自己紹介

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2013年8月9日金曜日

長い夢だった

 
 
 ∧∧
( ‥)何?
 
  ( ‥)...仮眠したら
     ひどく長い夢を見た
 
 誰かと狭い部屋で話をしていた。彼が言うには最初は趣味で魚と水草を育てていただけだったそうだ。
 
 これと同じぐらいの部屋から店を始めたのです。そう言う彼の前には机と、ラックに重なった水槽があり、裏に回ると実は壁で仕切られていただけで、そこは広いフロアで引っ越し業者が作業をしているところだった。
 
 どこかで見た二人が作業をしている。配線を整え、他の業者に指示を出し。
 
 ああ、思い出した。あの二人は以前仕事をしたイベント業者ではなかったか? はて? そんな彼らがどうしてオーナーの引っ越しの手伝いをするものやら。
 
 二人が話し込んでいたスーツ姿の男が二人、こちらにも挨拶をしにきた。どこかで見た顔だ。よく見れば昔、会社員として短い間だが働いた時の同期じゃないか。確か彼は結婚して、
 
 「子供は何歳?」
 
 「今、産まれた」
 
 ?
 
 いたずらっぽく笑う彼に聞けば三人目だそうだ。
 
 ∧∧
(‥ )...同期だったら今、40歳を
\‐  越えているはずだよね
 
  (‥ )無茶な設定だよな
 
 そこはビルで、先ほどのオーナーがその階のすべてを借り切って店にしていた。どういうわけか古本が安物の金属製ラックにずらりと並び、どれも日と空気に焼けて茶色く変色していた。手に取った一冊は海賊に関するまじめな、そして古い本らしいのだが、中身の3分の2は手書きだった。どうも日に焼けて駄目になったページを前の持ち主が書き写したものらしい。
 
 その裏はいきなりペットショップだったが、そこは一風変ったコーナーで、死んでしまった動物たちの骨がずらっと並んでいる場所だった。頭骨がずらりと並んで販売される一方で、しかしケージの中にバラバラになった骨が並んでいるものもあった。死んでからそのまま虫に食わせたような、そんなぞんざいな展示。哺乳類、爬虫類...皮つきのままのヘビの骨と頭蓋。しかし、妙に臭わない。一体どんな処理をしているのだろう。
 
 カバが子供を産みました
 
 オーナーがそういって診察台にいる動物を見せてくれたが、それは、哺乳類ではあるようだが、どう見てもカバではなかった。二頭の子供を従えたその動物の大きさはイヌぐらいだったし、確かにカバを思わせる姿だが、カバではない何かだった。
 
 ∧∧
( ‥)そこから記憶があいまいだと
 
  ( ‥)さっき、昔の会社の
    ‐□ 同期が出てきたと言ったが
      そやつの若い頃のなにやら
      恥ずかしい写真をめぐって
      争奪戦を展開したと思う。
 
 奪って見てやろうとするのは業者の二人、守ってくれと頼まれたのは、どういうわけか自分。古本雑誌のどこかに挟まれているらしい。もっとも、40の男が、君が彼らよりもその写真を探し出して僕によこしてくれ、と頼むような写真とは、一体いかなるものなのか、そもそもどうしてそれが古雑誌に挟まれているのか想像しがたい。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、いきなり場面が変ると
 
  ( ‥)田舎を歩いていたよ
    ‐□ 田舎といっても
      関東圏なのかな
      単線と都会へ通じる私鉄
      広いがほとんど誰もいない
      駅前と、からっぽな
      ショッピングモール。
      そして狭い国道。
 
 歩いていたのではなく、もしかしたら自転車だったかもしれない。線路沿いの国道をずっとどこまでも。そして今度は火薬と弾の実験をしていた。鉛か、あるいは低融点の合金を溶かして小さな弾を作り、それをミニチュアの砲台に入れて火薬に点火して飛ばし、距離を測る。これを繰り返す。最後は地下鉄に乗っていて、自動制御なのか、運転席はなく、前方は全部ガラス張りだった。地下の様子がよく分かる。いや、そもそもここが実験室ではなかったか? 実験室がいつの間にか地下鉄の上を移動している。見ているとひどくアップダウンが激しい路線で、どん詰まりの終着駅、たぶん降りた坂の数からするとずいぶん地下深い場所に着いたところで眼が覚めた。
 
 ∧∧
(‥ )なんかもう色々な記憶や
\‐   イメージがごちゃまぜだね
  
  (‥ )おかしなもんでさ、
      いや、当然なんだろうけど
      20年前にそれっきりな
      同期の顔は、再現しきれて
      いなかったよ。
 
 例えるなら、当時の画像にそのまましわを描いて安易に加齢させたような映像だった。
 
 

 
 

なんか知らんけど2色変えれば良い

 
 ∧∧
(‥ )一枚完成ですね
 □‐  ちょっと雰囲気が変った?
 
  (‥ )あー、うーん
      たまたま使った色が
      うまくはまってね
      ほんの2色程度の
      違いなんだけども、
      意外と影響があるのな
 
 ∧∧
( ‥)もうこの本、中断を入れて
 □‐  一年間は描いてるよね?
 
  (‥ )描き方を変えたり
      塗り方が変ったり
      違う画材や色を
      試してるから
      古い絵と新しい絵が
      かなり違っちゃってね
      まあ、しょうがないな
 
 そういえば以前見たサイトを数年ぶりに見つけて覗いてみたら、絵がずいぶんうまくなっていた。
 
  ( ‥)前のような荒さや味を
    ‐□ 懐かしむ人もいる
      だろうけども、
      やっぱ物事、手数だなあ
 
 ∧∧
( ‥)描くことを重ねて
    新しくより良い選択肢や
    経路を発見するのだと。
 
 それを考えると、俺様理論屋がどういうわけか絵が下手くそだったりするのは、それは自分の信念を表明し、ただ反復するのみで、新しいことを何一つしないからなんだろう。そういうことが分かる。
 
 ふふふっ、これで良いのだ。
 
 ありもしない自信と自画自賛が無駄に過剰
 
 ではなく
 
 自分の絵はへただなあ、どうすれば良いのかなあ? こうすればどうだ? あれっ? デブになっちゃった、なんでー?? 
 
 ∧∧
(‥ )そういう試行錯誤が
\‐  あるべきですね
 
  (‥ )なんか知らんが
      こうすると駄目だ、
      でもなんか分からんが
      こうすれば良い、
      それさえ分かれば
      ご大層な理論や
      信念や言葉なんか
      必要ないからね
 
 なんか知らんけど2色変えれば良いらしい、それが分かれば仕事もはかどる。
 
 
 
 
 

2013年8月8日木曜日

選んだ人と選ばれた人

 
 スーパーへ買い物にいくと、レジに新しいお兄ちゃんが入っていた。20...に届いていないような若い顔。
 
 ∧∧ ...なんか遅いですね
( ‥)
 ‐( ‥)遅いというか、
   ‐□ 余計なことしてるな
 
 前の人の品物は多かった。それをカゴから取り出し、そのバーコードを機械で読み取るたびに、
 
 発泡酒が2つで...○○円、レモンがひとつで...○○円 
 
 とっ、品物の名称と個数と値段をいちいち言う。それは構わないのだが、言うたびに、わずかだが動作が止まる。
 
   前のおばちゃん
 ∧∧ イライラしてます
( ‥)
 ‐(‥ )隣のレジの人が
   ‐□ どうぞこちらへ、と
      言っているから移るか
 
 買って、払って、買い物袋を持って振り返ると、お兄ちゃんはまださっきのおばさんの品物と格闘していた。代金を確認中ですと言いつつ、機械を見つめていたから、たぶん、バーコードが印刷されていない野菜か果物だったのだろう。押すべきタッチボタンがどれでどれだか分からないらしい。
 
