねえのか? そんなの子供向けの本に書けるわけねえだろうがよ。というか、精子自体を栄養として雌に与える昆虫の雄が、相手が小さな雌(ようするに精子を提供しても自分の子供をあまり多く産んでくれないだろう雌)の場合だと交尾を拒否するとか、そういう例は検討してから却下したんだよ。そのくらい分かれよ、素人の鈍臭い餓鬼んちょが知った口をきいてるんじゃねえ。就職も出来ずに路頭に迷って死ね、カス。
 
 ∧∧
(‥ )あなた、オタクの人は
\‐   嫌い?
 
  (‥ )wikiを見て、あーだこうだと
      論じているのを見て、
      ああ、オタクってのは
      wiki頼みさんたちなの?
      これじゃあ困るな。
      そう思ってからは
      ちょっとねえ….
 
 そういえば、こういうこともあった、取材に行った時、相手が出してきた資料がプリントアウトされたwiki。
 
 ∧∧
( ‥)...なめられているんじゃね?
 
  (‥ )広報も同席して
      いるのにかい?
 
 やる気がないのか、あまりの忙しさに煮詰まっていたのか…..、しかし何より困ったことは、そのwikiの内容、こちらが下調べしたこと以上の情報が書かれていなかったことで。
 
 ∧∧
(‥ )下調べの内容がwiki止まりでは
\‐   最初からwiki見れば良いと
     言う人もいるでしょうけどね
 
  (‥ )それだと情報の確認に
      ならないからな。
      結果的に同様だから
      良いのであって、
      wikiだからといって
      鵜呑みにするわけには
      いかないんでね。
      実際、wikiには
      あからさまな
      間違いがあるし。
 
 もしかしたら、そのwikiを編集したのは彼だ、ということもありうる。それにすぐに資料を、と言われてもそんな資料がない分野なので、取材の30分前に慌ててwikiを印刷したのかもしれない(しかし自らが所属する組織の広報の前でそれをやるのはいかがなものだろうか)。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、あの件は
    インタビューで知りたい情報を
    得られたから
    結果オーライでしたけどもね
 
  ( ‥)多分、インタビューに
    ‐□ もう少し時間があれば
      より面白い情報を
      掘り出せただろうけどねえ
      それでも結果的には
      まあまあだったかなあ。
 
 若い、ということもあったかもしれない。同じ分野の取材でも年齢のいった人は経験もさることながら立場が上で統括的な立ち位置だから、説明がより具体的で詳細だった。
 
 ともあれ
 
 
 ∧∧
( ‥)それでもなお、後継者や
    あるいは
    ジャンルを引き継ぐ仲間が
    欲しい、
    というのであれば
    なんと?
 
  (‥ )欲しいだけなら簡単さ
      それはどっちかというと
      教育の問題じゃない。
      素人もオタクもプロも
      誰もかれも
      区別することはない。
      全部押しひしいで
      流して燃やして
      しまえば良い。
      生き残っているのが
      後継者だ。
 
 
 分かりやすいだの、分かったのだ、そんなもの、どうでもいいことだ。母集団の大きさはそういう小賢しさをあっさりと砕いてくれる。
 
 それでもなお、人は曰く。後継者を育てるには分かりやすく丁寧に、と。
 
 ∧∧
( ‥)どう?
 
  (‥ )分かりやすい教科書が
      欲しいとか言っているのと
      それは同じだろ?
      あまり出来のよろしい
      対応ではないな。
      非合理な根性論にする
      必要はないし、
      無駄に難解にする必要も
      ないけども、
      優しくも分かりやすくも
      する必要はないだろう。
 
 というか、そんなこと無理なのだ。サッカーを根性論にする必要はないが体力は必要だ。これと同様、無駄は切り捨てるべきで、シンプルにすべきだが必要なものは必要で、それ以上マイルドにするのは無理だ。だってそれが現実なのだし。
 
 ∧∧
(‥ )でも後継者は必要なんですよね
\‐
 
  (‥ )教育のように1対1の
      対応だと
      そのままでは破滅的だな
      だが可能な限り母集団を
      大きくすれば、
      後継者を探し出すのは
      容易だ。
 
 可燃物の山から金属を見つけ出すのは雑作もない。
 
 ∧∧
( ‥)焼いてしまえば良い
 
  ( ‥)いかに地獄を作り出すか
    ‐□ それこそが課題だ。
      そういうことよ。
 
 もちろん地獄であれば良い、というわけではない。何もかも焼けてしまっては意味が無い。適切な選別が起こる業火に調整しなければならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )それを考える世間は地獄
\‐  だらけだとも言えますね
 
  (‥ )サッカー選手を一人
      育てるために、
      一体全体、何人の人生を
      食いつぶしたか?
      夢を餌に何人の人生を
      破壊してきたか?
      だがそれは品質向上の点で
      是が非でも必要だった。
      そしてこれは
      根性論の無駄な鉄拳制裁が
      なくてもこうなる運命。
      それを考えれば
      何をすべきか明白よな。

 
 夢は人集めの餌になりうるが実際に必要なのは夢でも天国でも希望でもなく、人を焼き尽くす地獄の業火であって、知るべきは業火の温度である。
 
 そういうことなんだろう。
 
 
 

20年前の君へ

 
 
  (‥ )20年前の自分にもしも
      手紙を書くのなら?
 
 ∧∧
(‥ )そういうお題
\‐
 
 20年前、湾岸戦争で大勝利を納めたアメリカは輝きを取り戻し、日本はバルブ経済の崩壊とその影響が現れ始め、一方、自分は会社を辞めたプータローで、20代の前半だった。
 
 ∧∧
( ‥)なんと?
 
  ( ‥)そーさのー
 
 
 自分のことだけに、過去の自分が外食をしないこと、自炊していることも知ってはいるけども、
 
 それでもついコンビニで物を買ってしまうだろう? それは止めとけ。
 
 ∧∧
( ‥)高いからね
 
  (‥ )米は高くて貧乏人には
      食えない、
      コンビニの半額弁当で
      十分ww
      って言う人がいるから
      確認してみたのだが
 
 コンビニ弁当はたとえ半額になっても、肉の部分だけを比べても、それでもなお、スーパーのひき肉などに価格と分量の面でかなわない。米の部分を比較しても勝てない。
 
 今の自分も過去の自分も、コンビニ弁当を食べる人間でないことは承知しているが、コンビニで食事を買うな、スーパーのお惣菜も駄目だ。量が足りないし、高いし、脂っこすぎて容易にデブになる。しかもこれがなかなか落ちん。
 
 ∧∧
(‥ )夜遅く帰る社員の方とかなら
\‐  やむなしですけどね
 
  (‥ )俺は、不定期収入者で
      社員じゃなかったからな
  
 
 手元にお金がないとついつい米を買うのをやめてしまう。だが自分自身、理屈で分かっていたように、重量当たりの単価は米が一番安く、次にパスタ、次にうどんやインスタントラーメン、さらにその上にそうめんやカップラーメンがある。
 
 ∧∧
( ‥)目先のお金、2500円を
    けちって5k米を買わずに
    ラーメンやパスタで
    ひと月5000円以上、
    あるいは一万円とか
    かけてしまうのはやめろ、と
 
  (‥ )当時は、
     インスタントラーメン
     一袋で84円とかだったけど
     現在は100円でな。
     三食300円でもひと月で
     9000円に
     なっちゃうからね
     ましてや外食して
     3食牛丼、わー安い、だと
     25000円あまりになる
  
 3食牛丼なら1日1000円いってないじゃん。自炊している奴と出費は似たようなもんだ。と、ついつい思ってしまうが、実はこれ、栄養うんぬんを無視して、量の点だけを考えても自殺行為だ。出費だけを比較するから議論も認識もおかしくなる。
 
 ∧∧
(‥ )お金がないと、
\‐  出費する金額だけに
    目を奪われて、
    金額あたりの量を計算しなく
    なりますからね
 
  (‥ )だから節約しているように
      見えて、
      量で比較すると
      派手に無駄遣いして
      いるのだよな
      外食と弁当は、
      ただでさえ貧乏なのが
      ますます困窮する原因だ
      これはやっちゃいかん。
 
 自炊で味付けをするのなら、自分にあった調味料を探すことだ。それは醤油かもしれないし、醤油では味が薄すぎるかもしれない。だったらオイスターソースとか豆板醤とか、あるはゴマ油とか、色々と試してみると良い。
 
 ∧∧
( ‥)収入面では?
 
  (‥ )25歳過ぎるともう
      バイトでさえ
      雇ってくれなくなるから
      なるべく早く、
      活路を見つけ出すべし、
      かな
 
 とはいえ、過去の自分にそれが難しかった。
 
 ∧∧
( ‥)というか、あなた、
    典型的な駄目人間だからね
    社員にならないか? と
    言われて逃げ出す人だし。
 
  ( ‥)人と一緒にいられないのだ
    ‐□ そして社員でないと
      収入は低く不定期になり、
      収入が低いと脳や体が
      いわば冬眠モードになる
      そうなるとますます
      活路が見いだせない。
 
 少なくとも自分の場合、少し足を伸ばせば公園や図書館があったのだから、それを利用するべきだった。それに気づかなかったのは痛い。
 
 ∧∧
( ‥)あと、あなたの場合、
    時間があるのなら
    絵を描くべきだったね
 
  (‥ )絵の仕事はとにかく
      数であり、速さだからな
      紙ならスーパーで
      事務用やコピー用の紙が
      500枚単位で売ってるし
      道具は鉛筆でもいいし
      ボールペンでもいい。
      まあ、鉛筆はあれね
      HBだけでなく、5Bとか
      濃い色を使うのがいいよ
 
 資料は図書館にいけば借りられる。時間と仕事と金が同時にそろう事はめったにないが、しかし、全部が同時に欠乏することもない。やれることはある。
 
 ∧∧
( ‥)時間があれば図書館で
    資料を借りて、
    紙と鉛筆で絵を描くべきである
 
  (‥ )バイトがあるにしても
      あれだね、
      そういう絵は
      1年に200枚は
      描くべきだろうな
      カラーなら50枚でも
      いいかな。
 
 これは物書きでも同じようなもんだ。小説家でもノンフィクションライターでも同じだろう。
 
 読んで物にした資料、こういう元手がなければ、例えフィクションという嘘っぱちを書くにしても、良く出来たお話ではなく、薄っぺらな嘘にしかならない。
 
 そして、これは矛盾極まる話だけども、冬眠モードの時でもなるべく動くことだ。
 
 体力が衰えると仕事ができなくなる。特に35歳過ぎるとそれが顕著に出て取り返しがつかない。考えているようでいて、思考は同じレールの上をぐるぐる回るだけのものに成り下がり、外に出てリサーチも鍛錬もしないから腕は伸びず、劣化する一方。そして世間が悪い、親が悪い、友人が悪い、俺を認めぬオタ共が悪いと、責任転嫁と言い訳と論評だけの存在になる。
 
 人生の墓場には評論家という死体に成り果てた、自称クリエーターが転がっているのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも、あなたの実際の人生は、
    ここまで積極的では
    なかったですよね
 
  ( ‥)もし、これをしていたら…
    ‐□  そうねえ、今よりも
       もう少し身軽で、
       状況はより改善され
       数年間ぐらい先行できた
       可能性もあるね
 
 ∧∧
( ‥)その数年が致命的な差になる
    こともあるのですよ
 
  (‥ )40過ぎてこんな状況でね
      今も肩甲骨のあたりが
      少し突っ張った感じがする
      絵を描く時に
      使っている部分なのかな?
      自分のタイムリミットが
      接近していることを
      感じてしまうな
 
 ∧∧
( ‥)以上のような20年間を
    送れなかったあなたは、
    どうします?
 
  ( ‥)どうもこうも、
    ‐□ 力づくで数年の遅れを
      取り戻すだけだね。
 
 ∧∧
( ‥)力が衰えているのに?
 
  (‥ )それをしなきゃならんのが
      人生よ
 
 実際、20年前、冬眠モードであった自分が、図書館あるからそこへいきなよ、と言われて、はいそうですか、と行ったかどうか、それは怪しい。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えればね
 
  ( ‥)20年前の自分も
    ‐□ 今の自分も
      やらねばならない課題
      置かれた状況は
      同じような物よな。
 
 
 

2013年11月7日木曜日

本は読み物か、あるいは資料か

 
 本は読みたいと思った時に読まなくてはならない。
 
 ∧∧
(‥ )いつか読むと思っていると
\‐   そのうちに忘れてしまうから
 
  (‥ )ああ、それは、
      本は読みものである
      という発想だよね
 
 ∧∧
( ‥)本は資料である
    そう考えた場合
 
  ( ‥)必要性が出来たら見る
    ‐□ 必要性さえ出来たら
       何年前の本でも見る
       必要なら何度でも見る
       それだけの話さね
 
 
 その意味において、確かに小説は非常に価値が低い。あれらは読みたい時に読むべきものかもしれない。



ロジカルシンキングという病

 
 予測するに、ロジカルシンキングを唱える人間は、統計的な因果関係の論証を理解できない。
 
 ∧∧
(‥ )そもそも論理は因果関係を
\‐   説明できないと
     言いますね
 
  (‥ )ボールを蹴飛ばしたら
      ボールが動いた、
      これ自体は単なる事実だが
      ボールが飛んでいったのは
      蹴ったことが原因である、
      これを論理で示すことは
      出来ない、という話ね。
 
 以上を踏まえて端的に言うと、ロジカルシンキングというのはただの間抜けなたわ言。
 
 まあ、そんなことはどうでも良い話で
 
 ∧∧
( ‥)注目したいのは、
    論理で原因を説明しようと
    すると、
    一体全体、何が起こるのか?
    そこにはどんな困難が
    待ち受けているのか?
    そこですか。
 
  ( ‥)ボールを蹴る
    ‐○ ボールが動く
 
 ボールを蹴るという動作がある
 ボールが動くという現象がある
 この二つが同時に起きた
 
 これを? 演繹的にどうしろと?
 
 ∧∧
( ‥)動作と現象があるだけだね
 
  ( ‥)どうにもならん
    ‐……..○
 
 こういう原因と結果、それを演繹や帰納でどう論証すれば良いのか?
 
 ∧∧
( ‥)ボールを蹴ったらボールが
    動いた
    ボールを蹴ったらボールが
    動いた、
    帰納的に言えば
    ボールを蹴るとボールが動く
    これは一般化できますかね
 
  (‥ )でもこれもやっぱり
      ボールを蹴る
      ボールが動く
      この二つが同時に
      起こるというだけ
      なんだよね
 
 ボールを蹴るとボールが動く
 
 つまりボールを蹴ればボールが動くだろうから蹴りました
 
 ということは言えるし、出来るが、
 
 ボールを蹴ることがボールが動く原因であり、ボールが動く原因はボールを蹴ることである
 
 ということにはならない。
 
 *言い換えれば、ボールを蹴るという動作はボールが動くという結果の原因である、この文章から結果とか原因という部分を取り除いてしまえば、帰納でも扱える範疇内の話だ、ということになる。しかしこのことは、原因と結果という部分が帰納でも演繹でもない部分。つまり論理的な飛躍である、ということに他ならない。
 
 ∧∧
(‥ )帰納を使った一般化から
\‐  このボールも蹴れば動くだろう
    とは予測できるし、
    実行もできるけども
 
  (‥ )それもやはり
      動作と現象、この二つが
      同時に起きている
      というだけなんだよな
 
 二つの現象が同時に起きる=二つの現象は原因と結果である、ではない。
 
 人によっては運動量保存の法則というものがあって、そこから演繹すれば、と言うのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)運動量保存の法則って
    どうやって導きだしたの?
 