 腕組みをするおばさんの後ろ姿が少し左右にゆれている。
  
   あまりレジ向けじゃ
 ∧∧ ないですね
(‥ )
 ‐( ‥)あれもあれで面接は
   ‐□ したわけだよなあ。
 
 そういえば、あのスーパーは最近、パートのおばさんがだんだんと消えて、若いのになっている。
 
 ∧∧ 人件費削減?
( ‥)
 ‐( ‥)かもね、パートの
      おばちゃんは速いけど
      客と話したり、
      わざと手を遅らせたり
      するよな
  
   給料安いから
 ∧∧ 大目に見ましょうよ
( ‥)
 ‐( ‥)とっ、言う意見は
     時々見るね。
 
 その安い給料の中でもさらに安いのに置き換えたら、こんなの来ました。そういうことだろうか。
 
   クレーマーは
 ∧∧ みっともないです
(‥ )
 ‐( ‥)おばちゃんパートの
      置き換え計画(仮称)の
      初期かな、
      若い女の子が初めての
      レジ打ちをしていて
      客のおばさんがさ
      近くの正社員に
      食ってかかってたな。
  
 レジ袋をカゴに入れることぐらい教えなさい!!
 
 ∧∧ なれてないだけだけどね
( ‥)
 ‐( ‥)先日はさ、
     おっさんが店長に
     説教してたよね。
 
 子供の頃、栄養状態が良かったのかな。大柄で、がたいが良くて。こじゃれてるけども安っぽい服を着てた。眼鏡をかけていて、経済がどうした、日本がどうした、この街は人口が少ないから品物が無いのはしょうがないけどもさ、と無駄で過剰なうんちくを披露し...
 
 ∧∧ 土曜日の午後一でしたよね
( ‥)
 ‐( ‥)年からかんがえて
      もう定年退職したのだと
      思うけども。
 
 思わず、団塊の罪は団塊であることである、そんな言葉が頭に浮かぶ。
 
 ∧∧ ...まあ証拠はないね
( ‥)
 ‐( ‥)さて、仕事の続きを
      するか。
 
 とはいえ、
 
  (‥ )とはいえさ、
      今日のお兄ちゃん
      あれ、駄目だよな?
 
 ∧∧
(‥ )上達は...するんですかねえ
\‐
 
 訳分からん客の説教に付き合わされていたあの店長さんが選んだのが彼だったのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)そう思うと
 
  (‥ )世の中ままならないねえ
 
 
     

町内会のバンド演奏はしばしば痛い

 
 科学者は市民とコミュニケートするべきである。だって税金を使ってるから。
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  (‥ )自己満足じゃね?
 
 あるいはパフォーマンス。
 
 ∧∧
(‥ )悪いことじゃないですね
\‐
 
  (‥ )悪いとは言っとらん。
 
 とはいえ、市民とのコミュニケーションとやらに自己満足やパフォーマンス以外の効果があるのか? と言われたら、たぶん皆無ではないが無いに等しいでしょう、としか言えない。
 
 ∧∧
( ‥)市民との対話で
    おおいに盛り上がった
    そう言う人もいるでしょう
 
  (‥ )別にそれは否定しないよ
 
 街のため、趣味でやっているバンド仲間と一緒に公民館で小さなライブを行った。会場はおおいに盛り上がりましたとさ。
 
 ∧∧
( ‥)嘘ではないね
 
  (‥ )嘘ではないな
 
 ∧∧
( ‥)でも無駄だと?
 
  (‥ )効果は皆無に近似とは
      言ったけども、
      無駄とは言わないよ。
 
 実際、趣味のバンドの演奏は無駄ではないだろう。効果が皆無であったとしてもだ。
 
 ∧∧
(‥ )少なくとも外交的な
\‐  成果はありますよね
    町内会の人に顔向けが
    出来ます。
 
  (‥ )自己満足だろうが
      パフォーマンスだろうが
      馬鹿げていようが
      必要なこと、
      やらねばならないことが
      あるものさ
 
 誰だってそうだ。嘘でもなんでも、君には無限の可能性があるとか、そういう愚かなたわ言を言わねばならないことがある。これは義務である。
 
 ∧∧
( ‥)ただ? 勘違いするべき
    ではないだろうと
 
  ( ‥)プロでもないのに
    ‐□ 客が来てくれるのは
      なぜだと思う?
      そこんとこ忘れちゃ
      いかんよな。
 
 会場が事実上タダだから。町内会の付き合いだから。演奏している自分が会社の重役だから。
 
 ∧∧
( ‥)知名度があるからだ。
    だけど、それは
    演奏の知名度ではない
 
  (‥ )さらに言えば
      演奏がうまいわけでも
      なんでもない。
      そういうことは
      忘れちゃいかんよね
 
 ああ、あと、ライブ感を勘違いするのはいかんよね。
 
 ∧∧
( ‥)客との一体感に満足を
    覚えるなと?
 
  ( ‥)満足を覚えたって
    ‐□ いいんだけどね、
      満足を効果と考えちゃ
      いけねえよな。
 
 満足は効果じゃない。
 
 なによりだ、効果を重視するというのなら、そこにいる客を考えている時点でただの馬鹿だ。
 
 効果だというのなら、そこにいる客じゃない、そこにいない人をこそ考えなくちゃいけない。
 
 ∧∧
( ‥)目の前の客に
    眼を奪われた時点で
    終わりだと
 
  ( ‥)そこで有頂天に
    ‐□ 舞い上がってどうするよ
 
 ∧∧
( ‥)舞い上がっている人を
    見てどう思います?
 
  (‥ )ああ、僕ちゃんたち
      元気あるねえー
      ってとこかなあ。
 
 40、50も過ぎてるって割には、いや、だからこそなのか、どうにもああいう様子は端から見ていて痛い。
 
 ∧∧
(‥ )趣味のバンドを町内会で
\‐  やっていても、
    痛くない人と
    痛い人がいるってこと
    ですかね
 
  (‥ )これ、意外と難しいのよ
 
 
 当たり前の話だけども、研究者は結局のところ会社の重役であって、別にプロのバンドではないのだ。演奏するのは勝手だけども、結果、痛い人になるか、あるいは痛くない人になるのか、それは自分次第。
 
 

ビバっ! バカンス

 
 
 ∧∧
( ‥)なに?
 
  ( ‥)人様のtumblrを覗いて
    ‐□ いるのだけど、
      ものっすごい勢いで
      更新してるのよ。
      急にどうしたの
      だろうね?
 
 ついこの前まで、徐々に更新速度が遅くなってきていたのに。怒濤の更新である。一体、何があった?
 
 
 ∧∧
( ‥)夏休みじゃね?
 
  (‥ )おおっ!
      ビバっ! バカンス!
 
 
 

首相は夢とみなされず、弾丸の放物線の最後は垂直落下に終わる

 
 35過ぎたらあきらめろ。
 
 否っ! 50過ぎても夢をかなえた人はいる!!
 