  (‥ )ボールを蹴る
      ボールが動く
 
 運動量保存の法則は、別に因果関係を論証する理論ではない。因果関係がある、と仮定したかもしれないが、それは仮定であって、法則が述べているのは、二つの現象には数的な比例関連があるよ、というそれだけだ。これは因果関係の論証でも証明でもない。
 
 ∧∧
(‥ )これとこれが原因だ、
\‐   という因果関係の推論は
     演繹や帰納からすれば
     論理の飛躍以外の
     何者でもない
 
  (‥ )ロジカルシンキングの
      胡散臭さはここにあるよな
 
 ロジカルシンキングは演繹だ、帰納だ、と人は言う。だが困ったことにそんな論理ごときでは、原因すら説明できない、だのにロジカルシンキングで原因究明とか言い出す人がいる。これは自分たちが何をしているのか、そのことに無自覚であること、そして恐ろしく雑なことをしていること、それを明白に示している。
 
 ∧∧
( ‥)そもそも”原因”とか
    ”因果関係”とかは明瞭なもの
    ではなくて、
    統計的なものですよね
 
  (‥ )問題はここにもあるな
 
 ロジカルシンキングは統計を説明できるか?
 
 ∧∧
( ‥)無理だろうと
 
  ( ‥)統計というのはね
      データからグラフを発見する
      という動作だよね
 
 これは演繹や帰納では正当化できない。
 
 というと、やはり問題に立ち戻らなければならない。
 
 ∧∧
( ‥)ロジカルシンキングとは
    ではなにか?
 
  (‥ )人を論破するための
      テクニックで、
      それ以上ではない
      そう考えるべきだろうな
 
 考えてみれば論理的に見える弁舌で人を惑わす技術は、それこそ古代ギリシャで疎まれた技術であって、あるは春秋時代の韓非子が批判したことでもあった。
 
 ∧∧
( ‥)ロジカルシンキングとは
    その末裔だろうと
 
  (‥ )というかだな、
      ありがちな人間の
      ありがちな限界、
      そして
      ありがちな人間の
      ありがちな理論武装、
  
 それがロジカルシンキングとかいう厚化粧の正体だ、そう考えるべきなんだろう。
 
 まあ、でも、そんなこともどうでも良い話なのだ。因果関係はうまく説明できない、この指摘は、実のところ結構古いネタであるから。
 
 むしろ、そんなことをよりも
 
 ∧∧
(‥ )統計学を論理で考える時に
\‐   何が起こるのか?
     というのも課題ですかね
 
  (‥ )帰納や演繹、
      ロジカルシンキングでは
      統計は理解不可能。
      でも、実際にどんなことが
      彼らの頭脳内部で
      起こるのか?
      注目に値するのはここ
      だろうね。
 
 
 
 

中二病患者は陰謀論を笑えないっしょ

 
 早朝の雨量情報を見てみると、妙な感じで雨が降っていた、雨の降る地域が移動する、という風ではなく、断続的に同じ地域で雨が降り、そして止む、そしてまた同じ地域で雨が降る。そういう感じ。冷えた大気が水分を飽和させ、それが霧雨にでもなっているのか、どうなのか。
 

 ∧∧ 夜明けの散歩には傘を
( ‥)
 ‐( ‥)備えあれば憂いなし
   ‐|
 
 幸い、どういうわけか、ここ、神奈川の中央は雨が降らない場所になっていて、わずかな霧雨ですんだ。でも、朝が来た今は雨が降っている。
 
 ∧∧
(‥ )群馬から伊豆半島までを
\‐  包む雨雲みたいですね
 
   (‥ )気象衛星の画像でも
       なんか紀伊半島から
       関東まで濃い雲が
       見えるけども、
       こいつのせいかな?
 
 さて
 
 ほんの2年ばかり前まで日本では韓流ブームだった。というか、韓国が国を挙げて自国の宣伝をしようと金を使いまくっている時に、日本のテレビを含めて、様々なメディアが食らいついてヒルのごとく利益を吸い取った、そう見るべきなのかもしれない。いずれにせよ
 
 ∧∧
(‥ )いずれにせよ、今はその反対
\‐  嫌韓ブームというべきですかね
 
  (‥ )なんかなあ、
      外で小耳に挟む老人の会話
      たまたま出張先で話した
      大戦中に子供だった
      おばあさんの言葉、
      女子高生や大学生が
      駅のホームでしている会話
      それらからするに、
      ご老人から
      今時の若い子まで、
      みなさんもれなく韓国を
      嫌うようになってきててね。
 
 少なくとも、この短期間に、印象が非常に悪くなったらしい。
 
 理由は色々ある。韓国の大統領が天皇陛下に暴言を吐いた、とか、仏像を盗んで返さない、とか、日本の津波被害に歓喜したとか。

 だが、単純に結果だけ言ってしまうとあれだ、わずかここ1、2年の間に、彼らは隣人でもないし、外国人というお客さんでもない。共同体から排除すべき裏切り者と見なされるようになった。そういうことらしい。

 こうした韓国嫌いが大きな流れになってきているのは、まあ疑いない。外交、軍事の視点から朝鮮半島は放棄すべき、という醒めた見解から、通説に反して彼らは日本に何一つ文化など伝えなかった、という解釈。あるいは、そもそも敬意を払うべき大陸の古代人と現代の韓国人、あるいは現代中国人は遺伝的に別物であるという理論まである。
 
 こうした意見はネットやtumblrのあちこちでほとんど毎日、目にするし、その量たるや、いささか食傷気味になってしまうくらいだ。
 
 大部分の人は、こんなこと真面目には考えても信じてもいないんだろう。しかし、読んで、感じて、なんか嫌い、と、人の心のすみにわずかにひっかかるだけでも、それは大きな流れとなりうる。そもそも理論武装は、最初に理論があるわけじゃない。これこれな理由で嫌いだ、という感情があって、それを正当化するために作るものだ。理論ではなく嫌いだがあり、その前に嫌いになる動機があったのだ。なれば動きは止められない。動きがのろいのでそうは見えないかもしれないが、例えばの話、動きが鈍くても氷河は止められぬ。
 
 ∧∧
(‥ )なんでネットの人は
\‐  中国や韓国の話ばかりするの?
    そういう意見もありますね
 
  (‥ )これはもう、
      単純に世直し運動に
      なっているんじゃないかな
 
 ネットと反対に、テレビは嫌韓を報じないという。しかし、そういうメディアの行動にこそ不信の目が注がれているのも事実。
 
 というか、もともと不信の目で見られていたのが、韓流ゴリ押しであからさまに嫌われるようになった、というべきか。これは恋愛関係のようなもので、会話が安易でつまらなくなったら愛は醒め、以前は許せた長所が、いまや憎しみをかき立てられる短所になった、そう例えるべきかもしれない。


 さらに今の社会のトップというと、団塊世代やその周辺の老いぼれたちだ。彼ら知識人や左翼にありがちな権力への攻撃は、しばしば日本社会への罵倒になった。しかも、その煽りを真に受けて政権交代したら誰もが目にした大失敗。こうなると、奴らは我々を騙したのだ、テレビやマスコミは外国のスパイだ、と言われるのは当然と言えば当然。
 
 社会の否定は広い意味では反日になる。そうなると、韓国、中国などが行う反日というカテゴリーと、テレビや知識人たちが一緒にくくられてしまうのも、これは当たり前だと言える。そして、一緒にくくられれば関連していると思われるだろう。
 
 しかも、政権交代の先に素晴らしい新生活はなく、ロマンをささやく彼の言葉は、すでに詐欺師の口上に成り果てた。
 
 それでいながら、どうしてそんな陰謀論を信じるの? 僕は誠意をこめて今も昔もちゃんとしゃべっているんだよ、と訴えたら、
 
 ∧∧
( ‥)まあ、嫌われますね
 
   (‥ )こういう男が
       女の子や
       奥様方の会話で
       どう語られるのか?
       ちょっと考えてみれば
       分かるってものよ。
 
 今や、多かれ少なかれ、テレビなどのメディアは、外国人勢力に乗っ取られた反社会集団だと思われているらしい。少なくとも信じる信じない以前に、この手の話を聞いた事がある人は多いだろう。そしてこれが心のすみに残っていれば、ある日、ある時、テレビが行った行為、あるいは知識人が何気なく吐いた言葉の意味を、陰謀論的に解釈することもあるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)そして、
    メディアは巨大な権力
    それをコントロールする
    黒幕がいる
    彼らは国益を損なうことばかり
    している
    彼らを打倒せよ
    確かに、
    これは世直し運動ですね。
 
  ( ‥)これを馬鹿じゃないの?
      とあざけり笑うことは
      簡単なんだが、
      上から目線で
      あざけり笑う人ほど
      笑う資格はない、とも
      言えるよね
 
 なんといっても、かつての若造どもときたら、資本家が人民を搾取しているー! と中二病丸出しの台詞をはいて社会革命を起こそうとしたのだ。彼ら老人たちが、今時の嫌韓や、あるいはマスメディアは外人に乗っ取られている、奴らはスパイだ、という陰謀論を笑えるわけがない。
 
 ∧∧
(‥ )でも、これは日本社会に
\‐  問題があることを
    示してもいるのですよね
 
  (‥ )世直しならば
      それは当然。
 
 ただ、その日本社会の問題を一身に体現しているのが、今や団塊世代や革命を叫んだ老人たちであることを考えれば、この問題を笑う人はやはり笑うべきではないんだろう。年金問題だってそうだし、少子高齢化もそうだ。
 
 ∧∧
( ‥)それに韓国を見捨てて
    しまおう、
    という意見もですよ
 
  (‥ )結局、それは
      防衛ラインを内陸にまで
      押し進めようとした
      大日本帝国の
      戦略を改める。
      そういうことなんだよね
      日本は海洋国家として
      民主主義国家として
      自立した軍事国家を
      目指します、という
      意思表示だからな
  
 そういう意味では戦後レジームからの脱却とは、確かに正しい(美しい国、というのはたわ言だとしても)。そして、朝鮮半島と縁を切る、これもまたそういうことなわけで、やはり時代が変わりつつあることを示している。
 
 言い換えれば、上から目線の旧世代が、今や致命的に時代遅れに成りつつあるのは疑いない。しかも経済格差、雇用、少子高齢化、年金問題、防衛、すべての問題が団塊世代へと焦点を結ぼうとしている。このような状況で、わき上がる色々な憎しみの声を、これは貧しく愚かな若者たちが上げる右翼的な怒鳴り声ですwww、などという、中二病的な解釈で済ませて良いわけがない。
 
 

2013年11月6日水曜日

ロジカルシンキング劇場

 
 
 個人的には、科学者がロジカルシンキング、などと言っている場面は見た事がない。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、いないわけじゃ
\‐   ないんでしょうけどね
 
  (‥ )色々な人がいるからね
      ともあれ、あれだよね
      科学者のほとんどは、
      論理的に正しいことが
      正しいとは限らない、
      そういうことを
      ちゃんと知っている。
  
 
 実際、科学の世界でしばしば言われる言い様。
 
 それでは神学だ
 
 という揶揄も、そういうことを踏まえたものなのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)理屈だけなら神様や天使を
    組み込んだ理論体系を
    構築出来るけど、
    それは現実について
    何も語っていないんじゃ
    ないのか?
    という突っ込み。
      
  (‥ )科学は神学や哲学から
      枝分かれした。
      いわば血縁関係にある。
      しかし、
      それゆえに骨肉の争いを
      してきたからねえ。
 
 科学と神学の違いは何か? 永々と争い続けてきた末裔である科学者たちならば知っている。論理だけでは科学足り得ないと。論理だけでは現実についてまったく何も語っていないと。
 
 ∧∧
(‥ )ロジカルシンキングって
\‐   科学とほど遠い人たちが
     使いますよねえ?
     なぜでしょうね??
 
  (‥ )さてねえ、
      現実ではなく、
      弁論だけの世界の人々だ
      そういうことじゃ
      ないのか?
 
 科学が現実世界を操作できるというのなら、科学者が立ち去った後に残っているロジカルシンキングとやらは、演技という、虚構の舞台だけで演じられる台本のようなものだろう。
 
 ∧∧
( ‥)お話ではあるが現実ではない
 
  ( ‥)ロジカルシンキングとか
    ‐□ 言っている連中は、
      巨大な劇の中にいる
      そういうことかも
      知れないな。
 
 実際、どうもロジカルシンキングとか言っている人々の渇望を見ると、まるで弁論大会で勝つことしか望んでいないかのようである。
 
 ∧∧
( ‥)企画のプレゼンとかね
 
  (‥ )まあ、やむを得ない
      側面もあるのだろうけどな
      だけども、
      言いくるめて企画を通す
      そこまでは良いけど、
      それ以上のことを論理に
      頼り始めると、
      企画そのものまで
      ただの演劇に成り果てる。
      そうなったら、
      末期症状だろうねえ。
 
 
 
 

哲学と科学の相違点を際立たせる

 
 理論は単純な方がいい。複雑で要素がたくさんある理論は細々と調整できて、結局なんでも説明できるし、それゆえに間違っているのか正しいのか分からなくなる。
 
 ∧∧
(‥ )でも、細かい複雑な理論を
\‐  吹聴する人、
    意外と多いですよね
 
  (‥ )そういうのは、
      自分の理論がなんでも
      説明できるので、
      有頂天になっていると
      見るべきだろうなあ。
 
 どんなゴミくず理論でも、複雑な構造にすればなんでも思い通りに説明できる。説明できるなんて、それ自体では意味がないってこともである。
 
 説明できるからといって、有頂天になってはいけない。
 
 ∧∧
(‥ )抽象化した方が応用範囲は
\‐  広いはずなのに、
    なぜ哲学は応用が効く、とは
    考えられていないのか?
    そういう問いかけが
 
  (‥ )抽象化が単純化だとすると
      抽象的なまでに単純化した
      理論はざっくりとだけど
      色々なことを説明できるし
      単純で言い訳が効かない分
      間違っている時も場合も
      はっきりと分かる。
      その意味において
      抽象的な理論の方が良い
      というのは
      正しいだろうね


 例
:人間には1日あたり食料がこれだけ必要である理論がある
:条件として今、これだけの食料しかそろえられません
:理論から予測するにこのままではみんなが餓死、あるいは倒れます
:結果:暴動が起こりました
 
 ∧∧
( ‥)”1日に必要な食料は
    これだけ理論”だけでは
    さすがに暴動が起こることまで
    予測出来ないけども
 
  (‥ )この条件ではまずいことに
      なります、
      ということは
      予測できるわけよな。
 
 *反対に、”古今東西ありとあらゆる状況で起きる暴動を一括して予測説明する理論”というものがあるとしたら、それは食料、政治的不満、社会構造などを組み込んだ、非常に複雑怪奇なものになるだろうし、ほとんど無意味なものになるだろう。それよりは、”少なくともこの地域では暑さと暴動の発生率に相関関係が見られる”とか、そういう抽象的、かつ限定された理論であるほうが望ましい。
 
 **それにこういう単純な理論なら、”調べてみたけど、暑さというよりは温度と湿度、つまり不快指数と相関関係があるみたいだよ”と考えを訂正したり、バージョンアップしたり、議論したりすることも容易だ。複雑な理論は役に立たないし、簡単な理論は使い勝手が良い。
 
 だが、簡単で単純な、この場合、抽象化された理論がすべからく良い、ではない。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、あるからして
    抽象化された理論だから
    良いはずだ。
    だから
    哲学は抽象的だから
    良いはずだ。
    とはなりませんよ、と。
  
 
  ( ‥)そもそも抽象的な理論が
    ‐□ 望ましい、というのは
      ひとつには、
      ”間違いが分かりやすい”
      という点にある。
      その時点で、
      抽象的だから正しい、
      という公式が
      成り立たないのは
      明白よな。
  