 ∧∧
( ‥)具体的には誰だよ
    言ってみろよ。
 
  (‥ )安倍さん50過ぎで
      首相になったべ
      しかも返り咲きよ?
      ドリームズ・カム
      トゥルー
 
 ∧∧
( ‥)...まーそうだね
 
  ( ‥)このやり取りが少し
    ‐□ 奇妙に聞こえるとしたら
      50過ぎで首相になっても
      それは夢をかなえたことに
      ならない、
      そう思われているらしい
      ってことだな。
 
 ∧∧
(‥ )戦後レジームの脱却とやらを
\‐   実現させないと、
     夢をかなえたとは
     言えないのでは?
 
  (‥ )じゃあ小泉さんだ。
      郵政民営化、
      まがいなりにも実現したべ
 
 なんであの人があそこまで郵政民営化にこだわったのかはともかくとして、目標を達成したのは事実。
 
 ∧∧
(‥ )でも、50過ぎで夢を
\‐   かなえた人の事例には
     あげられてはいませんね
 
  (‥ )まあ、上げる人もどこかに
      いるだろうけど、
      35過ぎたらあきらめろ
      と言われた時の反論に
      使われる場面は...
      見た事ねえな。
 
 つまり、夢をかなえる、とは、組織の中でこつこつ地道にのし上がりトップに就任するものだ、とは考えられていない。そういうことなのだろう。
 
 少なくとも、出世が夢だというのなら、首相がいるじゃないか、と反論してしかるべきだ。そうでないなら、夢見る人にとって、出世は夢と呼ぶに値しないということなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも妙ですよね、
\‐   50過ぎでも夢を...と
     反論する時には、
     居場所こそが大事だ、
     そこにさえいれば
     夢は自ずとかなう、
     だから夢を否定するな!
     そう怒る人はいますねえ
 
  (‥ )居場所ねえ。
      それって、それこそ
      組織のことじゃねーの?
 
 
 ずっとやっていて着実に、それが10年以上も持続して、しかもその間、発注も技術も収入も維持できて、さらに向上すらできて、目的とやらに到達できる。
 
 それでいながら35を過ぎてまだ夢自体はかなっていないと言う。
 
 なんだそれ?
 
 それは徒手空拳じゃねえよな? すでにそこに仕組みがあるわけだよね? 違うかね?
 
 それって、組織内部での出世か、あるいは下請け、さらに”のれん分け”とか独立じゃね? 
 
 
 ∧∧
( ‥)それはそれで道ですね。
    ただ妙なことに、
    そうであるにも関わらず
    50過ぎで首相に
    なった人がいるじゃないか
    とは反論してこない。
 
  (‥ )面白いもんでな、
      50過ぎで社長になった人
      が大勢いるじゃないか!
      とも反論しないのよ。
      なぜだろうね?
 
 
 ∧∧
(‥ )...出世でもない、独立でもない
\‐   それでいながら35を過ぎて
     組織に頼らず徒手空拳で
     成り上がる道がある、
     そういう主張ですか?
 
  (‥ )あるならあるでそれで良い
      だがね、疑問は続くよな
      道があるとするのなら
      なんで具体的に
      言わないんだろうね?
 
 そもそも本当にそんな人生航路があるというのなら、言う、言わない以前に、誰もがどこかで聞いた事があるはずじゃないのか?
 
 理想郷シャングリラにいく道がある。それはこの山の向こうを越えた山々峰々の向こうにある隠れ里。そこから年に一回山脈を越えるキャラバンが通る道であると。
 
 そんな具合に、うわさ話で聞いた事ぐらいはあるはずだろう。
 
 ありもしない都市伝説は確かに多い。だが存在するものには必ずうわさ話がまとわりつく。夢に続く道となればなおさらだ。尾ひれはつくが。
 
 ∧∧
( ‥)だのに、抽象的な反論は
    してくるのに、この道だ
    とは言ってこない。
 
  (‥ )つまり、答えはほとんど
      明らかではないのかね?
 
 そんな道はない。
 
 というか、お前さん、嘘ついてね?
 
 ∧∧
(‥ )たまに50過ぎで運良く
\‐  大ブレイクする人がいるの
    は事実なんですけどね
 
  (‥ )それなら人生を確率に
      ゆだねなさい、とか
      我が生涯の突破口は
      誤差の中にあり、と
      言うべきだよ。
 
 だが、それも言わない。
 
 ああ、分かる、分かるぞ。人生詰んだから、現実を見るのがつらいんだよな。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも他人のこと
    言えませんけどね
 
  ( ‥)人生という放物線を
      描き切るためには、
      大気の濃い対流圏を
      一気に抜けて、
      成層圏を越えねばならん
 
 空気抵抗が少ない高空を飛び越え、ついには衛星軌道にまで到達する。
 
 だが、高度が足りない。推力も足りない。軌道は目標のはるか手前で下がり、耳を切る風の音がじょじょに高く大きくなる。
 
 ∧∧
( ‥)弾道って、時間経過と共に
    落下速度が増大し、かつ
    前進する速度は抵抗で
    落ちていくから、
    最後は垂直落下に近く
    なるって言いますね。
 
  (‥ )死ぬ時が着弾時なのか
      着弾したゆえに死ぬか
      人生の最後は
      どっちだろうな?
 

 

2013年8月7日水曜日

それは理解というよりも、むしろファンタジーではないか?

 
 16世紀から17世紀に地球が太陽の周りを回っていることが発見された。それで聖書が間違いだらけであることが分かってしまい、人々は科学理論を探求するようになった。
 
 ごめん、なに言ってるか分からん。
 
 ∧∧
( ‥)文章としては
    理解できるでしょ?
    17世紀に
    天動説から地動説へ
    パラダイムシフトが起きた
    聖書の間違いが判明し
    科学の時代が始まった、
    まあ、そういう理解を
    私はしています、という
    宣言ですよね。
 
  ( ‥)地動説は2000年前から
    ‐□ あったから、
      せめて再発見と言うべき
      だろうし、
      地動説と天動説は
      数学的には等価だし、
      そのことすら古代から
      知られていたみたいだし、
      それに、
      地動説が正しいから
      聖書が間違いだ、とは
      ならないんだよね。
 
 
 神はヨシュアのために太陽の歩みを止めた。
 
 ∧∧
( ‥)地球の自転を止めたのか
    太陽の公転を止めたのか
    それについて聖書が明言
    しているわけではない。
    天動説でも地動説でも
    聖書は成り立つ。
 
  (‥ )ルターはこれに
      気づかなかったらしい。
      残念な話だな。
      だが地動説がいわば
      1000年以上の時を
      越えて復活した時、
      カトリックの人々はこれに
      気づいたみたいだよね。
 
 まあ、そりゃあ気づくよな。教会と言えば当時の知識人をそろえている組織なわけだから、こういうことに気づかないわけがない。トマス・アクイナスとかがいた教会だ。いくら教会が堕落しただの、だからこその宗教改革だの、スコラ哲学は自ら自壊したと言われたとしても、それでもなお、人はそろっているだろう。
 
 ∧∧
(‥ )ガリレオさんはかなり
\‐   科学原理主義っぽく見えて
     実はアリストテレス主義者
     である部分もあり、
     かつまた科学的を
     おかしく追求しすぎて
     理論で大失敗した人でも
     あるみたいですよね
 
  (‥ )それが致命傷だった
      らしいんだよね。
 
 
 その一方で、ケプラーは星占いと神秘主義とプラトン主義とキリスト教と神と三位一体で、だが、ここからケプラーの法則を発見し、ニュートンに至っては近代科学の祖であるとは名ばかりで、実際には錬金術師で三位一体を否定する異端の神学者で、彼の宇宙は神そのものだったという歴史的な事実。
 
 聖書と科学理論が分離するのはごく最近の話である。
 
 ∧∧
( ‥)聖書を最終破壊したのは
 
  (‥ )ダーウィンなんだよな
      でも、これが起きたのは
      ケプラーやニュートンより
      ずっと後、19世紀の話
      なんだよね。
 
 
 それを踏まえるに、冒頭の言及は実際の歴史からかけ離れて過ぎている。たぶん、理解というよりはファンタジーに近いのではないか?
 