 間違っているかどうか確認しやすいから単純な理論が望ましい、と言っている時に、良いからには単純な理論はすべからく正しい理論のはずだ、ということにはなりえない。
 
 ∧∧
( ‥)抽象的な理論が良いのは
    ひとつには、
    検討、否定できるからである
 
  (‥ )つまり、テストに
      かけやすいってこと
      なんだよね。
 
 テストにかけられるから、的中率が分かるわけで、的中率が分かるから使い勝手が良いか悪いか分かりますよ、だから”良い”ですよ、と言われているわけで。
 
 ∧∧
(‥ )そうである以上、
\‐  抽象的=正しい、ではないし
    哲学=正しい、でもない
 
  (‥ )これはなあ、哲学が
      経験を、あるいは
      テストを
      重視していないって
      証拠だよね。
 
 確かに、ネットで見た小話であったのである、
 
 一人の哲学者が己の夢の中で、歴代、数々の大哲学者たちと出会い、問答し、そして全員をただの一言で論破する。これはすごい。この一言を忘れるわけにはいかない。ああ、しかこ、これは夢だ。どうすれば? 彼は必死になって、夢見心地のまま寝室のノートにその言葉を書き込む。しかし、翌朝、彼がノートに見たものは
 
 「それはあなたが勝手に言っていることでしょう?」
 
 というどうでも良い一言であった。という話
 
 ∧∧
( ‥)検証やテストがないので、
    それ、あんたの俺様理論だよね
    そう言われると
    哲学者本人がどう思うのかは
    ともかくとして、
    論破されてしまうのだと
 
  (‥ )科学だと
      ええ、これは私が考えた、
      あるいは私が採用している
      理論でしかないのですが、
      それでも実際に計測すると
      こうなりましてね。
      そう言って結果を
      見せることが出来るからな
 
 別に哲学も経験がないわけじゃない。当たり前の話だけども、そもそも人間の存在、思考、認識それ自体が経験、それが個人的な経験なのか、あるいは進化という系統的な経験なのかはともかくとして、経験で出来ている。
 
 ∧∧
( ‥)ただ、経験とテストの運用が
    科学では哲学よりも
    より重視されている、
    そういうことですよね
 
  ( ‥)抽象的な理論の方が良い
    ‐□ だけど哲学はあまり
      評価されない。
      これは、はからずしも
      哲学と科学の違いを
      際立たせているよな。
  
   

2013年11月5日火曜日

手抜きをするな、とはこれまた冗長な

 
 いかに手抜きをするのか。それが課題。
 
  ( ‥)そう言うとだな
    ‐□ 手抜きはしちゃ駄目だよ
      手抜きはしない方が良いよ
      そう諭す間抜けがいてだな
 
 ∧∧
( ‥)あなたその手の人が
    その手のことを言うと
    薄ら笑いを浮かべて黙る
    だけですよね?
 
 いちいち説明するのも面倒くさい。
 
 手抜きをするから効率化がはかれる。
 
 効率的でないと、体力と時間という出費ばかりが増えてしまう。
 
 ∧∧
(‥ )人間が初めての動作を行う時
\‐   それはぎこちないけど
     でもやがて慣れていくことを
     考えれば、
     人間が、効率化、という
     手抜きをしないわけが
     ないんですが
 
  (‥ )その意味では
      手抜きをしちゃだめだよ、
      とは、欺瞞でもある
 
 そして多分、致命的でもある。
 
 ∧∧
( ‥)それは効率化を意識して
    行っていない
 
  (‥ )意識して行わないから
      自分は手抜きをしないで
      真面目にしている、
      そう思い込んでいる。
      だから手抜きをしちゃ
      駄目だ、そう主張する。
      そういうことだろうな。
 
 効率化を意識的に行っていない。それは、問題に直面したことがないということだ。それは限られた時間内にとにかく作業を押し込まなければいけない、そういう状況になったことがない、ということだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  (‥ )ぬるい。
 
 手抜きじゃない仕事とは、本気の仕事ということだろう。しかし、ご本人は本気のつもりなのかもしれないが、大概は、見れば、ああ…というもんだ。
 
 ∧∧
( ‥)あるいは〆切がない、
    つまり非現実的、
    あるいは...
 
  (‥ )体力で無理矢理やってる
      場合もあるな。
 
 効率的でない、手抜きを自覚的にしたことがない。
 
 それでもうまくやっているとは、非効率的なことを体力でねじ伏せている、そういう場合がある。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに、手抜きをするな
    とは、ぬるいことをしてるか
    非効率的なことを無理矢理
    力で押し通しているか、
    いずれかであろうと
 
  ( ‥)だからさ、
    ‐□ 手抜きをするな、という
      奴を見ると、
      いつも思うのだよね
 
 こいつ、いつ体力の限界を迎えて死ぬのかな? それともぬるい場所にずーっといて、自分の非効率的な人生を成功体験だと勘違いしながら、手元になにも残せず、ガーガー人生訓をしゃべるぼけ老人に成り果てるのだろうか? と
 
 とはいえ
 
 ∧∧
(‥ )手抜きもね、うまくやらないと
\‐  大失敗するからね
 
  (‥ )ああ、おいちゃんもね
      大失敗したことあるからね
      困っちゃうよね。
      頭抱えちゃうよね。
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 本日の手抜きは?
 
  ( ‥)バイソンの色、
    ‐□ よく分からないままに
       描いちゃった。
 
 
 ∧∧
(‥ )絶滅種だから分からないでしょ
\‐  ああ、でも西欧の絶滅種は
    壁画から色や模様が
    分かるんだよね
 
  (‥ )描いた絶滅種に関しては
      調べた限りでは
      よく分からない、
      ということは分かったが
      それが十分な理解なのか
      よく分からないのだ
      困ったもんだよ。
      資料も理解も把握も十分で
      ないけども、
      作業は進行すべし。    
 
 ∧∧
( ‥)これは効率化、というよりは
    見切り発車だよね
 
  ( ‥)弱ったもんだが仕方ない
    ‐□ それにしてもバイソンの
      進化は非常に速いらしいね
      絶滅種も、系統としては
      存続している可能性もある
      思ったよりも興味深い。
 
 
 

2013年11月4日月曜日

灰汁がある

 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
   (‥ )いや、パクる人が
       クリエーターに
       なるわけじゃなくて
 
 パクってるはずなのに、どうしてこうなっちゃったの? というような。いわば無自覚な魔改造しか出来ない人が、クリエーターとか呼ばれるものになっているのではなかろうか
 
 
  (‥ )と、私は思うわけ
      なのですが
 
 ∧∧
(‥ )確かに、露骨にパクってるのに
\‐  パクり元も分かるのに、
    なんじゃこりゃ??
    というものを作る人が
    いますからねえ。
 
 あの才能は、努力ではなかなかねえ…
 
 
 ∧∧
( ‥)あれってなんでしょうね?
 
  (‥ )情報処理をする脳神経に
      いわば”灰汁”が
      あるのだろうけども、
      ただ、”アク”があるだけ
      ではないよね。
      灰汁が強いだけなら
      食べられないものになる
      はずだからね

 
 
 

正義と正しさは対不真面目用で、真面目な人は使っちゃいけません

 
 正義は理論ではない。理論が物事を説明するためのものだとすると、正義は物事を説明できないし、正義では現実を把握することもできないし、対応策を取る事すらできない。
 
 ∧∧
( ‥)つまり正義とは、いわば
    出来損ないである
 
  ( ‥)少なくとも説明能力
    ‐□ という点では
      出来損ないでしかない
      だから正義に、
      あるいは正義だけに
      こだわる人は破滅する
 
 物事を操作する能力が無いものを振りかざして訪れるのは、必然的な破滅。
 
 確かに、戦争を遂行するのに正義の旗を掲げて進撃することもあるけども。
 
 ∧∧
(‥ )でも、イラク戦争では
\‐   それで大失敗して、
     アメリカはおそらく
     一世代に及ぶだろう
     低調期に突入ですよ
 
  (‥ )ほら、正義を利用するでなく
      正義に頼ると破滅する
 
 そういえば、イラク戦争を熱心に主導した、と言われるラムズフェルド国防長官(当時)。実のところ湾岸戦争以前、イラクのフセイン大統領とにこやかに会談していたことは、有名だ。
 
=>ラムズフェルド&フセイン
 
 ∧∧
(‥ )にこやかに会談してた
\‐  じゃないか!
    よく、そう批判されて
    いたものですけども
 
  (‥ )でもさ、本当に深刻なのは
      独裁者と親交があったこと
      そこじゃないよね。
 
 フセイン大統領と会談しているのに、イラクを統治するためには何が必要なのか? それを全然分からないままイラク戦争に突入するどころか、イラクを占領統治してしまう。その結果が、今のアメリカなのだと考えると、これは恐ろしく深刻な話だ。
 
 ∧∧
( ‥)ほら、正義と信念に頼り
    仕組みを理解しないと
    物事を操作できずに
    破滅するのだと
 
  ( ‥)独裁者と会っていた、
      そんなスキャンダルなんか
      どうでもいいこと
      なんだよな。
      というか、
      スキャンダルだーって
      馬鹿じゃねえの?
 
 会っているのに、なぜ気がつかない? 無駄か? 会談してもイラクに関して何の知識も情報も実体験も実感も、好奇心さえも得られなかったのか? 全部、無駄か? そのあげくがあの死者か?
 
 こっちの方がよほど大問題である。スキャンダルうんぬんなんてどうでも良い話だ。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば、日本では
\‐  秋の園遊会で
    国会議員が天皇陛下に
    直訴状を
    渡してしまうという
    大問題が発生。
 
  (‥ )10月31日に、
      放射脳と揶揄されてる
      山本太郎議員がね。
      
 
 まあ、別に放射脳だろうがなんだろうがどうでもいいことなんだけども。
 
 ∧∧
( ‥)やはり仕組みを理解して
    いないと
 
  ( ‥)現在の日本の国政は
    ‐□ そういう仕組みじゃない
      正義や道徳頼りで、
      仕組みを理解しない人は
      皆、破滅の道をゆく。
      それを考えれば
      先が見えたよなあ。
       
 ゆく人、来る人、去る人、去りゆく人、まこと正義と正しさとは人の目を曇らせる。
 
 ∧∧
( ‥)というか、正義と正しさに
    目が曇ってしまう人が
    この世界では必ず何割かいる
 
  (‥ )大部分の人間はそこまで
      素直じゃなくてね、
      素直じゃないからこそ
      正義、正義、
      守れ、守れ、
      推奨、推奨って
      馬鹿みたいにスローガンを
      連呼するんだけどな。
      人間色々で、必ず、
      真面目に受け止める奴が
      いるからねえ。
 
 まともな注意書きや運営をクレーマーが台無しにしてしまうように、正義を真面目に受け取る少数派が世の中を台無しにしてしまうこともある。正義は不真面目だが頭が回る大部分の人たち向けに作られたもので、少数の無意味に真面目な頑固者向けに作られたわけじゃないんだろう。
 
 
 そして正義は理解でもなんでもないのだ。ゆえに理解でない正義を信仰する人は、物事を思い通りに進めることができないままに破滅するし、あるいは多くの不幸を振りまくだろう。
 
 
 
 

零落した原因が正義という可能性 あるいは負の必然的なスパイラル

 
 例えば曰く、権力も知力も経済力も無い人が、最後に頼るのが正義であると。
 
 ∧∧
( ‥)だが、もしかしたら
    逆かもしれない
 
  ( ‥)正義、道徳、倫理
    ‐□ これらはすべて
       ルールだ
 
 こういうルールは、科学の法則とは違う。科学の法則は宇宙が押しつけた法律ではない。宇宙は現実を押しつけたが、法律を押しつけたわけではない。
 
 ∧∧
( ‥)科学の法則とは、
    宇宙の有様を説明する仮説
 
 
  ( ‥)だけど、正義、倫理、
    ‐□ 道徳は違うんだ。
 
 人が集団を作ると、ある段階でありうる人間関係が膨大な数になっていき、そして、
 
 ∧∧
( ‥)必然的にトラブルが増え
    殺人が起こる
    殺人は報復を呼び、
    報復のための殺人
    殺人のための報復が起こる
 
  (‥ )というわけで、
      人を殺しちゃいけないよ
      そういうルールを作る
 
 このルールは殺人を禁止してはいるが、実は否定しているわけではない、とも言える。
 
 人間は殺人を犯す動物である この事実を大前提に設定されたルールは、殺人を禁止していても、殺人という現象を踏まえたものだ。その意味において、殺人を否定しているわけではない。むしろ、殺人がある、ということを踏まえて作られている。
 
 ∧∧
(‥ )そしてルールは理論ではない
\‐
 
 (‥ )殺人を犯してはならない
     それは科学の法則でもないし
     社会の現実でもない
     社会の動態を記述する
     理論でもない。
 
 殺人を犯してはならない、という禁止事項は、社会も、殺人も、犯罪も、まったくなにも説明していない。それ自身ではただの無力なスローガンでしかない。
 
 ∧∧
( ‥)動態を説明できない言葉を
    いくら信奉しても
    動態は操作できない
 
  (‥ )エンジンの仕組みを
      知らぬまま、
      技術者の心構えを
      覚えても、
      エンジンは扱えない。
 
 正義は現実を説明しているわけではない。ただの禁止事項でしかない。だのに、正義を信じる。
 
 エンジニアの心構えを知っていても技術者になれるわけではない。それと同様に、正義という空っぽのスローガンを信じているだけでは、現実を操作することは出来ない。
 
 しかし、正義を、社会正義を、と叫ぶ人がいる。これは実のところ深刻なことで
 
 ∧∧
( ‥)実社会を操作できない、
    実社会の技術者になれない、
    ありていに言ってしまえば
    社会をうまく渡っていく
    ことができなくなる
 
  (‥ )つまりだよ?
      権力、知力、経済力、
      それを持たない人が
      最後に頼ったのが正義、
      なのではなくてだな。
 
 正義なんて信じるから、世の中をうまく渡ることもできずに、みすぼらしい有様にまで落ちぶれたんじゃねーの?
 
 力を持てず、賢くなることもできず、社会的な成功も納められない。それは、正義を信じて現実を見なかったせいじゃないのか?
 
 
 ∧∧
(‥ )おそらくは互いに
\‐  影響しているはず
    なのですけどね
 
  (‥ )零落したから正義にすがる
      正義を信じたから零落する
      どっちも正しいのかも
      しれないな。
 
 だが、そうだとすると、状況はもっと深刻だ。これは、正義の周辺では、社会の底辺へと下降する、いわゆる負のスパイラルが起きうることを示している。
 
 

 
 
 

2013年11月3日日曜日

秋の人肉食い 山田くんは普通においしいよ

 
 
 学生時代の同期で、後進国に援助をしよう、という運動をサークルだかなんだかでやっている奴がいた。
 
 ああ、そういう活動なんだ。確かにあちらの方々がバタバタ死んでるおかげでこっちは豊かなのだからね。あの人たちにちょいとばかしお返しするのは良いことだよね。
 
    (‥ )と、言ったら
        すげー嫌な顔された
 ∧∧
( ‥)ああ、まあねえ。
 
 彼がどうして嫌な顔をしたのかはよく分からない。
 
 そんな活動はしょせんは偽善だよね という意味だと受け取られたのか
 
 そんな活動しても効果が上がるわけないじゃん と受け取られたのか
 
 お前だって、あの人たちの命をばりばり食ってここまで大きくなったんじゃねーの? そう言われたと思ったのか
 
 あるいは
 
    ( ‥)単純にこいつ、
        何言っているのだ?
        そう思われたのかも
 
 ∧∧
( ‥)確かに、あなたの発言には
    正確でない部分がありますよね
 
 内乱や汚職、あるいは独立して行政の経験がまだ浅いこと、そもそもインフラが整いきっていないこと。あるいは部族社会の軋轢という解決には何世代もかかるだろう問題、そしてかつての宗主国の介入など、飢餓と餓死には色々な要因がある。
 