 
 ついでにいうと、天動説と地動説の最大の違いは、地球が宇宙の中心か? 太陽が中心か? では実はないよな。
 
 *2つの理論は数学的に変換できるのだから、地球が中心か太陽が中心か、それ自体は直接、理論の比較にはならないし、事実、重大な相違点はそこではなかった、という意味。
 
 
  
 

サブユニット軍団

 
 
 ∧∧
( ‥)データ化したテキストや
    イラストを送るだけでも
    結構時間がかかりますね
 
  ( ‥)一応、見直しをするし
    ‐□ 書き忘れてたこととか
      あるからね。
 
 ∧∧
(‥ )一枚、縦横比を間違えた
\‐  イラストがあります
 
  (‥ )しょうがないな、
      切るしか無いねえ。
 
 さて
 
 ローマの軍団レギオンは小さなサブユニットの集合から出来ていた。
 
 ∧∧
( ‥)率いる隊長さんは百人隊長
    だけども、実際には百人弱
    だったとか。
 
  ( ‥)まあ、80人とか
    ‐□ そのぐらいの数で、
      小さな方陣を組むみたいね
 
 ∧∧
( ‥)これが、使えると。
 
  (‥ )みたいね。
 
 例えばの話、敵がずらっと並んでいる。距離は100メートルぐらい。無敵の勇者が走っていけばすぐに敵兵を斬り殺せる距離だ。
 
 では勇者様、一人で突撃いたしますか?
 
 ∧∧
( ‥)無理でしょ。ぶち殺されて
    終わりだよね。
 
  (‥ )ゲームみたいに一人で
      なんとか無双とやらをして
      何百人もばったばった
      どかーんと斬るわけには
      いかないからな。
 
 というか、怖えーよ
 
 ∧∧
( ‥)たとえ敵の側面であっても
 
  (‥ )無理だよね。
      相手の何人かが向きを
      変えて反撃してきたら
      いくら陣形の側面を
      ついても一人では
      殺されるよね。
 
 というか、側面でもなんでも怖えーよ。後ろでもやだよ。
 
 ∧∧
( ‥)でも? 数十人で方陣を
    組んで攻撃をしかけたら
    どうなるのか? と
 
  (‥ )それでも怖いだろうけど
      気分はずいぶん楽に
      なるんじゃないかなあ
 
 しかも、相手がこういうサブユニットで構成された軍団や陣形でないのならどうだろう?
 
 ∧∧
( ‥)一人の敵兵が側面から
    わあああああーーー! と
    向かってきても、何人かが
    対処すれば他の人は
    前を向いて戦い続けられる
    だろうけども
  
  (‥ )数十人の方陣で
      せめてこられたら、
      こっちも数十人単位で
      対抗しないといけないけど
      あいにく、そんな訓練は
      受けていない。
      だとしたら、
      対処できないし、
      対処できないなら
      殺されるか逃げるかだよね
 
 そうなると陣形が崩れる。陣形が崩れたら、もうどうにもなるまい。
 
 ∧∧
( ‥)怖いのを我慢して命令の
    通りに戦っていたのですからね
    一回、陣形が崩れたら
    一人で踏ん張っても意味ないし
    だとしたら逃げるしかない
    でしょうねえ。
 
  (‥ )戦争って殺し合いだから
      おっかないし、
      逃げたいし、
      それを考えると、
      こういう一見すると
      くだらないけど
      大事なことが効いてくる
      そういうことなんだろうな
 
 
 
 

射程と被弾帯

 
 戦艦大和、というといつも気になることがある。
 
 ∧∧
( ‥)大砲が大きいから長射程
    という話ですか?
 
  ( ‥)あれが、よく分からん
    ‐□
 
 大砲を発射して、弾が着弾するのは
 
 ∧∧
( ‥)楕円、あるいは円形に近似な
    領域ですね。
 
  (‥ )いつも思うのだが、
      射程距離を伸ばせば
      伸ばすほど、その領域は
      広くなっていくはずだよね
 
 ∧∧
( ‥)まあ、単純に考えれば
    そうですかね
 
  ( ‥)距離を1.1倍に伸ばせば
    ‐□ 単純に相似形で考えて
      着弾する領域は1.21倍。
      すると同じ大きさの敵に
      当たる確率は1/1.21で
      0.826倍になるように
      思えるのだけど
      どうなんだろうね?
 
 ∧∧
( ‥)相手の射程の外から攻撃できる
    としても、当たる率が下がれば
    どうなるんだ、という問題
    ですか
 
  (‥ )まあ、その分たくさん
      撃てばいいのかな?
 
 相手がこっちに弾を当てられる距離に近づくまでに、相手に有意に当てられるくらい撃つことが出来れば良い、そういうことだろか?
 
 ∧∧
( ‥)戦艦の射程距離と
    機械の大きさ、
    作業の速度、
    着弾の確率や精度、
    船や機械のぶれ、
    移動速度とかを
    考えた時にどうなるか
 
  (‥ )発射速度と射程距離、
      着弾と命中、これらは
      どんな関係にあるのかね?
 
 こういう戦場なり戦況なり被弾なり損害なりを支配する要素を考慮した場合、戦艦というのはあるべき大きさが自ずと決まってくる、そういうことだろうか。
 
 そして戦艦大和の大きさは、どんな大きさだったのだろう?
 
 ∧∧
(‥ )よく分かんないっすね
\‐
 
  (‥ )まあ、こんな予測でもだよ、
      世の中、自分が
      知らないことは
      いっぱいある
      そういうことは分かるね。
 
 
 

2013年8月6日火曜日

設計すれば設計士になれるわけではないよね

 
 絵のうまい人を見て、へこむ人がいる。
 
 自分よりずっと絵がうまい人を見てあきらめる人もいる。
 
 そんなこと気にしないで描き続けて上達する人もいる。
 
 一方、うまい人の絵をけなし続けているのだが、論評だけで、なーんにもしない奴もいる。
 
 あるいはこう、俺様はスケッチした、デッサンした、模写をした。そう言っているのだが、どういうわけか、全然うまくならない奴もいる。
 
 必ずいる。どういうわけか、いや必然なのか、どいつもこいつも症状が同じだ。
 
 へたなのだ。どこがどう悪いと言えばいいのか、何もかもが悪い。デッサンが狂ってる、線に勢いがない、迷いしか見られない、そもそも線をまっすぐ引けない。引けないなら引けないなりに、へたならへたなりに工夫すればいいのに、そういう工夫の跡がまるでない。数をこなしていないからへたうまにもなっていない。才能が無い以前に、描いている枚数が少なすぎるので努力すらしていない。
 