 
 ∧∧
( ‥)必ずしも先進国が後進国に
    貧乏を売りつけたから
    餓死や飢餓が起きているとは
    限らないし、言えない
 
   (‥ )とはいえだ
 
 
 とはいえ、原料を輸入し、それを精錬し、それを加工して組み立て、それを購入して一般に販売する。商品は以上の過程、それぞれの段階で関わるそれぞれの人が利潤を出すようになっている。
 
 ∧∧
(‥ )絶えずそうではないけども
\‐  原料はしばしば買いたたかれ
    ますよね
 
  (‥ )希少資源を採掘するために
      その地を植民地化して、
      現地人を奴隷同様に
      酷使して安く買いたたく
      そうして大きな儲けを
      生み出してきた。
      そういう歴史があると
      なおさらにそうだよね
 
 もともと鉱物資源などの採掘は過酷なものだし、先進諸国は歴史が長いので掘れる場所はおよそ掘っている。そういう状況で、手つかずの資源を持つ地域(手つかずということは必然的に大きな文明や政府が出現していない地域であり、必然的に先進諸国が”強制力”を発揮できる地域)が見つかれば、そこは植民地化され、収奪が始まり、原材料費は下がり、それゆえに商品は安くなって本国の鉱山は衰え、人は零落するか、あるいは会社員に転職して安いものを買い、繁栄を謳歌する。
 
 
 ∧∧
( ‥)そもそもそうでないなら
    本国の鉱山や
    先進国の鉱山からの
    輸入だけで今でも
    成り立っているでしょうし
    代わりに商品は高いまま
    でしょうね
 
  ( ‥)もっと大量に、
    ‐□ もっと安く、
      皆が望んだ結果、
      当然の帰結だよね。
 
 もちろん、安く買う側は、相手に貧乏を売りつけているのだ。安く買いたたくとは支払いを減らすことであって、それはマイナスを相手に売りつけることと同じである。
 
 ∧∧
( ‥)マイナスとは貧乏だ
    つまり、豊かな人は誰かに
    貧乏を売っている。
    そして先進国の人間は
    ほぼ全員豊かであり、
    貧乏と言われても、
    その貧乏、
    後進国よりはるかに豊か
 
  (‥ )援助って言うのは
      貧乏をずっと
      買わされていたあちらに
      ちょいとばかし支払いを
      するってことであってね
 
 当然、根本的な解決にはならない。
 
 そもそも根本的な解決をしていないから援助が出来るのだ、とも言える。
 
 *もちろん、いわゆる後進国や発展途上国の持つ問題はこれだけではないし、こうした問題が仮に解決されても、それでもなお、先進国の優位は揺るがないだろうけども、ここではそこまで論じない。
 
 ∧∧
(‥ )理想に燃えて実行しても
\‐  問題解決など不可能
 
  (‥ )んー とはいえ、
      立派ではあるよね
      無駄で無力であっても
      人は己の信念に殉じる
      ことができるのだ
 
 ∧∧
( ‥)あなたより立派な行い
    ではあるのでしょう
 
  (‥ )そりゃあそうさ
      俺はなーんにも
      しないからね。
 
 我々には何かしら、人食い、の要素がつきまとっている。それは先進国だろうが後進国だろうが、貴族だろうが、貧乏人だろうが実は同じだ。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカは格差が
\‐   進んでいると聞きます
 
  (‥ )中間層は壊滅しつつあり
      彼らが貧乏を買うことに
      なって、その分、
      一部が極端に豊かになった
      そういうことかもね。
 
 アメリカの貧乏人は圧倒的な強者に貧乏を売りつけられた。しかしその彼らもジャンクフードを食べるデブであって、後進国のもっと貧乏な人々に極貧を売りつけている。別に悪い事じゃない。批判でも非難でもない。道徳の問題でも倫理の問題でもない。単純な事実であり、ただの仕組みだ。
 
 日本では、老人が若者に貧乏を売りつけて、死に損ないの肉体で必死にがめつく金にしがみついている。
 
 ∧∧
( ‥)ヨーロッパはしばしば
   正社員が日本の社員よりも
    幸せで健康的で
    無理のない労働をしていると
    評価されますが
 
  (‥ )さてどうだろうな?
 
 以上の図式からすると、それは”ありえない”ことになる。あるいは、ありえた、としたらどこかに貧乏を売りつけていることになる。
 
 ∧∧
(‥ )ヨーロッパで台頭する
\‐   右派勢力、
     移民問題、暴動、
     ギリシャ、スペイン、
     イタリアなどが抱える
     経済的な危機
     
 
   (‥ )そして旧植民地。
       とてもじゃないが、
       西欧社会の社員は幸せだ
       人間的だ、というのは
       にわかには
       信じられないね
       偽りの楽園だと見た。
       厚化粧の下に法令線と
       小じわがくっきり
       見えてるじゃないか。
 
 実際、人間的で幸せな生活を”普通の人間”が送っていられる。そんなことは現実にはありえない。平均人間は劣った存在でしかない。平均点がすぐれた業績か? 答えは明らかに否だ。平均が勝利者になれるか? 答えは明らかにノーだ。収奪されるのが平均人間だ。平均人間が幸せとは、それは虚偽でしかない。移民か、植民地、後進国に貧乏を売りつけないとそうはならないだろう。光があるなら影がある。平均人間は本来は境界線にいるはずだ。だのに光にいるというのなら、それはどこかに影を売りつけたことに他ならない。
 
 自分たちが人間的だというのなら、一体全体、どこに影を押しつけた? 植民地か? 移民か? 若者か? それとも、もっともっと深い場所か?
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
   ( ‥)そうね、先日、
     ‐□ 11月の1日に
       攻殻機動隊を買い直して
       読み直して、以前の
       書き込みに追記したけど
 
=>hilihiliのhilihili: うろ覚えではあるが、少佐の話はそういう事ではないと思う
 
 *書き込みは10月の26日、11月1日に本が届いたので当日、追記済み。引用した台詞の一部がうろ覚えで間違っていたので、正確な台詞を追記。とはいえ、大意は変わらないと思う。
 
 思うのだけども、例えば冒頭の彼、大学同期の彼、ちょうど攻殻機動隊の連載とほぼ同じ時期の彼、彼は攻殻機動隊の物語を読んでも、全然理解できないかもしれない。ふと思い出して、そう考えた。
 
 ∧∧
( ‥)もし冒頭の彼が豊かさは弱者に
    貧乏を売りつけて実現される
    そういう理解をしていない場合
    攻殻機動隊を読んでも、
    理解できないと
 
  (‥ )そういうことにならんかね?
 
 後進国に貧乏を売りつけて、代わりに安くなった商品を買う。
 
 低賃金労働者に貧乏を売りつけて安い食事を楽しむ。
 
 若者に貧乏を売りつけて、年金生活をする老人が、例えば”和民”で食事を楽しむ。
 
 技術者に貧乏を押しつけ首を切り、一時の黒字を己が手腕の成功と思い込んだ経営者が暴利をむさぼり、会社を傾ける。
 
 貧乏を売りつけておいて、自ら人間を安く買いたたき、悠々自適に生活する。それにも関わらず、己が還元するわずかな施しを福祉であると自画自賛する。
 
 
 ∧∧
( ‥)これを理解しない人は
    やはり攻殻機動隊も
    少佐の台詞も、
    施設の要員の指摘も、
    戦災孤児の嘆きも
    理解できなくなると
 
  (‥ )自分たちは無自覚に
      人食いをしている。
      これを理解していない人は
      あのやり取り全体が
      意味不明になるんじゃ
      ないのか?
 