 ただ、自分には才能がある、自分を認めない世間とオタどもが馬鹿なのだ、と本気で思っている。無駄なプライドだけは一人前で、人生がとっくの昔に詰んだことも分かっていない。
 
 ∧∧
(‥ )あきらめても駄目、
\‐   才能がなくても駄目、
     努力しないと駄目、
     でも、固執だけでも
     駄目なのだと
 
  (‥ )描く事に固執するのか
      自分のありもしない才能を
      守ることに固執するのか、
      そこかもしれんけどね。
 
 ∧∧
( ‥)でも、基本的には数だと
 
  (‥ )後は、どこがおかしいか
      自分の絵に違和感を
      感じたらとにかく
      描き続けること
      なんだろうけどね。
 
 ゾンビが数で解答を得るというのなら、イラストレーターはアホでも馬鹿でも能無しでも、それ自体は問題ないってことになる。体力と手数で勝負すれば良い。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えると年取ったら
    もう駄目だと
 
   (‥ )35過ぎたらあきらめる
       べきだろうね。
       手数が追いつかん。
       力任せの解の探索は
       体力がなければできない
       からねえ。

 
 後は、とりあえず、
 
  ( ‥)不完全でもなんでも
      完成させることかなあ
 
 ∧∧
( ‥)取りあえず完結させろと
 
 いたなあ、下描きだけが多い奴。いや、多いのはいいのだ。問題は下描きなのにどれもこれも未完成だって奴。当然、へたくそ。少なくとも、うまい、とか、へたうま、ではなかった。
 
 考えてみれば当たり前ではなかろうか。例え話でしかないが、飛行機の部品を作ったことはあるが、飛行機自体は完成させたことがないし、飛ばしたことは当然、一度も無い。これでは困る。そして、そんなことでは、一生かかっても欠陥機ひとつすら飛ばさないで終わるだろう。こうなってくると困る以上の問題だ。
 
 ∧∧
( ‥)でも? ご本人は
    飛べる気でいると?
 
  (‥ )気分だけは世界一の
      設計士ってところだな
 
 だが、設計すれば設計士というわけじゃなかろう。飛ばしてこその設計士。イラストレーターだって、漫画家だって、同人誌作家だって、そこんところは変るまい。
 
 
 
 

足下を駆けゆく流星

 
 hilihiliのhilihili: クロスする人工衛星とISSとフクロウとの追記
 
 そういえばISSが天頂を過ぎていく時、ちょうどその辺りで流れ星が流れた。
 
 ∧∧
( ‥)ちょうどそのあたり、
    というか、実際には
    国際宇宙ステーションの
    下ですけどね
 
  (‥ )ステーションから
      夜の地球をずっと
      眺めていると、
      下を流れ星が流れる
      ように見えるわけだね
      
 
 もちろん、宇宙ステーションからあの流星は見れなかっただろう。夜空を透かしているこちらから見ても暗かったのだ。ステーションからはほぼ真下であるのみならず、あちらからは街灯りで輝く関東しか見えなかったに違いない。
 
 ∧∧
( ‥)それにあっちは高度
    400kmの上空ですから
 
  (‥ )流星との距離は
      あちらの方が
      3倍か4倍かな、
      僕らより遠いからね
 
 あの流星は角度にすると腕を伸ばし、親指と小指を広げたぐらいは流れたか。ISSからは、多分、仮に地上が真っ暗だとして、腕を伸ばした時の指四本分ぐらいの幅を流れる程度、ということになると思う。
 
 ∧∧
(‥ )6度か、7度ってとこですかね
 ‐  
 
  (‥ )考えてみれば不思議な
      光景だな。


 距離があるから、その分、流星も暗く見えるんだろう。
 
 いや、あるいは逆で、高空で燃え尽きる流星を宇宙から見ると、間に濃い大気が無い分、むしろ明るく見えるのだろうか。
 
 
  

クロスする人工衛星とISSとフクロウと

 
 
 気晴らしに森に出かけた午前3時過ぎ、ぼけーっと空を見ていると、天頂のペガサス座に北から接近する人工衛星。
 
 ∧∧ おや、ちょうど南からも
(‥ )
 ‐( ‥)天頂でくろーすっ!
 
 南から北へ、北から南へ、片方は一瞬だけぴかっと光るように増光した。たぶん、なにかの部品が光を反射したんだろう。
 
 そうこうしているうちにずっと明るい人工衛星が飛んできた。極大時の金星ほどではないけども、それに匹敵する、明るく金色に輝く物体。
 
    *・・・・
 
 ∧∧ 国際宇宙ステーション、ですか
( ‥)
 ‐( ‥)だろうね、あんな明るい
      人工天体は他にないし
 
 北北西からほぼ天頂のペガサス座を貫いて南南東へ。時刻は午前3時29分、場所は神奈川の中央。
 
 明け方近い空なので、色々な人工衛星が飛んでいく
 
     *・・
   *・・
 ∧∧ 今度は二つで飛んでいきます
( ‥)
 ‐( ‥)たまたまかね?
      必然かね?
 
 二つは北北東から南南東へ
 
 帰り際、森からゲアー、ゲアアー、とフクロウの鳴き声が聞こえた。
 
 ∧∧ 正体を知るとかわいいもんですよ
(‥ )
 ‐( ‥)昔、深夜の森で聞いた時は
     びっくり仰天したもんだがな
 
 夜空と木立を音も無く舞う小さなまるっこいシルエットを見た後では、あんなちいちゃな体で声を張り上げて鳴いているのかと思うと、なんとも思うところがある。
 
 キャプションを書いて、データを相手に送信したら、もうすっかり朝だ。
 
 

闇のスペクトル

 
 イラストを一枚描き終える







 
 ∧∧
(‥ )結局、1日がかりでしたね
\‐ 
 
  (‥ )まいったね、こんなの
      本当はちゃちゃっと
      描かないといけないの
      だけどね
 
 ああ、なんだろう、妙に疲れた感じ。最近、ひどく眠いし、甘いものが欲しいし、しょっぱいものが欲しい。 
 
 ∧∧
( ‥)...単に塩分の補給が喪失に
    追いついていないだけじゃね?
 
  ( ‥)なんかだらだら起きて
    ‐□ だらだら仕事して、
       きっと俺の人生も
       だらだらしながら
       ぱたっと終わるの
       だろうなあ。
 
 ∧∧
( ‥)あなたいつも、
    仕事を終えるたびに
    こうやって人生を
    終えるのかなー
    とかしょうもないことを
    考えてますよね。
 
  (‥ )仕事ばかりしてきた老人が
      死にたくないって言うのを
      聞いた時にぞっとしたよ
      では、今までしてきた
      仕事は何だったのか? と
 
 仕事をずっと続けてきた人が言ったのは、まだやり残した仕事があるんだ、ではなかった、死にたくない、だった。では、あの人にとって仕事とは一体全体なんだったのか?
 
 ∧∧
( ‥)他人は他人、自分は自分
    どうでも良いことじゃ
    ないですか
 
  ( ‥)自分の人生が無意味と
    ‐□ 知ればやるべきことは
      おのずと分かる。
  
 だが、自分の人生には意味がある。俺様を見てくれ! みんな僕を見てよ! ねえ、私には価値があるでしょう?? と叫んだら一体全体どうなるか?
 
 破滅だ。
 
 ∧∧
( ‥)あなたはそれが恐ろしくて
    たまらないと
 
  (‥ )命は存在それ自体が
      無意味なのだ。
      だがね、僕ら人類は
      祖先が社会性のサルに
      なった時、
      ありもしない自分の価値を
      ひたすら叫び、愛を求め、
      己の価値と自分を探すはめに
      なったのだ。
      無様だろう?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、呪いだね
 
  ( ‥)馬鹿ヅラ下げた老人どもが
    ‐□ 幸せと理想を吹聴するのも
      気持ちは分かるね。
 
 社会をよくしたいだって? 嘘をつくんじゃあない。お前を肯定し、愛して欲しいだけじゃないか。
 
 ああ、分かるぞ、ありもしない自分の価値に眼をむける勇気がないなら、嘘をつくしかないからなあ。社会のためだと偽善の衣をかぶるしかないからなあ。
 
 気持ちは分かる。だがしかし、それはあまりに無様で、そんな姿を見るのはごめん被りたい。
 
 ともあれ、
 
   (‥ )塩キャラメルって
    °‐  意外とおいしいね

 ∧∧
( ‥)塩分と糖分、補給して
    くださいよ。
 
 



2013年8月5日月曜日

ただ無意味に生きて無意味に死ぬ

 
 
 hilihiliのhilihili: 隊伍を組むゾンビは脅威ではないの続き
 
 ∧∧
( ‥)社会をあるべき姿に変える
 
  ( ‥)人生に結論を出した
    ‐□ 老人たち、つまり
      あきらめた死体たちの
      たわ言だよ。
 
 完成させよう。
 
 それは死んだのだ。
 
 老いて体力もなく、もうこれでいいやと完成を目指す。いや、実際のところそれは完成ではない。もう変える力がない。歩く能力がない。つまり諦めて死んだだけなのだ。
 
 ∧∧
(‥ )死は確かに完成ですからね
\‐  もう変りようが無いという
    意味では完成でしょう。
 
  (‥ )無様なもんだ。
      自分の人生に価値があると
      思うから、体力を失い
      変えることもできず、
      ただ逃げて崩壊するだけの
      自分を、完成だと見なして
      金メッキで飾り立てるのだ
 
 人生の最後が完成などという嘘っぱちになる。
 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  (‥ )人生にはまったく
      なんの意味もない。
      そのことを知らしめねば
      ならないね。
 
 そうだ、ただ無意味に生きて無意味に死ぬ。意義も意味もなくただ死ぬ。そうでなければならぬ。そうでないと前に進むことなど出来ない。
 
 
 

隊伍を組むゾンビは脅威ではない

 
 漫画を規制しよう。
 徴兵制で若者を鍛えよう
 道徳で命の尊さを教えよう
 公共精神を学ばせよう
 食育、あるいは親学を普及しよう
 
 ∧∧
( ‥)全部、社会の老いだと
 
  (‥ )こういうのは
      社会の小じわと
      見るべきだね
 
 人間、老いると神経やホルモンの有様が変わるのか、あるいはそもそも体力が無くなったせいなのか、逃げに走る。
 
 理想というのは”これが良い”という主張であって、可能性を閉じている。それはおいぼれて歩けなくなった人間が考える逃げだ。
 
 ∧∧
( ‥)自分が考えた理想に
    世界をあわせようとする
 
  ( ‥)それではね、
    ‐□ もう駄目なんだよ
 
 お前らもう死んだんだよ。
 
 あるべき姿、あるべき形、あるべき答え、自分の考えたあるべき道にみんなが従うべきだ。

 こういう痛い事を平気で大声で、恥ずかし気もなく叫んでしまう時点で死んだのだ。
 
 お前たちはもう、ただの歩く死体だ。
 
 ∧∧
( ‥)でも、ゾンビではない
 
  (‥ )動く死体=ゾンビなら
      連中もゾンビではあるな
 
 問題は、あるべき姿、と言っている時点で、それはすなわち、”皆で隊伍を組み、ある方向へ歩こう”という提案に等しい。ここに問題が隠れている。
 
 ∧∧
( ‥)ゾンビが恐ろしいのは
    無限の体力を持ち、
    補給の必要なく数を増大させ、
    数と体力であらゆる可能性を
    しらみつぶしに確かめる点に
    ある。
 
  (‥ )だから知性がなくとも、
      迷路を通り抜け、
      障害物を乗り越え、
      経路を発見し、
      防衛ラインを突破するのだ
 
 だが、もしここで、ゾンビが隊伍を組み、整然と歩き出したらどうなるか?
 
 ∧∧
( ‥)脅威は半減、あるいは
    それ以下ですか
 
  (‥ )そんなもの、
      行進しているその方向に
      障害物を置けばいいからな
 
 地雷、鉄条網、バリケード、機関銃、なんでもいいけど、進路の先を袋小路にし、備えて構えて使って、殺して殺して殺しまくればいい。隊伍を組んで馬鹿正直に一本線で行進してくるのだ、正面突破と言えば聞こえは良いが、そんなものを防ぐなど、どうということはない。少なくともあっちこっち、勝手気ままに動き回られるよりはやりやすいだろう。
 
 整然たるゾンビは確かに危険ではあるが脅威足り得ない。
 
 ∧∧
(‥ )若者や社会をひとつの
\‐  理想に押し込めようとするのは
    例えるなら最良のクローンだけ
    にして集団を均一化させて
    しまおうってことですからね
 
  (‥ )あの連中、老いて理想に
      逃げた連中はな、
      ランダムに無秩序に動く
      ゾンビを見て、
      絶望した連中なのだ。
 
 ああ、ほら、そこの角を曲がればいいのに。ああそこのマンホールから人間が脱出しようとしている!! ほら、後ろ、後ろ。
 
 そういうもろもろの事態を見て、ええいっ、まどろっこしい、みんな俺様に従え!!  そうすれば問題解決だ。そう思い込んだ哀れな連中だ。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、俺様の後につづけ!
    隊伍を組んで行軍するべし、
    さすればすべては解決だ
    そうもくろんでいると
 
  (‥ )だがしかし、
      現状最適なクローンは
      それゆえにこそ
      新しい状況や新しい敵の
      出現に対抗できないのだ
 
 仮にそれが今では最適解でも、状況自体が組み変われば最適でもなんでもなくなる。
 
 仮にその方向へいくことが現状、最適でも、隊伍を組んで歩き出したと見れば、相手は対応するんである。むしろ楽に対応できる。
 
 ∧∧
( ‥)そして全員が最適解であったが
    ゆえに、次の瞬間、全員が
    最悪解になってしまうと
 
  (‥ )要するに全滅だ。
 
 だが、ゾンビが本来あるようにランダムだったら? 
 