 もちろん、別に漫画に限ったことではない。こうしたことが理解にないと、現実の問題全てが、解決どころか、理解も把握も不可能になるだろう。
 
 事実、日本の老人たちは若者を買いたたいているくせに、なぜ若者が我々のように金を使わないのか?? そう首をひねるばかりではないか。
 
 
 
   ( ‥)以前、人は人を食うのだ
       ある人にそう言ったら、
       後進国や貧者の困窮に
       心を痛めていた
       その人は
       ”はあ?”
       と言ったな。
       たぶん、自分が人食いを
       していることに
       耐えられないのだと
       思うよ。
       理解をシャットアウト
       していた。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そうかもね
 
 このハンバーグ、おいしいねえ。
 
 ああ、山田君だからね。
 
 それを聞いて、それを理解して、それでも、もしょもしょ食える奴はそうはいない。
 
 はあ? 何言ってるの? 
 
 このように聞かなかったことにするか、理解をし損なうのが普通だ。あるいは後進国の人間や若者を悪者に仕立て上げて、愚かな彼らを食うのは当然なのだ、そう自己欺瞞するものだ。事実、日本の老人が語るたわ言を聞き直してみれば良い。
 
 ∧∧
( ‥)それでも冒頭の彼は
    あなたより立派なのですよ
 
  (‥ )そりゃあそうさ
      彼はハンバーグを食いながら
      人参を山田君にお裾分け
      しようとしているのだ。
      単に彼は、
      ハンバーグが山田君であると
      認めなかっただけだよ
      
 
 ∧∧
(‥ )あなたは、お裾分けもしないで
\‐  食ってるだけだからね
 
  (‥ )山田君、普通においしいよ
 
 
 ところで
 
 ∧∧
( ‥)なぜ山田くん?
 
  (‥ )いや、古い友人でいたから
      名前だけ使った。
      今は何してるか知らんがな
      取りあえず、
      現実問題として
      彼を食べるのは正直、
      気が進まないけどね
 
 
 

2013年11月2日土曜日

ロールプレイングゲーム

 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  ( ‥)そうねえ
 
 左翼やマルクス主義者、あるいは知識人、なんでもいいけど彼らはしばしば自衛隊は人殺しの軍隊だ、と言う。
 
 しかし、実際のところ殺した人数は左翼の方が圧倒的に多い。リンチ、総括、虐殺、暴虐、角材、火炎瓶に金属バット
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)彼らにとっては
    ‐□ あれらは人殺しではない
      そういう認識なんだろうな
 
 少なくとも上記のような発言はこのような殺人を人殺しとはカウントしていないことを示す。
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  (‥ )まあ、これは理想実現の
      ための最小限度の犠牲で
      法的には殺人だが、
      良い殺人で
      ゆえに人殺しではない、
      そういう解釈で
      行動している。
      まあ、そういうこと
      なのだろうけどね。
 
 これ自体は、どうでも良い話ではある。人間には色々な人間がいる、果てしない自己欺瞞で構成された人間もいる。そこには主観があるだけで、それ以外に何もない。そういうこともあるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)それが主観か客観か、
    ‐□ これもどうでも良い話でな
      脳神経を介して人が
      物を認識するなら
      認識はすべからく主観だ。
      違いがあるとしたら
      答え合わせがあるかどうか
      そこであってだな。
 
 この問題の答えが分かった。こうだよ。
 
 ああ、しかし、分かったは、それ自身では正しいか間違っているかを保証してくれない。
 
 どんな認識も答え合わせがないと区別はできない。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えれば、答え合わせを
    した後でも、
    ”俺の答えは間違ってない”
    と言い張るのは
    まぎれもない主観である
 
 
  ( ‥)まあ、これも分かりきった
    ‐□ 話であってだな、
      どうでも良いことなのだ
 
 そして考えるに

 
  (‥ )マルクス主義者なり
      左翼なり、
      あのトンチンカンな有様は
      ロールプレイングゲーム
      であると見たら、どう?
 
 ∧∧
( ‥)例えば、自分を選ばれし勇者
    勝ち気な剣闘士
    あるいは知恵の魔術師である
    ゲームの中で割り当てられた
    人格や役柄になりきり、
    そういう言動や行動を
    演じているのだと?
 
 ロールプレイングゲームの要素は、実はどこでも誰でも行っていることではある。
 
 ∧∧
(‥ )しっかり者なお父さん
\‐  優しいお母さん
    言う事を良く聞く賢い子供
    しかし、これらには
    全部ではないにせよ、
    演技の要素がある。
 
  (‥ )あるいはオタクでも
      同好会でも
      なんでもいいけど、
      こういう時はこう返す、
      こういう時はこう発言する
      こういう時はこうする
      そういう役柄や受け答えを
      期待されるし、
      そうしなくちゃいけない
      領域があるよな。
 
 それは単に礼儀作法である場合もあるけども、もっと芝居がかっていることもある。
 
 なにか必ず、しかもその場で期待されているウンチクを語らないといけないとか、なにか引用しなければいけないとか。引用は古典の場合もあるし、あるいはネットスラングかもしれないし、あるいは今話題のアニメかもしれない。
 
 あるいは、その集団で行われる会話が、自由な発言に見えて、実のところある形式に沿ったものである場合もある。ある場面で何か言う人間はその場面で期待される引用ともったいぶった話し方、皆に見せなければならない姿勢や思想を表明しなければいけない、そういう場所や集団や領域がある。
 
 ∧∧
( ‥)皆が即興で、演劇をしている
    ような感じですか
 
  ( ‥)あの手の連中がだね、
    ‐□ 妙にもったいぶった言い方
      無駄に専門的な単語
      自分たち独自の解釈
      俺たち様だけの理論、
      自分たち以外のルールに
      対する驚くような無関心、
      こういう性質を示すのは
      彼らが彼ら独自のゲームを
      ロールプレイしている
      最中だから、
      そう考えるべきかもしれん
 
 彼らは自分たち独自のゲームを演じていて、彼らから見れば世間の他の人間は別のゲームをしている別世界の住人に見えているのかもしれない。
 
 彼らにはルールがある。しかし、それは世間のルールではない。彼らには怒りがある。世間は自分たちのゲームとルールに参加してくれないからだ。一方、彼らは世間の規則を守る事にはまるで無頓着である。なぜならそれは、彼らにとってはルールでもゲームでもないからだ。少なくとも自分たちのルールではない。実際、ハムレットを演じている狂った王子が忠臣蔵の舞台に立っても、やれることなど何も無い。やれることがあるとしたら、それはぶちこわすことと、ウンチクを語って自分たちのものではない舞台を神経質にけなすことだけだろう。
 
 ∧∧
( ‥)少なくとも、そう解釈した方が
    あの人たちの行動をより
    説明できるのではないかと?
 
  (‥ )独善、強引、傲慢、
      二枚舌、そして
      驚くような共感の欠如
      独自のゲームをしている
      独りよがりな
      オタク集団だと思えば
      ほぼ説明がつくべ
 
  
 
 
  

2013年11月1日金曜日

パルプな感覚は混乱的にあらず

 
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□
 
 漫画雑誌はしばしばページごとに色が違うようなガサガサの紙で、それを皆が読む。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
  (‥ )おしゃれできれいな
      デザインで売り上げ向上を
      目指します。
      うっは、テラワロスwww
 
 
 そんなもの、豚に食われて糞になれ。
 
 ∧∧
(‥ )さりとてハチャメチャな
\‐  デザイン、ごちゃごちゃ
    リンクと宣伝だらけは
    訳分からんと
 
  (‥ )いや、あの、
      パルプなのと
      混乱的は別だから
 
 パルプ雑誌の漫画は、紙がパルプなだけで漫画の構成は荒くともしっかりしたものなのだ。
 
 
 *パルプな:ここでは安価で低級な、という俗語的な意味で使用。
 
 

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