 もうこうなるとどうにもならない。
 
 知性のある人間があらゆる可能性をあらかじめ阻止しても、訳分からんところから侵入してくる。なんといっても本来的な意味においてゾンビには知性がない。知性的な予測なんかでは予測不可能なところから侵入してくるは必然。
 
 ∧∧
(‥ )数と体力、そして馬鹿でアホで
\‐  でたらめでランダム、これが
    勝利の鍵であると。
 
  (‥ )そういう意味ではね、
      あるべき社会にしよう
      そう言っている連中は
      歩く死体ではあるが
      ゾンビではないなあ。
 
 あるいはこう。同じ歩く死体ではあるが、集団で解を探索する演算装置、という存在ではない。
 
 ∧∧
( ‥)知性を持つ、ゾンビですか
 
  (‥ )ゾンビに知性があったら
      そんなもの脅威でも
      なんでもないからな。
      ただのゴミかすだよ
 
 老いというのは悲しい。知性だけが残って何も出来ない。
 
 ∧∧
( ‥)つまり知性とは
 
  (‥ )知性ってのは能無しだ
      そういうことだね。
 
 知性だけ残っても、それでは何にもならん。
 
 知性に逃げて己がゾンビであることを否定した時、破滅が待っている。
      
    

では冬が来る前にこの夏を満喫しよう

 
 午前2時を回ったところで広場へ向かう。
 
 ∧∧ 今日は比較的晴れてます
( ‥)
 ‐( ‥)気のせいかな、
     体の熱もすみやかに
     空へ逃げていくようだ
 
 *理屈の上では放射冷却するので、熱のこもりや、暑さに対する不快感などが、晴れと曇りとでは違うだろうし、感覚としてそれを感じる。という意味。
 
 いったん場所を変えて空を眺めていると、ペガサス座の四辺形をかすめるように人工衛星が南から北へ飛んでいった。ついたり消えたり。明るい時はペガサス座の四辺形の星ぐらい、多分、2等星ほど、暗い時はまったく見えない。ついたり消えたり、だいたい1〜2秒の間で規則正しく繰り返す。
 
      *・・・・
 
 ∧∧ なんかホタルみたいですね
( ‥)
 ‐( ‥)回転してるのかな?
     それにしてもここまで極端に
     減光、増光するとは
     どういう状況なんだろうね
 
 もう一度、広場に戻ってみると、木星が東の空に輝き、オリオン座がはっきりと見えた。
 
   冬が地平線の向こうに
 ∧∧ 見え始めました
(‥ )
 ‐( ‥)では、冬がくる前に、
      この暑い夏を満喫しよう
      ではないか
 
 帰り際にも人工衛星を見たけども、人類はずいぶんたくさんの月を打ち上げたものである。
 
    

2013年8月4日日曜日

黒砂糖トラップと木星と冬の星座と

 

 昨晩、森を歩いているとある場所で猛烈な発酵臭がした。強烈なイーストの匂い。
 
 ∧∧ なんでしょう?
(‥ )
 ‐( ‥)なんだろね? 
      伐採した樹から流れ出た
      樹液が猛烈に発酵しても
      こんな匂いには
      ならないよな?
 
 明けて、そして日が暮れて、夕暮れの森をいくと、別の場所だけども、同じような猛烈な発酵臭がした。見てみると、そこにあるのは樹にぶら下げられたストッキング。
 
 ∧∧ ああ、トラップですね
( ‥)
 ‐( ‥)日本酒、イースト、黒砂糖
      バナナだったっけ?
      ストッキングにいれて
      カブトムシをおびき寄せる
      というやつだね。
 
 夕暮れの中、トラップにひしひしと集まって発酵物をなめているのはカナブンたちだった。
 
 そして日付も変わって間もなく朝がくる午前3:30。今度は森を抜けて広場へ出る。
 
 天頂にはペガサス座が見えた。
 
 ∧∧
(‥ )お星さまのお話をするのは
    ずいぶん、ひさしぶりですよ
 
  (‥ )神奈川の空は基本的に
      ずーっと曇っていてなあ
      今年の夏は猛烈な暑さや
      強烈な湿気、
      梅雨を思わせる天候不順
      蒸し暑さ、
      星を見るには
      向いていないね
 
 北に見える明るい星はカペラだろう、そして東の空に昇って雲間から見えるのは昴、つまりプレアデス星団だ。下の赤い星は牡牛座のアルデバランだし、そのさらに下の星はひょっとしたらオリオン座のベテルギウスかもしれない。
 
 ∧∧
(‥ )さすがに雲が流れていて
    よく分かりませんね。
 
  (‥ )とはいえあれだね、
      もう明け方の空には
      冬の星座が見えているって
      ことは分かるよね。
 
 雲の間から時々、細い三日月が見えた。そのやや北側に明るい星があったが、これは木星だろう(帰ってから望遠鏡で確認済み)。
 
 ∧∧
( ‥)先日は夕方に明るい星が
    西空にありましたが、あれは
    金星ですね
 
  (‥ )明け方の東の空から消えて
      しばらくぶりの金星だね
      もっと空が晴れてくれると
      嬉しいのだけどねえ。
 
 広場からの帰り際、夕刻に見たトラップを照らしてみると、雄と雌のカブトムシ、コメツキムシなどがたかっていた。まだ暗く、ヒグラシが鳴き始める前に公園を出た。
 
 

2013年8月3日土曜日

ゾンビは健脚、賢者は残骸

 
 頭が良いやつはすぐに絶望する。
 
 ∧∧
( ‥)なぜでしょうね?
 
  (‥ )頭で考えてばかりで、
      足で稼ぐってこと
      忘れているんだろうな
 
 ∧∧
( ‥)ゾンビは無限の体力が
    あるから知性のある人に勝つ
    考えてみればゾンビさんって
    健脚なんですね
 
  ( ‥)記事は足で書くものだ
    ‐□ そう言われたもんだ。
 
 最近の頭いい人や、あるいはジャーナリストは足で書くということをしないようである。
 
 いや、そうではない。多分、最初からそうだったのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)もし最初は足で書く事が
    普通だった、というのなら、
    わざわざ、”足で書け”なんて
    言いませんからね。
    言うってことは
    言わなきゃやらない、という
    ことですから。
 
  ( ‥)しかもさ、人間は
    ‐□ 無限の体力があるわけじゃ
      ないんだよな。
 
 数と無限大の体力を誇って押し寄せてくるゾンビのようなわけには、なかなかいかない。
 
 ∧∧
(‥ )勢い、判断が必要になるけど
\‐  判断する基準が
    価値観や倫理観そのものだと
    判断そのものの意味が
    担保されなくなる。
 
  (‥ )理念や道徳や宗教や
      マルクス主義は
      正しさを教えてくれるが
      正しさそれ自体が
      正しいのか、それを
      保証してはくれないからな
      ただの机上の空論だ。
      ここに賢い人間が
      はまる落とし穴があるよね
 
 
 足で稼ぎ、足で書く。もしそれが出来るのなら理念や道徳や宗教やマルクス主義をあっさりと踏み越えることが出来る。その時、人はただの歩く死体ではなく、手数で演算して解を探す者、つまりゾンビの近似値になることが可能だ。知能が無くとも解を探せるだろう。
 
 だが、歩かず、動かず、調べず、しかし頭が良いとなったら、多分、どこまでも真理の底へと堕落し落ちていくだろう。真理は正しさを教えてくれるが、正しさそれ自体の正しさは教えてくれぬ。真理に堕落した人は、己の正しさだけを標榜し、それを理解できない愚民だらけの世界を呪い、周囲を馬鹿にしてあざけるだけの老人に成り果てて、しかし一向に何もしないだろう。
 
 そんな賢い人間とやらは、実際にはもう死んでいるのに気づいていない動く死体だ。ゾンビとは別の意味でゾンビ状態。だが、こういう賢者は意外とごろごろいる。
     
 
 

ゾンビ民主制

 
 
 食べる必要も飲む必要もないゾンビは、知能が無くとも必ず迷路を突破してくる。
 
 ∧∧
( ‥)数が多くて、活動時間に
    制限が無い場合、
    でたらめな行動でも
    正解を発見できる。
 
  (‥ )おかしなものだよな
 
 ゾンビ映画を見て怖い、と思うのは彼らが補給を必要としない無限の体力を持ち、なおかつ数を誇っているからだ。
 
 見ている人はみんな分かっているはずなんである。つまり、数と体力は知性を圧倒できると。

 ∧∧
( ‥)ところが、いざ進化の話に
    なると、生物は神様とか
    デザイナーさんが作ったとか
    あるいは生物は目的に
    沿って進化するんだ、とか
    言い出す。
 
  (‥ )おかしなものよ。
      ついさっきまで
      数と体力で知性が
      ねじ伏せられる有様を
      見ていたはずではないか
 
 でも、これ、考えてみれば進化の話に限らない。
 
 ∧∧
( ‥)例えば政治の話がそうだと?
 
  (‥ )アメリカを見て日本の政治の
      欠点をあげつらって
      失望する人多いけど
      実際には、アメリカって
      やってること
      支離滅裂だろ?
 
 日本を武装解除して憲法9条だーと言っていたのに、ソヴィエトロシアや中国共産党の躍進に慌てて自衛隊をつくらせたり、民主党の時は外に消極的で、共和党に戻れば、こりゃいかん、と打って出て、それで損害を被って民主党に...

 
 ∧∧
( ‥)そんなとこいっちゃいかんと
    誰もが言っていたイラクに
    攻め込んで、泥沼状態に
    陥ったりね。
 
  ( ‥)やってることめちゃくちゃ
    ‐□ なんだよな。だけど
       体力があるから
       敗北らしい敗北を
       したことがない。
 
 たぶん、意地悪な言い方をするとあれなのだ。体力があると、失敗しても破滅しないし立て直して対応できるから、それで結果的に頭が良いように見えただけなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカは経験自体は
\‐   あるから、そういう意味では
     組織はしっかりしている
     わけですけども
 
  (‥ )体力あってこその経験と
      蓄積よ。体力なかったら
      経験を蓄積することすら
      出来ないからね。
 
 体力がない組織は失敗したらそれでおしまい。それっきりだ。
 
 *一応書いておくと、金のない個人も同じ、一回失敗したらそれっきりである。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも政治に絶望している人は
\‐   多いですよ。
     有権者は馬鹿だ
     馬鹿な有権者が選んだ
     馬鹿な政治家しかいないと
 
  (‥ )つまり有権者が賢かったら
      ちゃんと機能するはずだ、
      そういう主張だよね、それ
 
 思うに本当に、”賢くないと動かない”、というのなら、それは、そんな仕組みが悪いだろう。
 
 これも考えてみればおかしな話である。賢くないと動かせない製品を売ったら、普通、批判されるのは使用者ではなく販売者のはずなんだが、政治と理念の話ではどういうわけか逆になる。
 
 ∧∧
( ‥)でも、実際には体力さえあれば
    民主制は機能するように
    出来ていると。
 
  (‥ )投票する。当選する。
      実行する。
      その結果、落選する。
      あるいは当選する。
      この過程において知能が
      役割を果たす場面なんて
      どこにもないからね。
 
 せいぜい、腹が減った、とか、こいつの時はお腹が膨れた、とか、そんな程度の感覚さえあれば良いのだ。民主制において理念も知性も必要ない。そこにあるのは法律で有権者を殺す政治家と、投票で政治家を殺す有権者による緩慢な殺し合いだけである。民主主義とは死合いと見つけたり。
 
 ∧∧
( ‥)必要なのは
 
  (‥ )単純に体力だよね
      とりあえずやらせてみた
      民主党の三年間だって、
      体力の無い国ならあれで
      ジ・エンドだったからな
 
 必要なのは体力だ。理念だ知性だのどうでもよい。そしていつも思う事だけども、頭が良い奴はすぐに絶望する。
 
 
 
 
 
 

2013年8月2日金曜日

過去の栄光にすがる人

 
昨日からアパートの壁に張り付いていたキアゲハの幼虫は、いつのまにやら蛹になっていた。

 












 
 ∧∧
(‥ )さっき見た時はまだ
°    芋虫さんでしたよね
 
  (‥ )ちょっと眼を離していたら
      あっという間だな。
 
 さて
 
 「プルタークの英雄伝」岩波文庫版、第五巻、フィロポイメーン編
 
 アレクサンドロス大王が死んですでに100年が過ぎた時代、ギリシャ本土の人。紀元前223年で30歳だったらしい。
 
 ∧∧
(‥ )アカイア同盟の将軍で
\‐   軍隊を改革しているんですね
     短い槍から長い槍、
     長い盾から円く小さな盾へ
     武装を変えて、
     部隊編成も変えている、
     そういう記述ですね
 
  (‥ )文脈からすると、それまで
      漫然と並んでいたのを
      個々の部隊にまとめて
      それをさらに並べる、
      そう読めるかなあ
 
 ∧∧
( ‥)単純にいうと、これ、
    マケドニアのファランクスの
    ぱくりでしょ?
 
  (‥ )そう見えるね。
 
 しかし、ぱくるにしても、そのマケドニアに破れてから、この時点ですでに100年経ってる。
 
 ∧∧
(‥ )英雄伝の第十巻に出てくる
\‐  都市スパルタの王、
    クレオメネースさんも
    この頃の人ですよね
    というか、
    フィロポイメーンさんと
    戦っていると。
    そしてどうもやはり
    このスパルタ王も
    ファランクスの
    ぱくりをしているらしい
 
  (‥ )負けて100年経ってから
      ぱくるってどういう状況
      なのか理解しがたいものが
      あるけどな
 
 あるいは大王が死んでから、ずっとヘレニズムの諸列強が干渉してくるので、どうにもならなかったということなのか。
 
 ∧∧
( ‥)あるいは
 
  (‥ )あるいは単に過去の栄光に
      縛られて、そこから脱却
      できなかっただけなのか。
 
 フィロポイメーン編にはこんな場面がある。戦勝したフィロポイメーンが劇場に入ってきたところ、ちょうどその時、「ペルシャの人々」とかいうのが演じられていて、「ギリシャのために輝かしく偉大な自由の飾りを仕上げて」と歌いだしたところ。人々は戦勝した兵士と指揮官の姿を見て、歌われる時代に想いを馳せ、喜びのあまり拍手を送ったという。
 
 ∧∧
( ‥)でも、遠征してきた
    大ペルシャ帝国を
    打ち負かしたのって、
    この時代からすればもう
    250年は前の話ですよね?
 
  ( ‥)あれはギリシャが勝った、
      というよりはペルシャが
      ミスをして撤退した、
      という戦いなんだよね。
 
 ようするにまぐれ勝ちだ。
 
 しかもそれからさらに250年。歌われる栄光は凍り付いたままだが、現実世界においては戦争の技術が向上し、新たな軍隊が編成され、戦争で食っていくプロの傭兵たちが戦場を駆け回り、攻城戦に大規模な機械類が使われるようになった、そんな時代。
 
 ∧∧
( ‥)悲惨、であると
 
  (‥ )まぐれ勝ちした過去の
      栄光にとらわれたまま
      諸列強に対抗できず
      100年経ってから敵の
      技術をまねしはじめたが
      すでに絶望的に時代遅れ
      しかも西からは
      最強のローマが
      やってくる。
      これを悲惨と呼ばずに
      なんと言えばいい?
 
 
 

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